NCAAトーナメント

全米バスケの大イベント!【2002年】NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)を紹介

こんにちは!

NBA好きブロガーのおしょうサンドです。

 

NBAの沼にハマっている皆さん。

どこかのタイミングで「NCAAディビジョンⅠ男子バスケットボールトーナメント( NCAA Division I Men's Basketball Tournament)」という言葉を耳にしたことはないでしょうか?

 

別名”マーチ・マッドネス(March Madness=3月の熱狂)”や”ビック・ダンス(Big Dance)”とも呼ばれるその大会は、アメリカ全土を巻き込んだカレッジバスケの大イベント。

NCAA(全米大学体育協会)ディビジョンIというリーグに所属する米大学68校(2024年8月時点)が、毎年3月から4月にかけてシングルエリミネーション方式(敗者復活戦 のない勝ち抜きトーナメント戦)でぶつかり合います。

アメリカにおけるその人気は凄まじく、NBAのプレイオフにも引けを取らないほど。

 

NCAAディビジョンⅠ男子バスケットボールトーナメントで活躍した選手の多くは翌年NBAドラフトにてNBA入りをしてきますから、当然興味があるという方が多いと思います。

ただ、NBAを追いながらカレッジバスケを知るというのもなかなか大変ですよね!

 

そこで当サイトでは、NCAAディビジョンⅠ男子バスケットボールトーナメントをシーズンごとにまとめていくことにしました。

今回ご紹介するのは「2002年のNCAA男子バスケットボールトーナメント」。

 

2002年3月12日から2002年4月1日にかけて行われたトーナメントでは、メリーランド大学カレッジパーク校がインディアナ大学ブルーミントン校を64-52で破り、大学史上初となるカレッジ全米チャンピオンに輝きました。

そんな幕切れとなった2002年のNCAA男子バスケットボールトーナメントは、どんな大会だったのでしょうか?

 

そもそも「NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)とはなんなのか?」、「なぜそんなに盛り上がるのか?」についてもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!

それではティップオフ!!

 

目次

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)2002年:プレイイン・ゲーム

まず、NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)2002年におけるプレイイン・ゲームについてご紹介していきます。

NCAAトーナメントにおける”プレイイン・ゲーム”とは、簡単に言うと「出場校をトーナメントがしやすい64校(16校×4グループ)まで数を絞るために行われる最初の試合」のこと。

歴史的なルールの変遷については後にご紹介しますが、2002年時点では65校を64校に絞るための戦いとなりました。

試合を行なったのは、選考委員会が作成したランキングにおいて64位と65位に位置付けられた「シエナ大学」と「アルコーン州立大学」。

 

行われた試合の詳細は以下の通りです。

 

【NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)2002年:プレイイン・ゲーム】

場所:オハイオ州デイトン

日時:2002年3月12日

試合結果:シエナ大学 81-77 アルコーン州立大学

 

プレイイン・ゲームの勝者となったシエナ大学は東部地区の第16シードとして本戦出場を果たしています。

しかし、1回戦で戦うのは同地区(東部地区)第1シードの超強豪「メリーランド大学」ですから、トーナメントを勝ち進むのは至難の技と言えるでしょう。

 

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)2002年:東部地区

続いて、NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)2002年の本戦について見ていきましょう!

NCAA男子バスケットボールトーナメントの本戦は、出場する64校を「東部地区」、「中西部地区」、「南部地区」、「西武地区」の4地区に振り分け、地区ごとにトーナメントを行う形で進行していきます。

 

そこで、まずは「東部地区」のトーナメント日程および組み合わせについて見ていきましょう!

 

日程

2002年NCAA男子バスケットボールトーナメントの東部地区は以下の日程と場所で開催されました。

 

試合 日程 場所
1回戦 第1試合、第2試合 3月14日 -
第3試合、第4試合 3月14日 -
第5試合、第6試合、第7試合、第8試合 3月15日 -
2回戦 第1試合 3月16日 -
第2試合 3月16日 -
第3試合、第4試合 3月17日 -
地区準決勝 - 3月22日 キャリア・ドーム
地区決勝 - 3月24日 キャリア・ドーム

※表は左にスクロールすることが可能です。

 

組み合わせ

続いて、2002年NCAA男子バスケットボールトーナメントでの東部地区の各試合の組み合わせと、試合の勝敗をまとめていきます。

第1シードとして出場したメリーランド大学が東部地区優勝を果たしています。

 

勝者 スコア 敗者
1回戦 メリーランド大学 85-70 シエナ大学
ウィスコンシン大学 80-70 セントジョンズ大学
タルサ大学 71-69 マルケット大学
ケンタッキー大学 83-68 バルパライソ大学
サウスイリノイ大学 76-68 テキサス工科大学
ジョージア大学 85-68 マレー州立大学
ノースカロライナ州立大学 69-58 ミシガン州立大学
コネチカット大学 78-67 ハンプトン大学
2回戦 メリーランド大学 87-57 ウィスコンシン大学
ケンタッキー大学 87-82 タルサ大学
サウスイリノイ大学 77-75 ジョージア大学
コネチカット大学 77-74 ノースカロライナ州立大学
地区準決勝(ベスト16) メリーランド大学 78-68 ケンタッキー大学
コネチカット大学 71-59 サウスイリノイ大学
地区決勝(ベスト8) メリーランド大学 90-82 コネチカット大学

※表は左にスクロールすることが可能です。

 

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)2002年:中西部地区

次に、「中西部地区」のトーナメント日程および組み合わせについて見ていきます。

 

日程

2002年NCAA男子バスケットボールトーナメントの中西部地区は以下の日程と場所で開催されました。

 

試合 日程 場所
1回戦 第1試合、第2試合、第5試合、第6試合 3月14日 -
第3試合、第4試合 3月15日 -
第7試合、第8試合 3月15日 -
2回戦 第1試合、第3試合 3月16日 -
第2試合 3月17日 -
第4試合 3月17日 -
地区準決勝 - 3月22日 コール・センター
地区決勝 - 3月24日 コール・センター

※表は左にスクロールすることが可能です。

 

組み合わせ

続いて、2002年NCAA男子バスケットボールトーナメントでの中西部地区の各試合の組み合わせと、試合の勝敗をまとめていきます。

第1シードとして出場したカンザス大学が中西部地区優勝を果たしています。

 

勝者 スコア 敗者
1回戦 - - -
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- - -
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2回戦 - - -
- - -
- - -
- - -
地区準決勝(ベスト16) - - -
- - -
地区決勝(ベスト8) - - -

※表は左にスクロールすることが可能です。

 

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)2002年:南部地区

続いて、「南部地区」のトーナメント日程および組み合わせについて見ていきます。

 

日程

2002年NCAA男子バスケットボールトーナメントの南部地区は以下の日程と場所で開催されました。

 

試合 日程 場所
1回戦 第1試合、第2試合、第7試合、第8試合 3月14日 -
第3試合、第4試合 3月15日 -
第5試合、第6試合 3月15日 -
2回戦 第1試合、第4試合 3月16日 -
第2試合 3月17日 -
第3試合 3月17日 -
地区準決勝 - 3月21日 ラップ・アリーナ
地区決勝 - 3月23日 ラップ・アリーナ

※表は左にスクロールすることが可能です。

 

組み合わせ

続いて、2002年NCAA男子バスケットボールトーナメントでの南部地区の各試合の組み合わせと、試合の勝敗をまとめていきます。

第5シードとして出場したインディアナ大学が南部地区優勝を果たしています。

 

勝者 スコア 敗者
1回戦 - - -
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- - -
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2回戦 - - -
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- - -
地区準決勝(ベスト16) - - -
- - -
地区決勝(ベスト8) - - -

※表は左にスクロールすることが可能です。

 

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)2002年:西部地区

最後に、「西部地区」のトーナメント日程および組み合わせについて見ていきます。

 

日程

2002年NCAA男子バスケットボールトーナメントの西部地区は以下の日程と場所で開催されました。

 

試合 日程 場所
1回戦 第1試合、第2試合 3月14日 -
第3試合、第4試合 3月14日 -
第5試合、第6試合、第7試合、第8試合 3月15日 -
2回戦 第1試合 3月16日 -
第2試合 3月16日 -
第3試合、第4試合 3月17日 -
地区準決勝 - 3月21日 コンパック・センター
地区決勝 - 3月23日 コンパック・センター

※表は左にスクロールすることが可能です。

 

組み合わせ

続いて、2002年NCAA男子バスケットボールトーナメントでの西部地区の各試合の組み合わせと、試合の勝敗をまとめていきます。

第2シードとして出場したオクラホマ大学が西部地区優勝を果たしています。

 

勝者 スコア 敗者
1回戦 - - -
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2回戦 - - -
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- - -
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地区準決勝(ベスト16) - - -
- - -
地区決勝(ベスト8) - - -

※表は左にスクロールすることが可能です。

 

NCAA男子バスケットボールトーナメント
(マーチ・マッドネス)2002年:
ファイナルフォー

さて、ここまで4つの地区トーナメントの結果をご紹介してきました。

ここからはいよいよこの年の優勝校を決める準決勝、決勝の結果をご紹介していきます。

あとで解説しますが、NCAA男子バスケットボールトーナメントではラウンドごとに特有の用語が用いられる風習があるんですよ!

 

NCAA男子バスケットボールトーナメントにおいて、各地区を制覇した4校を総称して「ファイナルフォー」と呼びます。

俗に言う”ベスト4”ですね!

 

結果的に、2002年NCAA男子バスケットボールトーナメントは東部地区優勝校のメリーランド大学が優勝を果たしました。

ファイナルフォーとなった4校により行われた準決勝や決勝の結果は、以下のようになりました。

 

【2002年NCAA男子バスケットボールトーナメント準決勝】

場所:ジョージアドーム(ジョージア州アトランタ)

日時:2002年3月30日

勝者 スコア 敗者
メリーランド大学(東部地区優勝校) 97-88 カンザス大学(中西部地区優勝校)
インディアナ大学(南部地区優勝校) 73-64 オクラホマ大学(西部地区優勝校)

※表は左にスクロール可能です。

 

【2002年NCAA男子バスケットボールトーナメント決勝】

場所:ジョージアドーム(ジョージア州アトランタ)

日時:2002年4月1日

勝者 スコア 敗者
メリーランド大学(東部地区優勝校) 64-52 インディアナ大学(南部地区優勝校)

※表は左にスクロール可能です。

 

NCAA男子バスケットボールトーナメントの概要:マーチ・マッドネスとは?

ここまで2002年のNCAA男子バスケットボールトーナメントについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事を読んでくださっている方の中にはNCAAを最近見始めたと言う方もいらっしゃると思いますので、ここで「NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)」とは何か?についても詳しくご説明しようと思います!

 

後ほど詳しく説明しますが、簡単に言うと「NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)」とは、アメリカ大学バスケのそのシーズンの頂点を決めるトーナメントのことです。

近年は女子バスケットボールの人気も上昇しており、男女のトーナメントを合わせて”マーチ・マッドネス”と呼びますが、少し前まではマーチ・マッドネスは男子のNCAAバスケットボールトーナメントを指す用語でした。

 

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)に出場できるのは、全米にある32のカンファレンスと呼ばれるリーグ内で行われたトーナメントの優勝校32校と、選定委員会という組織に選ばれた”一般選出”の36校の計68校のみ。

しかも、シングル・エリミネーショントーナメント方式という負けたら即終了のルールで優勝争いをするわけです。

全米最高レベルの実力を持つ猛者たちが1発勝負の戦いを繰り広げるわけですから、熱狂的なファンがつくのもうなづけますよね!

 

ここからはNCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)を理解するべく、NCAAというリーグの仕組みとNCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)についてより詳しく解説していきます。

 

”NCAA”とは?

まずは”NCAA”とは何か?について解説していきましょう。

 

アメリカの大学スポーツは「大学体育協会」と呼ばれる組織の管理のもと運営されています。

日本で言うと、インターハイを運営する「全国高等学校体育連盟」のようなものでしょうか。

少し特殊ですよね。

 

そして驚くことに、この「大学体育協会」はアメリカ国内に複数存在します。

大学側は学長や運動局局長(アスレチックディレクター)の方針のもと、どこの大学体育協会運営するリーグに所属するかを選択することがでできるんですよ!

主な大学体育協会をいくつかご紹介しましょう!

 

 略称 日本語名称 説明
NCAA(National Collegiate Athletic Association) 全米大学体育協会 アメリカ最大の大学体育協会
NAIA(National Association of Intercollegiate Athletics) - アメリカで最も長い歴史を持つ大学体育協会
NJCAA(National Junior College Athletic Association) 全米短期大学体育協会 主にコミュニティカレッジや短期大学を管轄する大学体育協会
CCCAA(California Community College Athletic Association) - カリフォルニア州独自の短大向け大学体育協会
NCCAA(National Christian College Athletic Association) 全米キリスト教大学体育協会 キリスト教系の大学を管轄する大学体育協会
USCAA(United States Collegiate Athletic Association) - アメリカ各地の小規模大学を中心とした大学体育協会

※表は左側にスクロールが可能です。

 

それぞれの協会がそれぞれの基準を設けて、参加大学同士で競い合う場を作っているというわけですね!

 

そして、今回フォーカスしている大学体育協会が「NCAA」です。

NCAAは”National Collegiate Athletic Association”の頭文字をとったもので、直訳すると「全米大学体育協会」となります。

 

アメリカ国内でのNCAAの立ち位置はまさに「アメリカ最大の大学体育協会」。

全米で最も多くの、そして国際的にも有名な大学が参加している協会が「NCAA」というわけです。

 

ディビジョンとは?

この記事の題材として扱っているのは、NCAAの中でも「ディビジョン1」と呼ばれる区分で行われている大会についてです。

ではこの”ディビジョン”とは何なのでしょうか?

詳しく見ていきましょう!

 

2024年8月現在、NCAAはディビジョン1〜3という3つの区分けで構成されています。

さらにディビジョンはカンファレンスと呼ばれる複数のグルーブの総称となっているんですよ!

 

NCAAにおけるカンファレンスとは、簡単にいうと大学同士のスポーツに関する取り決めや試合運営を取り仕切る大学連盟のことです。

基本的にアメリカのカレッジスポーツはこのカンファレンス単位でリーグ戦を行っています。

日本で言う「東京六大学野球連盟」などと同じ仕組みですね。

 

NCAAの場合、1つのカンファレンスが6〜16校で構成されています。

カンファレンスは大学単位で結ばれた連盟なので、通常1つの大学の部活はすべて同じカンファレンスに所属しますが、例外的に特定の部活だけが別のカンファレンスに所属することもあるそうですよ。

 

ディビジョン1〜3に所属するカンファレンス数および大学数は以下のとおりです。

ディビジョン カンファレンス数 所属する大学の数
ディビジョン1 32 約350
ディビジョン2 23 約300
ディビジョン3 43 約300

 

 

ディビジョンは大学の運動部にかける予算や運動部の数などの条件を満たすことで加入することができます。

ディビジョン1が最も条件が難しく、ディビジョン3が最も条件が優しく設定されているようです。

 

この条件設定があるため、自然とディビジョン1には生徒数が多く、金銭的にも余裕のある大規模な大学が集まる傾向にあるというわけです。

 

さらに、ディビジョン1の条件を満たした大学には13名、ディビジョン2の条件を満たした大学には10名分の奨学金枠の利用が許されるので、自然と有望な選手が進学しやすいという仕組みになっています。

ちなみに、ディビジョン3に属する大学には奨学金枠の利用が許されていません。

 

また、NCAAではディビジョンごとに出場できる年数や学力、プロとしてお金をもらった経歴がないことなどのプレーする選手への条件を設けています。

当然ディビジョン1が最も条件が厳しく、バスケットボールの実力があっても学力が基準を満たさない選手は試合に出場する資格が与えられません。

 

つまり、NCAAのディビジョン1で活躍する選手たちは平均以上の学力と全米トップクラスのバスケットボールの実力を兼ね備えた文武両道の選手たちばかりということですね!

 

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)とは?

それではいよいよ、NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)とは何か?について解説していきます。

NCAA男子バスケットボールトーナメントとは、”マーチ(=3月)・マッドネス(=狂乱)”と呼ばれるように、シーズン終了後の3月〜4月にかけて行われる、NCAAに所属する大学の頂点を決める大会です。

大会はディビジョンごとで同時期に行われていますが、”マーチ・マッドネス”といえば「ディビジョン1」の大会を指すそうですよ。

 

大会の形式は「シングル・エリミネーショントーナメント方式」。

負けたら即終了のトーナメントです。

 

トーナメント表は、選定委員会によって4つの地区に分けられて作成されます。

この「地区」への振り分けは第1シードのみ地理的な条件が考慮されますが、それ以外の大学は選定委員会の作成した大学ランキングをもとに単純に4分割され、第2シードから第16シードに割り当てられているそうですよ!

 

出場校が68校となった2011年以降では、トーナメントが始まる前にまず「ファーストフォー」と呼ばれる各地区の第16シードをかけた0回戦が行われます。

ファースト・フォーを行うのは、選定委員会が作成した大学ランキングの下位4校(64位〜68位)で2試合、それ以外の一般選出の大学のうちランキングの低い4校で2試合の計8試合が行われます。

 

その後は各地区ごとのトーナメントを2回戦ごとに会場を変えながら進行し、4月に行われる「ファイナルフォー(準決勝、決勝)」によって優勝校が決まるというわけです!

 

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)で使われる単語解説

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)には、この大会特有の単語が頻繁に使用されます。

NCAA男子バスケットボールトーナメントを知る上でこの単語の理解は欠かせませんので、簡単にご紹介しましょう!

 

ラウンド 呼び方 読み方
プレイイン First 4(four) ファーストフォー
1回戦 1st Round ファーストラウンド
2回戦 2nd Round セカンドラウンド
3回戦(ベスト16:地区準決勝) Sweet 16(sixteen) スウィートシックスティーン
4回戦(ベスト8:地区決勝) Elite 8(eight) エリートエイト
5回戦(ベスト4) Final 4(four) ファイナルフォー

※表は左方向へスクロールが可能です。

 

いかがですか?

特に「ファーストフォー」、「スウィートシックスティーン」、「エリートエイト」、「ファイナルフォー」の4つは聞き馴染みのない方が多いと思います。

 

これらの用語は”勝ち残っている大学の数”と用語の頭文字が同じになるよう作られた造語で、現地の実況や解説では当然のように使用されています。

例:Sweet 16(sixteen)

※ちなみに「スウィートシックスティーン」とは16歳の誕生日を迎えた女性を祝う言葉だそうですよ!

 

とってもおしゃれですよね!!

ファン同士の会話で使っていくと、玄人感が出るかもしれませんよ。笑

 

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)出場校の選定方法

続いて、NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)の出場校がどのようにして決まるのかを解説していきます!

 

NCAAは全米で最もレベルの高い大学バスケの大会です。

出場できるのは、32のカンファレンス内で行われたトーナメントの優勝校32校と、NCAAが任命する「選定委員会」という組織が選んだ”一般選出(アットラージとも言う)”の36校の計68校のみ。(2024年8月時点)

一般選出(アットラージ)には、シーズン成績をもとに選定委員会が作成した全米大学ランキングをもとに、トーナメント優勝を果たした32校を除いた上位36校が選出されます。

 

1999年まではディビジョン1に所属しているカンファレンス数が30だったことから、カンファレンストーナメントの優勝校30校と一般選出34校の計64校でトーナメントを行っていました。

しかし、2000年に新たなカンファレンスが設立され、出場校が65校になったことで、出場校の中でのランキング64位と65位の大学が戦う「オープニングラウンド」が行われるようになったそうです。

さらに、2011年に新たにもう1つのカンファレンスが設立されたのを機に出場校を68校まで増やし、残り4枠を争う「ファーストフォー」が始まりました。

 

今後もカンファレンス数の増減に伴い、トーナメントの仕組みや出場校数が変化していくかもしれませんね!

 

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)
歴代優勝校および決勝戦の結果

続いて、これまで行われたNCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)での決勝戦の結果をまとめてご紹介します。

表は左方向にスクロールすることが可能です。

 

シーズンごとのNCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)決勝戦の結果についてより詳しい情報を知りたいという方は以下の記事をご覧ください!

→決勝戦の結果のまとめ記事のリンクを掲載

 

【シーズン毎NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)決勝戦の結果】

回数 シーズン 開催日 優勝チーム(大学名) 優勝回数 スコア 準優勝チーム(大学名) 会場名(地名) 観客動員数
1 1938-39 1939年3月27日 オレゴン・ウェブフッツ(オレゴン大学) 初優勝 46-33 オハイオステート・バックアイズ(オハイオ州立大学) パッテン・ジムナシウム(イリノイ州エバンストン) 5,500人
2 1939-40 1940年3月30日 インディアナ・フージャーズ(インディアナ大学ブルーミントン校) 初優勝 60-42 カンザス・ジェイホークス(カンザス大学) ミュニシパル・オーディトリウム(ミズーリ州カンザスシティ) 10,000人
3 1940-41 1941年3月29日 ウィスコンシン・バジャーズ(ウィスコンシン大学マディソン校) 初優勝 39-34 ワシントンステート・クーガーズ(ワシントン州立大学) ミュニシパル・オーディトリウム(ミズーリ州カンザスシティ) 7,219人
4 1941-42 1942年3月28日 スタンフォード・インディアンス(スタンフォード大学) 初優勝 53-38 ダートマス・ビッググリーン(ダートマス大学) ミュニシパル・オーディトリウム(ミズーリ州カンザスシティ) 6,500人
5 1942-43 1943年3月30日 ワイオミング・カウボーイズ(ワイオミング大学) 初優勝 46-34 ジョージタウン・ホヤズ(ジョージタウン大学) マディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク州ニューヨーク) 13,300人
6 1943-44 1944年3月26日 ユタ・ユーツ(ユタ大学) 初優勝 42-40
(OT)
ダートマス・ビッググリーン(ダートマス大学) マディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク州ニューヨーク) 15,000人
7 1944-45 1945年3月27日 オクラホマA&Mアギーズ(オクラホマ農工大学) 初優勝 49-45 NYUバイオレッツ(ニューヨーク大学) マディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク州ニューヨーク) 18,035人
8 1945-46 1946年3月26日 オクラホマA&Mアギーズ(オクラホマ農工大学) 2年連続2回目 43-40 ノースカロライナ・ターヒールズ(ノースカロライナ大学チャペルヒル校) マディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク州ニューヨーク) 18,479人
9 1946-47 1947年3月25日 ホーリークロス・クルセイダーズ(ホーリークロス大学) 初優勝 58-47 オクラホマ・スーナーズ(オクラホマ大学) マディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク州ニューヨーク) 18,445人
10 1947-48 1948年3月23日 ケンタッキー・ワイルドキャッツ(ケンタッキー大学) 初優勝 58-42 ベイラー・ベアーズ(ベイラー大学) マディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク州ニューヨーク) 16,174人
11 1948-49 1949年3月26日 ケンタッキー・ワイルドキャッツ(ケンタッキー大学) 2年連続2回目 46-36 オクラホマA&Mアギーズ(オクラホマ農工大学) ヘック・エドムンドソン・パビリオン(ワシントン州シアトル) 10,600人
12 1949-50 1950年3月28日 CCNYビーバーズ(ニューヨーク市立大学シティカレッジ) 初優勝 71-68 ブラッドリー・ブレーブス(ブラッドリー大学) マディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク州ニューヨーク) 18,142人
13 1950-51 1951年3月27日 ケンタッキー・ワイルドキャッツ(ケンタッキー大学) 2年ぶり3回目 68-58 カンザスステート・ワイルドキャッツ(カンザス州立大学) ウィリアムズ・アリーナ(ミネソタ州ミネアポリス) 15,348人
14 1951-52 1952年3月26日 カンザス・ジェイホークス(カンザス大学) 初優勝 80-63 セント・ジョーンズ・レッドメン(セント・ジョーンズ大学) ヘック・エドムンドソン・パビリオン(ワシントン州シアトル) 10,700人
15 1952-53 1953年3月18日 インディアナ・フージャーズ(インディアナ大学ブルーミントン校) 13年ぶり2回目 69-68 カンザス・ジェイホークス(カンザス大学) ミュニシパル・オーディトリウム(ミズーリ州カンザスシティ) 10,500人
16 1953-54 1954年3月20日 ラ・サール・エクスプローラーズ(ラ・サール大学) 初優勝 92-76 ブラッドリー・ブレーブス(ブラッドリー大学) ミュニシパル・オーディトリウム(ミズーリ州カンザスシティ) 10,500人
17 1954-55 1955年3月19日 サンフランシスコ・ドンズ(サンフランシスコ大学) 初優勝 77-63 ラ・サール・エクスプローラーズ(ラ・サール大学) ミュニシパル・オーディトリウム(ミズーリ州カンザスシティ) 10,500人
18 1955-56 1956年3月24日 サンフランシスコ・ドンズ(サンフランシスコ大学) 2年連続2回目 83-71 アイオワ・ホークアイズ(アイオワ大学) ウェルシュ=ライアン・アリーナ(イリノイ州エバンストン) 10,600人
19 1956-57 1957年3月23日 ノースカロライナ・ターヒールズ(ノースカロライナ大学チャペルヒル校) 初優勝 54-53
(3OT)
カンザス・ジェイホークス(カンザス大学) ミュニシパル・オーディトリウム(ミズーリ州カンザスシティ) 10,500人
20 1957-58 1958年3月22日 ケンタッキー・ワイルドキャッツ(ケンタッキー大学) 7年ぶり4回目 84-72 シアトル・チーフタンズ(シアトル大学) フリーダム・ホール(ケンタッキー州ルイビル) 18,803人
21 1958-59 1959年3月21日 カリフォルニア・ゴールデンベアーズ(カリフォルニア大学バークレー校) 初優勝 71-70 ウエストバージニア・マウンテニアーズ(ウエストバージニア大学) フリーダム・ホール(ケンタッキー州ルイビル) 18,498人
22 1959-60 1960年3月19日 オハイオステート・バックアイズ(オハイオ州立大学) 初優勝 75-55 カリフォルニア・ゴールデンベアーズ(カリフォルニア大学バークレー校) カウ・パレス(カリフォルニア州デイリーシティ) 14,500人
23 1960-61 1961年3月25日 シンシナティ・ベアキャッツ(シンシナティ大学) 初優勝 70-65
(OT)
オハイオステート・バックアイズ(オハイオ州立大学) ミュニシパル・オーディトリウム(ミズーリ州カンザスシティ) 10,700人
24 1961-62 1962年3月24日 シンシナティ・ベアキャッツ(シンシナティ大学) 2年連続2回目 71-59 オハイオステート・バックアイズ(オハイオ州立大学) フリーダム・ホール(ケンタッキー州ルイビル) 18,469人
25 1962-63 1963年3月23日 ロヨラ・ランブラーズ(ロヨラ大学) 初優勝 60-58
(OT)
シンシナティ・ベアキャッツ(シンシナティ大学) フリーダム・ホール(ケンタッキー州ルイビル) 19,153人
26 1963-64 1964年3月21日 UCLAブルーインズ(カリフォルニア大学ロサンゼルス校) 初優勝 98-83 デューク・ブルーデビルス(デューク大学) ミュニシパル・オーディトリウム(ミズーリ州カンザスシティ) 10,864人
27 1964-65 1965年3月20日 UCLAブルーインズ(カリフォルニア大学ロサンゼルス校) 2年連続2回目 91-80 ミシガン・ウルヴァリンズ(ミシガン大学) メモリアル・コロシアム(オレゴン州ポートランド) 13,204人
28 1965-66 1966年3月19日 テキサスウェスタン・マイナーズ(テキサスウェスタン大学) 初優勝 72-65 ケンタッキー・ワイルドキャッツ(ケンタッキー大学) コール・フィールド・ハウス(メリーランド州カレッジパーク) 14,253人
29 1966-67 1967年3月25日 UCLAブルーインズ(カリフォルニア大学ロサンゼルス校) 2年ぶり3回目 79-64 デイトン・フライヤーズ(デイトン大学) フリーダム・ホール(ケンタッキー州ルイビル) 18,892人
30 1967-68 1968年3月23日 UCLAブルーインズ(カリフォルニア大学ロサンゼルス校) 2年連続4回目 78-55 ノースカロライナ・ターヒールズ(ノースカロライナ大学チャペルヒル校) ロサンゼルス・メモリアル・スポーツ・アリーナ(カリフォルニア州ロサンゼルス) 14,438人
31 1968-69 1969年3月22日 UCLAブルーインズ(カリフォルニア大学ロサンゼルス校) 3年連続5回目 92-72 パデュー・ボイラーメイカーズ(パデュー大学) フリーダム・ホール(ケンタッキー州ルイビル) 18,669人
32 1969-70 1970年3月21日 UCLAブルーインズ(カリフォルニア大学ロサンゼルス校) 4年連続6回目 80-69 ジャクソンビル・ドルフィンズ(ジャクソンビル大学) コール・フィールド・ハウス(メリーランド州カレッジパーク) 14,380人
33 1970-71 1971年3月27日 UCLAブルーインズ(カリフォルニア大学ロサンゼルス校) 5年連続7回目 68-62 ビラノバ・ワイルドキャッツ(ビラノバ大学) アストロドーム(テキサス州ヒューストン) 31,765人
34 1971-72 1972年3月25日 UCLAブルーインズ(カリフォルニア大学ロサンゼルス校) 6年連続8回目 81-76 フロリダステート・セミノールズ(フロリダ州立大学) ロサンゼルス・メモリアル・スポーツ・アリーナ(カリフォルニア州ロサンゼルス) 15,063人
35 1972-73 1973年3月26日 UCLAブルーインズ(カリフォルニア大学ロサンゼルス校) 7年連続9回目 87-66 メンフィス・タイガース(メンフィス大学) セントルイス・アリーナ(ミズーリ州セントルイス) 19,301人
36 1973-74 1974年3月25日 NCステート・ウルフパック(ノースカロライナ州立大学) 初優勝 76-64 マーケット・ウォリアーズ(マーケット大学) グリーンズボロ・コロシアム(ノースカロライナ州グリーンズボロ) 15,742人
37 1974-75 1975年3月31日 UCLAブルーインズ(カリフォルニア大学ロサンゼルス校) 2年ぶり10回目 92-85 ケンタッキー・ワイルドキャッツ(ケンタッキー大学) サンディエゴ・スポーツ・アリーナ(カリフォルニア州サンディエゴ) 15,151人
38 1975-76 1976年3月29日 インディアナ・フージャーズ(インディアナ大学ブルーミントン校) 23年ぶり3回目 86-68 ミシガン・ウルヴァリンズ(ミシガン大学) スペクトラム(ペンシルベニア州フィラデルフィア) 17,540人
39 1976-77 1977年3月28日 マーケット・ウォリアーズ(マーケット大学) 初優勝 67-59 ノースカロライナ・ターヒールズ(ノースカロライナ大学チャペルヒル校) オムニ・コロシアム(ジョージア州アトランタ) 16,086人
40 1977-78 1978年3月27日 ケンタッキー・ワイルドキャッツ(ケンタッキー大学) 20年ぶり5回目 94-88 デューク・ブルーデビルス(デューク大学) チェッカードーム(ミズーリ州セントルイス) 18,721人
41 1978-79 1979年3月26日 ミシガンステート・スパルタンズ(ミシガン州立大学) 初優勝 75-64 インディアナステート・シカモアズ(インディアナ州立大学) スペシャル・イベンツ・センター(ユタ州ソルトレイクシティ) 15,410人
42 1979-80 1980年3月24日 ルイビル・カージナルス(ルイビル大学) 初優勝 59-54 UCLAブルーインズ(カリフォルニア大学ロサンゼルス校) マーケット・スクエア・アリーナ(インディアナ州インディアナポリス) 16,637人
43 1980-81 1981年3月30日 インディアナ・フージャーズ(インディアナ大学ブルーミントン校) 5年ぶり4回目 63-50 ノースカロライナ・ターヒールズ(ノースカロライナ大学チャペルヒル校) スペクトラム(ペンシルベニア州フィラデルフィア) 18,276人
44 1981-82 1982年3月29日 ノースカロライナ・ターヒールズ(ノースカロライナ大学チャペルヒル校) 25年ぶり2回目 63-62 ジョージタウン・ホヤズ(ジョージタウン大学) ルイジアナ・スーパードーム(ルイジアナ州ニューオーリンズ) 61,612人
45 1982-83 1983年4月4日 NCステート・ウルフパック(ノースカロライナ州立大学) 9年ぶり2回目 54-52 ヒューストン・クーガーズ(ヒューストン大学) ユニバーシティ・アリーナ(ニューメキシコ州アルバカーキ) 17,327人
46 1983-84 1984年4月2日 ジョージタウン・ホヤズ(ジョージタウン大学) 初優勝 84-75 ヒューストン・クーガーズ(ヒューストン大学) キングドーム(ワシントン州シアトル) 38,471人
47 1984-85 1985年4月1日 ビラノバ・ワイルドキャッツ(ビラノバ大学) 初優勝 66-64 ジョージタウン・ホヤズ(ジョージタウン大学) ラップ・アリーナ(ケンタッキー州レキシントン) 23,124人
48 1985-86 1986年3月31日 ルイビル・カージナルス(ルイビル大学) 6年ぶり2回目 72-69 デューク・ブルーデビルス(デューク大学) リユニオン・アリーナ(テキサス州ダラス) 16,493人
49 1986-87 1987年3月30日 インディアナ・フージャーズ(インディアナ大学ブルーミントン校) 6年ぶり5回目 74-73 シラキュース・オレンジメン(シラキュース大学) ルイジアナ・スーパードーム(ルイジアナ州ニューオーリンズ) 64,959人
50 1987-88 1988年4月4日 カンザス・ジェイホークス(カンザス大学) 36年ぶり2回目 83-79 オクラホマ・スーナーズ(オクラホマ大学) ケンパー・アリーナ(ミズーリ州カンザスシティ) 16,392人
51 1988-89 1989年4月3日 ミシガン・ウルヴァリンズ(ミシガン大学) 初優勝 80-79
(OT)
シートン・ホール・パイレーツ(シートン・ホール大学) キングドーム(ワシントン州シアトル) 39,187人
52 1989-90 1990年4月2日 UNLVランニンレベルズ(ネバダ大学ラスベガス校) 初優勝 103-73 デューク・ブルーデビルス(デューク大学) マクニコルズ・スポーツ・アリーナ(コロラド州デンバー) 17,765人
53 1990-91 1991年4月1日 デューク・ブルーデビルス(デューク大学) 初優勝 72-65 カンザス・ジェイホークス(カンザス大学) フージャー・ドーム(インディアナ州インディアナポリス) 47,100人
54 1991-92 1992年4月6日 デューク・ブルーデビルス(デューク大学) 2年連続2回目 71-51 ミシガン・ウルヴァリンズ(ミシガン大学) ヒューバート・H・ハンフリー・メトロドーム(ミネソタ州ミネアポリス) 50,379人
55 1992-93 1993年4月5日 ノースカロライナ・ターヒールズ(ノースカロライナ大学チャペルヒル校) 11年ぶり3回目 77-71 ミシガン・ウルヴァリンズ(ミシガン大学) ルイジアナ・スーパードーム(ルイジアナ州ニューオーリンズ) 64,151人
56 1993-94 1994年4月4日 アーカンソー・レイザーバックス(アーカンソー大学) 初優勝 76-72 デューク・ブルーデビルス(デューク大学) シャーロット・コロシアム(ノースカロライナ州シャーロット) 23,674人
57 1994-95 1995年4月3日 UCLAブルーインズ(カリフォルニア大学ロサンゼルス校) 20年ぶり11回目 89-78 アーカンソー・レイザーバックス(アーカンソー大学) キングドーム(ワシントン州シアトル) 38,540人
58 1995-96 1996年4月1日 ケンタッキー・ワイルドキャッツ(ケンタッキー大学) 18年ぶり6回目 76-67 シラキュース・オレンジメン(シラキュース大学) コンチネンタル・エアラインズ・アリーナ(ニュージャージー州イーストラザフォード) 19,229人
59 1996-97 1997年3月31日 アリゾナ・ワイルドキャッツ(アリゾナ大学) 初優勝 84-79
(OT)
ケンタッキー・ワイルドキャッツ(ケンタッキー大学) RCAドーム(インディアナ州インディアナポリス) 47,028人
60 1997-98 1998年3月30日 ケンタッキー・ワイルドキャッツ(ケンタッキー大学) 2年ぶり7回目 78-69 ユタ・ユーツ(ユタ大学) アラモドーム(テキサス州サンアントニオ) 40,509人
61 1998-99 1999年3月29日 コネチカット・ハスキーズ(コネチカット大学) 初優勝 77-74 デューク・ブルーデビルス(デューク大学) トロピカーナ・フィールド(フロリダ州セントピーターズバーグ) 41,340人
62 1999-00 2000年4月3日 ミシガンステート・スパルタンズ(ミシガン州立大学) 21年ぶり2回目 89-76 フロリダ・ゲイターズ(フロリダ大学) RCAドーム(インディアナ州インディアナポリス) 43,116人
63 2000-01 2001年4月2日 デューク・ブルーデビルス(デューク大学) 9年ぶり3回目 82-72 アリゾナ・ワイルドキャッツ(アリゾナ大学) ヒューバート・H・ハンフリー・メトロドーム(ミネソタ州ミネアポリス) 45,994人
64 2001-02 2002年4月1日 メリーランド・テラピンズ(メリーランド大学カレッジパーク校) 初優勝 64-52 インディアナ・フージャーズ(インディアナ大学ブルーミントン校) ジョージア・ドーム(ジョージア州アトランタ) 52,647人
65 2002-03 2003年4月7日 シラキュース・オレンジメン(シラキュース大学) 初優勝 81-78 カンザス・ジェイホークス(カンザス大学) ルイジアナ・スーパードーム(ルイジアナ州ニューオーリンズ) 54,524人
66 2003-04 2004年4月5日 コネチカット・ハスキーズ(コネチカット大学) 5年ぶり2回目 82-73 ジョージアテック・イエロージャケッツ(ジョージア工科大学) アラモドーム(テキサス州サンアントニオ) 44,468人
67 2004-05 2005年4月4日 ノースカロライナ・ターヒールズ(ノースカロライナ大学チャペルヒル校) 12年ぶり4回目 75-70 イリノイ・ファイティングイライナイ(イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校) エドワード・ジョーンズ・ドーム(ミズーリ州セントルイス) 47,262人
68 2005-06 2006年4月3日 フロリダ・ゲイターズ
(フロリダ大学)
SEC / 32勝6敗・勝率.842 / AP #11
初優勝 73-57 UCLAブルーインズ(カリフォルニア大学ロサンゼルス校) RCAドーム(インディアナ州インディアナポリス) 43,168人
69 2006-07 2007年4月2日 フロリダ・ゲイターズ(フロリダ大学) 2年連続2回目 84-75 オハイオステート・バックアイズ(オハイオ州立大学) ジョージア・ドーム(ジョージア州アトランタ) 51,458人
70 2007-08 2008年4月7日 カンザス・ジェイホークス(カンザス大学) 20年ぶり3回目 75-68
(OT)
メンフィス・タイガース(メンフィス大学) アラモドーム(テキサス州サンアントニオ) 43,257人
71 2008-09 2009年4月9日 ノースカロライナ・ターヒールズ(ノースカロライナ大学チャペルヒル校) 4年ぶり5回目 89-72 ミシガンステート・スパルタンズ(ミシガン州立大学) フォード・フィールド(ミシガン州デトロイト) 72,922人
72 2009-10 2010年4月5日 デューク・ブルーデビルス(デューク大学) 9年ぶり4回目 61-59 バトラー・ブルドッグス(バトラー大学) ルーカス・オイル・スタジアム(インディアナ州インディアナポリス) 70,930人
73 2010-11 2011年4月4日 コネチカット・ハスキーズ(コネチカット大学) 7年ぶり3回目 53-41 バトラー・ブルドッグス(バトラー大学) リライアント・スタジアム(テキサス州ヒューストン) 70,376人
74 2011-12 2012年4月2日 ケンタッキー・ワイルドキャッツ(ケンタッキー大学) 14年ぶり8回目 67-59 カンザス・ジェイホークス(カンザス大学) メルセデス・ベンツ・スーパードーム(ルイジアナ州ニューオーリンズ) 70,913人
75 2012-13 2013年4月8日 ルイビル・カージナルス(ルイビル大学) 27年ぶり3回目 82-76 ミシガン・ウルヴァリンズ(ミシガン大学) ジョージア・ドーム(ジョージア州アトランタ) 74,326人
76 2013-14 2014年4月7日 コネチカット・ハスキーズ(コネチカット大学) 3年ぶり4回目 60-54 ケンタッキー・ワイルドキャッツ(ケンタッキー大学) AT&Tスタジアム(テキサス州アーリントン) 79,238人
77 2014-15 2015年4月6日 デューク・ブルーデビルス(デューク大学) 5年ぶり5回目 68-63 ウィスコンシン・バジャーズ(ウィスコンシン大学マディソン校) ルーカス・オイル・スタジアム(インディアナ州インディアナポリス) 71,149人
78 2015-16 2016年4月4日 ビラノバ・ワイルドキャッツ(ビラノバ大学) 31年ぶり2回目 77-74 ノースカロライナ・ターヒールズ(ノースカロライナ大学チャペルヒル校) NRGスタジアム(テキサス州ヒューストン) 74,340人
79 2016-17 2017年4月3日 ノースカロライナ・ターヒールズ(ノースカロライナ大学チャペルヒル校) 8年ぶり6回目 71-65 ゴンザガ・ブルドッグス(ゴンザガ大学) ユニバーシティ・オブ・
フェニックス・スタジアム(アリゾナ州グレンデール)
76,168人
80 2017-18 2018年4月2日 ビラノバ・ワイルドキャッツ(ビラノバ大学) 2年ぶり3回目 79-62 ミシガン・ウルヴァリンズ(ミシガン大学) アラモドーム(テキサス州サンアントニオ) 67,831人
81 2018-19 2019年4月8日 バージニア・キャバリアーズ(バージニア大学) 初優勝 85-77
(OT)
テキサステック・レッドレイダース(テキサス工科大学) USバンク・スタジアム(ミネソタ州ミネアポリス) 72,062人
82 2019-20 新型コロナウイルス感染症流行のため開催中止
83 2020-21 2021年4月5日 ベイラー・ベアーズ(ベイラー大学) 初優勝 86-70 ゴンザガ・ブルドッグス(ゴンザガ大学) ルーカス・オイル・スタジアム
(インディアナ州インディアナポリス)
調査中
84 2021-22 2022年4月4日 カンザス・ジェイホークス(カンザス大学) 14年ぶり4回目 72-69 ノースカロライナ・ターヒールズ(ノースカロライナ大学チャペルヒル校) シーザーズ・スーパードーム
(ルイジアナ州ニューオーリンズ)
69,423人
85 2022-23 2023年4月3日 コネチカット・ハスキーズ(コネチカット大学) 9年ぶり5回目 76-59 サンディエゴステート・アズテックス(サンディエゴ州立大学) NRGスタジアム
(テキサス州ヒューストン)
72,423人
86 2023-24 2024年4月8日 コネチカット・ハスキーズ(コネチカット大学) 2年連続6回目 75-60 パデュー・ボイラーメイカーズ(パデュー大学) ステートファーム・スタジアム
(アリゾナ州グレンデール)
 調査中

※OT:オーバータイムのこと

 

なお、ルイビル大学は2018年2月に不適切行為(学生寮への娼婦、ストリッパーの連れ込み)を行ったとして、2011-12シーズン〜2014-15シーズンまでの4シーズンの間に記録した全ての記録を剥奪されています。

これにより、2012-13シーズンに記録したNCAA男子バスケットボールトーナメント優勝も剥奪されました。

 

大学別NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)優勝回数

長い歴史を誇るNCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)。

負けたら終わりの戦いの中で番狂せは数多く起こりますが、圧倒的な実力で常に強豪であり続ける大学ももちろん存在します。

 

その証拠に、過去にNCAA男子バスケットボールトーナメントで優勝を果たしたことがあるのはわずか15校のみ。

そんな15校の優勝回数と優勝年度を表にまとめました。

 

【大学別NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)優勝回数】

 チーム名(大学名)  優勝回数  優勝年度
UCLAブルーインズ
(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
11 1964,1965,1967,1968,1969
1970,1971,1972,1973,1975,1995
ケンタッキー・ワイルドキャッツ
(ケンタッキー大学)
8 1948,1949,1951,1958,1978,
1996,1998,2012
ノースカロライナ・ターヒールズ
(ノースカロライナ大学チャペルヒル校)
6 1957,1982,1993,2005,2009,
2017
コネチカット・ハスキーズ
(コネチカット大学)
1999,2004,2011,2014,2023,
2024
インディアナ・フージャーズ
(インディアナ大学ブルーミントン校)
5 1940,1953,1976,1981,1987
デューク・ブルーデビルス
(デューク大学)
1991,1992,2001,2010,2015
カンザス・ジェイホークス
(カンザス大学)
4 1952,1988,2008,2022
ビラノバ・ワイルドキャッツ
(ビラノバ大学)
3 1985,2016,2018
ルイビル・カージナルス
(ルイビル大学)
2 1980,1986
シンシナティ・ベアキャッツ
(シンシナティ大学)
1961,1962
フロリダ・ゲイターズ
(フロリダ大学)
2006,2007
ミシガンステート・スパルタンズ
(ミシガン州立大学)
1979,2000
NCステート・ウルフパック
(ノースカロライナ州立大学)
1974,1983
オクラホマA&Mアギーズ
(オクラホマ農工大学)
現オクラホマステイト・カウボーイズ
1945,1946
サンフランシスコ・ドンズ
(サンフランシスコ大学)
1955,1956

※表は左方向にスクロール可能です。

 

歴代NCAA男子バスケットボールトーナメント
(マーチ・マッドネス)
最優秀選手賞(MVP)受賞者

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)では、毎年1名の最優秀選手(MVP)が選出されます。

最優秀選手(MVP)の対象となるのはファイナルフォーに出場したチームに所属している選手全員であり、必ずしも優勝チームから選出されるわけではありません。

このことから「NCAAファイナルフォー最優秀選手」や「NCAAファイナルフォーMOP (NCAA Final Four Most Outstanding Player)」なんて呼ばれることも。

 

そんなチームの勝利に最も貢献した選手たちを一覧にまとめましたのでぜひご覧ください!

表は左側にスクロールすることが可能です。

 

【歴代NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)最優秀選手賞(MVP)受賞者】

年度 選手名 所属大学 チーム成績 備考
1939 ジミー・フール オハイオ州立大学 準優勝 -
1940 マービン・ホフマン インディアナ大学 優勝 -
1941 ジョン・コーツ ウィスコンシン大学 -
1942 ハウイー・ダルマー スタンフォード大学 -
1943 ケニー・セイラーズ ワイオミング大学 -
1944 アーニー・ファーリン ユタ大学 -
1945 ボブ・カーランド オクラホマ農工大学 -
1946 ボブ・カーランド(2) オクラホマ農工大学 -
1947 ジョージ・カフタン ホーリークロス大学 -
1948 アレックス・グローザ ケンタッキー大学 -
1949 アレックス・グローザ (2回目) ケンタッキー大学 -
1950 アーウィン・ダムロット ニューヨーク市立大学
シティカレッジ
-
1951 ビル・スピベリー ケンタッキー大学 -
1952 クライド・ラブレット カンザス大学 -
1953 B・H・ボーン カンザス大学 準優勝 -
1954 トム・ゴーラ ラ・サール大学 優勝 -
1955 ビル・ラッセル サンフランシスコ大学 -
1956 ハル・ライアー テンプル大学 ファイナルフォー -
1957 ウィルト・チェンバレン カンザス大学 準優勝 -
1958 エルジン・ベイラー シアトル大学 -
1959 ジェリー・ウェスト ウェストバージニア大学 -
1960 ジェリー・ルーカス オハイオ州立大学 優勝 -
1961 ジェリー・ルーカス(2回目) オハイオ州立大学 準優勝 -
1962 ポール・ホーグ シンシナティ大学 優勝 -
1963 アート・ヘイマン デューク大学 ファイナルフォー -
1964 ウォルト・ハザード カリフォルニア大学ロサンゼルス校 優勝 -
1965 ビル・ブラッドリー プリンストン大学 ファイナルフォー -
1966 ジェリー・チェンバース ユタ大学 -
1967 ルー・アルシンダー カリフォルニア大学ロサンゼルス校 優勝 -
1968 ルー・アルシンダー(2回目) カリフォルニア大学ロサンゼルス校 -
1969 ルー・アルシンダー(3回目) カリフォルニア大学ロサンゼルス校 -
1970 シドニー・ウィックス カリフォルニア大学ロサンゼルス校 -
1971 ハワード・ポーター ビラノバ大学 準優勝 後に規定違反により剥奪
1972 ビル・ウォルトン カリフォルニア大学ロサンゼルス校 優勝 -
1973 ビル・ウォルトン(2回目) カリフォルニア大学ロサンゼルス校 -
1974 デイヴィッド・トンプソン ノースカロライナ州立大学 -
1975 リチャード・ワシントン カリフォルニア大学ロサンゼルス校 -
1976 ケント・ベンソン インディアナ大学 -
1977 ブッチ・リー マーケット大学 -
1978 ジャック・ギブンス ケンタッキー大学 -
1979 マジック・ジョンソン ミシガン州立大学 -
1980 ダレル・グリフィス ルイビル大学 -
1981 アイザイア・トーマス インディアナ大学 -
1982 ジェームズ・ウォージー ノースカロライナ大学 -
1983 アキーム・オラジュワン ヒューストン大学 準優勝 -
1984 パトリック・ユーイング ジョージタウン大学 優勝 -
1985 エド・ピンキニー ビラノバ大学 -
1986 パービス・エリソン ルイビル大学 -
1987 キース・スマート インディアナ大学 -
1988 ダニー・マニング カンザス大学 -
1989 グレン・ライス ミシガン大学 -
1990 アンダーソン・ハント ネバダ大学ラスベガス校 -
1991 クリスチャン・レイトナー デューク大学 -
1992 ボビー・ハーリー デューク大学 -
1993 ドナルド・ウィリアムズ ノースカロライナ大学 -
1994 コーリス・ウィリアムソン アーカンソー大学 -
1995 エド・オバノン カリフォルニア大学ロサンゼルス校 -
1996 トニー・デルク ケンタッキー大学 -
1997 マイルズ・サイモン アリゾナ大学 -
1998 ジェフ・シェパード ケンタッキー大学 -
1999 リチャード・ハミルトン コネチカット大学 -
2000 マティーン・クリーブス ミシガン州立大学 -
2001 シェーン・バティエ デューク大学 -
2002 フアン・ディクソン メリーランド大学 -
2003 カーメロ・アンソニー シラキュース大学 -
2004 エメカ・オカフォー コネチカット大学 -
2005 ショーン・メイ ノースカロライナ大学 -
2006 ジョアキム・ノア フロリダ大学 -
2007 コーリー・ブリューワー フロリダ大学 -
2008 マリオ・チャルマーズ カンザス大学 -
2009 ウェイン・エリントン ノースカロライナ大学 -
2010 カイル・シングラー デューク大学 -
2011 ケンバ・ウォーカー コネチカット大学 -
2012 アンソニー・デイビス ケンタッキー大学 -
2013 ルーク・ハンコック ルイビル大学 後に規定違反により優勝記録抹消
2014 シャバズ・ネイピアー コネティカット大学 -
2015 タイアス・ジョーンズ デューク大学 -
2016 ライアン・アーチディアコノ ビラノバ大学 -
2017 ジョエル・ベリー2世 ノースカロライナ大学 -
2018 ダンテ・ディヴィンチェンゾ ビラノバ大学 -
2019 カイル・ガイ バージニア大学 -
2020 COVID-19によりトーナメントが中止
2021 ジャレッド・バトラー ベイラー大学 優勝 -
2022 オチャイ・アバジ カンザス大学 -
2023 アダマ・サノゴ コネチカット大学 -
2024 トリステン・ニュートン コネチカット大学 -

 

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)の
テレビ中継の歴史と日本での放送

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)はアメリカにおいて国民的スポーツの1つ。

このため、大手メディアがこぞって放映権を取り合ってきました。

ここでは、アメリカとアメリカ国外での放送権の歴史についてご紹介していきます。

 

アメリカでの放映権はCBSとワーナー・ブラザース・ディスカバリーが所持している

まずはそんなアメリカの放映権の歴史からご紹介しましょう。

 

1969年にNCAA男子バスケットボールトーナメントのテレビ放映をアメリカ3大テレビ局の1つであるNBC(National Broadcasting Company:ナショナル・ブロードキャスティング・カンパニー) が開始。

その後1981年大会まではNBCが放送を継続していました。

 

しかし、NBCが契約解除となると1982年大会からは全試合の放送がCBS(こちらもアメリカ3大テレビ局の1つ)へ移行。

CBSの放映権は現在も継続しており、2032年までは継続が確定しています。

 

近年は全試合をインターネットで生中継されるようになり、2011年からはアメリカの企業であるワーナー・ブラザース・ディスカバリーが運営するメディアであるTBS(Turner Broadcasting System, Inc.)、TNT、truTVという3つのチャンネルでも中継が開始されました。

2015年まではCBSが地区決勝およびファイナルフォーの独占放映を行っていたものの、放映権の高騰もあり、2016年以降はCBSとTBSが交互に放送する形式に変更。

さらに、各地区での試合はCBSとワーナー・ブラザース・ディスカバリーが等しく分担して放映しています。

 

日本での放映権は主にNBA Rakutenが所持している

次にアメリカ国外での放映権です。

隣接するカナダではTSN(The Sports Network)が全試合放送を実施。

 

そして、我々にとって最も重要な日本国内では、2018年までは注目試合がJ SPORTSにて放映。

2019年以降はNBA Rakuten(旧Rakuten NBA Special)が放映権を獲得しており、最大8試合の日本語実況も行っていますよ。

つまり、すでにNBA楽天に加入している方は、そのままNCAA男子バスケットボールトーナメントも視聴することが可能だということです。

これはぜひとも見るしかありませんね!

 

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)が盛り上がる理由3選

ここまでNCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)とはどういったものかについてご紹介してきました。

アメリカでは”3月の熱狂”と呼ばれるほどに夢中になる人が多いこの大会ですが、その魅力はいったい何なのでしょうか?

実は、人気の理由には「アメリカの国民性」や「大会の形式」が大きく関係しているんですよ!

 

NCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)が盛り上がる理由として考えられる大きな理由は以下の3つです。

  1. 母校愛・地元愛が強い
  2. 一発勝負の緊張感がある
  3. 放送しているメディアが多い

1つずつ簡単にご説明しましょう!

 

理由①母校愛・地元愛が強い

アメリカの大学はスポーツに非常に力を入れています。

その大きな理由の1つが「大学全体に一体感を持たせるため」でしょう。

異なる競技の部活でもチームの愛称やロゴが大学単位で統一されているのも、同じグッズを色々な競技の応援で身につけて応援できるようにするためです。

 

選手たちは母校を代表して戦い、その姿をみんなで応援する。

そんな文化が根付いているアメリカだからこそ、母校愛や地元愛はひとしおなのでしょう!

 

そんな母校愛・地元愛に溢れたアメリカだからこそ、お金目的でなく、母校のために、地元のために全力でプレーする選手たちに心を打たれるファンが多く、NCAA男子バスケットボールトーナメントは人気なのです。

日本で言う甲子園(高校野球)などがよく似ているかもしれませんね!

 

理由②一発勝負の緊張感がある

やはりNBAのプレイオフとの大きな違いは「一発勝負である」という点でしょう。

皆さんご存知の通り、NBAのプレイオフは7戦中先に4勝をあげたチームが勝者となりますよね。

このため、番狂せが起きることは稀であり、基本的には実力で上回るチームが勝利する形式になっています。

 

一方で、NCAA男子バスケットボールトーナメントは敗者復活もない一戦必勝のトーナメント戦。

しかも、大学の4年間という限られた時間で行われるため、次のシーズンも同じチームで戦える可能性は非常に低い。

1試合に対する重みが違いますよね!

 

このような形式をとっていることから番狂せも起こりやすく、毎試合ハラハラドキドキの展開が続くことから、熱狂的なファンが多くいると言うわけです。

 

理由③放送しているメディアが多い

多くの大手メディアが報道しているというのも人気の理由の1つでしょう。

日本では甲子園の時期になると、病院や銀行の待合室などでも甲子園が放映されていますが、NCAA男子バスケットボールトーナメントのアメリカでの立ち位置もよく似ています。

連日のようにニュースで取り扱われ、生活の一部に溶け込んでいると言うことですね。

 

近年はインターネット上でもNCAA男子バスケットボールトーナメントを取り扱うようになっており、毎年累計1億人以上が視聴していると言われています。

そのせいでNCAA男子バスケットボールトーナメントの期間は全米のインターネットの通信速度が低下するとのこと。笑

 

それだけの視聴率があれば、企業がCMや設置型広告をこぞって入れたがるのも理解はできますよね!

ファイナル4にもなると30秒のCMに2億円以上の値段がつくそうです。

経済面でも大きなマーケットとなっているというのもNCAA男子バスケットボールトーナメントが盛り上がる理由の1つと言えますね!

 

まとめ

今回は「2002年のNCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)」についてご紹介しました。

いかがでしたでしょうか?

 

この記事のポイントを5つに絞ると以下のようになります。

  • 2002年NCAA男子バスケットボールトーナメントの優勝校は「メリーランド大学カレッジパーク校」。
  • メリーランド大学カレッジパーク校の優勝は大学史上初。
  • ファイナルフォーは「メリーランド大学カレッジパーク校」、「インディアナ大学」、「カンザス大学」、「オクラホマ大学」。
  • 2002年の最優秀選手(MVP)はメリーランド大学の「フアン・ディクソン」。
  • 日本での放映権は主にNBA Rakutenが所持している。

 

この記事をきっかけに、NCAA男子バスケットボールへの興味が少しでも膨らめば幸いです。

他の年のNCAA男子バスケットボールトーナメント(マーチ・マッドネス)についてもまとめた記事がありますので、ぜひ最後までご覧くださいね!

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

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