バスケルール

バスケの3秒ルール(バイオレーション)|起こりやすいシーンの具体例を学んで内容を正しく理解しよう!

こんな方におすすめ

  • 3秒ルール(バイオレーション)の内容を正確に理解したい人
  • 3秒ルール(バイオレーション)の回避方法を知りたい人
  • バスケのルールを知ってバスケをもっと深く楽しみたい人

 

こんにちは!

NBA好きブロガーのおしょうサンドです。

 

バスケを観戦したことがある方は「3秒ルール(バイオレーション)」という用語を聞いたことがあるのではないでしょうか?

バスケをプレイする人は必ず知っておかなければならない基本的なルールの1つですが、バスケには「○秒ルール」という規則がいくつもあってどれがどれだかわからなくなってしまいますよね。

そこで今回は「3秒ルール(バイオレーション)」について内容や起こりやすいシーンを解説しようと思います。

初心者の方やバスケ未経験の方でもしっかりと理解できるよう丁寧に解説していきますので、ルールを正確に把握したい方はぜひ最後までお読みください!

 

バスケの3秒ルール(バイオレーション)の内容を正しく理解しよう!

まずは「3秒ルール(バイオレーション)」とは何なのかについて、その内容を詳しく見ていきましょう!

バスケットボールの「3秒ルール(バイオレーション)」とは、ゴール下にある長方形のエリア(制限区域、ペイントエリア)にオフェンスプレイヤーがとどまり続けることを制限するために作られたルール。

違反した場合には相手ボールとなり、違反が起きた場所から最も近いコート外の場所からのスローインで試合再開となります。

もし3秒ルールがなければ、身長の高い選手がゴール下に陣取り続け、オフェンスはその選手にパスを供給し続けるだけの単純なプレイになってしまいますよね。

3秒ルール(バイオレーション)はバスケットボールが面白い競技であり続けるために、とても重要なルールであると言えるでしょう!

ここでは、そんな3秒ルール(バイオレーション)について適応されるタイミングやボールを持っている選手とそうでない選手での違い、そして3秒ルールを回避するための方法について解説していこうと思います。

 

3秒ルール(バイオレーション)が適応されるのはいつ?

先述したように、「3秒ルール(バイオレーション)」はオフェンス時に気をつける必要があるルールです。

このルールが適応されるのは「制限区域」や「ペイントエリア」と呼ばれるゴール下のエリアに選手が立ち入った時。

ボールを持っているかどうかにかかわらず、選手は3秒以内に外に出るもしくはシュートや攻撃的なドリブルをし始める必要がありますよ。

 

ボールを持っていないオフェンスプレイヤーにとっての3秒ルール(バイオレーション)

3秒ルールはボールを持っているかどうかにかかわらず、制限区域に3秒以上滞在していたプレイヤーに対してコールされる反則です。

ただ、ボールを持っているかどうかによって3秒ルールを避けるための方法が異ることは知っておく必要がありますよね。

制限区域にボールを持っていない選手が入った場合、3秒以内にボールを持っている味方がシュートを放ち、そのボールが得点となるかリングに当たれば3秒ルールがコールされることはありません。

ただし、そのシュートがエアボール(シュートがリングやバックボードに当たらず外れること)だった場合には3秒ルールになってしまうため注意が必要です。

 

ボールを持っているプレイヤーにとっての3秒ルール(バイオレーション)

ボールを持っているプレイヤーが制限区域(ペイントエリア)に入るケースは、”ドリブルしながら侵入する場合”と”制限区域に入ってからパスを受け取る場合”とで3秒ルールの条件が変わります。

 

ドリブルしながら制限区域に侵入する場合、”攻撃的な”ドリブルを続けている限りは3秒ルールの対象とはなりません。

ただ、そのドリブルがディフェンスに阻まれ立ち止まってしまったりドリブルをやめてしまった場合には、3秒のカウントがスタート。

その時は3秒以内にシュートを放つか、制限区域の外にいる味方へパスを出してシュートを打ってもらう、もしくは制限区域の外に出ていく動きを示す必要があります。

 

一方、制限区域に入ってからパスを受け取った場合は、3秒以内に攻撃的なドリブルを始めるもしくはシュートを打てば3秒ルールがコールされることはありません。

ドリブルをしない場合には、ボールを受け取る前の時間も3秒に含んでカウントされるため時間管理に注意する必要がありますね!

 

3秒ルール(バイオレーション)を回避する方法3選

ここでは3秒ルール(バイオレーション)を回避する主な方法を3つご紹介していこうと思います。

【3秒ルールの回避方法3選】

  • 制限区域の外に出るそぶりを見せる
  • ”攻撃的”なドリブルを始める
  • 味方にシュートを打ってもらう

 

上2つは個人でできる対策、最後の1つはチームでできる対策ですね。

”どんなプレイをすれば反則を回避できるのか”を知っておくことでプレイの幅を広げることができるはずですよ!

 

3秒ルール(バイオレーション)が起こりやすいシーンを具体的に紹介

ここまでで3秒ルール(バイオレーション)がどのようなルールなのかは理解していただけたのではないでしょうか。

続いては3秒ルール(バイオレーション)が起こりやすいシーンをいくつかご紹介していこうと思います。

起こりやすいシーンを知っておくことで、相手にプレッシャーを与えたり、不要な反則を避けることに繋げることができるはずですよ!

 

【ゴール付近でのポストアップ時】

ゴール付近でパスを受け、ポストアップ(ディフェンスを背負い、有利なポジションを取ろうとするプレイ)から得点をするシーンはバスケにおいて基本的なオフェンスの1つですよね。

ただ、ポストアップの場所が制限区域内だった場合、ポストアップに時間をかけてしまうと3秒ルール(バイオレーション)に引っかかる可能性があります。

片足が制限区域(ペイントエリア)の線を踏んでいるだけでも3秒のカウントが始まってしまいますので注意が必要ですよ。

ポストアップをする際は制限区域の外でボールを受け取るか、すぐに相手を押し込みながらドリブルを始めるなどのプレイを心がけましょう!

 

【制限区域(ペイントエリア)内でディフェンスに捕まった時】

制限区域(ペイントエリア)内でディフェンスに捕まってしまった時にも3秒ルールに注意をする必要があります。

ドリブルで勢いよく切り込んだものの、密集しているゴール下でシュートが打てず立ち止まってしまうというシーンはよくありますよね。

ディフェンスもボールを奪うために寄ってきますが、落ち着いて外にいる味方にパスを出し、自分は制限区域から出る動きをしましょう。

チームメイトがそのような状況に陥っている場合は、パスを出しやすい場所に移動してあげるのも重要な動きの1つです。

 

3秒ルール(バイオレーション)が適応されないケース2選

先ほど3秒ルールを回避する方法についてご紹介しました。

ここでは3秒ルール(バイオレーション)が適応されないケースを2つご紹介して行こうと思います。

回避方法を正しく把握したい方はぜひ参考にしてみてくださいね!

 

3秒以内にペイントエリアから出ようとしている

3秒以内にペイントエリアから出ようとする動きを見せている選手には3秒ルール(バイオレーション)が適応されません。

たとえその動きが2.9秒の時点であり、実際に外に出たのが3秒を裕に超えていた場合であっても、その動きだしが3秒以内にあったと認められる場合は反則とはならないということです。

ただ、ギリギリを狙うと反則をコールされてしまう可能性があるため、常に3秒を意識して余裕を持って外に出るプレイを心がけましょう。

 

味方選手打ったシュートのリバウンドに入った

味方が打ったシュートのリバウンドに入る時は、たとえ制限区域の中に3秒以上いたとしても反則にはなりません。

シュートを打つ前から制限区域内にいた選手のカウントも、味方がシュートを打つと同時にリセットされるため、そのままリバウンド争いに参加しても問題ありませんよ。

むしろリバウンド争いに参加する時は、味方がシュートを打つ少し前から制限区域(ペイントエリア)にいた方がいいポジションを取れる可能性が高いということですね!

 

プレイの最後が「シュート」で終わった

ドリブルをしながら3秒以上制限区域(ペイントエリア)にいたとしても、そのプレイが「シュート」で完結したのであれば3秒ルールの対象にはなりません。

あくまで攻撃のためであれば制限区域(ペイントエリア)の中に滞在しても良いということですね。

ただ、そのプレイの最後が味方へのパスで終わった場合や放ったシュートがゴールのリングから大きく外れた苦し紛れのものだった場合には3秒ルール(バイオレーション)がコールされてしまうため注意が必要です。

 

「〇秒ルール」って3秒ルール以外にもあるの?覚えておきたい時間のバイオレーション

今更ですが、「3秒ルール」って何を3秒以内にやるのか書いてなくてわかりづらいですよね。笑

バスケットボールには「3秒ルール」以外にも「◯秒ルール」と呼ばれる反則がいくつかあります。

ここではそんな時間に関する反則(バイオレーション)のうち、絶対に覚えておきたい3つについてご紹介しておきますね。

 

【時間に関するバイオレーション】

  • 24秒ルール
  • 8秒ルール
  • 5秒ルール

 

1つずつ詳しく見ていきましょう!

 

24秒ルール

24秒ルールとは、オフェンスが自陣ゴール付近(バックコート)から攻撃を始める場合、24秒以内に得点するか、リングにボールを当てなければならないというものです。

バスケにおけるオフェンスの制限時間と言い換えることもできますね。

24秒以内にシュートを打てば空中にある間に24秒以上経過したとしても反則にはなりませんが、そのシュートが得点にならず、リングにすら当たらなかった場合は反則となってしまいますよ。

24秒以上経過してしまった場合には、オフェンスを中断し、相手ボールから試合再開となります。

 

ちなみに、オフェンスがオフェンスリバウンドを取るなどして相手ゴール近く(フロントコート)から攻撃を再開する場合には、制限時間が24秒ではなく14秒からスタートすることも覚えておくと良いでしょう!

 

8秒ルール

8秒ルールとは、オフェンスが自陣ゴール付近(バックコート)から攻撃を開始する場合、8秒以内に相手ゴール側のコート(フロントコート)までボールを運ばなければならないというもの。

オフェンスの展開を、より早く、より臨場感のあるものにするために存在するルールですね。

もしバックコートでディフェンスにボールを弾かれボールが外に出たとしても、8秒のカウントはリセットされないため注意が必要ですよ。

8秒を超えてもフロントコートへ運ぶことができなかった場合には、相手ボールで試合再開となります。

 

5秒ルール

バスケの5秒ルールとは、ボールを持っている選手が静止していられる時間を定めるためのルール。

ボールを受け取ってから次の動作をするまでの”制限時間”と言い換えることもできます。

試合に出場している選手は5秒以内にパスやドリブル、シュートといった動きを起こす必要があるということですね!

もし5秒以上静止してしまった場合は反則となり、相手ボールで試合再開です。

ちなみにこのルールはフリースローやスローインといったプレーにも適応されますよ。

選手がその場に止まる時間を制限することで、試合をよりスピーディーで面白くするために存在しているルールというわけです。

 

まとめ|3秒ルール(バイオレーション)の内容を正しく理解して反則を防ごう

今回はバスケットボールの「3秒ルール」について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?

バスケットボールをより面白いスポーツにするため作られたルールですが、プレイヤーにとっては気をつけなければならないことが多い大変なルールですよね。

せっかくのチャンスを反則で無駄にすることがないよう、今回ご紹介した回避方法などを参考に対策を立てていってくださいね。

バスケの観戦をしている時もルールを正確に把握しているとなぜ選手たちがその判断をしているのかが分かり、より深くバスケを楽しむことができるはず。

このサイトではバスケットボールのルールを未経験の方でもわかるように丁寧に解説していますので、気になる方は他の記事もぜひご覧くださいね!

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

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