こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
みなさんはバスケの「アウトオブバウンズ」という反則をご存知ですか?
一般的なバスケのコートは縦28メートル×横15メートルの長方形であり、プレイは全てその中で行われなければならないルールです。
「アウトオブバウンズ」とは、そのルールに反してコートの外にボールが出てしまった場合に宣せられる反則というわけです。
ただ、一言で「コートの中」、「コートの外」と言っても、その基準は結構複雑なんですよ。
そこで今回は「アウトオブバウンズ」の基本ルールはもちろん、具体的なシチュエーションごとに「アウトオブバウンズ」が適応されるかどうかの判断基準を解説していこうと思います。
この記事を読めば、試合中の様々なシーンにおいて、「アウトオブバウンズ」の正しい判断ができるようになるはずですよ。
それでは早速、ティップオフ!!
目次
「アウトオブバウンズ」とは?
バスケにおける「アウトオブバウンズ」とは、ボールがコートの外に出てしまうこと。
バスケットボールは長方形のコートの中でプレイを行わねばならないスポーツであり、基本的にはボールがコートの外に出ることはできません。
ボールが出てしまった場合は反則となり、最後にボールに触れていたチームとは反対のチームにボールを持つ権利が与えられますよ。
ここで重要なのは、直前のプレイでオフェンスだったかディフェンスだったかは関係なく、最後に触れた選手の所属するチームが反則を犯したことになるということ。
たとえナイスディフェンスでオフェンスの選手からボールをカットしたとしても、そのボールがそのままコート外に出てしまった場合はボールの保有権は奪えないというわけです。
試合中の流れとしては、ボールが出てしまった位置付近のコートの枠線(サイドラインやエンドライン)から、ボールを持つ権利のあるチームの代表選手によるスローインでゲーム再開となります。
このスローインも5秒以内にしなければ反則になるルールがあるので注意が必要ですね。
またこれは豆知識ですが、「アウトオブバウンズ」の際の審判のジェスチャーは、ボールの保有権を持つチームのゴール方向を指差す動作です。
「アウトオブバウンズ」が適応されるシチュエーションの例を4つ紹介!
「アウトオブバウンズ」がどんな反則なのかはわかっていただけたと思います。
ここからは「アウトオブバウンズ」と判定される基準がより明確になるよう、具体的なシチュエーションをしていきますよ!
今回ご紹介するのは以下の代表的な4つのシチュエーションです。
【「アウトオブバウンズ」が適応されるシチュエーション4選】
- ラインを超えた状態で身体の一部がボールに触れた時
- ボールがラインに触れた時
- コート内に戻るプレイヤーがラインを完全に超える前にボールに触れた時
- コート外からパスを出すプレイヤーがラインを超えた時
さっそく見ていきましょう!
例①ラインを超えた状態で身体の一部がボールに触れた時
ラインを超えた状態で身体の一部がボールに触れた場合は「アウトオブバウンズ」が適応されます。
ここで重要なのは”身体の一部がボールに触れている”かどうか。
ラインを超えた選手がボールをキャッチするのは当然アウトですが、逆に言えばボールに触れていない選手はラインを超えても問題ないということです。
また、判断が難しいのが「ドリブル」をついている時で、ボールが手から離れているタイミングでラインを超えても反則にはなりませんが、手に戻ってきた時にラインを超えていると反則になりますよ。
もう一つ、勘違いされやすいのが、”ラインを踏んだ”場合はどうなのかということ。
バスケットボールにおいてコートの外枠として引かれている白線(サイドラインやエンドライン)はコート外とみなされるため、ラインを踏んだ状態でも「アウトオブバウンズ」は適応となることに注意が必要です。
例②ボールがラインに触れた時
バスケットボール自体がラインに触れてしまった場合も「アウトオブバウンズ」が適応されますよ。
先ほどもお伝えしたように、コートの外枠として引かれている白線はコート外の判定となります。
ドリブル中にボールが白線の上をバウンドしただけでも反則となってしまうので注意が必要ですね。
また、「ゴールの支柱」や「客席」といったコート外のものにボールが当たってしまった場合も当然「アウトオブバウンズ」です。
例③コート内に戻るプレイヤーがラインを完全に超える前にボールに触れた時
コート外からコート内に戻るプレイヤーがラインを完全に超える前にボールに触れた場合も「アウトオブバウンズ」です。
先述したように、ボールを持っていない選手がコートの外に出ることは全く問題ありません。
ただ、ボールを持つまでにはラインを完全に超えて、コート内に戻っている必要がありますよ。
この時”完全に超える”とは、ライン上またはコート外にある足が床から完全に離れ、なおかつコート内の床にどちらか一方の足が着地している状態を指します。
コート外でジャンプして空中でボールをキャッチした場合や、片足がラインを含むコート外の床を踏んでいる場合は反則となるので注意してくださいね!
例④コート外からパスを出すプレイヤーがラインを超えた時
コートの外からパスを出すプレイヤーがラインを超えた場合にも「アウトオブバウンズ」が適応されますよ。
これは主に「スローイン」をする時の話。
アウトオブバウンズをはじめ、バスケットボールの試合で反則が起こった場合は「スローイン」で試合再開となるケースが多くあります。
この時、コート外から投げ入れる選手がラインを踏んでパスをした場合、反則になるということですね!
また、スローインはコート内にいるプレイヤーが触れて初めて成立するので、ボールに誰も触っていないタイミングでラインを越えることも反則になることを覚えておきましょう!
「アウトオブバウンズ」を回避できるシチュエーションの例を紹介!
ここまで「アウトオブバウンズ」になるシチュエーションを解説してきました。
なんとなく、細かな判断基準がわかっていただけたのではないでしょうか?
一方、これは意外と「アウトオブバウンズ」にならないんだ・・・という状況もいくつかあります。
ここからはそんな「アウトオブバウンズ」を回避できるシチュエーションをご紹介していこうと思います。
【①コートの内側でバウンドしたボールをコートの内側にいる選手がコート外の床に落ちる前に触る時】
これが最も有名なシチュエーションかも知れませんね。
ルーズボールなどでコートの内側をバウンドしていたボールがそのままコート外に出ていってしまうことがあります。
そんな時、ボールがコート外の床に落ちる前であれば、コートの内側からそのボールに触るのは反則にならないとということを知っておきましょう!
ただし、触る選手はラインを踏んだり超えたりすることなく手を伸ばすか、コートの内側からジャンプをして空中にいる間にボールをコート内に戻さなければならないので注意が必要です。
【②ゴールのボードの側面(上下含む)にボールが当たった時】
バスケのゴールは大きくボードとリングに分けられますが、ボードの表面は当然ボールが当たっても良い場所です。
そして、意外と知られていないのが、ボードの側面(上下の面含む)もまたボールが当たっても問題のない場所だということ。
シュートが大きく外れてボードの上面や側面に当たったとしても、そのまま試合は続行されるのを覚えておきましょう!
【③ボードの裏を通り支柱などに触れることなくコート内に落ちた時】
ボールがボードの裏を通り、ゴールの支柱などコート外のものに触れることなくコート内に落ちた場合は「アウトオブバウンズ」であはありません。
アメリカの男子プロバスケリーグ「NBA」などでは、ごく稀にゴールのボード裏からのシュートを決める選手がいたりもします。
滅多にありませんが、ポイントはシュートを打った瞬間の選手がコート内にいたかどうかとボールがコート外のものに触れていないかどうかだと知っておきましょう。
まとめ
今回はバスケの「アウトオブバウンズ」について解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
この記事のポイントは以下の5つです。
【この記事のポイント5選】
- バスケにおける「アウトオブバウンズ」とは、ボールがコートの外に出てしまうこと。
- ボールが出てしまった場合は反則となり、最後にボールに触れていた選手と逆のチームにボールを持つ権利が与えられる。
- ボールが出てしまった位置付近のコートの枠線から、代表選手によるスローインで試合再開となる。
- コートの外枠として引かれている白線の上はコート外の判定となる。
- コート外からスローインをする選手がラインを踏んでパスをした場合も「アウトオブバウンズ」となる。
アウトオブバウンズのライン付近の判断は難しいですが、この記事を読めばもう迷わないはず。
ルールが曖昧な時やわからなくなってしまった時には、またこの記事で正確なルールを確認しにきてくださいね!
それではまた、次の記事でお会いしましょう!!