中学校に入るタイミングでバスケ部に入り、初めて本格的にバスケを始める方も多いのではないでしょうか?
バスケ部に入ると基本的に体育館シューズは使用せず、バッシュを購入することになると思います。
バスケは前後左右に激しくステップを踏んだり、何度もジャンプをしたりと足に負担のかかる慣れない動きが非常に多いスポーツ。
それゆえに、足の負担を軽減し、パフォーマンスを向上させてくれる「バッシュ」は非常に重要なアイテムです。
これから3年間はバスケをプレーすると考えると、バッシュ選びは絶対に失敗したくないですよね。
そこで今回は、中学生向けのバッシュの選び方とおすすめのモデルをいくつかご紹介したいと思います。
さまざまなメーカーから数多くのバッシュが発売されていて迷ってしまうと思いますが、今回解説するポイントをしっかり押さえて探せば、少なくとも失敗することはないはずですよ!
特に中学生は「成長期」ということもあり、大人のバッシュ選びとは気をつけるポイントが少し異なります。
この記事を参考に、ぜひとも自分にピッタリな部活用バッシュを見つけてみてくださいね!
目次
- 部活でもバッシュの用意は必要不可欠
- 中学生向け!部活用バッシュの選び方
- 中学生に人気なおすすめバッシュ12選
- 中学生に人気なバッシュ(1)アシックス(Asics)GELBURST 28
- 中学生に人気なバッシュ(2)アシックス(Asics) GLIDE NOVA FF 3
- 中学生に人気なバッシュ(3)アシックス(Asics) NOVA SURGE LOW
- 中学生に人気なバッシュ(4)アシックス(Asics) NOVA SURGE 3
- 中学生に人気なバッシュ(5)アシックス(Asics) UNPRE ARS 2
- 中学生に人気なバッシュ(6)アシックス(Asics) UNPRE ARS LOW 2
- 中学生に人気なバッシュ(7)ニューバランス(new balance) TWO WXY v5
- 中学生に人気なバッシュ(8)ナイキ(NIKE) サブリナ 2 EP ”Mirrored”
- 中学生に人気なバッシュ(9)ナイキ(NIKE) ルカ 3 PF
- 中学生に人気なバッシュ(10)ナイキ(NIKE)インパクト 4
- 中学生に人気なバッシュ(11)ナイキ(NIKE)ヤニス イモータリティ 3 EP
- 中学生に人気なバッシュ(12)ナイキ(NIKE)エレベート 3
- 初心者必見!中学校からバスケを始めた方にオススメのバッシュ4選
- バッシュを買い替えるべきタイミングはいつ?
- まとめ|中学生向けバッシュの選び方とオススメのモデルを紹介
部活でもバッシュの用意は必要不可欠
中学校に入ると部活が始まる方は多いと思います。
これまで触れてこなかったけれど、部活をきっかけにバスケを始める方もいるでしょう!
バスケ部に入る際にいくつか道具を自分で用意する必要がありますが、中でも「バスケットシューズ(バッシュ)」は最重要アイテムの1つ。
もちろん学校指定の体育館シューズでプレイすることもできなくはないですが、足腰への負担を考えるとやはりバッシュを購入するのがオススメですよ。
素早い方向転換や急停止、ジャンプなど足を激しく動かすスポーツであるバスケにおいて、足を守ってくれるバッシュはその後のバスケ人生を左右する”相棒”と言っても過言ではありません。
普通の靴と違い、バスケットシューズには選手のパフォーマンスを高めたり、選手を怪我から守ったりするためのさまざまな工夫が詰め込まれています。
グリップ力(滑りにくさ)やクッション性(衝撃吸収性)は商品ごとに少しずつ違っており、選手それぞれに合ったモデルを選ぶことができる反面、数多くのモデルから1足を選ぶのは非常に困難です。
それでも、のちにご紹介する「バッシュの選び方」を参考に探せば、少なくとも自分に合ったバッシュには出会うことができるはず。
デザインが非常に多いのもバッシュの魅力ですので、自分のお気に入りの1足をぜひ探してみてくださいね!
ただ、部活で使用するバッシュを探す際に忘れてはいけないのが「部内ルール」。
部活によっては顧問の先生が部員全員分をまとめて注文したり、メーカーや色、デザインに指定がある可能性もあります。
せっかく購入したバッシュが使えない・・・なんてことにならないよう、バッシュを購入する前に必ず部活の先輩や顧問の先生に確認しておきましょう!
中学生向け!部活用バッシュの選び方
さて、バッシュの重要性を理解していただいたところで、次は「部活用バッシュの選び方」について解説していこうと思います。
カラフルなデザインを見るとつい履いてみたくなってしまうものですが、その選び方は要注意。
バッシュの本来の役割は「パフォーマンスの向上」と「怪我の防止」ですので、まずは自分に合った機能性のバッシュを探すことを最優先に考えてくださいね!
では、具体的にどのようなポイントに注意してバッシュを選べば良いのでしょうか?
中学校でバスケ部に入部して初めてバッシュを購入する方は、これらのポイントを参考にバッシュを選んでみてくださいね。
バッシュの選び方①自分の足にあったサイズを選ぼう!つま先にはゆとりが必要?
バッシュを選ぶ上で最も重要なポイントは「自分の足にあったサイズを選ぶこと」です。
どんなに機能性やデザイン性が良いバッシュであっても、サイズが合っていなければパフォーマンスが低下するばかりか怪我のリスクもかなり高くなってしまいますよ!
また、中学生のバッシュ選びでありがちなのが、成長を見越して少し大きめなバッシュを購入すること。
確かにバッシュは高い買い物ですが、サイズの合っていない高機能バッシュを1足購入するくらいなら、サイズがぴったりな安価なバッシュを成長に合わせて購入した方が成長期の身体を守ることにつながることは間違いありません。
今後のバスケ人生を考えて、必ず現在の足のサイズに合ったバッシュを購入するようにしてくださいね。
では実際バッシュを選ぶ際にどんなサイズを選ぶのが良いかというと、「足のサイズに対して0.5~1.0 cmほど大きいサイズ」がベストだと言われています。
必ずしもピッタリがいいわけではないんですね。
バスケは方向転換や急ストップなど足に負担のかかる動きが多いので、ピッタリサイズのシューズだと足と靴が擦れて靴擦れになってしまいます。
一応言っておくと、小さすぎるバッシュは足の指が曲がってしまいますし、大きすぎるバッシュは動きにくくなってしまうので当然NGですよ。笑
また、バッシュのサイズは縦方向だけでなく、横幅や甲の高さも考えて選ぶ必要があります。
日本人の足は横幅が広く甲が高いと言われていますが、結局は人によるもの。
特に初めてバッシュを購入する場合はネットで購入するよりも、シューズショップなどで足のサイズを測ってもらい、実際に履いてみてから決めるのがオススメですよ!
バッシュの選び方②屈曲性(曲りやすさ)に優れたシューズを選ぼう
ソール(靴底)の屈曲性(曲りやすさ)もバッシュを選ぶ際に見ておきたいポイント。
あまり聞いたことのない言葉かもしれませんが、瞬発力が必要なバスケにおいて、靴の屈曲性は非常に重要です。
靴の屈曲性とは、簡単にいうと「靴が足の自然な曲がりに合わせてしなやかに曲がる能力」のこと。
屈曲性の低い靴は足への負担が大きいだけでなく、転倒やタコ・マメなどの足トラブルが起こりやすいと言われていますよ!
成長期真っ只中で骨が変形しやすい中学生にとって、屈曲性の低い靴は「外反母趾(がいはんぼし)」や「浮き指(うきゆび)」といった足の形の変形につながってしまいかねません。
ただ、屈曲性が高すぎても今度は地面からの反発力をうまく得られず滑って転ぶ可能性があります。
結局は実際に着用して確かめるしかないわけですが、店頭で試着できる時には踏み込んで体重をかけたり、歩行時に足への圧迫感がないかを確かめたりしてみてくださいね!
バッシュの選び方③クッション性・耐久性などの機能性も確認しよう
バッシュを選ぶ時には必ず機能性の確認もするようにしましょう!
特に「軽さ」「安定性」「耐久性」「クッション性」「グリップ力」の5つはバッシュの機能を測る上で非常に重要です。
バスケは足への負担が大きいスポーツですので、少しでも身体への負担を軽減するために、機能性に優れたシューズを選ぶようにしてくださいね!
特に中学生の場合、成長期で体が出来上がっていない場合がほとんど。
「軽さ」は当然軽い方が足への負担は少ないですし、「安定性」は接触の多いバスケにおいて足首の怪我を防ぐ上で重要な機能です。
一方、「耐久性」や「クッション性」、「グリップ力」は高ければ高いほどいいというわけではありませんよ。
耐久性が高すぎるバッシュは柔軟性や屈曲性を損なうので足への負担は大きくなりますし、クッション性やグリップ力が高すぎるとむしろ動きにくさが増して怪我の原因になりかねません。
体つきやポジションに合った適切な機能のバッシュを選ぶことが重要というわけです。
また、「履き口(足を入れる部分)の高さ」もバッシュを選ぶ上で重要なポイント。
「ローカット」や「ハイカット」という用語で表現されていますが、要するに履き口の高さがくるぶしよりも上に来るか下に来るかの違い。
これは単に見た目の違いだけではなく、足首をしっかり覆うことで安定性をもたらすという目的のもとにデザインされているんですよ!
まだバスケ向きの体の動かし方が分かっていない初心者の方には、足元の安定性を高めてくれるハイカットのバッシュがオススメと言われています。
ただ、ハイカットのバッシュは足首の動きが制限されるだけでなく、足首を覆っているパーツ分の重量が重くなってしまうという一面も。
最初はハイカットのバッシュを使い、上達するにつれてローカットに乗り換えていくのが一番いいかもしれませんね!
バッシュの選び方④プレースタイルやポジションに合わせて選ぼう
「得意なプレースタイルがある場合」や「ポジションが決まっている場合」には、それに合ったバッシュを選ぶというのも正しい選び方の1つ。
バスケットボールには「ポイントガード(PG)」「シューティングガード(SG)」「スモールフォワード(SF)」「パワーフォワード(PF)」「センター(C)」の合計5つのポジションがあり、それぞれ求められる動きが大きく異なります。
動きが異なるということは足への負担のかかり方も異なるので、それぞれのポジションに合った機能を持つバッシュを履いた方がパフォーマンスの向上や怪我の防止に繋がりやすいということですよね!
以下にポジションに応じたバッシュの選び方をまとめましたので参考にしてださいね。
【PG・SG・SFの場合】
ボール運びやパス、シュート、ドライブなどの動きを中心に、コート中を走り回ったり相手のディフェンスの間に切り込んだりするポジション。
相手を抜き去る「瞬発力」や試合時間中ずっとコートを移動する「スピード」などが求められます。
バッシュにおいて重視するべき機能は「軽量性」「屈曲性」「グリップ力」などです。
【PF・Cの場合】
リバウンドや近距離からのシュートなどゴール下を主戦場としてプレーするポジション。
相手との接触やジャンプの回数がどうしても多くなるので、足をしっかりと支えてくれる機能や衝撃を吸収する機能が必要です。
バッシュにおいて重視するべき機能は「クッション性」「耐久性」「安定性」などです。
ただ、バッシュを初めて購入する方の中にはまだポジションやプレースタイルが決まっていない方も多くいらっしゃるでしょう。
この後詳しく解説しますが、そういう場合はどのポジションでも使用できるオールラウンドなバッシュの購入がオススメです。
バッシュの選び方⑤初心者のみ|オールラウンドな機能を持ったものがオススメ
最後はバスケを始めたばかりの方だけ当てはまるバッシュの選び方。
中学校に入って初めてバスケを始める方は、よほど身長が大きかったりしない限りはポジションやプレースタイルが決まっていないと思います。
しばらくプレーをするうちに決まっていくと思いますが、自分のやりたいポジションと向いているポジションが違った場合、バッシュに求める機能が変わってしまう可能性がありますよね。
せっかく購入したバッシュをまだ使えるうちに手放すのは勿体無い。
そうならないためにオススメなのが「オールラウンドなバッシュを購入すること」です。
オールラウンドなバッシュとは、つまり「どのポジションでも必要な機能を備えているバッシュ」のこと。
「クッション性(衝撃吸収力)」「屈曲性(曲りやすさ)」「グリップ力(滑りにくさ)」の3つはどのポジションでも必要な要素ですから、これらをバランスよく備えているバッシュを選ぶと良いでしょう!
最初はオールラウンドなバッシュを購入し、ポジションやプレースタイルが決まるにつれて自分に必要な機能持ったバッシュを購入するという流れが最も失敗しにくいということですね!
中学生に人気なおすすめバッシュ12選
さて、ここからは中学生に特に人気なバッシュをご紹介していこうと思います。
人気があるのには理由があり、ここで紹介するバッシュはどれもデザイン性と機能性を高いレベルで備えたオススメの1足ばかりですよ!
12種類のモデルについて基本的な情報や機能的な特徴を解説していますので、これから購入しようと考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
中学生に人気なバッシュ(1)アシックス(Asics)GELBURST 28
【基本情報】
発売日:2025年9月18日
価格(税込):18,150円
サイズ:23.5cm〜31.0cm
部活用として非常に人気が高い「ゲルバースト(GELBURST)」シリーズの最新作(2025年10月時点)。
スピードをコンセプトにしたモデルで、軽さと反発性に重点を置いているのが特徴です。
アシックスの開発した特殊ミッドソール「トラスティック」が中央から前方にかけて伸びており、ダッシュ時に反発力をうまく推進力に変えることができる仕組みになっていますよ!
アッパー(足の甲を覆う部分)は伸縮性の高いメッシュ素材。
ヒール(かかと部分)には樹脂製の「ヒールカウンター」があり、足との一体感を高めてくれるだけでなく、急ストップ時などでの足とシューズのブレを抑制してくれます。
スピードを武器にプレーする選手にはおすすめの一足です。
中学生に人気なバッシュ(2)アシックス(Asics) GLIDE NOVA FF 3
【基本情報】
発売日:2024年9月17日
価格(税込):11,160円
サイズ:23.0cm〜30.0cm
アシックス(Asics)の人気シリーズ「GLIDE NOVA(グライドノヴァ)FF」の第3作目。
軽さとフィット性に優れ、ガードやフォワードなどのスピードを重視する選手におすすめな1足です。
ちなみに「GLIDE NOVA(グライドノヴァ)FF」シリーズは2025年10月時点で全4作がリリースされていますよ。
このバッシュの最大の特徴は「comfort meets cuickness(=快適さと速さの融合)」。
ローカット(履き口がくるぶしの下にくる高さの形状)やモノソック構造(シュータンと履き口が一体化した構造)の採用により履きやすさや動きやすさを向上。
さらに、軽量なソールやフィット性に優れたアッパー、耐久性とサポート性が向上させるための前足外側に施された補強により、瞬発的な力を高めてくれていますよ!
2025年10月時点で全7色のモデルが発売されており、豊富なカラーバリエーションの中から自分のチームカラーやユニフォームに合った色を選択できるのも魅力の1つと言えるでしょう!
中学生に人気なバッシュ(3)アシックス(Asics) NOVA SURGE LOW
【基本情報】
発売日:2023年1月26日
価格(税込):11,930円
サイズ:24.0cm〜32.0cm
空中戦に特化したバッシュとして開発されたアシックスの「NOVA SURGE(ノヴァサージ) LOW」。
通常の「NOVA SURGE(ノヴァサージ)」はハイカット(履き口がくるぶしより高い位置にくるもの)でしたが、「NOVA SURGE(ノヴァサージ) LOW」はより足首の可動域が広いローカットのモデルです。
クッション性や反発力に優れており、激しいプレーを行うポジションやプレースタイルの選手にはおすすめのモデルとなっていますよ。
最大の特徴は「アウトソール」「ミッドソール」「アッパー」のすべてがジャンプに安定性を与えるための設計となっていること。
シューズの最も外側のパーツである「アウトソール」はかかと部分が「ラウンド形状(丸みを帯びた形)」になっており、踏み込みからジャンプまでの重心移動を速やかに行うことが可能。
足裏全体を覆うパールである「ミッドソール」はアシックスのバッシュの中でも最高レベルで分厚い構造となっており、高いレベルでの衝撃吸収力を発揮します。
足の甲を覆うパーツである「アッパー」は人工皮革を採用しており、高いサポート性を提供。
また、踵部分を高い位置まで支える独自のアンクルスポンジを搭載しており、足へのフィット感を向上させています。
中学生に人気なバッシュ(4)アシックス(Asics) NOVA SURGE 3
【基本情報】
発売日:2024年12月19日
価格(税込):13,090円
サイズ:24.0cm〜32.0cm
「リバウンド」や「ダンク」など、インサイドでの空中戦を制するためのバッシュとして開発された「NOVA SURGE(ノヴァサージ)」シリーズ。
「NOVA SURGE(ノヴァサージ)3」は、2024年12月19日に発売された最新作です。(2025年10月26日現在)
最大の特徴は、アシックスが開発した軽量かつ高反発なミッドソール「FF BLAST PLUS(エフエフ ブラスト プラス)」。
この素材はもともとランニングシューズのために開発されたもので、長時間のプレーでも膝や足首への負担を軽減してくれる優れものです。
足を地面に着くと同時に靴底の中央が窪んで衝撃を吸収し、元に戻る力で反発力を生み出すというまるでトランポリンのようなバウンス性を持っていますよ。
他にも、踏み込み時の横ブレを抑えるための「樹脂製サポートパーツ」が前足外側に搭載。
パワーのロスを減らし、シュートやリバウンドの際により高く、安定したジャンプを実現してくれます。
また、シューズの内側にはかかとのホールド感を高めるための滑り止め素材(起毛素材)を使う一方で、履き口の足首部分には柔らかいスポンジ素材を使用。
圧迫感を軽減しつつも足にフィットする設計になっているのも注目ポイントですね。
中学生に人気なバッシュ(5)アシックス(Asics) UNPRE ARS 2
【基本情報】
発売日:2023年8月10日
価格(税込):12,320円
サイズ:24.0cm〜32.0cm
「足元の安定性」を重視するプレーヤーのために開発されたモデルである「UNPRE ARS 2(アンプレアルス2)」。
足元の安定性は怪我の予防になるだけでなく、足が地面を蹴る際の力の伝達をスムーズにしてくれる重要な機能です。
「パワーフォワード」や「センター」などのフィジカルを活かした戦いをしたいプレーヤーは、安定性の高いバッシュを選ぶと力強い踏み込みがより効果的な武器になるはずですよ。
「UNPRE ARS 2(アンプレアルス2)」の安定性を向上させているポイントは、なんといっても足の側面を両側から支えてくれる「サイドウォール」。
ディフェンスを抜きさるための素早い切り返しや左右への激しいステップの際にも、サイドプレートが横へのブレを抑えてくれます。
前作ではこのサイドプレートがシューズの中に足を入れにくくしてしまっていたようですが、「UNPRE ARS 2(アンプレアルス2)」ではその悩みは解消されているようです。
また、アウトソールが前作よりもフラットに設計されており、足と床との接地面積が増えたことも安定性につながっていると言えますね。
他にも、紐を閉めた時のフィット感を向上させるためにアッパー部分には伸縮性の高いメッシュ素材を使用。
さらに、前足の足裏部分に入っている「X字型の切れ込み(屈曲溝)」によって様々な方向へのスムーズな加速が可能になっており、最先端技術と工夫が盛りだくさんの一足です。
カラーバリエーションも全7色(White/Sunrise Red、Black/Graphite Grey、White/Light Sapphire、Lake Grey/Cream、Beet Juice/Diva Pink、White/Glacier Grey、White/Metropolis)と豊富で、練習用のウェアやチームのユニフォームに合わせて会う色を選べるというのも大きな魅力の1つと言えるでしょう!
中学生に人気なバッシュ(6)アシックス(Asics) UNPRE ARS LOW 2
【基本情報】
発売日:2023年12月14日
価格(税込):16,500円
サイズ:24.0cm〜32.0cm
先述した「UNPRE ARS 2(アンプレアルス2)」のローカットモデル「UNPRE ARS LOW 2(アンプレアルス ロー 2)」。
足元の安定性に加え足首周りの可動域を広げた一足で、NBAにも挑戦している「河村勇輝(かわむらゆうき)選手」が初めてNBA入りを果たした2024年に着用したモデルとしても有名ですね。
河村選手のように、細かなステップとスピードを活かして相手を抜き去るプレーを得意とする選手におすすめのモデルです。
基本的には「UNPRE ARS 2(アンプレアルス2)」と搭載されている機能は同じであり、「サイドウォール」や「ややフラットな構造のソール」、「X字型の屈曲溝」などがバッシュの安定性と屈曲性(くっきょくせい)を高めています。
大きな違いはアッパー部分に採用された「シンセティックレザー」と「メッシュ」が融合した素材と、改良された「ハトメ(靴ひもを通す穴)」部分の構造。
前作より柔らかい履き心地で、足の形にフィットしやすい設計となっていますよ!
中学生に人気なバッシュ(7)ニューバランス(new balance) TWO WXY v5
【基本情報】
発売日:2024年4月15日
価格(税込):18,700円
サイズ:25.0cm〜31.0cm
近年のポジションレスバスケに適応するために、オフェンスとディフェンスの両方へ対応できるシューズとして開発された「TWO WXY(トゥーウェイ)シリーズ」。
「TWO WXY v5(トゥーウェイ バージョン5)」はその最新作で、軽量ながら高いパフォーマンスを誇る1足に仕上がっています。(2025年10月27日時点)
このモデルの最大の特徴は、ニューバランスの技術が詰め込まれた「ミッドソール」。
本来ランニングシューズのために開発された反発力の高い素材「FuelCell(フューエルセル)」を基盤とし、特に圧力のかかりやすい「かかと」や「母指球」の下にクッション性の高い素材である「Fresh Foam X(フレッシュフォームエックス)」を配置。
これにより相手を抜き去るためのドリブルやインサイドでのリバウンドなど激しい動きの際にも衝撃を緩和し、足への負担を減らしてくれますよ。
また、アッパー(足の甲を覆う部分)には目的に合わせて編み方や密度を変えたメッシュ素材である「エンジニアドメッシュ」を採用しており、軽量かつ通気性に優れながら足にピタッとフィット。
さらに、メッシュ素材と合成繊維を組み合わせて作成された「シュータン」やつま先部分(トゥーボックス)に搭載された衝撃吸収剤「ゾーンクッション」が柔らかく快適な履き心地を実現しています。
靴のサイドには特殊なスクリーンプリント技術によって3Dに見える「N(ニューバランスのロゴ)」がプリントされており、デザイン性も抜群。
カラーリングも全くテイストの異なる色で13種類ものモデルがリリースされているので、チームカラーや好みに合わせて選ぶことができるのも魅力の1つと言えますね!
中学生に人気なバッシュ(8)ナイキ(NIKE) サブリナ 2 EP ”Mirrored”
【基本情報】
発売日:2024年10月
価格(税込):15,730円
サイズ:22cm〜33.5cm
NIKEがリリースした史上初の女性選手のシグネチャーモデル「サブリナ(Sabrina)」シリーズ。
専属契約を締結したのはアメリカの女子プロパスケットボールリーグ「WNBA」でリーグを牽引する若きスター選手「サブリナ・イオネスク」。
「サブリナ 2 EP ”Mirrored(ミラード)”」はシリーズ2作目のモデルの1つで、「見えなければ、なることはできない(You can't be what you can't see)」というサブリナから次世代へのメッセージが込められた1足です。
これを「Mirrored(鏡に映した)」という言葉で表現しているのが非常にオシャレですよね。
そのテーマのとおり、バッシュにプリントされたNIKE(ナイキ)のロゴが鏡面(鏡のように反射する光沢のある面)になっています。
ちなみに「EP」とは「Engineered Performance」を略したナイキ独自の用語で、アジア人向けの足型に合わせたシューズであることを示しているので覚えておきましょう!
ただ、「サブリナ 2 EP ”Mirrored(ミラード)”」の魅力は決してデザイン性だけではなく、NIKE(ナイキ)が開発した最先端の機能を搭載しているのも魅力の1つ。
最も特徴的なのはミッドソールの構造で、ナイキが開発したクッション素材「Cushlon(クシュロン)フォーム」を硬さを変えて2層で配置することで「柔らかな履き心地」と「安定感」の両立を実現しています。
さらに、前足部分にはNIKE(ナイキ)を代表する技術である「Air Zoom(エアズーム)ユニット」を搭載し、踏み込んだ力への反発によって加速力を高められる構造になっていますよ。
他にも、アッパー部分はフィット感にこだわった設計で、シューズの内側に足中央部を固定する「フィットバンド」を配置したり、高強度繊維の細いケーブルを配置したりすることで、シューレース(靴紐)を絞めると靴全体が足にフィットする構造。
アウトソールには非常に耐久性の高い「XDR(Xtra Durable Rubber:エクストラ・デュラブル・ラバー)」が採用されており、靴裏にはサブリナの頭文字「S」が同心円状に並んだ「Sトラクション」と呼ばれる模様を配置。
屋外コートでも使用可能な耐久性とトラクション(すべりにくさ)を持った1足となっています。
室内での使用感ももちろん抜群で、国内外多くのプレーヤーから支持を得ているおすすめのモデルです。
中学生に人気なバッシュ(9)ナイキ(NIKE) ルカ 3 PF
【基本情報】
発売日:2024年7月25日
価格(税込):16,830円
サイズ:23.0cm〜34.0cm
NBAで”神童”の異名を持つ、スロベニア出身の若きスーパースター「ルカ・ドンチッチ」。
2018年にNBAドラフト全体3位で指名された天才は、NBAに入ると同時にNIKE(ナイキ)の子会社である「JORDAN BRAND(ジョーダン ブランド)」との専属契約を締結し「NIKE LUKA(ナイキ ルカ)シリーズ」がリリースされました。
「ルカ 3」はそんな「NIKE LUKA(ナイキ ルカ)シリーズ」の最新作に当たるシリーズ3作目のモデルです。(2025年10月28日時点)
実は発売時点でNIKE(ナイキ)史上最も軽量なバッシュとしてリリースされた「ルカ 3」。
しかも、ただ軽量というだけでなく、機能性の高さも相まっているのがすごいところです。
特徴的なのはミッドソールの踵からつま先部分まで搭載された”フルレングス”のクッション素材「Cushlon(クシュロン)3.0フォーム」。
従来の素材よりもクッション性と反発性に優れ、「ロッキングチェア」のようにかかとからつま先へに滑らかな体重移動をサポートしてくれますよ。
アッパー(足の甲を覆う部分)には靴底に熱と圧力を加えて形成する「成形アッパー」が採用され、靴底とアッパーが一体化することによる安定性とフィット感を提供。
形成の際に不要な部分を極限まで削ったことで軽量化にもつながっているようです。
また、足の外側サイドには足裏から伸びた「Isoプレート」が搭載されており、横方向の動きに安定感を付与。
ステップバックからリングへのドライブなどの急停止や素早い方向転換が求められるプレーの精度をより高いものにしてくれるはずです。
アウトソールは耐久性に特化した素材ではないものの、幅広で地面を掴みやすい設計になっているため屋外の仕様にも向いている1足といえますね。
中学生に人気なバッシュ(10)ナイキ(NIKE)インパクト 4
【基本情報】
発売日:2022年9月2日
価格(税込):10,780円
サイズ:23.5cm〜32.0cm
プロ仕様の高い機能性を持ちながら、比較的手頃な価格設定の高コスパな一足。
最大の特徴は踵部分に搭載された「Max Airユニット」で、軽量ながら成長期の足に負担をかけない高いクッション性を発揮してくれますよ。
アウトソールは耐久性の高いラバー素材で作られているので、屋外での使用も可能。
「ヘリンボーントラクション」の採用によって屋外でも地面をしっかり掴むグリップ力を発揮しつつ、踵部分の立体的な構造のミッドソールとつま先部分の成型ラバーウィングによって左右から支えて安定性を向上させることで、急なストップや方向転換でも怪我しにくい状況を作り出しています。
さらに、ダイヤモンド型カットされたアウトソールや半透明のメッシュ素材を採用したアッパーなど軽量化を図るための工夫も盛りだくさん。
長時間の試合や練習が予想される中学生にとって、足への負担を減らす上で軽量化は非常に重要なんです。
しかも、ただ軽量化するだけにとどまらず、「バッシュ=ゴツい」というイメージを覆すようなスタイリッシュなデザインになっているのもポイント高いですよね!
履き口の前後(ヒール部分とシュータン)にクッション性の柔らかいパッドが内臓されており、長時間履いていても痛くならない履き心地の良さも完備。
これで1万円前後の価格帯なわけですから、部活でバスケをする親子に人気なのも納得ですよね。
ジャンプ、着地、前後左右への動きのコントロールなど、全力のプレイを快適に行いたい方に向けた、おすすめの一足と言えるでしょう!
中学生に人気なバッシュ(11)ナイキ(NIKE)ヤニス イモータリティ 3 EP
【基本情報】
発売日:2023年8月16日
価格(税込):9,900円
サイズ:22.5cm〜31.0cm
NBAの人気選手「ヤニス・アデトクンボ」の名を冠したバッシュ。
ヤニスを好きな中学生プレイヤーであれば、一度はシグネチャーモデルの着用を夢見たことがあるでしょう。
ただ、正規のシグネチャーモデルは2万円弱の価格設定であることから、サイズアウトや消耗による交換が頻繁に起きる中学生の足にはコスパが悪いと思います。
そこでおすすめなのが「テイクダウンモデル」。
1万円以下の金額で、NBA選手の履いているバッシュとよく似た性能を持ったバッシュを履くことができますよ!
もちろん性能面もハイスペックなのでご安心ください。
最も特徴的なのはアウトソールの裏の中央にある溝。
ヤニス選手と言えば長い足を生かして相手を左右に抜き去る「ユーロステップ」を想像する方も多いと思いますが、この溝があることによって靴に柔軟性が増し、横方向の動きをスムーズに行うことを可能にしてくれるんですよ!
また、足の外側には中央に合成素材で作られたNikeのロゴストラップが配置されており、安定性を増すことで怪我の予防にも配慮した作りになっています。
他にも、速攻などでスピードを出して走る際にも足への負担を軽減してくれる柔らかいミッドソール、軽量かつ通気性が良く長時間の使用でも蒸れにくいメッシュ素材のアッパーなど素早い動きを必要とするプレイヤーに必要な機能が詰まっているんです。
ポジションレス化が進んだ現代バスケにおいてはどのポジションのプレイヤーにもおすすめできる高コスパな一足と言えるのではないでしょうか?
中学生に人気なバッシュ(12)ナイキ(NIKE)エレベート 3
【基本情報】
発売日:2023年10月1日
価格(税込):9,900円
サイズ:23.5cm〜32.0cm
オフェンスとディフェンスの両方をハイレベルに行う万能プレイヤーのために作られたシリーズ。
アスリートのテストから得たデータを元に作成されたプロ使用のモデルながら、1万円以下という手頃な価格で購入可能な高コスパな一足です。
高い耐久性を誇っており、室内・屋外ともに使用可能という汎用性の高さも外で自主練をしたい中学生にとっては魅力的なポイント。
特徴的な「ジェネレーティブデザイン」と呼ばれる模様を採用したトラクションによって、アスファルトの上でもしっかりとしたグリップ力を発揮してくれますよ。
足にピッタリフィットするメッシュ素材のアッパー、つま先を支えるサイドプレート、土踏まず部分もしっかり支える内部構造など、足を安定させる機能も盛り沢山。
まだ筋力の十分でない中学生の足を怪我から守ってくれるもの嬉しいですよね。
快適な履き心地と基本的な機能性を備えながら、買い替えの激しい中学生のバッシュ事情でもお財布に優しいコスパの良さを実現した、まさに中学生向けの代表的なモデルの1つと言えるでしょう!
初心者必見!中学校からバスケを始めた方にオススメのバッシュ4選
続いては、中学生からバスケを始める「初心者」の皆さんに向けて、特におすすめなバッシュを4つご紹介します。
先ほどもお伝えしたように、初心者の方はまだポジションや得意なプレーがわからないと思いますので、できる限り全てのポジションで使える”オールラウンド”な性能を持ったモデルがおすすめ。
ここで紹介する4つは性能、コスパともに抜群ですので、ぜひバッシュ選びの参考にしてみてくださいね!
中学校からバスケを始めた方にオススメのバッシュ(1)アシックス(Asics)GELHOOP V17 STANDARD
【基本情報】
発売日:2025年2月20日
価格(税込):15,950円
サイズ:22.5cm〜31.0cm
まず初めにご紹介するのはアシックスの「GELHOOP V17(ゲルフープ バージョン17)」。
「NARROW(ナロウ)」「STANDARD(スタンダード)」「EXTRA WIDE(エクストラ ワイド)」の3種類があり、プレイヤーの足幅に合わせてフィットするモデルを選ぶことができる優れものです。
ただ、このバッシュの最大の特徴は「軽量性・グリップ力・柔軟性のバランスが非常に良い」ところ。
加えて膝などの関節への負担を最小限に抑えてくれるので、どの年代でも履きやすいベーシックな一足と言えるでしょう!
「GELHOOP V17(ゲルフープ バージョン17)」のバランスの良い性能を支えているのが以下の4つの技術。
- 軽くてクッション性に優れた「FLYTEFOAM(フライトフォーム)」
- 足のぐらつきを抑える「トラスティック」
- PUコーティングを施したメッシュアッパー
- フィット性を高める紐締め部分の「ループ構造」
「FLYTEFOAM(フライトフォーム)」はアシックスが長距離ランナーのために開発したクッション素材で、従来の素材に比べて半分以下の軽さ(55%OFF)でありながら、弾むようなクッション性能を誇る革命的な技術です。
また、足の中央部分に配置された「トラスティック(ねじれ防止用パーツ)」はバッシュが捻れることによる足のグラつきを防ぎ、激しい動きの中でも安定感のあるプレーを可能にしてくれていますよ!
続いて「PUコーティング(ポリウレタンコーティング)」によって撥水性と耐久性が高められたメッシュ素材のアッパーは、バッシュの寿命を伸ばすとともに、通気性と柔らかい履き心地の両方を高いレベルで実現。
そして、紐締め部分の「ループ構造(シュータンの上側についた靴紐を通すための輪)」によって靴紐を締めた際に靴のパーツ全てを一体化し、バッシュのフィット性を高めて急なストップや方向転換の際にも足のズレを少なくしてくれているんです。
ポジションに関係なく使用可能な性能を持ち、軽さとクッション性で成長期の足も守れる。
バスケ専門店や大手スポーツ用品店などでも取り扱われている商品ですので、バスケを始める際のバッシュ選びに迷っている方はぜひ一度試し履きをしてみてくださいね!
中学校からバスケを始めた方にオススメのバッシュ(2)アシックス(Asics)NOVA FLOW 2
【基本情報】
発売日:2025年4月17日
価格(税込):10,010円
サイズ:22.0cm〜28.0cm
2つ目にご紹介するのは、アシックスが履き心地の良さや足への負担の少なさを重視して作成したコンフォート(快適さ重視の)モデル「NOVA FLOW 2(ノヴァ フロウ 2)」。
最先端の競技用モデルに比べてパフォーマンスに特化した性能はしていないものの、バッシュを始めて履く人にとっては申し分ない性能と高いコストパフォーマンスを持ち合わせている一足です。
特徴的なのは、ミッドソール(クッション性を決めるパーツ)全面に使用されている独自技術「FLYTEFOAM Propel(フライトフォーム プロペル)」。
先ほどご紹介した「FLYTEFOAM(フライトフォーム)」の中でも特に反発力に優れた素材で、ふわっとした着地とトランポリンのような反発で、走り出しからのスムーズな加速を実現してくれます。
ふつうは反発力が高まると足への負担も高くなるものですが、「NOVA FLOW 2(ノヴァ フロウ 2)」ではミッドソールを分厚く設計することで、足への負担を軽減しつつ反発力が高い性能を可能にしているんですよ!
また、アッパー(足の甲を覆う部分)には柔らかいメッシュ素材を活用して通気性を向上。
足首周りの衝撃吸収剤(クッションフォーム)とシュータン(足の甲にあたるベロのようなパーツ)部分の厚手のメッシュ素材によって足首を優しく包み込むことによって、柔らかいながらも足にフィットする履き心地を実現し、不慣れな動きの中でも足をしっかりとホールドしてくれるので安心感があります。
履き心地の良さと足の負担をおさえつつもパフォーマンスを高める性能の高さ、さらには「ほぼ1万円」というコスパの良さ。
バッシュ選びに悩んでいる初心者プレイヤーにはぜひおすすめしたい一足です。
中学校からバスケを始めた方にオススメのバッシュ(3)アシックス(Asics)LADY GELFAIRY 9
【基本情報】
発売日:2024年3月14日
価格(税込):15,950円
サイズ:22.0cm~26.5cm
続いてご紹介するのは、アシックスが女性プレイヤーのパフォーマンスを支えるために作成したレディース用バッシュである「LADY GELFAIRY 9(レディ ゲルフェアリー 9)」。
Wリーグで活躍する「東藤なな子(とうどう ななこ)選手」がキービジュアルを担当しており、彼女が2020年東京オリンピックで日本代表に選出された際にも着用していたことで知られるモデルです。
「LADY GELFAIRY 9(レディ ゲルフェアリー 9)」の最大の特徴は、女性専用の足形(ラスト)を使って作られていること。
女性の足は、男性の足と比べて「アーチが高く、足幅とかかとが細く、側面から見たときに薄い」という特徴があるため、それを考慮して作られたモデルである「LADY GELFAIRY 9(レディ ゲルフェアリー 9)」は女性の足によりピッタリフィットするというわけです。
具体的には、足のアーチを支えながら母指球にかかる負担を軽減する構造(L.A.コンフォート機能)で、激しい動きの中でも足の形が崩れないようになっているとのこと。
特に成長期の中学生の場合は、シューズの形が合っていないと扁平足や外反母趾などの足の変形につながってしまう可能性があるので、そのリスクを下げるという意味でもおすすめの一足だと言えるでしょう!
中学校からバスケを始めた方にオススメのバッシュ(4)アシックス(Asics)DUNKSHOT MB 9
【基本情報】
発売日:2024年3月7日
価格(税込):8,500円
サイズ:19.0cm~25.0cm
アシックスがミニバス・ジュニア世代向けバッシュのエントリーモデル(初心者向けモデル)として開発したのが「DUNKSHOT MB(ダンクショット エムビー)」シリーズ。
「DUNKSHOT MB 9(ダンクショット エムビー 9)」はその9作目に当たるモデルですね。
ジュニア向けのバッシュを開発するにあたり、アシックスがこだわったのは主に以下の3つのポイント。
- 曲がりやすいソール
- ジュニア専用ラストの採用
- 足首周りのスポンジ(E.V.A.シート)
まず、クッション性能の肝となるミッドソール部分には柔らかく曲がりやすい素材を採用。
滑りにくさを決めるアウトソールには指の付け根あたりに屈曲溝を作り、弱い力でも曲がる構造を実現。
これによって中学生のまだ不十分な筋力でも動きを妨げないバッシュを完成させました。
次に、「かかとや足囲(足のもっとも幅広な部分の周囲の長さ)が細い」という日本のジュニア世代特有の形を考慮した足型(ラスト)を採用。
これによって大人と同じ型で作られたバッシュよりも高いフィット感を作り出すことができ、足のズレを防ぐことによるパフォーマンスの向上はもちろん、マメや外反母趾などの怪我の抑制に繋がります。
さらに、足首周りに「E.V.A.シート」と呼ばれるスポンジ素材を内蔵。
足首の左右への倒れ込みを抑制し、バスケの動きに不慣れな初心者の足を捻挫などの怪我から守ってくれる構造になっているんですよ!
アシックスがとことん「初心者向け」にこだわったモデルですので、これからバスケを始める方にはぜひおすすめしたい一足です。
バッシュを買い替えるべきタイミングはいつ?
バスケをこれから始める方には少し気が早いかもしれませんが、これからバスケ部に入るのであればバッシュを買い替えるべきタイミングは知っておいた方がいいでしょう。
バッシュは消耗品です。
どんなに耐久性に優れたモデルでも、使っていれば必ずゴムがすり減ったり、インソールのクッションがなくなったり、糸がほつれて穴が空いたりして機能が劣化していきます。
使用頻度にもよりますが、部活でほぼ毎日使用する方は一般的に「3ヶ月〜1年程度」で買い換えた方が良いと言われていますよ。
機能が低下したバッシュを使い続けていると怪我のリスクが高まります。
限られた学生の期間を怪我で無駄にすることのないよう、劣化してきたバッシュを使い続けることの内容に注意してくださいね!
また、中学生は成長期を迎えることが多いので、足のサイズもどんどん大きくなっていくことが予想されます。
大きくなったにも関わらずサイズの合っていないバッシュを使っていると、怪我のリスクはどうしても高くなってしまうことに。
確かにバッシュを何度も買い替えるのはお金がかかるものですが、バッシュがきつい場合はできる限り早く新しいバッシュを購入することをおすすめします。
まとめ|中学生向けバッシュの選び方とオススメのモデルを紹介
今回は、中学生向けのバッシュの選び方とオススメなモデルについて紹介してきました。
購入したいと思える1足に出会うことはできたでしょうか?
バッシュはバスケットボールをプレーする上で欠かせないアイテムの1つ。
デザインが豊富で魅力的なモデルも多くありますが、自分の足に合っていないモデルを履いてしまうと本来のパフォーマンスを発揮できないばかりか、怪我のリスクも高まってしまします。
また、成長期の中学生は足のサイズもすぐ大きくなるので、ついつい少し大きいサイズを買ってしまいがち。
確かにバッシュは安い買い物ではありませんが、大きなサイズのバッシュは足のマメや捻挫などの怪我に繋がりかねないので、できる限り控えた方がいいでしょう。
たかが中学の部活だと侮らず、ポジションやプレースタイルに合った機能性をもち、足のサイズに合った1足を探すことが大切ですよ。
ただし、中学の部活でバッシュを購入する場合は指定の色やブランドなどの部内ルールがある可能性もあるので、顧問の先生や先輩にしっかり確認してから購入することをおすすめします。
この記事を参考に、自分にピッタリの1足を探してみてくださいね!
それではまた、次の記事でお会いしましょう!!