こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
バスケットボールには”時間”に関するルールが複数存在することをご存知ですか?
これらのルールはいずれもバスケの試合によりスピード感をもたらし、より迫力のあるスポーツにするために作られたものです。
今回はそんな時間のルールの1つである「24秒ルール」についての解説をしていこうと思います。
24秒ルールの内容はもちろん、試合中に適応される具体的なシチュエーションも紹介していきますので、ルールを正確に把握し、反則を防ぎたい方にはもってこいの内容ですよ!
プレイヤーはもちろん、バスケの観戦にも役立つはずですので、バスケをより深く楽しみたい方はぜひ最後までお読みくださいね!
それでは早速、ティップオフ!!
目次
24秒ルールとは?ショットクロックについても解説
バスケットボールの「24秒ルール」は、オフェンスが1度の攻撃で使うことのできる時間を制限するルールのこと。
オフェンスはボールを持ってから24秒以内にシュートを打たなければならず、もし間に合わなければ反則として相手ボールになってしまいます。
基本的にはボールをどちらかのチームが手にした瞬間から24秒がカウントされる仕組みになっており、カウントは「ショットクロック」と呼ばれる専用の時計によって管理されるんですよ。
ポイントは「シュートを打たなければならない」という点。
例えば24秒ギリギリでもシュートを打ちさえすれば反則にはならず、そのシュートが決まった場合は得点として認められというわけですね!
24秒ルールがあることによって、バスケットボールの試合はゆっくり時間稼ぎをすることがきません。
バスケットボールというスポーツをよりスピーディーでより面白くするための重要なルールと言えるでしょう!
24秒ルールやショットクロックが作られた理由は?
24秒ルールたショットクロックが初めて作られたのは、アメリカの男子プロバスケットボールリーグである「NBA」。
1950年代にリーグを支配していたスター選手「ジョージ・マイカン」がそのきっかけと言われています。
当時としては非常に高い身長と高いシュートセンスを持ち合わせたマイカンを抑えるために、相手チームは少しのリードを得た後はシュートを打たずボールを回し続けるという戦術をとりました。
その結果、試合は非常にロースコアな展開となることが多く、リーグの人気が低迷。
NBAはその対策として「ショットクロック」を導入したというわけですね!
導入当初は「30秒ルール」だったそうですが、2001年のルール改定によって現在まで「24秒ルール」は採用され続けています。
このルールのおかげで今の大迫力で面白いバスケットボールがあるというわけです。
ショットクロックが24秒にリセットされるタイミングはいつ?
ここまでで「24秒ルール」がどのようなものなのかは分かっていただけたのではないでしょうか。
ここからはより具体的な話をしていこうと思いますよ!
「24秒ルール」はオフェンスに制限時間を与えるものですが、24秒にリセットされる場合とされない場合があるのをご存知ですか?
「24秒にリセットされるケース」と「14秒にリセットされるケース」、そして「リセットされずに継続されるケース」の3つに分けて、ぞれぞのシチュエーションを見ていきましょう!
24秒にリセットされるケース
24秒ルールにおいてショットクロックが24秒にリセットされるのは、基本的に”オフェンスとディフェンスが入れ替わった時”。
例外として、オフェンスがコートの半分を超えた位置(フロントコート)でディフェンスにファウルを受けた場合には24秒未満でのスタートとなることがあるので注意が必要ですよ!
以下にショットクロックが24秒にリセットされる具体的なケースをまとめておきますね。
【24秒にリセットされるケース】
- 相手のシュートが成功したあと
- 自陣ゴール近く(バックコート)でディフェンスがリバウンドやスティールなどでボールを奪った時
- 相手オフェンスの反則(ファウル、バイオレーション)によりバックコートでのスローインからオフェンスを始める時
- バックコートで相手ディフェンスからファウルを受けた時
14秒にリセットされるケース
ショットクロックが14秒にリセットされるのは、”相手チームのゴール近く(フロントコート)でオフェンスを再開する時”。
元々は全て24秒で統一されていましたが、2019年のルール改定によって特定の条件下では14秒からオフェンスがスタートする形式に変更されました。
試合時間をより短く、試合展開をよりスピーディーにするためのルール変更というわけですね!
以下にショットクロックが14秒にリセットされる具体的なケースをまとめておきますね。
【14秒にリセットされるケース】
- オフェンスリバウンドを取った時
- 相手ゴール近く(フロントコート)で相手チームからオフェンスファウルを受け、フロントコートからオフェンスを始める時
- ショットクロック14秒未満でフロントコートにて相手チームからディフェンスファウルを受けた時
ちなみに、フロントコートで相手チームからディフェンスファウルを受けた場合でも、ショットクロックが14秒以上残っていた場合は、残り時間がそのまま次のオフェンスに引き継がれます。
時間がリセットされず継続するケース
24秒ルールにはショットクロックがリセットされず、時間が継続するケースもありますよ。
このケースに当てはまるのは、基本的に”試合は一度止まったものの、攻守が交代せず試合が再開する時”。
以下にショットクロックがリセットされない具体的なケースをまとめておきますね。
【ショットクロックがリセットされないケース】
- ディフェンスがオフェンス側が持っているボールに触れ、そのままボールがコート外に出た時
- ショットクロックが14秒以上残っている状態で、相手のゴール近く(フロントコート)にて相手チームからディフェンスファウルを受けた時
- フロントコートで「ジャンプボールシチュエーション」が発生した際に、ショットクロックが14秒以上かつオフェンス側のスローインで試合を再開する時
オフェンスに過失がない状況で試合が止まった場合は、オフェンスに不利に働くことがないようなルール設定がされているということですね。
ちなみに「ジャンプボールシチュエーション」とは、”どちらのチームのボールともいえない状況”のこと。
ヘルドボール(両チームの選手がボールを掴んでいる状態)やボールがリングとボードの間に挟まった状態などが該当します。
バスケのその他の「◯秒ルール」
バスケットボールには「24秒ルール」以外にも”時間”に関するルールが複数存在します。
名称だけでは混同しがちですが、これらのルールを正確に把握しておけば、プレイや観戦に必ず役立つはず。
ここではそんな”時間”に関するルールである「3秒ルール」、「5秒ルール」、「8秒ルール」の3つについて概要をご紹介していこうと思いますよ!
3秒ルール
3秒ルールとは、ゴール下にある長方形のエリア(制限区域、ペイントエリア)にオフェンスプレイヤーが3秒以上止まり続けることを制限するために作られたルールです。
違反した場合には相手ボールとなり、違反が起きた場所から最も近いコート外の場所からのスローインで試合再開となります。
もし3秒ルールがなければ、身長の高い選手がゴール下に陣取り続け、オフェンスはその選手にパスを供給し続けるだけの単純なプレイになってしまいますよね。
バスケットボールが面白い競技であり続けるために、とても重要なルールの1つと言えるでしょう。
5秒ルール
バスケの5秒バイオレーション(5秒ルール)とは、ボールを持っている選手が静止していられる時間を定めるためのルール。
試合に出場している選手は5秒以内にパスやドリブル、シュートといった動きを起こす必要があるということですね!
もし5秒以上静止してしまった場合は反則となり、相手ボールで試合再開となります。
ちなみにこのルールはフリースローやスローインといったプレーにも適応されますよ。
選手がその場に止まる時間を制限することで、試合をよりスピーディーで面白くするために存在しているルールというわけです。
8秒ルール
8秒ルールとは、オフェンスが自陣ゴール付近(バックコート)から攻撃を開始する場合、8秒以内に相手ゴール側のコート(フロントコート)までボールを運ばなければならないというもの。
オフェンスの展開をより早く臨場感のあるものにするために存在するルールですね。
もしバックコートでディフェンスにボールを弾かれボールが外に出たとしても、8秒のカウントはリセットされないため注意が必要ですよ。
8秒を超えてもフロントコートへ運ぶことができなかった場合には、相手ボールで試合再開となります。
まとめ|24秒ルールについて解説!時間を意識たプレイで反則を防ごう
今回はバスケの「24秒ルール」について解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
この記事のポイントは以下の3つです。
【この記事のポイント3選】
- オフェンスはボールを持ってから24秒以内にシュートを打たなければならず、間に合わなければ反則として相手ボールとなる。
- 24秒のカウントダウンは「ショットクロック」という専用の時計で管理される。
- ショットクロックは状況によって「24秒にリセットされるケース」と「14秒にリセットされるケース」、「リセットされずに継続されるケース」がある。
バスケには24秒ルールをはじめ”時間”に関するルールがいくつもありますが、いずれのルールもバスケをよりスピーディーでより面白いスポーツにするために存在します。
プレイヤーはもちろん、試合観戦する方でも、時間のルールを把握することでバスケをより深く楽しむことができるはずですよ!
それではまた、次の記事でお会いしましょう!!