こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
バスケットボールの反則の1つである「5秒バイオレーション(5秒ルール)」。
試合中でも意外と多くのシーンで適応されるこのルールですが、反則となる条件を正確に把握している方は少ないのではないでしょうか?
プレイヤーはもちろん、試合観戦が好きな方もルールを正確に把握することでよりバスケを深く楽しむことができるはず。
そこで今回はバスケットボールの「5秒バイオレーション(5秒ルール)」についてルールの内容とペナルティを詳しく解説していこうと思います。
5秒のカウントダウンが始まる具体的なシチュエーションや5秒バイオレーション(5秒ルール)を狙ったディフェンスの戦術についても触れていますので、興味のある方はぜひ最後までお読みくださいね!
それでは早速、ティップオフ!!
目次
バスケの5秒バイオレーション(5秒ルール)とは?
バスケの5秒バイオレーション(5秒ルール)とは、ボールを持っている選手が静止していられる時間を定めるためのルールです。
試合に出場している選手は5秒以内にパスやドリブル、シュートといった動きを起こす必要があるということですね!
このルールは選手がその場に止まる時間を制限することで、試合をよりスピーディーで面白くするために存在しているんですよ。
もし5秒以上静止してしまった場合は反則となり、相手ボールで試合再開。
たとえ動いていたとしても、フェイントやピボット(片足を固定し、もう片方の足を動かすことで体の向きを変えるプレイ)のようなその場からほとんど動かないプレイは5秒バイオレーション(5秒ルール)の対象となるので注意が必要です。
5秒バイオレーション(5秒ルール)はいつカウントされるの?条件を正しく理解しよう!
ここまでで5秒バイオレーション(5秒ルール)がどんな反則なのかは理解していただけたのではないでしょうか?
ここからは5秒のカウントがされ始めるシチュエーションを3つご紹介しようと思います。
【5秒バイオレーションがカウントされるシチュエーション】
- 試合再開のためにベースラインからスローインをするとき
- フリースローを打つとき
- ディフェンスの当たりが厳しくコート上でボールを持ったまま止まってしまったとき
5秒バイオレーション(5秒ルール)がカウントされる条件を正しく理解しすれば、プレイも観戦もよりたのしいものになるはず。
3つのシチュエーションについて、1つずつ詳しく見ていきましょう!
その①試合再開のためにベースラインからスローインをするとき
ベースライン(サイドラインやエンドライン)からスローインをする時には、5秒バイオレーション(5秒ルール)に気をつける必要がありますよ。
スローインには大きく2つのケースがあるので、「反則などで審判からボールを受け取る場合」と「相手にシュートを決められた場合」に分けて解説していこうと思います!
【反則などで審判からボールを受け取る場合】
バスケットボールでは反則を犯すと一旦試合が止まり、相手チームのスローインで再開されることがよくあります。
この場合、審判からボールを手渡しされるわけですが、このボールを受け取った瞬間から5秒のカウントがスタートするんですよ。
よく勘違いされるポイントとしては、5秒のカウントが終わるのはコート上のプレイヤーがボールに触れた瞬間だということ。
5秒以内に投げたとしても、コート上のプレイヤーに渡るまでに5秒以上経っていた場合には反則となるので注意が必要です。
【相手にシュートを決められた場合】
バスケットボールの試合では、相手にシュートを決められた後、自分チームのスローインで試合が再開されます。
この時、自分チーム側のエンドラインからスローインをするわけですが、この時のボールはスローインをするプレイヤーが自分で取りに行く必要があります。
そして、カウントが開始されるのはボールを取りにいったプレイヤーがエンドラインを超えた瞬間。
そこから5秒以内にコート内にいるプレイヤーまでボールを届ける必要があるというわけです。
その②フリースローを打つとき
「フリースロー」を打つ際にも「5秒バイオレーション(5秒ルール)」に注意する必要がありますよ!
ご存知の方も多いとは思いますが、「フリースロー」とはその名の通りディフェンスに邪魔されることなく打てる”自由(フリー)”なシュートのこと。
主に相手の反則の際に権利を与えられるもので、反則の内容によって1本〜3本のシュートを打つことができます。
そんなフリースローですが、試合ではシューターやその他の選手の準備ができたタイミングで審判にボールを渡されシュートをするという流れになります。
5秒バイオレーション(5秒ルール)のカウントが始まるのは、審判からボールを受け取った瞬間です。
シューターはボールを受け取ったら5秒以内にシュートを放つ必要があるというわけですね!
もし反則を取られてしまった場合にはそのフリースローは取り消しとなり、試投数が残っている場合は次のフリースローに、残っていない場合は相手チームのスローインで試合再開となります。
その③ディフェンスの当たりが厳しくコート上でボールを持ったまま止まってしまったとき
ボールを持った選手がコート上で止まってしまった時にも「5秒バイオレーション(5秒ルール)」が適応されますよ!
具体的にはボールを持っているプレイヤーに対してディフェンスが1メートル以内でプレッシャーをかけている時にカウントがスタートします。
逆にいえばディフェンスが1メートル以内にいない状況であれば、5秒バイオレーション(5秒ルール)は適応されないということですね。
よくあるシチュエーションとしては、ディフェンスに徹底マークされている時。
ディフェンスの圧力に負けてドリブルを止めてしまい、その後もパスを出すことができずに5秒バイオレーション(5秒ルール)を取られてしまうというわけです。
もしディフェンスに囲まれてしまった場合でも落ち着いて味方の位置を把握し、5秒以内にパスを出すことを心がけましよう!
相手のディフェンスによる5秒バイオレーション(5秒ルール)に注意!
先ほどよくあるシチュエーションの1つに「ディフェンスの当たりが厳しくコート上でボールを持ったまま止まってしまったとき」を挙げたと思いますが、それをうまく利用したディフェンス戦術が「ダブルチーム」です。
ダブルチームとは、その名の通り1人の選手に対して2人のディフェンダーがつく戦術で、通常のディフェンスよりも強いプレッシャーをかけたい時に使われます。
ダブルチームへ行くと残りの相手選手のうち1人は必ずフリーになってしまうためリスクも大きいですが、それでもダブルチームを仕掛ける理由は「5秒バイオレーション(5秒ルール)」やパスミスなどによってボールを奪うためです。
ボールを持った選手が止まったタイミングでダブルチームが仕掛けられることが多く、2人の選手に囲まれた状態で味方にパスを出すのは至難の業。
「5秒バイオレーション(5秒ルール)」のカウントに焦り、パスミスをしてしまったり、軸足が動いてしまったりと相手にボールをを奪われるリスクはかなり高いです。
基本的には逃げ場のない場所でボールを止めないこと。
もしダブルチームに捕まってしまったとしても、しっかりと重心を落とし、ピボットなどで耐えながら味方へのパスコースを探すことが重要です。
また、チーム内で味方からのパスコースを確保する動きの練習をしておくと焦らずにディフェンスを切り抜けることができるはずですよ!
まとめ|バスケの5秒バイオレーション(5秒ルール)の内容とペナルティを学ぼう
今回はバスケットボールの「5秒バイオレーション(5秒ルール)」について解説しました。
いかがでしたでしょうか?
スローインやフリースローなど緊張する場面が多いのでつい時間を忘れてしまいがち。
ただ、凡ミスでせっかくの得点の機会を潰してしまってはもったいないので、5秒という時間を強く意識することが大切ですよ。
また、ディフェンス側としてもスティール以外でボールを奪う方法の1つとして認識しておくと、試合中の動きも変わってくるはず。
この記事をきっかけに正確なルールを把握し、プレイや観戦をより深く楽しんでいただければ幸いです。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!!