バスケをする上で必要不可欠なアイテムの1つ「バスケットシューズ(バッシュ)」。
ジャンプや前後左右へのステップ、急なストップなど、プレー中の激しい動きに対応してパフォーマンスを高め、かつ衝撃から足を守って怪我を防いでくれる優れものです。
そんな高性能ギアであるバッシュですが、その機能を最大限に活かすためには定期的な正しいメンテナンスが必要不可欠。
普通に使用するだけでも汗や摩擦、コートの汚れなどで結構ダメージを受けてしまっているんです、、、。
使用したバッシュをそのままの状態で保管したり、間違った洗い方をしてしまったりすると、素材の劣化やカビ・雑菌の繁殖に繋がって、バッシュの寿命がどんどん短くなってしまいますよ!
ただ、初めてバッシュを購入した方の中には「正しいメンテナンス」がわからない方もたくさんいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、そんなバッシュの正しい洗い方や注意点、臭いや汚れをきれいにする方法について解説していきますよ。
「バッシュって水洗いして良いの?」
「どれくらいの頻度で洗うべき?」
「バッシュを洗う時にやってはいけないことはある?」
これらの疑問を解決できるよう、形状(カット)や使われている素材ごとの洗い方やNG行動、乾燥や保管をする際のポイントなどについて詳しくお伝えします。
日々のメンテナンスでバッシュの性能は大きく変わるので、お気に入りのバッシュを長く使い続けたい方はぜひ参考にしてみてくださいね!!
目次
バッシュを正しく洗うべき理由は「劣化防止」「機能維持」「けが防止」
結論からいうと、バスケットシューズ(バッシュ)を正しく洗うべき理由は以下の3つです。
【バッシュを正しく洗うべき理由】
- 素材の劣化を防止して長く使えるから
- シューズのパフォーマンスを高める機能を維持するため
- 最重要!メンテナンス不良によるけがを防ぐため
選手のプレーの質を高め、ハードな動きの中でも怪我を防止する役割を持つバスケットシューズ。
バスケに必要不可欠な重要アイテムですが、正しい洗い方や手入れをしないとさまざまなデメリットがありますよ。
ここではバッシュを洗うべき3つの理由について詳しく見ていきましょう!
理由①素材の劣化を防止して長く使えるから
バッシュを正しく洗うべき理由の1つは「素材の劣化を防止して長く使えるから」です。
決して安い買い物ではありませんので、せっかく購入したバッシュはできる限り長く使いたいですよね!
履いた時に吸収する汗や皮脂、付着するホコリや泥は、そのまま放っておくと素材へのダメージが蓄積してしまいますよ。
例えば、汗による湿気は内部素材の劣化や臭い・カビの原因になりますし、皮脂の付着は表面のひび割れや硬化、変色の原因になってしまいます。
ホコリや泥などの付着物は縫い目や靴とソールの間に入り込み、縫い目をほつれさせたり、ソールの接着剤を弱めたりすることもありえますね。
定期的な水洗いやクリーナーによる洗浄、陰干しによる十分な乾燥などの対策によって素材へのダメージを防ぎ、バッシュ自体の劣化を最小限に抑えることが可能です。
理由②シューズのパフォーマンスを高める機能を維持するため
2つ目の理由は「シューズのパフォーマンスを高める機能を維持するため」です。
バッシュの素材が劣化すれば当然「機能性」も低下します。
ソールにホコリや泥が付けばグリップ力(すべりにくさ)は低下しますし、皮脂でアッパー部分(靴の甲を覆う部分)が硬くなればフィット感の低下や屈曲性(靴の変形しやすさ)の低下につながります。
汗などによる湿気を放置すると素材自体が劣化し、クッション性などの機能も低下してしまいますよね。
このように選手のパフォーマンスに直結するバッシュの機能性をできるだけ長く維持するためには、正しく洗う必要があるというわけです。
理由③最重要!メンテナンス不良によるけがを防ぐため
3つ目の理由は「メンテナンス不良によるけがを防ぐため」です。
けがの防止はバッシュの超重要な役割の1つ。
ただ、汚れの放置によって劣化したバッシュはその機能を失い、けがのリスクを高めてしまいます。
特に「クッション性」や「グリップ性」の欠如は、衝撃が直に伝わるようになったり滑りやすくなったりするため、骨折や捻挫などの大けがにつながる可能性もあります。
また、湿気によるカビや雑菌の繁殖により、足の皮膚トラブル(かぶれ、水虫など)につながる恐れも。
正しく洗っていれば防げたはずのけがで後悔しないためにも、バッシュのメンテナンスは欠かせないということですね!
まとめ:バッシュを正しく洗うべき理由は「劣化防止」「機能維持」「けが防止」
最初にもお伝えしたように、バッシュを正しく洗うべき理由をまとめると以下の通りです。
理由①素材の劣化を防止して長く使えるから
シューズの見た目や耐久性を保つことで、バッシュの購入頻度を減らすことができる。
理由②シューズのパフォーマンスを高める機能を維持するため
素材の劣化を防ぐことで「グリップ力」「フィット感」「クッション性」などの機能性を長く維持することができる。
理由③最重要!メンテナンス不良によるけがを防ぐため
「クッション性」や「グリップ力」などの機能の消失による怪我リスクの上昇や湿気によるカビや雑菌の繁殖を防ぐことにより、トラブルを防止することができる。
バッシュ本来の役割であるパフォーマンスの向上や怪我の防止といった機能性をできる限り長く維持するために、正しい手段で手入れをすることは必要不可欠というわけですね!
バッシュの洗い方の違いを種類別(カット・素材)に解説
ここからはバッシュの具体的な洗い方について解説していこうと思います。
バッシュの洗い方を解説する上で重要なのが「カットの高さ」と「素材」を確認すること。
この2つの要素によって適切な洗い方が違いってくるからです。
間違った方法で洗ってしまうと、先述したような素材の劣化や色落ち、型崩れなどの原因になってしまうため注意が必要ですよ!
カットや素材が異なるバッシュに対してそれぞれの特徴に合った洗い方をお伝えしますので、バッシュをお持ちの方やこれから購入予定の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
カットの違い(ローカット・ミッドカット・ハイカット)での洗い方の違い
バスケットシューズの「カット」とは、シューズの履き口の高さのことです。
大きく「ローカット」「ミッドカット(ミドルカット)」「ハイカット」の3種類に分けられ、それぞれにメリット・デメリットがあります。
ただ、今回注目するのは洗い方の話。
それぞれのカットにおける洗い方のポイントをまとめると以下のようになります。
【ローカットバッシュの洗い方】
ローカットとは、履いた時に履き口がくるぶしより下に来る高さのバッシュのこと。
カットが低い分使われている素材の量が少なく、軽量で動きやすい。
履き口から中が覗けるため内部まで洗いやすいですが、ソールの接着は劣化で剥がれてしまうことがあるので丁寧に行うようにしましょう。
【ミッドカットバッシュの洗い方】
ローカットとハイカットの中間の高さのカットであり、動きやすさと安定性をバランスよく備えている。
足首を覆う部分にホコリが溜まりやすいため、しっかり落としてから洗ってくださいね!
また、縫い目は汚れが落ちにくいので注意が必要です。
【ハイカットバッシュの洗い方】
ハイカットとは、履いた時に履き口がくるぶしを覆う高さまで来るバッシュのこと。
足首を固定し、着地時や接触時に安定感をもたらしてくれる。
履き口からつま先までが深く、洗った後に完全に乾燥させることが難しい形状になっています。
そんな時には、新聞紙などの湿気を吸ってくれるもの中に詰め込むことで、靴を乾燥させるだけでなく、靴の型崩れを防いでくれますよ。
やはり履き口から爪先までが短い「ローカット」のバッシュの方が洗いやすいといえそうです。
反対に、「ハイカット」のバッシュは奥深い部分を洗うことが難しい上、乾くのにも時間を要します。
バッシュの感想は基本的に風通しの良い場所での陰干し。
いくら乾かないからといって、直射日光やドライヤーでの乾燥はしてはいけません。
紫外線や熱はバッシュのパーツ同士をくっつけている接着剤を劣化させるため、バッシュの寿命を縮めることとなってしまいますよ!
ちなみに、これは全てのバッシュ共通なのですが、洗う前に「インソール」と「靴ひも」は取り除くようにしてくださいね。
インソールは水を吸収すると機能性が落ちてしまう可能性があるから。
靴ひもはつけたままだと細かい部分まで洗うのが難しいからです。
バッシュをより長く使い続けるために、基本に忠実に、正しい洗い方でメンテナンスをしてあげてくださいね!
素材の違い(天然皮革・人工皮革・合成繊維・メッシュ)での洗い方の違い
続いて、バッシュに使用されている「素材」の違いに着目して洗い方を解説していきます。
バッシュに使用される素材は大きく分けて「天然皮革」「人工皮革」「合成繊維」「メッシュ」の4種類。
それぞれについて、特徴や洗い方を見ていきましょう!
【天然皮革】
牛革をはじめとした動物の皮を使用した素材。
高級感があり、使い込むほど足にフィットするという特徴がある。
水に非常に弱いため「水洗い」は厳禁。
専用のシューズクリーナーや保湿クリームなどでのメンテナンスが必要。
【人工皮革】
合成繊維を元に天然皮革の見た目や質感を再現した素材。
耐久性があり、水にも強いので扱いやすい。
軽い汚れであれば濡れた布で拭き取れる。
油汚れなどの落ちにくい汚れはシューシャンプー(中性または弱アルカリ性)で洗った後に乾拭きする。
【合成繊維】
ポリウレタンやナイロンなどの化学繊維。
軽量で水にも強く、通気性を考えたバッシュであれば乾かすのも簡単。
シューシャンプー(中性または弱アルカリ性)が使用可能だが、流し残しは繊維の劣化につながるため十分にすすぐ必要がある。
【メッシュ】
ポリエステルやナイロンを主原料とした糸を網目上に編んだ素材。
通気性がよく乾きやすいが、隙間からホコリなどのゴミが入り込む可能性も高い。
ブラシで網目の奥のゴミを取り除いた後、流水ですすぐようにしましょう!
もちろんシューシャンプーを使用することもできますが、すすぎのこしのないように注意してくださいね。
ちなみに、合成繊維全般に使用可能なシューシャンプーは中性や弱アルカリ性のものを使用してください。
素材に合った洗い方、クリーニングの方法を知っておくと、色落ちや硬化、型崩れといった劣化を防ぐことができるはずです。
素材のよくある組み合わせとそれに応じた洗い方の注意点や対処法を解説
バスケットボールのシューズは必ずしも1種類の素材から作られているわけではありません。
素材ごとに長所と短所があるため、どちらかといえばミックスされた素材で作られたものの方が多いように思います。
例としては「天然皮革+合成繊維」「人工皮革+メッシュ」「天然皮革+メッシュ」などが挙げられますね
複合素材を洗う時には、素材ごとに洗い方を分けて行うのが理想。
特に水に弱い天然皮革を含むシューズでは、丸洗いではなく部分的な水拭きに止めるなどの工夫が必要です。
「人工皮革+メッシュ」の場合は水洗いOKですが、力を入れて擦ることやすすぎ残しには十分注意するようにしてくださいね!
また、素材同士を繋ぎ合わせる縫い目の部分は、素材間の色移りや接着が弱まりに直結するので最新の注意を払って洗う必要がありますよ!
色移りについては、一度白い布や紙などでチェックを行ってから洗うのも1つの手と言えるかもしれませんね。
ちなみに、中にはシューズの一部がゴムで作られていたり、ラバー加工(ゴムでのコーティング)されているものもあると思います。
これらの素材は当然水洗いが可能ですが、ブラシなどで強く擦りすぎるとせっかくのコーティングが剥がれてしまう可能性も。
洗う時は優しく、丁寧に扱うようにしましょう!
バッシュの洗い方|天然皮革(表皮)の場合
ここまでバッシュの種類ごとの洗い方について解説してきました。
「カットの高さ」と「素材」の2つの要素があるとお伝えしましたが、特に素材ごとに洗い方を変えることが重要だとわかっていただけたのではないでしょうか?
そこで、ここからはより具体的に「素材」ごとの適した洗い方を解説していこうと思います。
バッシュを洗おうと思っている方は、ぜひ一緒にやってみましょう!
まずは「天然皮革(てんねんひかく)」のバッシュの洗い方について見ていきますよ。
天然皮革のシューズはとにかく水が苦手。
水洗いが必要な汚れになる前に、こまめな手入れをすることが重要です。
どうしても水洗いが必要な時には、終わった後に靴の中に新聞紙や布を詰めるなどして形を整え、風通しの良い日陰で完全に乾燥させてくださいね。
また、これは豆知識ですが、天然皮革には表面と裏面があります。
表面が「レザー」などのテカテカしたイメージの面、裏面が「ベロア」や「スエード」と呼ばれる滑らかな手触りの面です。
ここで解説しているのは主に「表面(表皮)」を使用したバッシュの洗い方となりますのでご注意くださいね。
【「天然皮革(表皮)」のバッシュ洗い方3ステップ】
- 汚れ落とし:クリーナーを少量やわらかい布に取り、靴の表面(甲皮)に全体的に薄く擦り付ける。
ドロ汚れの場合は汚れた部分飲み水で湿らせ、天然皮革専用のシューシャンプーで汚れを洗い落とす。 - ツヤ出し:汚れが落ちたらシューズのクリームをムラなく塗る。
この時、白色のシューズには白色のクリームを黒色のシューズには黒色のクリーム、それ以外のシューズには無色のクリームを使用する。 - 仕上げ:やわらかい布で余分なクリームを拭き取りつつ、よく磨いて完成。
バッシュの洗い方|人工皮革の場合
次に「人工皮革(じんこうひかく)」のバッシュの洗い方について見ていきましょう!
「人工皮革」とは、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維を加工し、天然皮革に近い質感に仕立てたもの。
天然皮革と比べて安価であり、水洗いが可能でシワがつきにくいというかなり扱いやすい素材です。
【「人工皮革」のバッシュ洗い方4ステップ】
- 汚れ落とし(少しの汚れの場合):人工皮革は水拭きが可能ですので、水で濡らしてからよく絞った布で汚れを拭き取りましょう!
もし水拭きをしても汚れが拭き取れない時は、専用のクリーナーを使用して汚れを落とせばOKです。 - 汚れ落とし(ひどい汚れの場合):靴ひも(シューレース)とインソールを外し、シューズを水に浸してからシューシャンプーを使って汚れを落とすようにしましょう。
シューシャンプーは中性から弱アルカリ性のものを使用してくださいね! - すすぎ:シューシャンプーを使用した後はすすぎ残しのないようしっかりと洗い流しましょう。
残ったシューシャンプーは繊維を炒める原因になりますよ。 - 乾燥:しっかり水を切ったあと、靴の中に新聞紙や布を詰めるなどして形を整え、風通しの良い日陰で完全に乾燥させてくださいね。
バッシュの洗い方|天然繊維・合成繊維の場合
続いて、「天然繊維」や「合成繊維」のバッシュの洗い方を見ていこうと思います。
「天然繊維」とは自然界から取れる繊維のことで、綿・麻などの植物繊維や絹・羊毛などの動物繊維、石綿などの鉱物繊維が該当。
一方「合成繊維」とは人工的に作られた化学繊維のことであり、ポリエステルやナイロンなどが該当します。
いずれも衣類などに使用される繊維なので水洗いが可能で、比較的取り扱いのしやすい素材だと思いますよ。
【「天然繊維・合成繊維」のバッシュ洗い方4ステップ】
- 汚れ落とし(少しの汚れの場合):人工皮革は水拭きが可能ですので、水で濡らしてからよく絞った布で汚れを拭き取りましょう!
- 汚れ落とし(ひどい汚れの場合):靴ひも(シューレース)とインソールを外し、シューズを水に浸してからシューシャンプーを使って汚れを落とすようにしましょう。
シューシャンプーは中性から弱アルカリ性のものを使用してくださいね! - すすぎ:シューシャンプーは使用したら放置せず、すぐに洗い流してください。
残ったシュージャンプーは繊維にダメージを与えるため注意が必要ですよ! - 乾燥:しっかり水を切ったあと、靴の中に新聞紙や布を詰めるなどして形を整え、風通しの良い日陰で完全に乾燥させてくださいね。
バッシュの洗い方|天然繊維or合成繊維+天然皮革の場合
ここからは2つ以上の素材を組み合わせて作られたバッシュの洗い方について解説していきますよ!
まずは「天然繊維+天然皮革」や「合成繊維+天然皮革」の場合についてです。
2つ以上の素材を使用しているバッシュを洗う時に難しいのは”縫い合わせ”部分の洗い方。
天然皮革は加工時に染色されている可能性があるので、水で濡らすことで色が他の部分に移る(色移染)することがあるため注意が必要ですよ。
それでは「天然繊維or合成繊維+天然皮革」のバッシュの洗い方を見ていきましょう!
【「天然繊維or合成繊維+天然皮革」バッシュ洗い方4ステップ】
- 汚れ落とし(少しの汚れの場合):乾いた布にクリーナーを少し取り、汚れた部分に擦り付ける。
- 汚れ落とし(ひどい汚れの場合):靴ひも(シューレース)とインソールを外し、シューズを水に浸してから「天然皮革」専用のシューシャンプーを使って汚れを落とすようにしましょう。
シューシャンプーは中性から弱アルカリ性のものを使用してくださいね! - すすぎ:シューシャンプーは使用したら放置せず、すぐに洗い流してください。
残ったシュージャンプーは繊維にダメージを与えるため注意が必要ですよ! - 乾燥:しっかり水を切ったあと、靴の中に新聞紙や布を詰めるなどして形を整え、風通しの良い日陰で完全に乾燥させてくださいね。
バッシュの洗い方|天然繊維or合成繊維+人工皮革の場合
最後に「天然繊維or合成繊維+人工皮革」のバッシュの洗い方について解説していこうと思います。
この組み合わせはいずれも水洗いが可能な素材ですので、かなり扱いやすいと言えるのではないでしょうか?
こちらも注意が必要なが”縫い合わせ”部分。
色移りはもちろん、縫い目のほつれなども考えられるので、洗う時は丁寧に優しく擦るようにしてくださいね。
【「天然繊維or合成繊維+人工皮革」バッシュ洗い方4ステップ】
- 汚れ落とし(少しの汚れの場合):人工皮革は水拭きが可能ですので、水で濡らしてからよく絞った布で汚れを拭き取りましょう!
- 汚れ落とし(ひどい汚れの場合):靴ひも(シューレース)とインソールを外し、シューズを水に浸してからシューシャンプーを使って汚れを落とすようにしましょう。
シューシャンプーは中性から弱アルカリ性のものを使用してくださいね! - すすぎ:シューシャンプーは使用したら放置せず、すぐに洗い流してください。
残ったシュージャンプーは繊維にダメージを与えるため注意が必要ですよ! - 乾燥:しっかり水を切ったあと、靴の中に新聞紙や布を詰めるなどして形を整え、風通しの良い日陰で完全に乾燥させてくださいね。
バッシュの正しい洗い方(前準備・洗浄の手順)と乾燥・保管の気をつけたいポイント
素材に合わせたバッシュの洗い方についてはもう十分理解していただけたと思います。
ただ、バッシュはただ洗うだけでは長持ちしません。
正しい手順で洗うことはもちろん、十分な乾燥と丁寧な保管が揃って初めて完璧と言えるでしょう。
ここでは、バッシュを洗う際の流れをさらいつつ、それぞれの工程での気をつけたいポイントなども解説していこうと思います。
せっかく購入したバッシュですから、清潔かつ状態良く使い続けたい方はぜひ参考にしてくださいね!
洗う前の準備・洗浄の手順
まずは、洗う前に行う準備と洗う際の手順を簡潔にまとめていこうと思います。
バッシュを洗う前に行うべき準備は以下の4つです。
【バッシュを洗う前に行う準備】
- 中敷き(インソール)を取り外す
- 靴ひも(シューレース)を外す
- ホコリをブラッシングで落とす
- 小さなう汚れは乾いた布で拭き取る
- ソールに挟まった小石などのゴミを取り除く
水洗いをする前にやって置けることは意外とたくさんあります。
先述したように、中敷きや靴ひもはあらかじめ外しておいた方が洗いやすく、乾きやすくなって綺麗に仕上がりますよ。
また、水洗いでなくとも除去できるような小さな汚れやゴミは先に取り除いておきましょう!
続いて、バッシュを洗う時の手順を解説していきますね!
素材に合わせた洗浄方法についてはすでに説明していますので、ここでは手順のみを簡潔にお伝えしようと思います。
【バッシュ洗浄の手順】
- 素材に合わせてクリーナーやシューシャンプー(中性から弱アルカリ性の洗剤)を用意する。
- 天然皮革以外の場合:バッシュを水で軽く濡らし、全体的に湿らせる
天然皮革の場合:基本的にはクリーナーを使用し、乾拭きで汚れを拭き取る - 柔らかいブラシや布などで軽く擦り、汚れを落とす
縫い目やソールとの接合部などの細かい部分には汚れが残りやすいので、丁寧に拭き取る。
ただし、力任せに擦ると汚れと一緒にバッシュの素材自体も痛めてしまいかねないため注意する。 - すすぎ残しのないよう、大量の水で十分に洗い流す。
洗い残しは黄ばみや臭い、素材の劣化に繋がるので注意する。
素材に応じた適切な洗剤とブラシの選びのポイント
バッシュを綺麗に洗うためには素材に適した道具選びも非常に重要。
特にあると重宝する道具が「洗剤」と「ブラシ」です。
洗剤は擦ってもなかなか落ちない汚れを取り除くために重要で、素材ごとに「中性洗剤」「シュークリーナー」「シューシャンプー」を使い分けなければなりませんよ。
「中性洗剤」は素材を痛めにくいという特徴があり、軽い汚れに対してであれば水洗いが可能な全ての素材に使用可能です。
「シュークリーナー」は水洗いのできない天然皮革のような素材にも使用可能。
泡でありながら水で洗い流す必要がなく、除菌作用もあるので臭いや汚れを防ぐことにもつながりますよ。
「シューシャンプー」は泥などの落ちにくい汚れを落とす時に最適な洗剤。
「レザー用」や「クロス用」といった素材ごとに専用のシャンプーがあり、通常は水洗いが苦手な素材にも使用可能ですよ。
続いてはブラシ選びのポイントについてです。
バッシュのメンテナンスにおいて、ブラシはホコリを落としたりクリームを伸ばしたりと重要な役割を担っているんですよ。
ただ、当然どんなブラシでも良いわけではありません。
毛の硬いブラシはバッシュを痛めてしまいかねないので、必ず柔らかい毛のブラシを用意してくださいね。
洗車用のブラシなどはもってのほかです。笑
ブラシがないという方は使い終わった歯ブラシなどでも代用が可能です。
また、皮革部分は特にダメージが残りやすいので、「柔らかめの布」などできるだけ摩擦の少ないものを使用することをおすすめしますよ。
シューズの乾燥と保管で気をつけたいポイント
シューズの水洗いが済んだら、次は「乾燥」と「保管」です。
乾燥や保管の工程も洗うのと同じくらい重要ですので、バッシュの臭いを抑えたい方や長く使いたい方は以下にご紹介するポイントを必ず確認してくださいね!
まずはバッシュの「乾燥」について、抑えるべきポイントを見ていきましょう!
【バッシュ「乾燥」のポイント】
- 風通しの良い場所で、陰干しによる自然乾燥を行う。
(直射日光による紫外線やドライヤーの熱はシューズに使用されている素材や接着剤を劣化させるためNG) - 内部に新聞紙やペーパータオル、柔らかい布などを詰め、湿気を取り除くと同時に形を整える。
(水分を吸収した新聞紙や布を入れっぱなしにすると臭いやカビの原因になるため、乾燥するまで定期的に交換が必要) - 取り外した「インソール」や「靴ひも」も別途「陰干し」する。
(インソールは基本的に水洗い不可、靴ひもは水洗いしたのち陰干しする)
乾燥が不十分だとニオイや雑菌の繁殖の原因になってしまいます。
バッシュを清潔に長く使用するためには非常に重要な工程の1つと言えるでしょう!
続いて「保管」のポイントを見ていこうと思いますよ!
【バッシュ「保管」のポイント】
- 完全に湿気がなくなるまで乾燥させてから収納する。
- 保管場所は高温多湿を避け、できるだけ通気性の良い場所を選ぶ。
(玄関の靴ばこ、クローゼットなどに収納する場合は定期的に換気を行うとよい) - 湿気を避けるため、保管場所には乾燥剤(シリカゲルなど)を置くと良い。
- 長期間保管する場合は、ホコリや虫などから守るためにケースに入れて収納する。
バッシュを保管する際にも天敵となるのは”湿気”。
一度収納したら終わりではなく、定期的に保管する環境を整えることが重要です。
理想的な乾燥・保管の4ステップまとめ
ここまで、バッシュの「乾燥」や「保管」で気をつけるべきポイントを紹介しました。
状況によって異なりますが、理想的な乾燥から保管までの手順を4ステップにまとめましたので参考にしてくださいね!
【理想的な乾燥・保管の4ステップ】
- 洗い終わったら、しっかりと水を切ってから新聞紙を詰めて形を整える。
- 窓際などの風通しの良い場所で、直射日光を避けて「陰干し」する。
- 湿気を完全に乾かした後、シューズケースやシューズバックに入れて収納する。
- 長期保管の場合には、乾燥剤を入れ、定期的に換気をするなどして湿気を防ぐ。
乾燥は臭い対策にも重要!臭いが気になる場合の対処法も解説
バッシュってどうしても臭いイメージがありますよね・・・。
普段使用するだけでも汗をたくさん吸収するので、多少の臭いはどうしてもするもの。
それでも汗の臭いであれば、正しく洗浄・乾燥することでかなり軽減することができるはずです。
ただ、洗った直後はいい臭いだったのに、久しぶりに取り出してみると臭う場合は注意が必要。
せっかく洗ったにも関わらずバッシュが臭う場合は、「洗剤のすすぎ残し」や「不十分な乾燥」などが原因だと思われます。
湿気が残ったまま保管してしまったことで、カビや雑菌が繁殖し、それが臭いの元になってしまっているというわけですね。
しっかりと乾燥させることができれば、このような事態は避けられるはずですよ!
もしすでにカビや雑菌が発生してしまっていた場合には、「重曹」や「炭」が有効です。
重曹はカビ臭の原因である酸性物質を中和しするとともに、カビが繁殖する原因となる湿気を吸収。
一方、炭には目に見えない小さな穴がたくさん開いており(多孔質な構造)、そこに湿気や臭いの原因物質を取り込むことで消臭効果を果たしてくれますよ。
重曹は小さな袋(お茶パックや不要になったストッキングなど)に詰めて使用、炭は市販の炭タイプの除湿剤がおすすめです。
バッシュの洗い方・クリーニング術に関するQ&A
最後に、バッシュの洗い方やクリーニング術に関する疑問に、一問一答方式で回答していこうと思います。
初めてバッシュを洗う際に多くの方がぶつかる疑問だと思いますので、ぜひ一度確認をしてみてくださいね!
バッシュは洗濯機で洗える?
基本的にバッシュを洗濯機で洗うことはできません。
通常の靴とは違い多くの機能が詰め込まれているバッシュにとって、型崩れや素材の劣化は命取り。
洗濯機の回転やつよい水流によるすすぎは、バッシュに大きな負担をかけしまいまうことが想像できますよね。
水洗いができない天然皮革はもちろん、水洗いができる素材のバッシュであっても、優しく手洗いをしたのちに陰干しで自然乾燥することを心がけましょう!
天然皮革のバッシュの洗い方は?
天然皮革は水分に弱く、水洗いができない素材です。
基本的には乾拭き、取れにくい油汚れなどには専用のシュークリーナーを使用して布で拭き取るようにしましょう!
どうしても水洗いが必要な場合は専用のシューシャンプーで洗い、形が崩れないように中に新聞紙などを詰めて乾燥。
完全に乾燥させた後にシュークリームなどで保湿やツヤ出しを行ってから保管するようにしてくださいね。
また、大前提として濡らさなくても良い状態であり続けるためのこまめな手入れをすることが重要ですよ。
バッシュを洗う頻度は?
バッシュを洗う目安としては、毎日使用する方でも1〜2週間に一度で良いかと思います。
臭いや汚れが気になったタイミングで洗うのが現実的でしょう。
使用後に表面の汚れが気になる方は乾拭きを、臭いが気になるという方はインソールを外して陰干しをするだけでも軽減することができると思いますよ!
臭い対策に効果的な方法は?
臭い対策には「陰干し」や「乾燥剤(脱臭剤)の使用」が効果的。
臭いの主な原因は汗や洗い残し、不十分な乾燥などによる湿気と、それに伴い繁殖したカビや雑菌です。
使用後に陰干しで乾燥させることによって、湿気を取り除き、カビや雑菌の繁殖も防ぐことができますよ。
この時、インソールを取り外して別で陰干しをした方が効果的に除湿をすることが可能です。
他にも、「重曹」や「炭」などの乾燥剤(脱臭剤)の使用も有効な手段です。
こちらは臭いが発生した後でも効果がありますので、ぜひ試してみてくださいね!
バッシュの乾燥時にしてはいけないことは?
バッシュの乾燥時には、直射日光に当てたりドライヤーの熱で乾かしたりしてはいけません。
「完全に乾かした方が良い」と言われると、ついつい天日干しをしたり、つま先部分まで乾かすためにドライヤーを当てたりしてしまいそうになりますよね。笑
直射日光の紫外線やドライヤーの熱はバッシュの素材にとっての天敵。
素材の劣化はもちろん、色落ちや硬化、接着剤の劣化などが生じ、バッシュの機能性を大幅に下げることになりかねません。
陰干しではなかなか乾かないもどかしさもあるとは思いますが、新聞紙やキッチンペーパーなどを詰めたりして、必ず自然乾燥で乾かすようにしてくださいね!
ソールに詰まった小石や砂を取る方法は?
靴用のブラシを持っている方はブラシで、持っていない方は使い終わったはブラシなどの使用が効果的です。
ブラシで擦っても取れないほど深く詰まってしまった小石などはつまようじやピンセット、マイナスドライバーなどで取り除きましょう。
この際、ソールに傷をつけないよう注意して行ってくださいね!
小さな汚れに関しては乾いた状態で行った方が取りやすいので、水洗いをする前に取り除いておくことをおすすめします。
ソールの溝に小石や砂が詰まったままバッシュを使用すると、グリップがうまく効かず怪我につながるリスクもあるので、こまめに取り除くようにしましょう!
洗った後の湿気を取り除く方法は?
「新聞紙」や「市販の吸湿剤」の使用がおすすめです。
新聞紙は非常に水分をよく吸い、加えてカビ臭の原因物質を吸着する効果もあります。
新聞を取っていないよ!という方は「シリカゲル」などの市販の吸湿剤や除湿シートでも同様かそれ以上の効果が得られますよ。
おそらく1度入れただけでは完全に水分を吸い取ることができないと思いますので、完全に乾燥するまでは新聞紙や吸湿剤をこまめに交換するのがおすすめです。
メッシュ素材の奥にある汚れをきれいに取り除く方法は?
メッシュ素材の奥の汚れを取り除くには「柔らかめの歯ブラシ」を使うのがおすすめです。
毛の硬い歯ブラシでは繊維を傷つけてしまうことがあるので、できるだけ柔らかいものがベターです。
メッシュ素材の奥は汚れが入り込みやすいものの、小さな穴の向こうにある汚れをきれいに取り除くのは至難の業。
汚れを取る時は力任せに擦るのではなく、泡の力で浮かせて水で流すくらいの意識で行うと良いでしょう!
洗剤を泡立てて優しく叩くくらいが意外と一番効果的だったりするので、ぜひやってみてくださいね。
インソールや靴ひもは洗える?
インソールや靴ひも(シューレース)は水洗いが可能なものもありますが、素材によってはダメな場合もあるので注意が必要ですよ。
まずインソールですが、クッション性を高めるためにスポンジ素材でできているものがほとんど。
基本的には優しく手洗い&陰干しで乾燥で問題ないはずです。
ただ、ネット上で調べてみると「水洗いで変形してしまうもの」や「中性洗剤のつけ置きなら大丈夫なもの」まで様々。
洗う前には、水洗いが可能かどうかを商品の購入ページなどで必ず確認してくださいね。
水洗いが不安な方は、表面の汚れを軽く落としてから、陰干しで湿気を取り除くだけでも臭いの防止になるのでやってみてくださいね!
次に、靴ひも(シューレース)は基本的にネットに入れて洗濯機で洗うことができると思います。
ただ、縮みや色落ちなどのリスクはありますので、こちらも商品ページなどで洗い方の確認をしてから行うようにしてください。
バッシュを長期間保管する方法は?
バッシュを長期間保管する際は、重曹や炭などの吸湿剤で湿気や臭いの対策をしつつ、通気性の良いシューケースやシューバックに入れて保管してください。
長期間保管する際の天敵はなんと言っても「湿気」。
湿気の高い環境で保管してしまうと、カビや雑菌が繁殖し、素材の劣化や清潔感の欠如に繋がってしまいます。
保管前に洗って完全に乾燥させることはもちろん、乾燥剤などで忘れずに湿気対策を行なってくださいね!
また、シューケースやシューバックはホコリや湿気から靴を守ってくれるので、保管の際にはこれらに入れて収納するのがおすすめです。
バッシュを洗う時に使ってはいけない洗剤や道具はある?
漂白剤や強アルカリ洗剤はバッシュを洗う際に使用してはいけません。
これらの強力な洗剤たちは確かに皮脂などの油汚れを分解し、臭いの原因を除去してくれます。
ただ、同時にバッシュの素材にも大きな負荷がかかるため、変色や劣化、変形などを引き起こす可能性が高いです。
特に天然皮革などのデリケートな素材の場合は2度と戻らない可能性も、、、。
中性洗剤や専用のクリーナーでも油汚れは十分に落ちるので、バッシュを長く使用するためにもこれらの洗剤を使用してくださいね。
一方、道具で言えば毛先の硬いブラシなどが挙げられるでしょうか。
ブラシは砂やホコリなどの細かな汚れを落とすのに非常に役立ちますが、同時に繊維を擦って傷つけてしまう可能性もあります。
ブラシを使用する際は毛先の柔らかいものか、柔らかい布などを使用して優しく擦ることを心がけてくださいね!
時間がなくても最低限やっておくべき手入れは?
時間がない場合は「表面の乾拭き」と「陰干し」だけでもやっておくようにしましょう!
バッシュを洗うのは意外と時間がかかり、毎回はできないと思います。
ただ、いくら時間がないからといっても、そのまま放っておいてしまうと臭いの発生や素材の劣化が進んでしまいます。
シューズを保管する上で一番重要なのは汗や湿気を放置しないこと。
毎回は洗えなかったとしても、表面の汚れを乾拭きで拭き取り、インソールを外して陰干しすることはできるはず。
余裕のある方は靴の中に新聞紙やシリカゲルなどの吸湿剤を入れるだけでも臭いの防止になるのでやってみてくださいね!
まとめ|バスケットボールシューズ(バッシュ)の手入れ・メンテナンスガイド
今回は「バスケットボールシューズ(バッシュ)の手入れ・メンテナンスガイド」として、バッシュの洗い方や注意点、臭いや汚れのクリーニング術を詳しく解説してきました。
いかがでしたか?
この記事のポイントをまとめると以下の4つです。
【この記事のポイント4選】
- バッシュの正しいケアは「劣化防止」「機能維持」「けが防止」につながる
- 形状(カット)や素材に合わせた正しい洗い方が必要
- 洗った後の「乾燥」と「保管」が重要
- 低頻度でもやらないよりやった方が良い
1つずつ簡単におさらいしていきましょう!
バッシュの正しいケアは「劣化防止」「機能維持」「けが防止」につながる
バッシュの主な役割は「パフォーマンスの向上」と「けがの防止」。
これらの機能を最大限に発揮するため、バッシュには最先端の技術がこれでもか!というほど集結されています。
汚れや汗を放置してしまうと、素材は劣化し機能が低下、さらにはけがのリスクも高まってしまいますよ。
バッシュの機能を長く維持するためには定期的な正しい手入れが不可欠というわけですね!
形状(カット)や素材に合わせた正しい洗い方が必要
バッシュは形状(カット)や素材の違いによってたくさんの種類に分けられます。
バッシュをより長く使用するためには、この種類に合わせた正しい洗い方をする必要があるというわけですね。
特に天然皮革などの水に弱い素材への水洗いは厳禁ですし、強い洗剤の使用や直射日光・ドライヤーでの乾燥は素材や接着剤に大きなダメージを与えてしまいます。
使われている素材を理解し、パーツごとに分解して、適した方法で洗うことが最も安全で効果的な洗い方です。
洗った後の「乾燥」と「保管」が重要
バッシュの機能を維持するためには、洗った後の「乾燥」と「保管」も丁寧に行うようにしましょう!
バッシュを「乾燥」する際のポイントは以下の3つです。
- 風通しの良い場所で、陰干し(1〜2日)による自然乾燥を行う。
- 内部に新聞紙やペーパータオル、柔らかい布などを詰め、湿気を取り除くと同時に形を整える。
- 取り外した「インソール」や「靴ひも」も別途「陰干し」する。
バッシュを「保管」する際のポイントは以下の3つです。
- 完全に湿気がなくなるまで乾燥させてから収納する。
- 保管場所は高温多湿を避け、できるだけ通気性の良い場所を選ぶ。
(玄関の靴ばこ、クローゼットなどに収納する場合は定期的に換気を行うとよい) - 湿気を避けるため、保管場所には乾燥剤(シリカゲルなど)を置くと良い。
- 長期間保管する場合は、ホコリや虫などから守るためにケースに入れて収納する。
低頻度でもやらないよりやった方が良い
バッシュはプレイ中に汗をたくさん吸い込み、外で使用した際には砂や泥で汚れていきます。
当然毎回洗えれば理想的ですが、結構手間もかかるので、現実的ではありませんよね。
バッシュを大切にしている方は毎回できないと気になるかもしれませんが、たとえ低頻度であったとしてもやらないよりはやった方が良いというのは当然のことでしょう。
臭いや汚れが目立つようになったら洗った方がいいという「サイン」。
毎日使用する方は1〜2週間に1回、たまに使用する方は1ヶ月に1回でもいいので、メンテナンスの日を作ってあげてくださいね!
また、たとえ時間がなかったとしても、「表面の乾拭き」と「陰干し」だけはやるようにするとバッシュが長持ちしやすいはずです。
たまにでも正しいケアをしてあげると、臭いの改善や型崩れの防止、グリップの改善などを実感できて楽しいと思いますよ!
総括
バスケットボール選手にとって必要不可欠な道具であるバスケットシューズ(バッシュ)。
自分の体やプレイスタイルに合った一足を選ぶことが重要ですが、購入したら終わりというわけではありません。
せっかく選んだバッシュも手入れを怠ったり、間違った手入れをしたりしていては最高のパフォーマンスを発揮することができませんよね。
形状や素材を把握し、それに適した正しいメンテナンスを行うことで、見た目の劣化を防ぐだけでなく、グリップ力やクッション性などの機能の維持、ひいては自分自身のけがのリスクを下げることにも繋がります。
水に弱い「天然皮革」。
内部か乾きにくい「ハイカット」。
汚れが取れにくい「メッシュ」。
それぞれの特徴を理解し、適したメンテナンスをすることで、足元への安心感や信頼感が増し、怪我なく、集中してバスケを楽しむことができるはずですよ!
バッシュのメンテナンスは意外とやることが多く、面倒だなと感じている方も多いでしょう。
そんな方は、毎回でなくてもいいので、最低でも月に1度はメンテナンスの日を作ってあげてください。
また、完璧でなくてもいいので、簡単な手入れだけでも毎回やってあげてください。
たまにの手入れでも、その効果は十分に実感できるはずです。
自分のお気に入りの一足をできる限り長く使用したい方に、この記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!