こんな方におすすめ
- 初めてのアメリカ旅行に行く方
- 土地勘のない場所に引っ越す予定のある方
- アメリカの治安を調べるのにおすすめの「犯罪マップ」を知りたい方
こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
世界的に有名な映画の舞台である「ハリウッド」やディズニーの聖地「オーランド」など、魅力的な観光地を数多く有する国「アメリカ」。
一生に一度は訪れたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
かくいう僕も、世界最高峰のバスケットボールリーグであるNBAをすべてのチームのホームアリーナで観戦するという夢があります。
ただ、普段の生活とは全く違う環境に滞在するというのはやっぱり不安があるのも事実。
特に滞在する場所の「治安」は不安の大きな要因の1つですよね・・・。
とはいえ、アメリカ全土が犯罪にあふれた危険地域なはずがありません。
危険な地域をしっかりと把握していれば、安全で楽しい旅行を送ることができるはずです!!
そこで今回は、アメリカの治安の調べ方についてまとめていこうと思いまます。
アメリカの企業が公開しているオススメ「犯罪マップ」の紹介や具体的な安全対策についてまとめましたので、旅行や引越しなどで土地勘のない場所へ行く予定のある方は参考にしていただければ幸いです!
それではさっそく、ティップオフ!!
目次
アメリカの治安は日本に比べるとやはり悪い
結論から言うと、アメリカの治安は日本に比べて悪いと言えます。
というか日本よりも治安が良い国の方が珍しいので、当然と言えば当然でしょう。
実際、治安や紛争の状況、軍事力などの要素を総合的に評価する指標である「世界平和度指数(GPI)」では、2025年の調査においアメリカは163カ国中128位にランク付されています。
ちなみに日本は12位だそうですよ!
ただし、アメリカは日本よりもはるかに面積が広く、州ごとに法律が異なる国家。
全ての州が治安が悪いと言うわけではなく、州によっては比較的安全と言える場所や、絶対に立ち入ってはいけない危険な場所が散見されます。
旅行に行く際はこれからご紹介する「犯罪マップ」で危険な地域を把握したり、防犯グッズを身につけるなどして、防犯対策を万全にすることが重要ですよ!
アメリカの治安は州によってちがう|いい州と悪い州をランキングで紹介
先ほど州によって治安が大きく異なるという話をしましたが、治安の目安の1つとなる「犯罪率」は公表されているので簡単に調べることが可能です。
犯罪率とは特定の地域や集団における一定人数あたりの犯罪発生件数を示す指標のこと。
これからご紹介するのはその州に住む人口10,000人あたりの犯罪数をランキングにしたもので、数値が低い都市を「治安のいい州」、数値の高い都市を「治安の悪い州」としていますよ。
皆さんが滞在する予定の都市が含まれているか確認してみてくださいね!
【ランキング】アメリカで治安のいい州は?
まずはアメリカで治安のいい都市及びその州についてご紹介していこうと思います。
1位 キャプトンヒルズ(イリノイ州)
2位 ピングリーグローブ(イリノイ州)
3位 ホーソーンウッズ(イリノイ州)
4位 サガモアヒルズ(オハイオ州)
5位 プレイんフィールド(コネチカット州)
6位 インディアナタウンシップ(ペンシルベニア州)
7位 ケープエリザベス(メイン州)
8位 エリオット(メイン州)
9位 バーノンタウンシップ(ニュージャージー州)
10位 ボックスフォード(マサチューセッツ州)
参照:100 Safest Cities in the US
いずれの都市も規模があまり大きくない、いわば田舎の街であることがわかります。
やはり犯罪率は犯罪数の多い都市部が高くなりがちですね。
【ランキング】アメリカで治安の悪い州は?
続いて、治安の悪い都市及びその州のランキングをご紹介します!
1位 メンフィス(テネシー州)
2位 セントルイス(ミズーリ州)
3位 リトルロック(アーカンソー州)
4位 ミネアポリス(ミネソタ州)
5位 デトロイト(ミシガン州)
6位 カンザスシティ(ミズーリ州)
7位 ニューオーリンズ(ルイジアナ州)
8位 クリーブランド(オハイオ州)
9位 バーミンガム(アラバマ州)
10位 ヒューストン(テキサス州)
参照:20 Most Dangerous Cities in the US (2025 Updated)
「メンフィス」、「ミネアポリス」、「デトロイト」、「ニューオーリンズ」、「クリーブランド」、「ヒューストン」とNBAチームが本拠地を置く街が6つもランクインしていますね・・・。
スポーツチームは大都市に本拠地を構えるため犯罪率が高くなりがちではありますが、やはりNBAの現地観戦には防犯対策が必須と言えそうです。
治安をチェックする方法は2つある
さて、ここまで治安のいい都市と悪い都市をご紹介してきました。
皆さんが訪れる予定の街は含まれていましたか?
ただ、実際にはその都市全体が等しく治安が悪いなんてことはなく、犯罪が発生しやすい「地区」や「通り」があるということになります。
ここからは実際に治安をチェックする方法について解説していこうと思います!
アメリカをはじめとした海外の治安を調べる方法は大きく以下の2つがあります。
- Googleマップなどで地域の名称を英語や日本語で検索する
- 犯罪マップを使ってその地域の犯罪の発生状況を調べる
どちらも無料で治安を調べることができますので、海外旅行に行く際は活用必須と言えるでしょう!
まず1つ目の「Googleマップなどで地域の名称を英語や日本語で検索する」は皆さんやったことがある方も多いのではないでしょうか?
Googleマップなどの地図アプリは検索した場所の情報や行き方を調べることができますよね。
ただし、意外にも盲点なのが「口コミ」です。
訪れる予定の場所の口コミに目を通すと、その場所であった危険な事件や近づかない方がいい場所などの情報を知ることができるんですよ!
この「口コミ」機能を活用すれば、誰でも簡単に治安を調べることができるというわけですね。
注意点としては、必ずしも治安の情報が載っているわけではないということは理解しておきましょう!
この点、2つ目の「犯罪マップを使ってその地域の犯罪の発生状況を調べる」では、あらゆる地域の治安を検索することが可能。
しかも、実際に起きた犯罪についても犯罪の種類や頻度まで詳しく知ることができますよ!
ただ、一口に「犯罪マップ」と言っても結構な種類があって、どのサイトを使えばいいかわからないですよね。
この記事ではおすすめの犯罪マップについてご紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね!
オススメ犯罪マップ①Crime Mapping
公式サイト:Crime Mapping
まずご紹介するのは「Crime Mapping」です。
運営しているのは1992年に設立されたアメリカ国内最大級のセキュリティ機関「オメガグループ(The Omega Group Inc.)」。
行き先の住所や地区の名称を入力することで検索が可能であり、放火や暴行、窃盗、性犯罪、車上あらしなどの犯罪をマークで確認することが可能ですよ。
もちろん、マークをタップすることで犯罪の内容や、より詳しい情報が記載されているウェブサイトへのリンクを見ることもできます。
翻訳機能を使えばほとんど日本語で利用することも可能ですので、かなり使いやすいサイトだと思います。
オススメ犯罪マップ②Community Crime Map
公式サイト:Community Crime Map
次にご紹介するのは「Community Crime Map」です。
こちらもアメリカの世界的データ解析企業「LexisNexis Risk Solution」が運営しているかなり信頼できるサイトですよ!
犯罪率の高さを”赤の濃淡”で表現するという、視覚的に非常にわかりやすい表示方法。
最初はアメリカ全土の地図が表示されますが、サイト上部の検索欄に都市の名称(英語で入力)やZIPCODE(アメリカの郵便番号)を入力すればより詳しい地図を見ることができますよ!
オススメ犯罪マップ③Family Watchdog
公式サイト:Family Watchdog
最後にご紹介するのは「Family Watchdog」。
海外に滞在する日本人の方にも非常によく利用される性犯罪者マップですね。
仕組みは非常に簡単で、ホーム画面中央に滞在予定の場所の住所や郵便番号を入力するだけ。
入力した住所周辺の地図が表示され、赤や黄色のピンで性犯罪が起きた場所を表示してくれます。
ちなみに、各色のピンは以下の犯罪が起きたことを示していますよ。
ピンの色 | 犯罪の種類 |
赤色 | 児童への暴行(Offense Against Child) |
黄色 | 強姦(Rape) |
青色 | 性的暴行(Sexual Battery) |
緑色 | その他の犯罪(Other Offense) |
基本的には海外に住む方が自宅や学校、通学路などの安全を確認するために利用されているサイトです。
ただ、無料で誰でも利用することができますので、家族みんなで旅行に行く際、お子さんの安全を確保するために活用してみてはいかがでしょうか?
旅行や引越しで自分の身を守るためにすべき安全対策6選を解説!
ここまでおすすめの犯罪マップを3つご紹介してきましたが、犯罪マップを確認すれば安全に旅行できるというわけではありません。
もし渡航先の犯罪率が高かった場合には、十分な防犯対策をしていくことが必要不可欠です。
ここでは、誰でもできる安全対策を6つご紹介します。
【安全対策6選】
- Wifiがなくても常にインターネットを使えるようにする
- 高架下や脇道のテントには近づかない
- 夜間に一人で出歩かない
- ぺッパースプレーを持ち歩く
- 電車やバスなどの公共交通機関の中で寝ない
- 大麻やマリファナなどの合法の薬に気を付ける
それぞれについて簡単に解説していきますので、海外渡航時の防犯対策として参考にしてみてくださいね!
安全対策①Wifiがなくても常にインターネットを使えるようにする
アメリカに滞在している間は常に連絡が取れるよう、Wifiがなくてもインターネットを使える環境を整えておくことが重要です。
犯罪に巻き込まれそうになった時や道に迷ってしまった時でも、インターネットにさえ繋がっていれば位置情報を確認することが可能ですよね。
実際アメリカでは家族や友人間で位置情報を共有している人が多くいます。
アメリカではそれだけ犯罪を警戒するのがあたりまえということですね。
万が一に備えて、少なくとも電話やテキストメッセージがいつでも繋がる環境を用意しておきましょう!
ポケットWi-Fiという選択肢もありますが、今は「ジェスロモバイル」をはじめとした様々な海外用SIMが存在しますので、スマホ1台でインターネットを活用したい場合にはそちらの方がおすすめです。
安全対策②高架下や脇道のテントには近づかない
危険な場所に近づかないというのは防犯対策の基本です。
アメリカ渡航中に近づくべきではない代表的な場所が「高架下」と「脇道」でしょう。
日中でも薄暗く、人通りの少ない高架下や脇道は犯罪が起きやすいエリアとなっていますよ。
特に、キャンプ用テントが建てられている場所にはホームレスの方が滞在している可能性も高く、金品目当てでの暴行や窃盗などの事件に巻き込まれることも珍しくありません。
自分の身を守るためにもテントの密集している地域には近づかないようにしましょう。
安全対策③夜間に一人で出歩かない
もはや防犯対策の基本となっていますが、海外渡航時には夜間の独り歩きは絶対にしないようにしましょう。
日中は人通りが多く比較的安全だった場所も、夜間には急激に人気(ひとけ)がなくなる場合もあります。
日本では夜遅くまで飲んで歩いて帰るのはそんなに珍しいことではないと思いますが、アメリカではほとんどの人が夜間は出歩かず、移動も車を使用するため歩いている人はあまりいません。
暗く、人通りの少ない状況で、犯罪に巻き込まれる確率が上がるのは当然ですよね。
ディナーやホームパーティーなどで夜遅くまで外出する予定がある方は、必ずUberなどのライドシェアを利用するか、誰かに車で送ってもらうなどして移動することをおすすめしますよ。
安全対策④ぺッパースプレーを持ち歩く
アメリカの代表的な防犯グッズである「ペッパースプレー」。
唐辛子由来の成分を配合した対人用催涙スプレーのことで、相手の目や鼻、口の粘膜を刺激し、相手の行動を一時的に抑制する効果があります。
近年は小型かつ強力な噴出力のあるものも発売されていますので、女性だけでなく男性も1つ買って持っておくと安心ですよ。
下記に各ショッピングサイトの「ペッパースプレー」と検索した画面に飛ぶURLを貼っておきますので、ご活用ください。
![]() 楽天市場 |
安全対策⑤電車やバスなどの公共交通機関の中で寝ない
アメリカでは電車やバスなどの公共交通機関での仮眠も絶対にやめるべき行為です。
日本の電車やバスの中では居眠りをしている方がいるのは珍しいことではありませんが、それだけ日本の治安がいいということ。
海外から来た観光客の方はその光景に驚くそうですよ。
アメリカでは、電車で寝ていた方の荷物やスマホが盗難されるというのはよくある事件。
社内でマリファナや大麻を吸っていることもあるので、そもそも公共交通機関は使わないという現地の方も多くいるようです。
海外旅行中は慣れない環境や長距離移動などで疲れもあるとは思いますが、特に夜間はなるべく一人では乗らず、絶対に寝落ちすることのないよう注意をしてくださいね!
安全対策⑥大麻やマリファナなどの合法の薬に気を付ける
日本では違法薬物である「大麻」や「マリファナ」。
アメリカでは州によって成人の娯楽のための使用が合法となっているのはご存じの方も多いのではないでしょうか?
特にマリファナは15の州(アラスカ州、アリゾナ州、カリフォルニア州、コロラド州、イリノイ州、メイン州、マサチューセッツ州、ミシガン州、モンタナ州、ネバダ州、ニュージャージー州、ニューヨーク州、オレゴン州、バーモント州、ワシントン州)と首都ワシントンD.C.で合法とされており、それらの街では路上で吸っている方も多くみられます。(2025年8月時点)
意外とニューヨーク州やカリフォルニア州などの大都市がある州で合法になっているんですよね・・・。
このため、アメリカでは比較的簡単に入手することができます。
海外のパーティーやクラブに行ってみたいという方もいるとは思いますが、誰かに混入させられるリスクもあるので、自分の飲み物や食べ物からは決して目を離さないようにしてくださいね!
マリファナは英語で「Mary Jane(メリージェーン)」や「Weed(ウィード)」と呼ばれることもあります。
一度の使用が一生の後悔にならないよう、正確な知識を身に着け、勧められても「No!」と言える強い意志を持つようにしてください。
緊急連絡先 「911(nine one one)」をひかえておこう
万が一の時の最終手段として覚えておきたいのが緊急連絡先「911」です。
通称”nine one one”と呼ばれる電話番号であり、アメリカの消防、警察、救急の全てに通報することができるようになっていますよ。
ただし、注意点としては日本の消防や救急とは異なり、アメリカのほとんどの州では救急車が無料ではありません。
当然命に変えられるものではないですが、窮地を脱出することができたのも束の間、そこそこ高額な請求額が届く可能性があるというのは心得ておいた方がいいかもしれませんね!
海外旅行保険には万が一の際に救急車両を呼ぶのににかかった費用を補償してくれるものもありますので、危険な地域に行く方は検討してみてもいいかもしれませんね!
アメリカの治安の調べ方まとめ
今回はアメリカで治安を調べる方法として「犯罪マップ」をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
日本にいると犯罪マップを使う機会はほとんどありませんが、治安の良い地域と悪い地域の差が激しいアメリカでは必須のツールと言っても過言ではありません。
せっかくの海外旅行をつらい思い出にしないためにも、今回ご紹介した「犯罪マップ」や安全対策を参考にしてみてくださいね!
皆さんのアメリカ滞在が最高の時間になることを願っています。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!