こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。
多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。
NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。
他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。
それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。
もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。
ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。
進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!
つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑
そこで今回は1995-96シーズンを制したシカゴ・ブルズ(CHI)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。
シカゴ・ブルズは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??
存分に見ていきましょう!
それではさっそく、ティップオフ!!
目次
ドラフト
NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!
世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。
将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。
シカゴ・ブルズは1997年のNBAドラフトにて 名の選手をドラフトしました。
【指名選手】
巡 | 指名順位 | 選手名 | ポジション | 国籍 | 出身大学 | 前所属チーム(リーグ/国名) |
年ドラフトでの が持っていた自前の指名権は 枚で、 巡目 位で を指名しました。
もう一枚、
年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!
リンクカード
NBAファイナルまでの道のり:1995-96 シカゴ・ブルズのレギュラーシーズン
まずは1995-96レギュラーシーズンがシカゴ・ブルズにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!
【オフシーズンの動き】
1995年3月17日、引退してメジャーリーガーを目指していたマイケル・ジョーダンがチームに復帰し再びNBA制覇に挑戦するも、カンファレンス・セミファイナルでオーランド・マジックに敗れ敗退。
その後、NBAのカナダ進出に伴い開催された拡張ドラフトにてB.J.アームストロングを失うも、トレードにてデニス・ロッドマンを獲得し、再びリーグ制覇を目指してレギュラーシーズンに臨みました。
【レギュラーシーズンの結果】
選手協会とオーナーとの新たな労使協定がうまくまとまらずロックアウト(リーグの活動停止)の危機に瀕しながらもなんとか予定通りシーズンが開幕。
王者奪還に燃えるブルズはマイケル・ジョーダンとスコッティ・ピッペンを中心に圧倒的な強さで勝利を重ね、最終的には72勝10敗というNBA史上最多勝利数を更新する偉業を成し遂げました。
また、マイケル・ジョーダンは再びシーズンMVPに返り咲き、シックスマン賞にトニー・クーコッチ、最優秀コーチ賞にフィル・ジャクソンと各賞を受賞して、満を辞してプレイオフに進みました。
シカゴ・ブルズはセントラル・ディビジョンで1位を獲得しました。
【1995-96レギュラーシーズン セントラル・ディビジョンの結果】
セントラル・ディビジョン | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | ホーム | ロード | Div | GP |
シカゴ・ブルズ | 72 | 10 | 0.878 | – | 39–2 | 33–8 | 24–4 | 82 |
インディアナ・ペイサーズ | 52 | 30 | 0.634 | 20.0 | 32–9 | 20–21 | 19–9 | 82 |
クリーブランド・キャバリアーズ | 47 | 35 | 0.573 | 25.0 | 26–15 | 21–20 | 13–15 | 82 |
アトランタ・ホークス | 46 | 36 | 0.561 | 26.0 | 26–15 | 20–21 | 15–13 | 82 |
デトロイト・ピストンズ | 46 | 36 | 0.561 | 26.0 | 30–11 | 16–25 | 15–13 | 82 |
シャーロット・ホーネッツ | 41 | 41 | 0.500 | 31.0 | 25–16 | 16–25 | 13–15 | 82 |
ミルウォーキー・バックス | 25 | 57 | 0.305 | 47.0 | 14–27 | 11–30 | 8–20 | 82 |
トロント・ラプターズ | 21 | 61 | 0.256 | 51.0 | 15–26 | 6–35 | 5–23 | 82 |
シカゴ・ブルズはイースタン・カンファレンスで1位を受賞し、プレイオフに進出しました。
【1995-96レギュラーシーズン イースタン・カンファレンスの結果】
イースタン・カンファレンス | ||||||
# | チーム | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
1 | シカゴ・ブルズ | 72 | 10 | 0.878 | – | 82 |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | オーランド・マジック | 60 | 22 | 0.732 | 12.0 | 82 |
3 | インディアナ・ペイサーズ | 52 | 30 | 0.634 | 20.0 | 82 |
4 | クリーブランド・キャバリアーズ | 47 | 35 | 0.573 | 25.0 | 82 |
5 | ニューヨーク・ニックス | 47 | 35 | 0.573 | 25.0 | 82 |
6 | アトランタ・ホークス | 46 | 36 | 0.561 | 26.0 | 82 |
7 | デトロイト・ピストンズ | 46 | 36 | 0.561 | 26.0 | 82 |
8 | マイアミ・ヒート | 42 | 40 | 0.512 | 30.0 | 82 |
9 | シャーロット・ホーネッツ | 41 | 41 | 0.500 | 31.0 | 82 |
10 | ワシントン・ブレッツ | 39 | 43 | 0.476 | 33.0 | 82 |
11 | ボストン・セルティクス | 33 | 49 | 0.402 | 39.0 | 82 |
12 | ニュージャージー・ネッツ | 30 | 52 | 0.366 | 42.0 | 82 |
13 | ミルウォーキー・バックス | 25 | 57 | 0.305 | 47.0 | 82 |
14 | トロント・ラプターズ | 21 | 61 | 0.256 | 51.0 | 82 |
15 | フィラデルフィア・76ers | 18 | 64 | 0.220 | 54.0 | 82 |
NBAファイナルまでの道のり:1995-96 シカゴ・ブルズのプレイオフ
次にシカゴ・ブルズが1995-96プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!
【1995-96プレイオフの背景】
1995-1996シーズンのプレイオフは1996年4月25日に開始し、6月16日に終了しました。
ファーストラウンド(1回戦)対マイアミ・ヒート:3勝0敗
プレイオフのファーストラウンド(1回戦)はアロンゾ・モーニングとティム・ハーダウェイ擁するマイアミ・ヒートと対戦し、3勝0敗で退けてカンファレンス・セミファイナルに進みました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1996年4月26日 | マイアミ・ヒート | 85-102 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター | |
第2戦 | 1996年4月28日 | マイアミ・ヒート | 75-106 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター | |
第3戦 | 1996年5月1日 | シカゴ・ブルズ | 112-91 | マイアミ・ヒート | マイアミ・アリーナ |
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対ニューヨーク・ニックス:4勝1敗
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではパトリック・ユーイング擁するニューヨーク・ニックスと対戦し、4勝1敗で危なげなく勝利してカンファレンス・ファイナルに駒を進めました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1996年5月5日 | ニューヨーク・ニックス | 84-91 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター | |
第2戦 | 1996年5月7日 | ニューヨーク・ニックス | 80-91 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター | |
第3戦 | 1996年5月11日 | シカゴ・ブルズ | 99-102 | ニューヨーク・ニックス | マディソン・スクエア・ガーデン | |
第4戦 | 1996年5月12日 | シカゴ・ブルズ | 94-91 | ニューヨーク・ニックス | マディソン・スクエア・ガーデン | |
第5戦 | 1996年5月14日 | ニューヨーク・ニックス | 81-94 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター |
カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対オーランド・マジック:4勝0敗
カンファレンス・ファイナルではシャキール・オニールとアンファニー・ハーダウェイ擁するオーランド・マジックとの対戦となり、4勝0敗(スイープ)で圧倒的な強さを見せつけてNBAファイナルに進みました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1996年5月19日 | オーランド・マジック | 83-121 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター | |
第2戦 | 1996年5月21日 | オーランド・マジック | 88-93 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター | |
第3戦 | 1996年5月25日 | シカゴ・ブルズ | 86-67 | オーランド・マジック | オーランド・アリーナ | |
第4戦 | 1996年5月27日 | シカゴ・ブルズ | 106-101 | オーランド・マジック | オーランド・アリーナ |
こうして迎えた1996年のNBAファイナルでは、シカゴ・ブルズがショーン・ケンプやゲイリー・ペイトンらのシアトル・スーパーソニックスを4勝2敗で破り、マイケル・ジョーダンの復帰後初となるNBA優勝を果たしました。
1996年のNBAファイナルについての詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!
まとめ:バスケの神様とシカゴ・ブルズの復活
今回は「1996年のNBAファイナルで優勝を果たした”シカゴ・ブルズ”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!
この優勝により、シカゴ・ブルズがマイケル・ジョーダン復帰後初となる3年ぶり4度目のNBA優勝を果たしまたした。
また、マイケル・ジョーダンはまだ自分の時代が続いていることを周囲に知らしめるが如く、自身4度目となるファイナルMVP受賞を果たしました。
他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!