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【NBAファイナル1986】ボストン・セルティックス VS ヒューストン・ロケッツ 全6試合の結果や流れを詳しく解説!

皆さんこんにちは!

NBA好きブログライターのおしょうサンドです。

 

国際バスケットボール連盟(FIBA)によると、全世界のバスケットボールの競技人口はなんと4.5億人。

これはバレーボールの5億人に次いで全スポーツの中で2番目に多い数字です。

一方で、NBAでプレイをすることができる選手はたったの450人。

その確率は脅威の0.0001%。

例えではなく「ほんの一握り」しか所属することができないリーグです。

 

そんな世界最高峰のリーグに所属するすべての選手たちが求める高み、それが「NBAチャンピオン」。

本物の天才たちが生活のすべてをバスケに注ぎ、それでもなお1度も手が届かない選手がいる頂です。

 

そこを目指す選手たちが本気でぶつかるからこそ、プレーオフ(NBAの決勝トーナメント)では数多くの伝説が生まれます。

特にその年のチャンピオンを決める戦いである「NBAファイナル」はどの年も世界最高の試合が行われてきました。

その当時の最高の選手、最高のチーム、最高の戦術がぶつかり合うNBAファイナルは、もはやNBAの歴史そのものだと僕は思います。

 

今回はその中から「NBAファイナル1986 ボストン・セルティックス VS ヒューストン・ロケッツ」の対決をご紹介しましょう!

皆さんがNBAの歴史を知り、もっともっとNBAを好きになるきっかけになることができれば光栄です。

それではティップオフ!!

 

NBAファイナル1986に出場したチームの背景を知ろう!

1986年NBAファイナルはイースタン・カンファレンスチャンピオンの「ボストン・セルティックス」とウエスタン・カンファレンスチャンピオンの「ヒューストン・ロケッツ」の戦いでした。

まずはそれぞれのチームの背景から見ていきましょう!

 

ボストン・セルティックス

1985-86シーズン ファイナルまでの試合成績
レギュラーシーズン 67勝15敗(カンファレンス1位)
プレーオフ1回戦 3勝0敗(VS シカゴ・ブルズ)
カンファレンス・セミファイナル 4勝1敗(VS アトランタ・ホークス)
カンファレンス・ファイナル 4勝0敗(VS ミルウォーキー・バックス)

 

「ボストン・セルティックス」はマサチューセッツ州ボストンに拠点を置くチームです。

エースは「ラリー・Legend(レジェンド)・バード」。

レギュラーシーズンを67勝15敗のカンファレンス1位で終えると、プレーオフでは1回戦に若きマイケル・ジョーダン要する「シカゴ・ブルズ」を、準決勝ではドミニク・ウィルキンズの「アトランタ・ホークス」を、決勝戦でドン・ネルソンHC率いる「ミルウォーキー・バックス」を倒し、NBAファイナルに進みました。

 

ヒューストン・ロケッツ

1985-86シーズン ファイナルまでの試合成績
レギュラーシーズン 51勝31敗(カンファレンス2位)
プレーオフ1回戦 3勝0敗(VS サクラメント・キングス)
カンファレンス・セミファイナル 4勝2敗(VS デンバー・ナゲッツ)
カンファレンス・ファイナル 4勝1敗(VS ロサンゼルス・レイカーズ)

 

「ヒューストン・ロケッツ」はテキサス州ヒューストンに拠点を置くチームです。

エースは”Dream”「アキーム・オラジュワン」。

レギュラーシーズンを51勝31敗のカンファレンス2位で終えると、プレーオフでは1回戦に命名変更したばかりの「サクラメント・キングス」を、準決勝ではアレックス・イングリッシュらのの「デンバー・ナゲッツ」を、決勝戦で”ショータイム・レイカーズ”時代の「ロサンゼルス・レイカーズ」を倒し、NBAファイナルに進みました。

 

NBAファイナル1986の出場選手・ロスター

次にNBAファイナル1986で各チームに所属していた選手達を見ていきましょう!

 

ボストン・セルティックスの出場選手一覧

表は左方向にスクロールすることが可能です。

ポジション 背番号 名前 身長(cm) 体重(kg) 生年月日
C 5 ビル・ウォルトン(Bill Walton) 211 95 1952年11月5日
SG 44 ダニー・エインジ(Danny Ainge) 193 79 1959年3月17日
PF 45 デイビッド・サードキル(David Thirdkill) 201 88 1960年4月12日
PG 3 デニス・ジョンソン(Dennis Johnson) 193 84 1954年9月18日
C 50 グレッグ・ケイト(Greg Kite) 211 113 1961年8月5日
PG 12 ジェリー・シヒティング(Jerry Sichting) 185 76 1956年11月29日
PF 32 ケビン・マクヘイル(Kevin McHale) 208 95 1957年12月19日
SF 33 ラリー・バード(Larry Bird) 206 100 1956年12月7日
SG 34 リック・カーライル(Rick Carlisle) 196 95 1959年10月27日
C 0 ロバート・パリッシュ(Robert Parish) 216 104 1953年8月30日
SG 11 サム・ヴィンセント(Sam Vincent) 188 84 1963年5月18日
SF 8 スコット・ウェドマン(Scott Wedman) 201 98 1952年7月29日
SF 35 スライ・ウィリアムズ(Sly Williams) 201 95 1958年1月26日

※ G:ガード、F:フォワード、C:センターのこと

 

ヒューストン・ロケッツの出場選手一覧

表は左方向にスクロールすることが可能です。

ポジション 背番号 名前 身長(cm) 体重(kg) 生年月日
PG 30 アレン・リーヴェル(Allen Leavell) 185 77 1957年5月27日
SG 3 クレイグ・イーロー(Craig Ehlo) 198 81 1961年8月11日
C 31 グランビル・ウェイターズ(Granville Waiters) 211 102 1961年1月8日
C 34 アキーム・オラジュワン(Hakeem Olajuwon) 213 116 1963年1月21日
PF 8 ハンク・マクダウェル(Hank McDowell) 206 98 1959年11月13日
PF 43 ジム・ピーターセン(Jim Petersen) 208 107 1962年2月22日
PG 5 ジョン・ルーカス(John Lucas) 191 79 1953年10月31日
SG 32 ルイス・ロイド(Lewis Lloyd) 198 93 1959年2月22日
SG 15 ミッチェル・ウィギンズ(Mitchell Wiggins) 193 84 1959年9月28日
PF 50 ラルフ・サンプソン(Ralph Sampson) 223 103 1960年7月7日
SF 33 ロバート・リード(Robert Reid) 203 93 1955年8月30日
SF 22 ロドニー・マクレイ(Rodney McCray) 201 100 1961年8月29日
SG 20 スティーヴ・ハリス(Steve Harris) 196 88 1963年10月15日

※ G:ガード、F:フォワード、C:センターのこと

 

NBAファイナル1986のシリーズ概要

それではいよいよNBAファイナル1986の試合の結果を見ていきましょう!

1985-86シーズンのNBAチャンピオンは「ボストン・セルティクス」。

チームとしては2年ぶり16回目の優勝となりました。

対戦成績は4勝2敗。

詳細な試合結果は以下のとおりです。

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム
1 5月26日 ヒューストン・ロケッツ 100-112 ボストン・セルティックス
2 5月29日 ヒューストン・ロケッツ 95-117 ボストン・セルティックス
3 6月1日 ボストン・セルティックス 104-106 ヒューストン・ロケッツ
4 6月3日 ボストン・セルティックス 106-103 ヒューストン・ロケッツ
5 6月5日 ボストン・セルティックス 96-111 ヒューストン・ロケッツ
6 6月8日 ヒューストン・ロケッツ 97-114 ボストン・セルティックス

 

ファイナルMVPは「ラリー・バード」。

シリーズ平均24得点10リバウンド10アシストで平均トリプルダブル記録し、自身2度目となるファイナルMVPを受賞しました。

 

NBAファイナル1986の試合の概要

ここからは試合のさらに詳細な流れをお伝えしていきます。

セルティックスが史上最強のフロントラインとして君臨したシーズンのNBAファイナルを一緒に見ていきましょう!

 

第1戦(100-112 ボストン・セルティックス Win)

NBAファイナルの1回戦はボストン・セルティクスのホーム「ボストン・ガーデン」で始まりました。

ラルフ・サンプソンとアキーム・オラジュワンという”ツインタワー”を要するロケッツはここまで4年連続でウエストを制覇していた通称”ショータイム・レイカーズ”をまさかの4勝1敗で打ち破っており、勢いに乗っている新生チーム。

彼らがNBAに新しい風を吹かせるかと思われましたが、第1戦はむしろ古豪セルティクスとの経験値の差が露呈した試合となってしまいました。

ロケッツのツインタワーの一角ラルフ・サンプソンはファウルトラブルに陥りやすいという欠点があったことから、セルティクスはその弱点を徹底的に突き開始5分で3つのファウルを負わせてサンプソンをコートから排除。

その後はオラジュワン1人となったインサイドをリーグ屈指のバックコートであるバード、パリッシュ、マクヘイルが圧倒し試合を終わらせてしまいました。

この試合セルティクスはスタメン5人を含む6選手が2桁得点を記録するという多彩さを見せ勝利。

一方ロケッツはオラジュワンが33得点12リバウンドと孤軍奮闘しますが、サンプソンはわずか2得点に終わり不甲斐ない敗戦となりました。

 

第2戦(95-117 ボストン・セルティックス Win)

セルティクスリードで迎えた第2戦。

この試合も前半からセルティクスが優位に試合を進め、50-60の10点リードで試合を折り返します。

後半はロケッツの反撃が期待されましたが、ホームでのセルティクスムードに新生チームが落ち着きを取り戻す術があるはずもなく、第3Qに大差をつけられ試合は実質終了。

この日もバードが31得点8リバウンド7アシスト、マクヘイルが25得点を記録しチームを牽引。

ロケッツはオラジュワンが21得点10リバウンド、サンプソンが18得点8リバウンドと健闘しますが、爆発力に欠ける試合となりました。

 

第3戦(104-106 ヒューストン・ロケッツ Win)

セルティクスが2連勝で迎えた第3戦。

舞台はロケッツのホームアリーナ「ザ・サミット」に移ります。

ホームに戻ったロケッツはファンの声援を受けついに”ツインタワー”が復活。

ラルフ・サンプソンが24得点22リバウンドとインサイドを支配し続けロケッツの屋台骨を支えると、59-62とこのシリーズ初めてロケッツがリードして前半を折り返しました。

しかし第3Q、セルティクスも黙っておらずバードらを中心に攻勢を強め、最後は逆転して勝負は第4Qへ。

第4Qはロケッツがセルティクスの背中を追い続ける展開となりましたが、最後の最後に流れを掴んだロケッツが9連続得点で102-103とついに逆転に成功します。

試合時間は残り1分程度。

セルティクスもさすがの勝負強さでダニー・エインジがシュートを決め再逆転してきますが、やはり流れはロケッツ。

ミッチェル・ウィギンスのチップインで逆転に成功し、そのまま1点差を守り切ってシリーズ初勝利を掴み取りました。

 

第4戦(106-103 ボストン・セルティックス Win)

依然セルティクスリードで迎えた第4戦。

しかし勢いは前の試合勝利し、さらにホームゲームが続くロケッツにあるように思われました。

試合は序盤から殴り合いの接戦となり、両者30得点をこえるクォーターが続く大味な展開に。

結局第3Qが終わっても86-85とセルティクス1点リードのまま試合は最後の12分間に移ります。

第4Qに入ると両者ディフェンスが光り、得点が急激に減少。

最後の最後まで点差が開かない展開となりましたが、試合を決めたのはラリー・Legend(レジェンド)・バードでした。

103-103で迎えた残り週病の場面、ラリー・バードはこの試合まだ1本も入っていなかった3ポイントシュートを土壇場で決め、これが決勝点となってセルティクスが接戦をものにしました。

スタッツとしてはバードが21得点10リバウンド9アシスト。

サンプソンが25得点7リバウンド9アシストでした。

 

第5戦(96-111 ヒューストン・ロケッツ Win)

セルティクス王手で迎えた第5戦。

崖っぷちで迎えたホーム最終戦とあって絶対に負けられないロケッツでしたが、試合はまさかの展開に向かいます。

第2Q、ルーズボールの取り合いから始まったサンプソンとジェリー・シフィティングの小競り合いが殴り合いの乱闘に発展。

ムキになったサンプソンが止めに入ったデニス・ジョンソンの目を殴ってしまい、即刻退場処分となります。

突然の大黒柱の退場に騒然となるロケッツホーム。

もはやセルティクスの優勝は決まったかと思われましたが、ここで未来の殿堂入り選手”Dream”アキーム・オラジュワンがその実力を存分に発揮します。

オラジュワンはこの試合32得点14リバウンド8ブロックとインサイドを支配し続け、セルティクスをほぼ独力で抑え込むとともにチームに活気を与えました。

終わってみればオラジュワン以外にもロバート・レイドが17アシストを記録するなどセルティクスを突き放したロケッツは、ホームの雰囲気も味方につけ一矢報いる形となりました。

セルティクスはケビン・マクヘイルが33得点と躍動するものの他の選手がオラジュワンに抑え込まれ、とくにリバウンドをほとんどロケッツに抑えられたことで得点が伸びず敗戦となりました。

 

第6戦(97-114 ボストン・セルティックス Win)

運命の第6戦。

舞台はセルティクスのホームに戻ります。

第3戦にデニス・ジョンソンの顔面を殴り退場となったラルフ・サンプソンは第6戦の出場こそ許されましたが、そこに待っていたのはセルティクスファンによる容赦ないブーイング嵐でした。

この当然とも言える報復はNBAキャリア3年目のサンプソンには受け入れることができず、ミスショットを連発。

サンプソンはこの試合わずか8得点に終わります。

一方、第5戦の不甲斐ない敗北を受けて奮起したのはすでにNBAの中でも最高の選手の1人であったラリー・バードでした。

チームメイトに檄を飛ばし、自ら積極的に泥臭いプレーをこなす姿は新生チームと何度もNBAの頂点に立つチームとの格の違いを見せつけているかのようでした。

試合は当然のようにセルティクスが大差をつけて圧勝。

バードはこの試合29得点11リバウンド12アシストの活躍でチームに優勝をもたらしました。

 

まとめ

今回は「NBAファイナル1986 ボストン・セルティックス VS ヒューストン・ロケッツ」の対決をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

NBAには各世代の最高選手が集っていますが、歴史に名を刻む選手はやはりまた別格の心を備えているかのように思います。

ラリー・バードはもちろん206cmという身長は一般人からみれば恵まれていますが、NBA選手の中では身体能力もそれほど高くはありませんでした。

そんな彼がNBAの怪物達の中でも頂点に立ち続けた理由を知ることのできるファイナルだったと思います。

やはりNBAファイナルはドラマがあって面白いですね!

他の年のNBAファイナルも同じように紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください!

それではまた次の記事でお会いしましょう!

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