NCAAハイメジャー校

【NCAAカレッジバスケ解説】デューク大学編:NBAで活躍する選手はハイメジャー(強豪)カンファレンスのどこ出身?

こんにちは!

NBA好きブロガーのおしょうサンドです。

 

 

NBAには毎年60名の選手がドラフトされますよね。(2024年現在)

もちろん例外も多くいますが、ドラフトされる選手は主に「将来有望な大学生」です。

このため、NBAとアメリカの大学バスケは切っても切れない関係にあります。

 

 

そして、アメリカの大学バスケにおいて最も有名なリーグこそが「NCAA男子バスケットボールリーグ(通称NCAA)」です。

現在NBAでプレイしている選手たちの多くはNCAAで華やかな実績を残し、NBA入りを果たしました。

 

 

NBA好きな皆さん、心の底ではNCAAにも興味がありますよね??笑

当然です。

将来自分の推しチームの中核を担うかもしれない選手のことが気にならないファンなどいないでしょう!

 

 

ただ、どこから手をつけたらいいかわからない。

 

 

そこでこのサイトでは、NCAA男子バスケットボールリーグに所属する大学について1つずつご紹介していこうと思います。

今回はNBA選手を最も多く輩出する”ハイメジャーカンファレンス”から「デューク大学」についてまとめていきますよ!

 

 

NCAA男子バスケットボールリーグの仕組みからデューク大学出身のNBA選手まで丁寧に解説していきますので、ぜひみなさんのNBAライフにお役立てください。

それではティップ・オフ!!!

 

 

目次

ハイメジャー(強豪)カンファレンスの概要

今回ご紹介するデューク大学はNCAA男子バスケットボールのディビジョン1と呼ばれるリーグの中でも特に「ハイメジャー」と呼ばれるカンファレンスに属しています。

 

 

NCAA男子バスケットボールにはディビジョンと呼ばれる区分けがあり、ディビジョン1からディビジョン3までのリーグが存在します。

この区分けは単純にバスケットボールの強さによるものではないんですよ!

大学の生徒数や経済力、バスケを含む複数のスポーツクラブの強さを総合的に評価し、一定のレベルを満たした大学が上位のディビジョンに入ることができるというわけです。

 

 

そしてデューク大学が所属するディビジョン1は最も条件が厳しいリーグ。

そんなディビジョン1の中でも特に強豪校が揃う6つのカンファレンスを総称して「ハイメジャーカンファレンス」と呼びます。

 

 

つまり、ハイメジャーカンファレンスとはNCAA男子バスケットボールにおいて最も強豪が集うカンファレンスということですね!

 

 

基礎知識:NCAAって何?

「NCAA」って何よ??

まずはここからですよね!

アメリカのカレッジスポーツの仕組みは少し複雑ですので、順を追って解説していきます。

 

 

アメリカには複数の大学体育協会(大学スポーツ運営組織)が存在する

アメリカの大学スポーツは「大学体育協会」と呼ばれる組織の管理のもと運営されています。

日本で言うと、インターハイを運営する「全国高等学校体育連盟」のようなものでしょうか。

少し特殊ですよね。

 

 

そして驚くことに、この「大学体育協会」はアメリカ国内に複数存在します。

大学側は学長や運動局局長(アスレチックディレクター)の方針のもと、どこの大学体育協会運営するリーグに所属するかを選択することがでできるんですよ!

主な大学体育協会をいくつかご紹介しましょう!

 

 

表は左側にスクロールが可能です。

 略称 日本語名称 説明
NCAA(National Collegiate Athletic Association) 全米大学体育協会 アメリカ最大の大学体育協会
NAIA(National Association of Intercollegiate Athletics) - アメリカで最も長い歴史を持つ大学体育協会
NJCAA(National Junior College Athletic Association) 全米短期大学体育協会 主にコミュニティカレッジや短期大学を管轄する大学体育協会
CCCAA(California Community College Athletic Association) - カリフォルニア州独自の短大向け大学体育協会
NCCAA(National Christian College Athletic Association) 全米キリスト教大学体育協会 キリスト教系の大学を管轄する大学体育協会
USCAA(United States Collegiate Athletic Association) - アメリカ各地の小規模大学を中心とした大学体育協会

 

 

それぞれの協会がそれぞれの基準を設けて、参加大学同士で競い合う場を作っているというわけですね!

 

 

NCAAとは全米最大の大学体育協会のこと

今回フォーカスしているデューク大学が所属している大学体育協会は「NCAA」です。

NCAAは”National Collegiate Athletic Association”の頭文字をとったもので、直訳すると「全米大学体育協会」となります。

 

 

アメリカ国内でのNCAAの立ち位置はまさに「アメリカ最大の大学体育協会」。

全米で最も多くの、そして国際的にも有名な大学が参加している協会が「NCAA」というわけです。

 

 

2024年6月現在、NCAAはディビジョン1〜3という3つの区分けで構成されています。

ディビジョンは大学の運動部にかける予算や運動部の数などの条件を満たすことで加入することができるんですよ!

ディビジョン1が最も条件が難しく、ディビジョン3が最も条件が優しく設定されているようですね。

 

 

この条件設定があるため、自然とディビジョン1には生徒数が多く、金銭的にも余裕のある大規模な大学が集まる傾向にあるというわけです。

 

 

さらに、ディビジョン1の条件を満たした大学には13名、ディビジョン2の条件を満たした大学には10名分の奨学金枠の利用が許されるので、自然と有望な選手が進学しやすいという仕組みになっています。

ちなみに、ディビジョン3に属する大学には奨学金枠の利用が許されていません。

 

 

カンファレンスって何?

ここまでNCAAには3つのディビジョンがあり、デューク大学はその中のディビジョン1に所属していることをご紹介してきました。

ただ、ディビジョン内でもさらに細かな区分けあります。

それが「カンファレンス」です。

次はそのカンファレンスがどういったものなのか、どのようにして分けられているのかについてみていきましょう!

 

 

基本情報(カンファレンスとは)

NCAAにおけるカンファレンスとは、簡単にいうと大学同士のスポーツに関する取り決めや試合運営を取り仕切る大学連盟のことです。

基本的にアメリカのカレッジスポーツはこのカンファレンス単位でリーグ戦を行っています。

日本で言う「東京六大学野球連盟」などと同じ仕組みですね。

 

 

NCAAの場合、1つのカンファレンスが6校〜16校から構成されています。

カンファレンスは大学単位で結ばれた連盟なので、通常1つの大学の部活はすべて同じカンファレンスに所属しますが、例外的に特定の部活だけが別のカンファレンスに所属することもあるそうですよ。

 

 

NCAAにおけるカンファレンスの数は、ディビジョン1が32個、ディビジョン2が23個、ディビジョン3が43個の合計98個。

それぞれのカンファレンス内で毎年リーグ戦を行い、そこで優秀な成績を残した大学がさらに先の全米大会に出場することができます。

カンファレンスとはいわば”地区大会”のようなものですね。

 

 

カンファレンスに所属していない大学のことを「インディペンデント」と呼ぶようですが、少なくともNCAA男子バスケットボールにおいて、ディビジョン1に所属するためにはどこかのカンファレンスに所属する必要があるとのことです。

 

 

所属するカンファレンスを決定する主な要因・条件は?

NCAAがカンファレンスという小さなリーグの集合体であることは分かりましたね。

では大学はどのようにしてカンファレンスを選択しているのでしょうか?

そこには少し複雑な条件があります。

 

 

代表的な条件をいくつか列挙してみますね。

  • アメリカンフットボール部、男子バスケットボール部の有無
  • アメリカンフットボール部、男子バスケットボール部の実力
  • カンファレンス所属大学同士の地理的距離
  • 収益

などなど。

 

 

特にアメリカらしいなと思うのはアメフト部と男子バスケットボール部の有無ですよね。

アメリカにおける花形スポーツであるアメフト部と男子バスケットボール部のどちらかが欠けている場合、もう一方がどれだけ強豪であっても強いカンファレンスに加入することはできません。

いわば「最低条件」といったところです。

 

 

そして当然、アメフト部と男子バスケットボール部の実力も重要な要因ですよ。

ここでいう実力とは、単に現在強豪であるかどうかというよりも、大学がどれだけスポーツに注力しているかの方が重要視される傾向にあります。

いわば、「スポーツにどれだけお金をかけているか」ということですね。

 

 

あとは直接試合をすることができる「地理的距離」に大学があることや、近年はカレッジバスケにスポンサーがつくことも珍しくないため、カンファレンス内での試合が収益に繋がるほどの価値があるかどうか(対戦相手の注目度)なども考慮してカンファレンスを選ぶというわけです!

 

 

「メジャー」とは大まかな”強さ”のこと

NCAAにはディビジョンという区分けがあり、デューク大学がディビジョン1に属することはもう分かりましたよね?

もう区分けは十分と言いたいところですが、もう一つカンファレンスの強さに応じた区分けをご紹介しましょう。

 

 

それが「メジャー」という分け方です。

これまでのディビジョンやカンファレンスとは違い、メジャーは公式の区分けではありません。

しかし、ファンの間では当たり前の分類方法となっておりNCAAを見るには知っておくべき用語だと思います。

 

 

メジャーに関する用語は主に以下の4つです。

  • ハイメジャーカンファレンス
  • ミッドメジャーカンファレンス
  • ローメジャーカンファレンス
  • インディペンデント(カンファレンス無所属)

 

 

まず「ハイメジャーカンファレンス」から見ていきましょう!

ハイメジャーカンファレンスは、NCAA内でも最も実力が高く、かつ大学の規模が多きい、いわば強豪大学が集うカンファレンスです。

2024年8月現在、ハイメジャーと呼ばれるカンファレンスは6つみ。

これら6つのカンファレンスは近年”トップシックスリーグ”と呼ばれています。

 

 

ハイメジャーカンファレンスに分類されるのは以下のカンファレンスです。

  • アトランティック・コースト・カンファレンス
  • ビッグ・10・カンファレンス
  • ビッグ・12・カンファレンス
  • サウスイースタン・カンファレンス
  • パック–12・カンファレンス
  • ビッグ・イースト・カンファレンス

※これらのうち、ビッグ・イースト・カンファレンスをのぞいた5つを「パワーカンファレンス」と呼ぶことがありますよ!

 

 

次に「ミッドメジャーカンファレンス」を見ていきましょう!

ミッドメジャーと呼ばれるカンファレンスはハイメジャーには含まれないものの、それに匹敵する実力や経済力を保持している大学が集う、いわば中堅所のカンファレンスです。

特に具体的な定義があるわけではないので、広義にはハイメジャー以外のカンファレンスをすべてミッドメジャーと呼ぶこともあるそうですよ!

 

また、実力はハイメジャーカンファレンスに遜色ない大学もそれ以外の要因でミッドメジャーカンファレンスに加入することがあります。

例:ゴンザガ大学・・・バスケットボールの実力は全米トップクラスだが、アメフト部を持たない。

 

 

そして3つ目が「ローメジャーカンファレンス」です。

あまりポジティブな言葉ではないため近年使われることは少ないですが、実力が低く、大学自体の生徒数も多くない、いわゆる弱小と呼ばれる大学が集うカンファレンスを指します。

バスケットボール部が強いものの、NCAAディビジョン3に属する大学と遜色ない規模の大学がローメジャーカンファレンスに分類されるようですよ。

 

 

最後が「インディペンデント(カンファレンス無所属)」の状態です。

NCAAにおいてはカンファレンスに所属していないとリーグ戦に出場することは難しいので、1校も存在しないことも多々ありますよ。

ただ、カンファレンスの規律違反で追放されてしまった大学や新設校でカンファレンスの決まっていない大学など一時的にカンファレンス無所属となる大学が含まれるというわけです。

 

 

ハイメジャーカンファレンス(トップシックスリーグ)を紹介!

ここまでで、NCAAに所属するカンファレンスが3つのメジャーに分類されることは分かったと思います。

ただ、今回の記事の主役は「デューク大学」ですよね!

デューク大学はNBA選手を多く輩出する名門校ですから、所属しているカンファレンスはもちろんハイメジャーカンファレンスに分類されます。

 

 

では、ハイメジャーカンファレンスには他にどんな大学が所属しているのでしょうか??

ここからは、ハイメジャーカンファレンスで凌ぎを削る”強豪大学”達について簡単にご紹介していきます!

※2024年8月時点の内容です。

 

 

アトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)

アトランティック・コースト・カンファレンス(ACC:Atlantic Coast Conference)は、1953年に設立されたノースカロライナ州の大学を中心としたカンファレンスです。

所属大学は17校で、「ESPN」や「The CW」といったメディアで試合が放送されます。

 

【公式HP】

 

 

アトランティック・コースト・カンファレンスに所属する大学はこちら!

 大学名 特徴
ボストン・カレッジ アトランティック・コースト・カンファレンス唯一の大都会にある大学。日本人のデーブス流河選手の進学先としても知られています。
クレムソン大学 サウスカロライナ州を代表する大学。
ホーレス・グラントやラリー・ナンスの出身国として知られています。
デューク大学 歴史ある名門中の名門大学。
ジェイソン・テイタムやカイリー・アービングなどNBA選手を数多く輩出している。
フロリダ州立大学 NCAAチャンピオンを複数回経験したことのある強豪校。
サム・キャセールやテレンス・マン、マリーク・ビーズリーらの母校。
ジョージア工科大学 アトランタに位置する全米屈指の名門校。
クリス・ボッシュの母校として知られる。
ルイビル大学 全米随一の運動部予算を誇る大学。
ドノバン・ミッチェルやウェス・アンセルドの出身校として知られる。
マイアミ大学 2021年のNCAAのルール改定に伴い、急速に力をつけている。
リック・バリーの出身校。
ノースカロライナ大学 マイケル・ジョーダンの出身校として有名。
ノースカロライナ州立大学 ノースカロライナ州にバスケット人気をもたらした古豪。
バージニア大学 2019年にNCAA初優勝を果たし、強豪の仲間入りを果たした。
バージニア工科大学 デル・カリーの出身校。
ステフィン・カリーへのオファーを出さなかったことでも有名。
ウェイクフォレスト大学 ティム・ダンカン、クリス・ポールの母校。
ノートルダム大学 男子よりも女子バスケットボールの強豪として知られる。
シラキュース大学 2003年にカーメロ・アンソニーを擁し、NCAA制覇を果たした。
ピッツバーグ大学 スティーブン・アダムスやキャメロン・ジョンソンの母校。
カリフォルニア大学バークレー校 2024-25シーズンよりパック-12・カンファレンスから加入。
ジェイソン・キッドやジェイレン・ブラウンらを輩出。
スタンフォード大学 2024-25シーズンよりパック-12・カンファレンスから加入。
ブルック・ロペスらNBA選手を多数輩出。

 

 

ビッグ・イースト・カンファレンス

ビッグ・イースト・カンファレンス(BIG EAST:Big East Conference)は、2013年に設立された東海岸の強豪大学が集うカンファレンスです。

所属大学は11校で、「FOX」や「CBS」といったメディアで試合が放送されます。

 

【公式HP】

 

 

ビッグ・イースト・カンファレンスに所属する大学はこちら!

 大学名 特徴
バトラー大学 ブラッド・スティーブンスがヘッドコーチの時代にNCAA男子バスケットボールトーナメントで準優勝を2度経験。
ゴードン・ヘイワードの母校。
コネチカット大学 通算6度のNCAA制覇を達成している強豪校。
レイ・アレンやリチャード・ハミルトンらNBAのレジェンドを輩出。
クレイトン大学 ネブラスカ州オハマに拠点を置く大学。
デポール大学 シカゴに本部を置く大規模大学。
NBAの”初代スタービックマン”ジョージ・マイカンの母校。
ジョージタウン大学 アレン・アイバーソンやパトリック・ユーイング、ディケンべ・ムトンボらNBAレジェンドを多く輩出。
マーケット大学 ミルウォーキー州にある強豪大学。
ドノバン・ミッチェルの母校。
プロビデンス大学 NBAにおいて選手、コーチの両方で輝かしい成績を残したレニー・ワイケンズや黒人コーチのアイコン的存在となったジョン・トンプソンなど多数のバスケ界の功労者を輩出。
セント・ジョーンズ大学 1943年、1944年にナショナル・インビテーション・トーナメント(NIT)を2連覇した。
シートン・ホール大学 かつてNBAのニュージャージー・ネッツが使用していた「プルデンシャル・センター」をホームアリーナとしている。
ビラノバ大学 2016年、2018年にNCAA男子バスケットボールトーナメントを制覇。
ジョシュ・ハート、ジェイレン・ブランソン、ミケル・ブリッジズといったNBA選手を多く輩出。
ゼイビア大学 オハイオ州に本拠地を置く大学。
デビッド・ウエストの母校。

 

 

ビッグ・10・カンファレンス

ビッグ・10・カンファレンス(BIG TEN:Big Ten Conference)は、1896年に設立されたアメリカ中東部と中西部の大規模な大学が所属するカンファレンスです。

所属大学は18校で、「FOX」や「ESPN」といったメディアで試合が放送されます。

 

【公式HP】

 

 

ビッグ・10・カンファレンスに所属する大学はこちら!

 

【イースト・ディビジョン】

 大学名  特徴
インディアナ大学ブルーミントン校 ボブ・ナイトがヘッドコーチを務めた時代に3度のNCAA制覇を達成。
メリーランド大学カレッジパーク校 ワシントンD.C.の郊外、メリーランド州カレッジパークに位置する大学。
レン・バイアスやジョー・スミスなど同大学のNBA上位指名はバストになることが多い。
ミシガン大学アナーバー校 2019年より”ファブファイブ”として活躍したジュワン・ハワードがヘッドコーチを務めている。
ミシガン州立大学 マジック・ジョンソンやドレイモンド・グリーンらNBAスターを輩出。
オハイオ州立大学 グレッグ・オデン、マイク・コンリー、エバン・ターナー、ディアンジェロ・ラッセルらNBA選手を多く輩出。
ペンシルベニア州立大学 1954年にはファイナル4に進出した経歴がある。
ラトガース大学 ニュージャージー州に拠点を置く名門校。
2020-21シーズンに1991年以来30年ぶりのNCAAトーナメント出場を果たした。

 

 

【ウェスト・ディビジョン】

 大学名 特徴
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 2004-05シーズンにNCAA男子バスケットボールトーナメントで準優勝を果たしている。
デロン・ウィリアムスの母校。
アイオワ大学 ルカ・ガルーザの母校。
ミネソタ大学ツインシティー校 1980年代のマジックとバードの時代に、ボストン・セルティックスへケビン・マクヘイルを、ロサンゼルス・レイカーズにマイカル・トンプソンをお送り込んだ。
ネブラスカ大学リンカーン 2019年にフレッツ・ホイバーグがヘッドコーチに就任。
2021年〜2024年まで富永啓生選手が活躍。
ノースウェスタン大学 2013年にクリス・コリンズがヘッドコーチに就任後、2016-17シーズンにNCAA男子バスケットボールトーナメント初出場&初勝利を果たした。
パデュー大学 インディアナ州の州立大学。
優勝できない強豪校の代表的存在。
ウィスコンシン大学マディソン校 2015年にレギュラーシーズン全勝(38勝0敗)だったケンタッキー大学を破り、NCAA男子バスケットボールトーナメントの決勝に進出した。

 

 

【2024年より加入予定の大学】

 大学 特徴
オレゴン大学 NCAA男子バスケットボールトーナメントの初代王者。
ワシントン大学 ブランドン・ロイ、ネイト・ロビンソン、アイザイア・トーマス、マーケル・フルツといった地元ワシントン出身の選手を数多くNBAに輩出している。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校 1967年〜73年のNCAA男子バスケットボールトーナメント7連覇を含む11度の優勝を誇る超名門校。
南カリフォルニア大学 デマー・デローザンやエバン・モーブリーらNBAで活躍する選手を輩出。

 

 

 

ビッグ・12・カンファレンス

ビッグ・12・カンファレンス(Big 12:Big 12 Conference)は、1994年に設立されたアメリカ中南部の強豪大学が集うカンファレンスです。

所属大学は14校で、「ESPN」や「FOX」といったメディアで試合が放送されます。

 

【公式HP】

 

 

ビッグ・12・カンファレンスに所属する大学はこちら!

 大学名 特徴
ベイラー大学 2021年にNCAA男子バスケットボールトーナメント初制覇を達成した。
アイオワ州立大学 2010年代前半にフレッツ・ホイバーグがヘッドコーチに就任し、強豪校へと復活を果たした。
カンザス大学 2022年にNCAA男子バスケットボールトーナメントを制覇。
カンザス州立大学 テックス・ウインターがヘッドコーチに就任後、トライアングルオフェンスを実践したことで有名。
オクラホマ大学 アメリカンフットボールに力を入れている大学であるにも関わらず、NCAA男子バスケットボールトーナメントにおいて4度のファイナル4進出を誇る。
ブレイク・グリフィンやトレイ・ヤングの母校。
オクラホマ州立大学 1945年、1946年にNCAA男子バスケットボールトーナメントを2連覇した古豪。
ケイド・カニングハムの母校。
テキサス大学 ケビン・デュラントの母校として有名。
他にジャクソン・ヘイズ、モー・バンバ、ジャレット・アレン、マイルズ・ターナーなどのNBA選手も輩出。
テキサスクリスチャン大学 2016年にジェイミー・ディクソンがヘッドコーチに就任後、2018年と2020年にNCAA男子バスケットボールトーナメントに出場を果たしている。
テキサス工科大学 2019年のNCAA男子バスケットボールトーナメントファイナリスト。
ウェストバージニア大学 NBAのレジェンドであるジェリー・ウエストの母校。
ヒューストン大学 2023年より新加入。
1980年代にクライド・ドレクスラーとアキーム・オラジュワンらのダンカー集団”Phi Slama Jama(ファイ・スラマ・ジャマ)”として、NCAAにダンクを重要視する風潮をもたらした。
ブリガムヤング大学 2023年より新加入。
2011年にジマー・フレデッテがNCAAディビジョン1の得点王を受賞。
シンシナティ大学 2023年より新加入。
1961年、1962年にNCAA男子バスケットボールトーナメントで連覇を達成。
NBAレジェンドであるオスカー・ロバートソンの母校。
セントラルフロリダ大学 2023年より新加入。
タッコ・フォールを輩出。
コロラド大学ボルダー校 2024-25シーズンよりパック-12・カンファレンスから加入。
チャウンシー・ビラップスの母校。
アリゾナ大学 2024-25シーズンよりパック-12・カンファレンスから加入。
2021年より元ゴンザガ大学のアシスタントコーチで八村塁選手を勧誘したことで知られるトミー・ロイドがヘッドコーチを務める。
アリゾナ州立大学 2024-25シーズンよりパック-12・カンファレンスから加入。
ジェームズ・ハーデンの母校。
ユタ大学 2024-25シーズンよりパック-12・カンファレンスから加入。
1990年代にアンドレ・ミラーやキース・ヴァン・ホーンらを中心としたチームで最盛期を迎えた。
日系のNBA選手であるワッツ・ミサカの出身校でもある。

 

 

サウスイースタン・カンファレンス(SEC)

サウスイースタン・カンファレンス(SEC:Southeastern Conference)は、1932年に設立されたアメリカ南部の各州を代表する大学が集うカンファレンスです。

所属大学はイースト・ディビジョン7校とウェスト・ディビジョン7校の計14校で、「ESPN」や「CBS」といったメディアで試合が放送されます。

 

【公式HP】

 

 

サウスイースタン・カンファレンスに所属する大学はこちら!

 

【イースト・ディビジョン】

 大学名 特徴
フロリダ大学 ビリー・ドノバンがヘッドコーチに就任して以降、2006年、2007年にNCAA男子バスケットボールトーナメント連覇を達成した。
ジョージア大学 アンソニー・エドワーズの母校。
ケンタッキー大学 1940年代からアメリカの大学バスケを牽引し続けている名門中の名門。
アンソニー・デイビス、シェイ・ギルシャス・アレキサンダー、デビン・ブッカーなどNBAのスーパースターを多く輩出している。
ミズーリ大学 マイケル・ポーターJr.の母校。
サウスカロライナ大学 1982-83シーズンにはアレックス・イングリッシュが得点王を受賞。
2016年にはファイナル4進出を果たしている。
テネシー大学 名称リック・バーンズがヘッドコーチに就任し、近年はカンファレンス内で上位の成績を残している。
ヴァンダービルト大学 カレッジバスケ史で最初の試合を行った大学。
デイミアン・ジョーンズやスコッティ・ピッペンJr.などの選手を輩出。

 

 

【ウェスト・ディビジョン】

 大学名 特徴
アラバマ大学 アントニオ・マクダイスやモー・ウィリアムスの母校。
アーカンソー大学 1994年にノーラン・リチャードソンHCのもとNCAA男子バスケットボールトーナメント制覇を達成している。
オーバーン大学 チャールズ・バークリーの母校。
ルイジアナ州立大学 シャキール・オニールやベン・シモンズを輩出。
ミシシッピ大学 通称オールミス。
現状はアメリカンフットボールが強いためディビジョン1に所属している。
ミシシッピ州立大学 1996年にエリック・ダンピアを中心としたチームでNCAA男子バスケットボールトーナメントのファイナル4進出を果たしている。
テキサスA&M大学 ディアンドレ・ジョーダンやアレックス・アルーソを輩出。

 

 

パック-12・カンファレンス

パック-12・カンファレンス(Pacific-12 Conference)は、1959年に設立されたアメリカ西部の大規模な大学が参加するカンファレンスです。

所属大学は2校で、「Pac-12 Network」や「ESPN」といったメディアで試合が放送されます。

 

【公式HP】

 

 

パック-12・カンファレンスに所属する大学はこちら!

 大学名 特徴
オレゴン州立大学 ゲイリー・ペイトン親子の出身校として有名。
ワシントン州立大学 クレイ・トンプソンの母校。
トンプソン在籍時の1年目にはNCAA男子バスケットボールトーナメントにおいてスウィート16に進出している。

 

 

パック-12・カンファレンスは2020年代に始まったNCAAのカンファレンス再編の波の影響を最も強く受けたカンファレンスの1つでしょう。

パック-12・カンファレンスには2020年時点で12校が所属してましたが、2022年6月30日に「カリフォルニア大学ロサンゼルス校」と「南カリフォルニア大学」がそろって脱退し、ビッグ・10・カンファレンスに移籍。

 

 

さらに2023年には脱退ラッシュが起こります。

2023年7月、コロラド大学ボルダー校がビッグ・12・カンファレンスに移籍。

2023年8月、オレゴン大学とワシントン大学がビッグ・10・カンファレンスへ移籍。

同月、アリゾナ大学、アリゾナ州立大学、ユタ大学がビッグ・12・カンファレンスに移籍。

2023年9月、スタンフォード大学とカリフォルニア大学バークレー校がアトランティック・コースト・カンファレンスへの移籍を発表し、残るは2校のみとなっています。

 

 

残った2校は2年の猶予を設け、新たに加盟校を募ってアトランティック・コースト・カンファレンスの存続に動くとのこと。

その2年間はウエスト・コースト・カンファレンスの大学と試合を行なっていく流れのようです。

 

 

ハイメジャーVS.ミッドメジャー:どちらがNBAに近い?

ここまでNCAAについて詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事を読んでいる方の多くはNBAに興味があると思いますので、ここで一つ、NCAAとNBAとのつながりに注目していきましょう!

 

 

NCAAディビジョン1に所属している選手はいずれも全米でトップクラスの実力を持つ選手ですが、NBAに行くとなるとさらにその中で圧倒的な実力と実績を示す必要があります。

NBAスカウトにアピールする場はワークアウトやサマーリーグなどいくつかありますが、最も注目されるのはやはり「NCAA男子バスケットボールトーナメント」でしょう。

日本で言う”インカレ”にあたる大会ですね。

ただし、全米における注目度はNBAのプレーオフに引けをとりませんよ!

 

 

このため、大学バスケからNBAに進むためには「NCAA男子バスケットボールトーナメントに進出できるかどうか」が非常に重要になってきます。

この観点から、ハイメジャーカンファレンスとミッドメジャーカンファレンスのどちらがNBAに近いのかを比較していこうと思います!

 

 

NCAAトーナメント出場の難易度

ハイメジャーカンファレンスとミッドメジャーカンファレンスではどちらがNCAA男子バスケットボールトーナメントに出場しやすいのか。

これを考えるためにはまずNCAA男子バスケットボールトーナメントにどうしたら出場できるのかを知っておく必要があります。

 

 

NCAA男子バスケットボールトーナメントの出場方法は「カンファレンス内トーナメントで優勝する」か「NCAAの選考委員会から招待される」かの2通りがあるんです!

 

 

まず「カンファレンス内トーナメントで優勝する」ことについて考えると、強豪の集うハイメジャーカンファレンスよりも比較的相手の実力が低いミッドメジャーカンファレンスの方が難易度は低いと言えます。

 

一方で、「NCAAの選考委員会から招待される」ことを考えると、強豪相手に実績を証明しやすいハイメジャーカンファレンスの方が招待を受けやすいと言えます。

実際に、NCAAの選考委員会から招待を受けるのはほとんどがハイメジャーカンファレンスの2位以下の大学です。

つまり、ミッドメジャーカンファレンスからNCAA男子バスケットボールトーナメントへ出場するには実質優勝以外に道はないということですね!

 

 

NBA選手はハイメジャー校出身が多いが、スーパースターはミッドメジャー校出身が多い

さて、では結局ハイメジャーとミッドメジャーのどちらがNBAに近いのでしょうか・・・?

結論から言うと、個人の圧倒的な実力がない限り、ハイメジャー校の方がはるかにNBAに近いと言えるでしょう!

 

 

NBAドラフトでは毎年上位指名がハイメジャーカンファレンス出身の選手で埋まってしまいます。

ドラフト全体を見ても、ミッドメジャーカンファレンスからドラフト指名を受けるのは数人程度なんですね・・・。

このため、最低でもチームのエース、かつミッドメジャーカンファレンスで頭ひとつ抜けたパフォーマンスを残す選手でなければ、ドラフトでのNBA入りはほぼ不可能と言えるででしょう。

 

 

一方で、NBAで圧倒的な成績を残したスーパースターたちはミッドメジャー出身者が多くいるといういのも事実です。

インディアナステイト大学の「ラリー・バード」、サンタ・クララ大学の「スティーブ・ナッシュ」、デビッドソン大学の「ステフィン・カリー」、ウィバーステイト大学の「ディミアン・リラード」などあげればきりがありません。

最近だと2019年にドラフト2位指名を受けた「ジャ・モラント」もマレーステイト大学出身でしたね!

 

 

やはりスーパースターになる選手は逆境を跳ね除ける力があるんだと感じます。

スーパースターが個の力でエリート集団を打ち破るというのもカレッジバスケの醍醐味と言えるでしょう!!

 

 

デューク大学の基本情報

さあ、長い前置きは終わりにしましょう!笑

ここからはいよいよ、デューク大学について詳しくご紹介していきます。

 

 

デューク大学(Duke University)はアトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)に所属するバスケ強豪校です。

その伝統的なチーム名は「デューク・ブルーデビルズ(Duke Blue Devils)」。

この名前は、第一次世界大戦中にフランスのエリート山岳兵であるアルペン猟兵につけられた呼称である「The Blue Devils」に由来しているんですよ!

過去に5度もNCAA男子バスケットボールトーナメント制覇を成し遂げたことのある、ACCにおける絶対的強者と言えます。

 

 

ホームアリーナはデューク大学内にある「キャメロン・インドア・スタジアム」であり、チームカラーは「デュークブルー(濃いめの青)」と「ホワイト」です。

 

近年の話

最近のデューク大学の状況についてご紹介しましょう。

 

 

2021-2022シーズンをもって伝説的ヘッドコーチである「コーチK(マイケル・ウィリアム・シャシェフスキー:Michael William Krzyzewski)」が引退し、現在は新たなヘッドコーチの元、チームの形を模索している状態にあります。

そんなコーチKの後任を任されたのはジョン・シェイヤーHCです。

ジョン・シェイヤーHCは、2023-2024シーズンはHC就任2年目にしてエリート8(ベスト8進出)の好成績を残しました!

 

 

また、2023年のNBAドラフトでは全体12位で指名されたデレック・ライブリー2世を輩出しています。。

 

 

アトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)に所属

デューク大学が所属するカンファレンスは、アトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)。

 

デューク大学はACCにおいて常に強豪として君臨しており、カンファレンスレギュラシーズン優勝23回、カンファレンストーナメント優勝27回の実績を誇ります。

 

チームの歴史

次はデューク大学男子バスケットボールチームのチームの歴史についてご紹介していこうと思います。

デューク大学がどのような背景を持って今に至っているのかを知りると、NCAA観戦がより楽しいものになるはずですよ!

 

 

ビック・ブバスの時代(1959年〜1969年)

1953年、デューク大学がサザンカンファレンスを離れ、アトランティック・コースト・カンファレンスの創設メンバーとなる。

 

1959年、ビック・ブバスが新HCに就任。

ビック・ブバスは選手のリクルートに力を入れることでデューク大学を強豪チームへと押し上げ、1963年にチームとしては史上初のNCAA男子バスケットボールトーナメントのベスト4(ファイナル4)入りを果たす。

この時の中心選手はアート・ヘイマンとジェフ・ムリンズ。

 

1963年、デューク大学で黒人選手の受け入れ開始。

1965年、CB・クレイボーンがデューク大学史上初の黒人選手となる。

 

1964年、史上初のNCAA男子バスケットボールトーナメント決勝まで駒を進めるも、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)に敗れる。

1966年、再びファイナル4に進出するも、ケンタッキー大学に敗れ優勝を逃す。

 

 

ビル・フォスターの時代(1974年〜1980年)

1974年、ビル・フォスターがHCに就任。

ビル・フォスター新HCは一時低迷していたブルーデビルズを再び強豪チームへと押し上げました。

 

1978年、ACCのカンファレンス内トーナメントで優勝を果たし、12年ぶりとなるNCAA男子バスケットボールトーナメントに出場。

この時の中心メンバーはジム・スパナーケル、マイク・グミンスキー、ジーン・バンクスら。

 

 

コーチKの時代(1980年〜2022年)

1980年、伝説のヘッドコーチ「コーチK」がデューク大学の新HC就任し、デューク大学は最盛期に突入します。

 

【コーチK就任、チーム構成期(1980年〜1988年)】

コーチK就任から5シーズンはメンバーをそろえることに従事し、目立った成績を出すことはできなかった。

 

1985-86シーズン、ジョニー・ドウキンス、マーク・アラリー、デイブ・ヘンダーソン、ジェイ・ラビスらの主力が揃い、ACCカンファレンストーナメント優勝。

さらに、NCAA男子バスケットボールトーナメントでも決勝戦まで進出した。

 

1987-88シーズン、前回準優勝メンバーが卒業するも、新たに加入したダニー・フェーリーやクイン・スナイダーらの力によってファイナル4に進出した。

 

 

【クリスチャン・レイトナー獲得、悲願の初優勝(1988年〜1992年)】

1988年、クリスチャン・レイトナー獲得。

 

1988-89シーズン、1年生ながらチームの主力となったレイトナーと共にファイナル4に進出。

1989-90シーズン、NCAA男子バスケットボールトーナメント準優勝を果たす。

 

1990年、グラント・ヒル獲得。

1990-91シーズン、悲願のNCAA男子バスケットボールトーナメント初優勝を果たす。

 

1991-92シーズン、NCAA男子バスケットボールトーナメント2連覇の偉業を達成。

準々決勝でケンタッキー大学相手にクリスチャン・レイトナーがブザービーターを決め、104-103で勝利したことはあまりにも有名。

 

 

【優勝候補からの衰退(1998年〜2009年)】

栄華を極めたデューク大学だったが、コーチKのアーリーエントリー拒否をきっかけに選手が離れ、一時優勝候補から衰退する。

アーリーエントリーとは学生選手が大学卒業を待たずにNBAドラフトにエントリーする仕組みである。

アーリーエントリーをすることで、選手としては若くしてNBA入りを果たすことができる一方、大学としては主力選手の早期引退を余儀なくされるという状況にあった。

 

 

【”ワン&ダン”への移行、フレッシュマントリオの成功(2009年〜2021年)】

2000年代後半、タレント不足に悩むデューク大学およびコーチKは”ワン&ダン”を受け入れるようになった。

”ワン&ダン”とは優秀な1年目の選手でチームを構成し、シーズンに挑むことである。

 

コーチKが”ワン&ダン”を受け入れた背景には、NBAが「年齢が19歳以上 で、少なくとも1年は大学に在籍しなければならない」という新ルール、通称”ワン&ダンルール”を適応したことがあります。

これまで高校卒業と共にNBAドラフトにエントリーしていた有望な学生たちが、1年間のみを過ごす大学を探し始めたためです。

 

2014年、ジャリル・オカフォー、タイアス・ジョーンズ、ジャスティス・ウィンズローの3人が同時に入学する。

2014-15シーズン、”フレッシュマントリオ”の圧倒的実力によりNCAA男子バスケットボールトーナメント優勝を果たす。

 

2016年、ジェイソン・テイタム、ハリー・ジャイルズ、フランク・ジャクソンが同時に入学し、ベスト16(スウィート16)まで進出。

 

2017年、マービン・バグリー3世、ウェンデル・カーターJr.、ゲイリー・トレントJr.、トレボン・デュバルが同時に入学するも、ベスト32で敗退。

 

2018年、ザイオン・ウィリアムソン、RJ・バレット、キャム・レディッシュが同時に入学し、ベスト8(エリート8)に進出。

 

【有終の美(2021年〜2022年)】

2021-22シーズン、コーチKがシーズン終了後の引退を発表。

 

2021年、パオロ・バンケロを獲得。

2021-22シーズン、昨シーズンに辛酸を舐めた上級生にパオロ・バンケロを加えたチームは優勝候補の一角隣上がり、NCAA男子バスケットボールトーナメントでファイナル4にまで進出した。

 

 

ジョン・シェイヤーの時代(2022年〜現在)

コーチKの引退後、ジョン・シェイヤーが新HCに就任。

2022-23シーズン、NCAA男子バスケットボールトーナメントでベスト32で敗退。

 

2023-24シーズン、NCAA男子バスケットボールトーナメントでエリート8に進出。

 

 

デューク大学の試合を現地観戦するのに役立つ情報

ここまでデューク大学がNCAAに残してきた歴史についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

記事を読んでいるうちにNCAAの試合を見てみたいと思った方もいらっしゃると思います。

 

 

そこでここからは、デューク大学の試合を現地観戦するために必要な情報をまとめていこうと思いますよ!

大学バスケといっても観戦にチケットも必要になりますので、必ず情報を確認してから向かうようにしてくださいね。

 

 

ホームアリーナ

デューク大学の男子バスケットボールチーム”ブルーデビルズ”のホームアリーナは「キャメロン・インドア・スタジアム(Cameron Indoor Stadium)」です。

デューク大学の敷地内にある建物であり、デューク・バスケットボール・ミュージアムも併設されています。

 

住所:115 Whitford Dr, Durham, NC 27708 アメリカ合衆国

 

 

伝統的なホーム・クラウド(観客):キャメロン・クレイジーズ

デューク大学のバスケットボール部は非常に強く、歴史も長いため、ホームクラウド(観客)も非常に熱狂的なことで知られています。

試合中は常に立って応援するだけでなく、飛んだり、跳ねたり、相手チームを威嚇したりとやりたい放題。

応援時はチームカラーを身に纏うのが伝統らしく、全身をデュークブルーとホワイトの絵の具でボディーペイントしてくる人も珍しくありません。笑

 

その狂ったような姿から、ホームアリーナの名前を借りて「キャメロン・クレイジーズ」と呼ばれていますよ。

 

 

通常、その大学に通う生徒は無料や学生料金で自由に入場できることが多いですが、デューク大学のバスケットボールの試合は人気が非常に高いので行列に並ばなければ入場することができません。

特に同地区ライバル校のノースカロライナ大学との1戦などは、アリーナ横のシャセフスキー広場に数週間前からテントを張って順番待ちをしている生徒がいるほどです。

 

 

皆さんもデューク大学のホームゲームを見に行く際には、長時間並ぶことを覚悟して参戦してくださいね!

青と白を基調とした服装で参加すると一体感を楽しむことができるでしょう!!

 

 

チケットの取り方

次にご紹介するのはチケットの取り方です。

まずはチケットの値段ですが、デューク大学のチケットはカレッジバスケの中でも最も高価な部類に入ります。

 

その値段はNBAの試合にも全く引けを取らないほどで、1階の座席は10万円を下らないこともしばしば。

※詳細な金額は2024-25シーズンが始まり次第まとめてご紹介しますね!

特に同地区ライバルのノースカロライナ大学との一戦は人気すぎてチケットがリセールに回らない可能性すらありますよ!

もし販売しているチケットを購入する機会があれば、迷わず購入してしまった方が良いでしょう!

 

 

どうしてもデューク大学の試合がみたい場合は「アウェイゲーム」の観戦がおすすめです。

大規模な体育館を所有している大学であれば、NBA観戦とほぼ変わらない金額で観戦することができるはずですし、チケットも圧倒的に取りやすいと思います!

 

 

グッズの種類と入手方法

最後に、試合観戦をより楽しいものにする「グッズ」の種類と入手方法をご紹介していこうと思います。

 

 

【カレッジグッズの種類】

カレッジグッズは大きく分けて「一般ファングッズ」と「NIL(Name, Image and Likeness)商品」の2つがあります。

 

NILとは選手の指名や背番号が印字されたジャージなどの商品のことです。

NCAAでは以前まで学生の個人情報が印字された商品を販売することを禁じていましたが、2021年7月よりその販売を解禁しました!

これが解禁されるまではファングッズを買って、プロに頼むかDIYするかで背番号を印字していたというわけですね!笑

 

 

現在は公式からもNIL商品が販売されていますよ。

NCAAディビジョン1に所属する大学の運動部はナイキ、アディダイス、アンダーアーマー、ニューバランスのいずれかとサプライヤー契約を結んでいます。

しかし、例えばナイキと契約を結んでいる大学でもアディダスやアンダーアーマーがライセンスを購入して商品を販売しているため、サプライヤー契約を結んでいないメーカーの商品であっても偽物というわけではありませんのでご安心を!

 

 

そのほかのグッズとしてはスニーカーやコレクターグッズ(雑誌やキーホルダーなど)、ジャージのレプリカ品があります。

カレッジバスケも熱狂的なファンが多いため、NBA選手と同じレベルのグッズが販売されているんですね!

将来の活躍を予想して購入しておけば、プレミアがついてすごい貴重なコレクションになるかもしれませんよ?笑

 

 

【NCAAグッズ販売店】

ではどこでNCAAグッズを購入できるのでしょうか??

 

NCAAグッズの購入方法は大きく4つあります。

  • ECサイト
  • 選手個人のSNS、サイト
  • 一般小売店
  • 大学キャンパス内の売店(ブックストア)

 

最も一般的な購入方法は「ECサイト」でしょう!

NCAAは「NCAA SHOP」を運営しており、NCAAディビジョン1に所属している全ての大学のグッズを取り揃えていますよ。

購入は主にクレジットカードか電子決済で、クレジットカードはVISA、MasterCard、American Expressのいずれかのブランドが使用可能です。

 

また、公式以外にも「Fanatcs」などの大手スポーツECサイトでもグッズを購入することが可能ですよ!

ただし、やはりNCAA専門のECサイトではないため、公式サイトと比較すると商品数は少ない傾向にあります。

 

URLを貼っておきますので、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか?

NCAA SHOP

Fanatcs

 

 

他の手段としては「選手個人のSNSやサイト」からの購入があります。

2021年7月にNIL商品が解禁されたことをきっかけに、選手個人にフォーカスしたグッズが販売されるようになりました!

これに伴い、選手個人のグッズを選手本人が販売するケースも多くなり、SNSやサイトからの購入が盛んになっています。

ECサイトでは販売していないニッチな商品が手に入るかもしれませんよ!

 

 

他にも地元のデパートやスーパーのスポーツグッズエリアでジャージなどを購入することができます。

新品の商品はほとんどありませんが、型落ちの商品がセールで売っていることがありますので格安でグッズを手に入れたいという方は狙ってみる価値はありますね!笑

 

 

そして最後が「大学キャンパス内の売店(ブックストア)」。

強豪大学であれば大学内にチームストアが併設されていることもありますが、基本的には小さなブースが設けられていることが多いでしょう。

ユニフォームやジャージなどの大きなグッズはあまり売っていませんが、ペンやノート、雑誌などのコレクターグッズは手に入ると思います!

ホームゲームの観戦のついでに寄ってみるのもおすすめですね!

 

 

アトランティック・コースト・カンファレンス出身の主なNBA選手

アメリカ大学バスケットの最高峰であるNCAAディビジョン1からは毎年多くのNBA選手が輩出されます。

最近NCAAに興味を持ち始めたNBAファンの皆さんにとって「NBAで活躍している選手たちがどこの大学出身か」はとても興味がありますよね!

 

それでは最後に、NCAAディビジョン1から見事NBA入りを果たし、アメリカンドリームをつかんだ選手たちをまとめていこうと思います。

今回は先ほど詳しくご紹介した「ハイメジャー校」にフォーカスしてまとめていきますよ!

 

まずはアトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)出身のNBA選手たちのご紹介です!

 

【アトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)出身の主なNBA選手】

  • マイケル・ジョーダン(UNC:ノースカロライナ大学チャペルヒル校)
  • グラント・ヒル(デューク大学)
  • ティム・ダンカン(ウェイクフォレスト大学)
  • ジェイソン・テイタム(デューク大学)
  • カイリー・アービング(デューク大学)
  • ブランドン・イングラム(デューク大学)
  • ドノバン・ミッチェル(ルイビル大学)
  • コービー・ホワイト(UNC:ノースカロライナ大学チャペルヒル校)
  • パオロ・バンケロ(デューク大学)
  • ザイオン・ウィリアムソン(デューク大学)
  • トレイ・ジョーンズ(デューク大学)
  • マービン・バグリー3世(デューク大学)
  • マルコム・ブログドン(バージニア大学)

etc.

 

 

ビッグイースト・カンファレンス出身の主なNBA選手

次にビッグイースト・カンファレンス出身のNBA選手たちのご紹介です!

 

【ビッグイースト・カンファレンス出身の主なNBA選手】

  • パトリック・ユーイング(ジョージタウン大学)
  • アレン・アイバーソン(ジョージタウン大学)
  • ディケンべ・ムトンボ(ジョージタウン大学)
  • レイ・アレン(コネチカット大学)
  • リチャード・ハミルトン(コネチカット大学)
  • ドウェイン・ウェイド(マーケット大学)
  • ジェイ・クラウダー(マーケット大学)
  • オットー・ポーター(ジョージタウン大学)
  • ダグ・マグダーモット(クレイトン大学)
  • ジョシュ・ハート(ビラノバ大学)
  • ジェイレン・ブランソン(ビラノバ大学)
  • コレン・ギレスピー(ビラノバ大学)
  • ミケル・ブリッジズ(ビラノバ大学)
  • ドンテ・ディビンチェンゾ(ビラノバ大学)
  • ジミー・バトラー(マーケット大学)
  • マックス・ストゥルース(デポール大学)

etc.

 

 

ビッグ12・カンファレンス出身の主なNBA選手

続いてはビッグ12・カンファレンス出身のNBA選手たちのご紹介です!

 

【ビッグ12・カンファレンス出身の主なNBA選手】

  • ケビン・デュラント(テキサス大学)
  • マーカス・スマート(オクラホマ州立大学)
  • バディ・ヒールド(オクラホマ大学)
  • ケイド・カニングハム(オクラホマ州立大学)
  • ジョエル・エンビード(カンザス大学)
  • タイリース・ハリバートン(アイオワ州立大学)
  • トレイ・ヤング(オクラホマ大学)
  • デズモンド・ベイン(TCU:テキサス・クリスチャン大学)

etc.

 

 

ビッグ10・カンファレンス出身の主なNBA選手

次はビッグ10・カンファレンス出身のNBA選手たちのご紹介です!

 

【ビッグ10・カンファレンス出身の主なNBA選手】

  • ドレイモンド・グリーン(ミシガン州立大学)
  • ケイタ・ベイツ・ディオップ(オハイオ州立大学)
  • ルカ・ガルザ(アイオワ大学)
  • ジョニー・デイビス(ウィスコンシン大学)
  • ジャレン・ジャクソンJr.(ミシガン州立大学)
  • マイルズ・ブリッジズ(ミシガン州立大学)
  • フランツ・バクナー(ミシガン大学)
  • ティム・ハーダウェイJr.(ミシガン大学)
  • ジョーダン・プール(ミシガン大学)
  • キャリス・ルバート(ミシガン大学)
  • ダンカン・ロビンソン(ミシガン大学)
  • ディアンジェロ・ラッセル(オハイオ州立大学)
  • マイク・コンリー(オハイオ州立大学)
  • etc.

 

 

パック-12・カンファレンス出身の主なNBA選手

続いて、パック-12・カンファレンス出身のNBA選手たちのご紹介です!

 

【パック-12・カンファレンス出身の主なNBA選手】

  • カリーム・アブドゥル・ジャバー(UCLA:カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
  • レジー・ミラー(UCLA:カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
  • ジェイソン・キッド(カリフォルニア大学バークレー校)
  • ゲイリー・ペイトン(オレゴンステイト大学)
  • ハイメ・ハケスJr.(UCLA:カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
  • ベンディクト・マサリン(アリゾナ大学)
  • エバン・モーブリー(USC:南カリフォルニア大学)
  • ペイトン・プリチャード(オレゴン大学)
  • ジェイレン・ノウェル(ワシントン大学)
  • ディアンドレ・エイトン(アリゾナ大学)
  • ディロン・ブルックス(オレゴン大学)
  • ヤコブ・パートル(ユタ大学)
  • ラウリ・マルッカネン(アリゾナ大学)
  • デマー・デローザン(USC:南カリフォルニア大学)
  • ジェイレン・ブラウン(カリフォルニア大学バークレー校)
  • カイル・クーズマ(ユタ大学)
  • デジャンテ・マレー(ワシントン大学)
  • ザック・ラビーン(UCLA:カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
  • ドリュー・ホリデー(UCLA:カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
  • ラッセル・ウェストブルック(UCLA:カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
  • ジェームズ・ハーデン(アリゾナステイト大学)
  • デリック・ホワイト(コロラド大学)

etc.

 

 

サウス・イースタン・カンファレンス(SEC)出身の主なNBA選手

ハイメジャーカンファレンス最後はサウス・イースタン・カンファレンス(SEC)出身のNBA選手たちのご紹介です!

 

【サウス・イースタン・カンファレンス(SEC)出身の主なNBA選手】

  • アンソニー・デイビス(ケンタッキー大学)
  • マリーク・モンク(ケンタッキー大学)
  • イマニュエル・クイックリー(ケンタッキー大学)
  • シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(ケンタッキー大学)
  • デビン・ブッカー(ケンタッキー大学)
  • ディアロン・フォックス(ケンタッキー大学)
  • タイリース・マクシー(ケンタッキー大学)
  • ジュリアス・ランドル(ケンタッキー大学)
  • カール・アンソニー・タウンズ(ケンタッキー大学)
  • ジャマール・マレー(ケンタッキー大学)
  • タイラー・ヒーロー(ケンタッキー大学)
  • バム・アデバヨ(ケンタッキー大学)
  • シェイドン・シャープ(ケンタッキー大学)
  • グラント・ウィリアムズ(アラバマ大学)
  • ハーブ・ジョーンズ(アラバマ大学)
  • ブランドン・ミラー(アラバマ大学)
  • ブラッドリー・ビール(フロリダ大学)
  • アンソニー・エドワーズ(ジョージア大学)
  • ダリアス・ガーランド(バンダービルト大学)

etc.

 

 

まとめ

今回はNCAAカレッジバスケ解説と題してNCAAディビジョン1に所属する「デューク大学」についてご紹介してきました。

いかがでしたでしょうか?

 

 

これまでNBAしか見てこなかったという皆さん!

これからNCAAにも興味を持って、よりアメリカのバスケットボールに詳しくなってみてはいかがでしょうか??

NBA選手の学生時代を知ることで、より選手やチームに愛着が湧くこと間違いなしです!!

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

-NCAAハイメジャー校