こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
バスケの反則(ファウル)の1つである「プッシング」。
バスケの試合を見ていると、プロであっても度々犯してしまいがちなルールです。
この記事では、そんなバスケの「プッシング」についてルールの内容や罰則、起こりやすいタイミングなどについても解説していこうと思います。
バスケ未経験の方での理解していただけるように丁寧に解説していきますので、ルールを正確に知りたい方はぜひ最後までお読みくださいね!
それでは早速、ティップオフ!!
目次
プッシングとは
バスケの「プッシング」とは、その名の通り”押す(=push)”行為に対する反則です。
バスケットボールにおいて押す、叩く、押さえ込むなどの行為はスポーツマンシップに反するとして禁止されています。
相手がボールを持っているかどうかに関わらず、手や身体(肩、腹など)で相手を押すとプッシングを宣せられてしまいますよ!
プッシングはディフェンス中に発生することが多く、相手のシュートを邪魔するために距離を詰めた時やリバウンド争いでのポジションどりの時などが反則なりやすいシチュエーションですね。
プッシングがコールされた場合の罰則としては、シュートを打っている相手に対してのファウルであれば「フリースロー」、それ以外のシーンでのファウルであれば「スローイン」が相手チームに与えられますよ。
試合中にもかなりの頻度で見られる反則ですので、ルールの内容は必ず覚えておきましょう!
ちなみに、「プッシング」を宣言する時のの審判のジェスチャーは、両肘を伸ばして手のひらを前に突き出す(物を押す)動作です。
プッシングで反則になりやすい3つのシーンを解説
バスケの「プッシング」がどのようなプレイなのかは理解していただけたのではないでしょうか?
ここからはより実践的な話として、バスケットボールの試合中「プッシング」が起こりやすい代表的なシーンを3つご紹介していきますよ!
プッシングが起こりやすいシーンを知ることで、ファウルとなる判断基準をより明確に知ることができるはずですよ。
【プッシングで反則になりやすい3つのシーン】
- ポストプレーをしている時
- リバウンドを争っている時
- スローインを受け取る時
①ポストプレーをしている時
ゴール付近でポストプレーをしている時は、プッシングが起こりやすいので注意が必要です。
「ポストプレー」とは、ゴールエリア付近でリングに背中を向けた状態でパスを受け取り、背面にいる相手ディフェンスと駆け引きをしながらシュートやパスを狙う戦術のことをいいますよ。
ゴール付近でのポストプレーはその特性上どうしてもディフェンスとの距離が近くなるので、より有利な場所でシュートを打つためには背中で相手を押し込む動きが必要になります。
このとき、ディフェンス側としてはついついオフェンスを押し返してしまいがちですが、ここで押し返してしまうとプッシングを取られてしまうわけです。
ポストプレーのディフェンスはあくまで相手が行きたい場所に行かせないように壁を作りつつ、相手のパスやシュートのカットを狙うようにしましょう!
②リバウンドを争っている時
リバウンドを争っている時もまた、プッシングが起こりやすいシーンの1つです。
「リバウンド」とは、シュートが外れた際に、リングやボードに弾かれたボールを確保するためのプレイのこと。
オフェンスにとっては再び自分たちのオフェンスの機会を得ることができ、ディフェンスにとってはボールを確保し自分のオフェンスに繋げることができる重要な動きなんですよ。
試合中に何度もあるシーンですが、リバウンドを取るためにゴール下で争っている時には特に身体的な接触が多くなります。
自分がよりボールを取りやすいポジションを確保するためについつい相手を押してしまいがちですが、反則に繋がらないよう十分な注意が必要ということですね!
③スローインを受け取る時
スローインを受け取る時もまた、プッシングが起こりやすいシーンの1つですよ。
「スローイン」とは、コート外からコート内の味方に向けてボールを投げ入れるプレイのこと。
相手からファウルやバイオレーションといった反則を受け、一時的に止まった試合を再開する時に行われることが多いですね。
スローインが行われる時、ディフェンス側はできるだけパスが出しにくいように動くので、必然的に選手同士の距離が近くなりがち。
駆け引きの中で腕や足が接触しやすく、それがプッシングと判断されてしまうことがあるというわけです。
ディフェンステクニック解説!反則を避けるためにはバスケットの基本姿勢が大切
ブロックアウトの例をいくつか紹介しましたが、試合中に圧倒的に回数が多いのが「リバウンド」です。
バスケにおいて、どんなに上手い選手でもシュートの成功確率は50%程度。
つまり、半分近くのシュートは外れているということです。
シュートが外れた場合はリバウンド争いが行われるわけですが、そこで何度もプッシングを取られていては試合に勝てるはずがありませんよね。
リバウンド争いでプッシングを取られないようにするには、正しい「ブロックアウト」のやり方を習得する必要があります。
まずはバスケットの基本姿勢である「パワーポジション」を学びましょう。
バスケット選手の画像などでよく見る、足を肩幅よりやや広く開き、股関節と膝を曲げたあの姿勢ですね!
パワーポジションがとれれば、相手のプレッシャーに押し負けることが少なくなるはずです。
パワーポジションが習得できたら、次は「ブロックアウト」の練習です。
相手を制限区域(ペイントエリア)内に侵入させないことでリバウンドに有利なポジションを取るプレーであり、時に「ボックスアウト」と呼ばれたり、広い意味で「スクリーンアウト」と呼ばれたりするようですね。
パワーポジションを習得した上でブロックアウトが上達すれば、自然とプッシングを取られることも少なくなるはずです。
プッシングをするとどんな罰則があるの?状況ごとの違いを解説
プッシングはバスケットボールにおける反則(ファウル)の1つですので、犯してしまった時には当然罰則があります。
ただ、先述したように、ファウルを犯したシチュエーションによって罰則が異なるので、ここでは大きく以下の3つの状況にわけて解説していこうと思いますよ!
- シュートへのファウルはフリースローが与えられる
- シュート以外でのファウルはスローインで試合再開となる
- 5回以上のファウルの場合は退場処分となる
①シュートへのファウルはフリースローが与えられる
シュート中の相手に対してプッシングをしてしまった場合は、そのシュートを打っていた選手にフリースローが与えられます。
フリースローの本数は、妨害されたシュートがツーポイントエリアから放たれたのであれば2本、スリーポイントエリアから放たれたのであれば3本。
また、そのシュートがファウルを受けたにも関わらず成功した場合には、フリースローが1本追加で与えられますよ。
②シュート以外でのファウルはスローインで試合再開となる
スローインやリバウンドなど、シュート中以外のタイミングでプッシングと判定された場合には、相手チームの「スローイン」で試合再開となります。
簡単に言えば、ボールを持つ権利が相手に移るということですね。
プッシングが起こった場所から最も近いコートの外枠(サイドライン、エンドライン)がスローインの場所になることも合わせて覚えておきましょう!
フリースローとは違って即失点に繋がるわけではありませんが、自分の攻撃のチャンスが減ってしまううえに、ゲームの流れが変わってしまう可能性もあるので軽く捉えてはいけませんよ。
③5回以上のファウルの場合は退場処分となる
最後はプッシングに限った話ではありませんが、1人の選手が5回以上ファウルを重ねた場合には「退場処分」となります。
選手個人に対して与えられるファウルのことを「パーソナルファウル」と言い、プッシングもその中の1つ。
このパーソナルファウルが4回溜まっている状態でプッシングをしてしまった場合、その試合は退場しなければならないということです。
ちなみにこのパーソナルファウルの上限ですが、FIBA(国際バスケットボール連盟)は5回、アメリカのプロリーグ「NBA」では6回と定められているそうですよ。
また、プッシングが相手選手に怪我をさせるリスクがあるようなものの場合、「テクニカルファウル」というさらに重い反則が宣せられることもあると覚えておきましょう!
まとめ
今回は、バスケットボールの反則の1つ「プッシング」について解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
この記事のポイントは以下の5つです。
【この記事のポイント5選】
- 相手がボールを持っているかどうかに関わらず、手や身体(肩、腹など)で相手を押すとプッシングを宣せられる。
- プッシングは、ポストプレーやリバウンドといった、相手との接触が多いシーンで発生しやすい。
- シュート中の相手に対してプッシングをしてしまった場合は、そのシュートを打っていた選手にフリースローが与えられる。
- シュート中以外のタイミングでプッシングと判定された場合には、相手チームの「スローイン」で試合再開となる。
- プッシングは相手に怪我をさせる可能性のある危険な行為だと理解することが大切。
プッシングのルールの内容や反則、起こしやすい状況については理解していただけたと思います。
この記事がみなさんのプレイや観戦に少しでも役立てていれば幸いです。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!!