こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。
多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。
NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。
他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。
それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。
もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。
ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。
進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!
つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑
そこで今回は1979-80シーズンを制したロサンゼルス・レイカーズ(LAL)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。
ロサンゼルス・レイカーズは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??
存分に見ていきましょう!
それではさっそく、ティップオフ!!
目次
ドラフト
NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!
世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。
将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。
ロサンゼルス・レイカーズは1979年のNBAドラフトにて 名の選手をドラフトしました。
【指名選手】
巡 | 指名順位 | 選手名 | ポジション | 国籍 | 出身大学 | 前所属チーム(リーグ/国名) |
年ドラフトでの が持っていた自前の指名権は 枚で、 巡目 位で を指名しました。
もう一枚、
年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!
リンクカード
NBAファイナルまでの道のり:1979-80 ロサンゼルス・レイカーズのレギュラーシーズン
まずは1979-80レギュラーシーズンがロサンゼルス・レイカーズにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!
【オフシーズンの動き】
スーパースター、カリーム・アブドゥル=ジャバーを擁したものの層が薄く、優勝から遠ざかっていたロサンゼルス・レイカーズはこの年、ドラフト1位で大型新人のマジック・ジョンソンを獲得。
当時は移植であった大型でありながらパスの上手い選手であったマジック・ジョンソンをポイントガードに据えた新たなチームでレギュラーシーズンに臨みました。
【レギュラーシーズンの結果】
このシーズンよりNBAにもスリーポイントラインが導入され、戦術に幅が広がりました。
この年ボストン・セルティクスに入団したラリー・バードとレイカーズに入団したマジック・ジョンソンは大学時代からのライバルであり、彼らがNBA入りを果たしたことでNBAの注目度は大きく上昇。
多くの注目を受けたロサンゼルス・レイカーズは昨シーズンから大きく勝率を伸ばし、60勝22敗のリーグ2位の好成績でレギュラーシーズンを終えてプレイオフに進みました。
ロサンゼルス・レイカーズはパシフィック・ディビジョンで1位を獲得しました。
【1979-80レギュラーシーズン パシフィック・ディビジョンの結果】
パシフィック・ディビジョン | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | ホーム | ロード | Div | GP |
ロサンゼルス・レイカーズ | 60 | 22 | 0.732 | – | 37–4 | 23–18 | 19–11 | 82 |
シアトル・スーパーソニックス | 56 | 26 | 0.683 | 4 | 33–8 | 23–18 | 18–12 | 82 |
フェニックス・サンズ | 55 | 27 | 0.671 | 5 | 37–5 | 18–22 | 19–11 | 82 |
ポートランド・トレイルブレイザーズ | 38 | 44 | 0.463 | 22 | 26–15 | 12–29 | 13–17 | 82 |
サンディアゴ・クリッパーズ | 35 | 47 | 0.427 | 25 | 24–17 | 11–30 | 13–17 | 82 |
ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 24 | 58 | 0.293 | 36 | 15–26 | 9–32 | 8–22 | 82 |
ロサンゼルス・レイカーズはウエスタン・カンファレンスで1位を受賞し、プレイオフに進出しました。
【1979-80レギュラーシーズン ウエスタン・カンファレンスの結果】
ウエスタン・カンファレンス | ||||||
# | チーム | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
1 | ロサンゼルス・レイカーズ | 60 | 22 | 0.732 | – | 82 |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | ミルウォーキー・バックス | 49 | 33 | 0.598 | 11 | 82 |
3 | シアトル・スーパーソニックス | 56 | 26 | 0.683 | 4 | 82 |
4 | フェニックス・サンズ | 55 | 27 | 0.671 | 5 | 82 |
5 | カンザスシティ・キングス | 47 | 35 | 0.573 | 13 | 82 |
6 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 38 | 44 | 0.463 | 22 | 82 |
7 | サンディエゴ・クリッパーズ | 35 | 47 | 0.427 | 25 | 82 |
8 | シカゴ・ブルズ | 30 | 52 | 0.366 | 30 | 82 |
9 | デンバー・ナゲッツ | 30 | 52 | 0.366 | 30 | 82 |
10 | ユタ・ジャズ | 24 | 58 | 0.293 | 36 | 82 |
11 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 24 | 58 | 0.293 | 36 | 82 |
NBAファイナルまでの道のり:1979-80 ロサンゼルス・レイカーズのプレイオフ
次にロサンゼルス・レイカーズが1979-80プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!
【1979-80プレイオフの背景】
1979-1980シーズンのプレイオフは1980年4月日に開始し、6月日に終了しました。
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対フェニックス・サンズ:4勝1敗
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではウォルター・デイビスやポール・ウエストファルらのフェニックス・サンズと対戦し、4勝1敗で危なげなく勝利してカンファレンス・ファイナルに進出しました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1980年4月8日 | フェニックス・サンズ | 110-119 | ロサンゼルス・レイカーズ | ザ・フォーラム | |
第2戦 | 1980年4月9日 | フェニックス・サンズ | 128-131 | ロサンゼルス・レイカーズ | ザ・フォーラム | |
第3戦 | 1980年4月11日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 108-105 | フェニックス・サンズ | アリゾナ・ベテランズ・メモリアル・コロシアム | |
第4戦 | 1980年4月13日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 101-127 | フェニックス・サンズ | アリゾナ・ベテランズ・メモリアル・コロシアム | |
第5戦 | 1980年4月15日 | フェニックス・サンズ | 101-126 | ロサンゼルス・レイカーズ | ザ・フォーラム |
カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対シアトル・スーパーソニックス:4勝1敗
カンファレンス・ファイナルではガス・ウィリアムズやデニス・ジョンソンらを擁するシアトル・スーパーソニックスとの対戦となり、これを4勝1敗で制してNBAファイナルに進出しました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1980年4月22日 | シアトル・スーパーソニックス | 108-107 | ロサンゼルス・レイカーズ | ザ・フォーラム | |
第2戦 | 1980年4月23日 | シアトル・スーパーソニックス | 99-108 | ロサンゼルス・レイカーズ | ザ・フォーラム | |
第3戦 | 1980年4月25日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 104-100 | シアトル・スーパーソニックス | ヘク・エドムンドソン・パビリオン | |
第4戦 | 1980年4月27日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 98-93 | シアトル・スーパーソニックス | ヘク・エドムンドソン・パビリオン | |
第5戦 | 1980年4月30日 | シアトル・スーパーソニックス | 105-111 | ロサンゼルス・レイカーズ | ザ・フォーラム |
こうして迎えた1980年のNBAファイナルでは、ロサンゼルス・レイカーズがジュリアス・アービング擁するフィラデルフィア・76ersを4勝2敗で破り、8年ぶり7回目の優勝を果たしました。
1980年のNBAファイナルについての詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!
まとめ:新人のマジック・ジョンソンがレイカーズを優勝へ導く
今回は「1980年のNBAファイナルで優勝を果たした”ロサンゼルス・レイカーズ”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!
マジック・ジョンソンは新人シーズンであるにも関わらずスーパースターのカリーム・アブドゥル=ジャバー離脱の穴をうまく埋め、レイカーズに優勝をもたらした功績でファイナルMVPを受賞しました。
新人がファイナルMVPを受賞するのは史上初であり、ここからマジック・ジョンソンの伝説は始まることとなりました。
他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!