2000年代を代表するNBAスター「アレン・アイバーソン」。
183cmという小柄な身長ながら、屈強な大男たちが集うNBAにおいて4度も“得点王”に輝いた実績を持つレジェンドです。
日本国内でも非常に人気の高い選手で、当時のNBAを知る世代の方にとっては“憧れ”とも言える存在なのではないでしょうか?
この記事では、そんなアレン・アイバーソンの足元を支え続けた「歴代シグネチャーモデル」に着目。
鮮烈なデビューを果たしたルーキー時代のモデルから、NBA引退後にリリースされた記念碑的なモデルまで合計19足をまとめました。
2016年からNBAを見まくっている僕の視点から偏見たっぷりに語っていきますので、一緒に名作シリーズの歴史を振り返っていきましょう!
契約ブランドは「リーボック」
本題に入っていく前に、アイバーソンがキャリアの全てを共にした契約ブランド「リーボック」についての紹介を少し。
今でこそ世界的なシューズメーカーとして名高い「リーボック」ですが、その名が世界中に轟いたのは意外と遅く、1990年代に入ってからでした。
転機となったのは、空気の力でシューズの絶妙なフィット感を調節できる革命的な技術「ポンプテクノロジー」。
バッシュはもちろん、ランニングシューズやエアロビクスシューズなどさまざまなモデルに登用され、瞬く間に世界的ハイテクシューズメーカーとしての地位を築き上げたのです。
1996年のNBAドラフトにおいて全体1位指名をうけたアレン・アイバーソンは、引くて数多な状況の中で「リーボック」との契約をチョイス。
この契約はリーボックにとって運命を大きく変え、当時一強状態だったナイキと対等に渡り合うことができる数少ないブランドと見られるようになったのでした。
そして2001年、リーボックはこの恩を返すべく、アイバーソンと「生涯契約」を締結。
リーボックが残したアイバーソンのシグネチャーシリーズ「クエスチョン(QUESTION)」と「ジ・アンサー(The Answer)」は、時代を超えた名作シリーズとして語り継がれているのです。
リーボックの歴史についてはここでは簡単にしかご紹介していませんが、リーボックが生み出したバッシュの歴史をもっと深く知りたい方は下の記事もおすすめですよ!
アイバーソンのシグネチャーモデルまとめ
歴代19モデルをNBAオタクが紹介
さて、それではいよいよ本題である「アイバーソンの歴代シグネチャーモデル」について語っていきたいと思います。
現役時代に着用した15モデルと、引退後にリリースされた4モデルの計19モデルをまとめてご紹介しますので、最後まで頑張ってついてきてくださいね!笑
クエスチョン(QUESTION)|1996年
言わずと知れたアイバーソンのファーストシグネチャーモデル。
大学時代に圧倒的なスコアリング能力で世代最高の評価を受け、ドラフト全体1位で指名されたアイバーソンでしたが、当然ながらその183cmという身長に懐疑的なファンや専門家も多く存在しました。
リーボックはそんな疑問の声を逆手にとって、あえて「クエスチョン(QUESTION)」と名付けたわけですね。
実際、アイバーソンはルーキーながらにリーグ6位となる平均23.5得点を記録し、シーズン終盤には5試合連続で40得点以上を叩き出すなど圧倒的なパフォーマンスで新人王を獲得。
世間からの「クエスチョン(QUESTION)」に対して完璧な“答え”を示したのでした。
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ジ・アンサー(The Answer)|1997年
世間からの疑問に対して“新人王”という完璧な答えを示したアイバーソンの勇姿を受け、リーボックは彼のシグネチャーシリーズの名称を変更。
こうして誕生したのがシグネチャーモデル第2弾「ジ・アンサー(The Answer)」でした。
ソールの中で空気が移動し、歩行中常に足にフィットした形を形成する最新クッションニングシステム「DMX Moving Air Technology」が搭載された史上初のバッシュとしても知られ、リーボックの大きな期待が受け取れますね!
実際「ジ・アンサー(The Answer)」は、アイバーソン自身の驚異的な人気に伴って歴史的な大ヒットを記録。
90年代当時に覇権を握っていたナイキの「エアジョーダンシリーズ」に“人気面”で唯一対抗できるバッシュであり、その後も時代を超えて愛される伝説のモデルとなっています。
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ジ・アンサー2(The Answer2)|1998年
シグネチャーモデル第3弾となった「ジ・アンサー2(The Answer2)」。
キャリア3年目にして自身初となる「得点王(平均26.8点)」を獲得したアイバーソンの足元を支えた一足です。
より軽量な素材を使用したクッションニングシステム「「DMXライト」が搭載されており、詮索よりもかなりの軽量化に成功。
2026年9月時点で明確な「復刻版」がリリースされていないので、かなり入手困難なモデルとなっています。
※大手通販サイトでは商品の取り扱いがありませんでした。
レアなモデルはフリマサイトで探してみるのもいいかもしれませんね!
ジ・アンサー3(The Answer3)|1999年
アッパー全体に使われたレザーが特徴的な「ジ・アンサー3(The Answer3)」。
前作から搭載された「DMXライト」を継承しつつ、ファッショニスタのアイバーソンらしい高級感のあるデザインを実現したモデルとして登場しました。
このモデルを着用した1999-00シーズン、アイバーソンは自身初のオールスター選出を受けるなどスターとしての地位を確立。
大学時代から務めていたポイントガード(PG)からより得点に特化したシューティングガード(SG)へのポジション変更が行われたのもこの時期で、平均得点でリーグ2位となる28.4点を記録する程にスコアラーとしての能力を開花させたシーズンとなりました。
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ジ・アンサー4(The Answer4)|2000年
アイバーソンにとってキャリア最高のシーズンを支えた「ジ・アンサー4(The Answer4)」。
コービー&シャックのレイカーズとNBAファイナルで激突したときに着用していたのがこのモデルでした。
結んだ靴紐をジッパーで覆う画期的なデザインや「DMXフォーム」という新たなクッション技術の搭載など、これまでのシリーズとは全く異なる性能が大きな話題となった一足です。
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ジ・アンサー5(The Answer5)|2001年
シグネチャーモデル第6弾となった「ジ・アンサー5(The Answer5)」。
再び靴紐が剥き出しの状態に戻り、フィット感が調整可能なヒールストラップや最新クッション技術「DMX I-Pak」の搭載によって機能面をさらに向上させた一足としてリリースされました。
そんなハイテクシューズの恩恵もあってか、アイバーソンはこの年自身2度目となる得点王を受賞するなど、支配的な活躍を残しています。
2019年には復刻版がリリースされていて、アイバーソンが全盛期を過ごしたシクサーズのチームカラー「レッド」と「ブルー」の2色は要チェックです。
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ジ・アンサー6(The Answer6)|2002年
つま先部分に刺繍された「IVERSON」の文字が特徴的な第7弾モデル「ジ・アンサー6(The Answer6)」。
アイバーソン本人の要望でより分厚いレザーで少し重めに作られた今作。
これまでシリーズを象徴する技術であった「DMXクッション」が廃止され、より安定性とフィット感を重視したデザインに変更されました。
このバッシュを着用したアイバーソンは、「3シーズン連続でのスティール王」や「9試合連続での40得点以上」など、2002-03シーズンも相変わらず圧倒的なパフォーマンスを残しています。
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ジ・アンサー7(The Answer7)|2003年
シグネチャーモデル第8弾としてリリースされた「ジ・アンサー7(The Answer7)」
一度は廃止になった「DMXフォーム」が再び搭載され、滑らかで柔らかい履き心地を取り戻したまさにアンサーシリーズらしいと言える一足です。
ただ、このバッシュがリリースされた2002-03シーズンはアイバーソンにとって試練の年。
度重なる肩や膝の怪我によってシーズンの半分近くを欠場し、シクサーズも6年ぶりにプレイオフ進出を逃す結果となりました。
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ジ・アンサー8(The Answer8)|2004年
大幅な軽量化と「8」という数字がところどころに散りばめられたデザインが特徴的なモデル「ジ・アンサー8(The Answer8)」。
通気性、クッション性、安定性と機能面は前作よりも格段に向上していたものの、肝心のデザインがアイバーソンには刺さらず、着用シーンが控えめだったとか。
アイバーソンはこの年、自身4度目となる「得点王」を受賞していますが、よりによって自身のモデルをあまり着用していないシーズンに、というのがやや複雑な気持ちになりますね。笑
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クエスチョン2(QUESTION2)|2004年
シグネチャーモデルとしては第10弾であり、ルーキーシーズン以来となった「クエスチョン(QUESTION)」シリーズの2作目が登場。
アメリカ代表としてアテネオリンピックに臨むアイバーソンに向けて、「果たして金メダルは取れるのか?」という“疑問”を投げかける意味で再作されたんだそうです。
非常に粋な発想だとは思いますが、残念ながらこの年のアメリカ代表は準決勝でマヌ・ジノビリ率いるアルゼンチン代表に敗れ3位に終わっています。
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ジ・アンサー9(The Answer9)|2005年
シグネチャーモデル第11弾となった「ジ・アンサー9(The Answer9)」は、ポイントガードでプレイするアイバーソンにしてはかなり重厚なデザインで登場しました。
空気圧で履き心地を調整できる「ポンプ2.0」や足首と足の甲の2箇所に搭載されたストラップなど、フィット感を重視していることが伝わってくる設計だと言えるでしょう!
この年、アイバーソンは自身のキャリアハイとなる平均33.0得点をマーク。
しかし、アイバーソン以外に選手の層が薄かったシクサーズはまたもプレイオフを逃すこととなってしまいました。
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ジ・アンサー10(The Answer10)|2006年
日本人の金田康平(かなた こうへい)さんがデザインしたことでも有名な一足。
足首のダイヤルを捻るだけで4段階で履き心地が調節できる最先端のポンプテクノロジーが搭載され、いかにもリーボックらしいハイテクな構造のモデルとなっています。
なかなか勝てないチームに不満を持ち始めていたアイバーソンは、この年ついに10年間所属したシクサーズを離れることを決断。
新天地のデンバー・ナゲッツではカーメロ・アンソニーと共に“得点王デュオ”を結成し、話題となりました。
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ジ・アンサー11(The Answer11)|2007年
アイバーソンがナゲッツで初めてフルシーズンを過ごした2007-08シーズンに着用していたモデル「ジ・アンサー11(The Answer11)」。
カラーリングもデンバー仕様となって、これまでの赤主体な配色から青主体のものへと大きく変更されています。
カーメロとアイバーソンのデュオは大きな期待をされていたものの、正直期待通りとは言えない結果に。
なんとかプレイオフには進出しましたが、1回戦でコービーとパウ・ガソルのレイカーズに手も足も出ず、スィープ(4連敗)での悔しいシーズン終了となりました。
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クエスチョン3(QUESTION3)|2007年
シグネチャーモデル第14弾は、まさかの「クエスチョン(QUESTION)シリーズ」の3作目。
このモデルの開発背景には特にアイバーソンへの特定の“疑問”があったわけではないようですが、個人的には「新たなチーム(デンバー)で再び活躍できるのか?」という意味合いにも取れるなと思っています。
機能的には先ほど紹介した「ジ・アンサー11(The Answer11)」と初代「クエスチョン(QUESTION)」を融合したような作りになっているそうですよ。
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ジ・アンサー12(The Answer12)|2008年
アイバーソンがデトロイト・ピストンズへと移籍した2008-09シーズンにリリースされた一足。
キャリアで唯一背番号「1」を着用したシーズンで、バッシュの象徴的な「I3」のロゴもアイバーソンの頭文字を意味する「ai」へとデザイン変更が行われました。
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ジ・アンサー13(The Answer13)|2009年
アイバーソンが現役最後のシーズンに着用したモデル。
シーズン序盤はメインフィス・グリズリーズでプレイしたアイバーソンでしたが、シーズン途中で古巣フィラディルフィア・76ersに移籍。
全盛期を過ごしたチームに凱旋を果たし、偉大なNBAキャリアに幕を閉じました。
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【番外編】Q96|2013年
2009年にNBAからの引退を宣言したアイバーソンでしたが、引退後もその人気は根強く、リーボックは定期的に新作シグネチャーモデルをリリース。
2013年に発売された「Q96」もその1つで、1996年にリリースされた初代シグネチャーモデル「クエスチョン(QUESTION)」を、現代の最新技術でアップデートしたモデルとして世に送り出されました。
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【番外編】ジ・アンサー14(The Answer14)|2014年
2014年にリリースされたアンサーシリーズの続編「ジ・アンサー14(The Answer14)」。
アンサー3(Answer3)を基盤に、過去モデルの特徴を集約させる形で開発されたモデルで、まさにアンサーシリーズの集大成とも言える一足です。
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【番外編】ジ・アンサー4.5(The Answer4.5)|2018年
アンサー4(Answer4)を現代の技術でアップデートするというコンセプトで誕生した「ジ・アンサー4.5(The Answer4.5)」。
軽さやクッション性、グリップ性(滑りにくさ)など基本的な性能が向上していることはもちろん、特徴的だったジッパーで靴紐を覆う構造が廃止され、シューレースが剥き出しの状態でも高いフィット感を実現することに成功していますよ。
【番外編】アイバーソン・レガシー(IVERSON LEGACY)|2018年
2018年にリリースされた、アイバーソンの偉大なキャリアを讃える記念碑的なモデル。
「クエスチョン(QUESTION)」と「アンサー(Answer)シリーズ初代〜4作目」までの特徴を全て融合したようなデザインで、アイバーソン好きにはたまらない一足だと言えるでしょう!
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まとめ
今回はアレン・アイバーソンの歴代シグネチャーモデルについて、合計19足をまとめました。
当時を知るNBAファンの方の中には、「昔履いてた!」って方も多いんじゃないでしょうか?
アイバーソンのモデルってどれもデザイン性が良くてかっこいいですよね!
個人的にはやっぱり初代の「クエスチョン(QUESTION)」と「ジ・アンサー(The Answer)」が、“伝説の始まり”って感じがして好きですね〜。
今回ご紹介したモデルの約半数ですでに復刻版がリリース済みで、2次流通品であれば大手通販サイトやフリマサイトなどで購入が可能です。
入手時代が困難なモデルも多いですが、コレクションとしてはうってつけのシリーズだと思いますので、興味のある方はぜひ探してみてくださいね!







