こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。
多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。
NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。
他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。
それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。
もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。
ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。
進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!
つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑
そこで今回は1970-71シーズンを制したミルウォーキー・バックス(MIL)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。
ミルウォーキー・バックスは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??
存分に見ていきましょう!
それではさっそく、ティップオフ!!
目次
ドラフト
NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!
世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。
将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。
ミルウォーキー・バックスは1970年のNBAドラフトにて 名の選手をドラフトしました。
【指名選手】
巡 | 指名順位 | 選手名 | ポジション | 国籍 | 出身大学 | 前所属チーム(リーグ/国名) |
年ドラフトでの が持っていた自前の指名権は 枚で、 巡目 位で を指名しました。
もう一枚、
年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!
リンクカード
NBAファイナルまでの道のり:1970-71 ミルウォーキー・バックスのレギュラーシーズン
まずは1970-71レギュラーシーズンがミルウォーキー・バックスにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!
【オフシーズンの動き】
昨シーズン、創立2年目ながらカリーム・アブドゥル=ジャバーを加え一気に強豪チームとなったミルウォーキー・バックスは今シーズンシンシナティ・ロイヤルズからトレードでオスカー・ロバートソンを獲得。
創立3年目にしてリーグ有数の選手2人を抱えるチームとなったバックスは一気に優勝候補の一角に成り上がりました。
【レギュラーシーズンの結果】
レギュラーシーズンが始まるとジャバーとロバートソンのデュオを中心としたチームは驚異的な強さを発揮し他チームを圧倒。
最終的には66勝16敗というリーグ断トツ1位の勝率を残してプレイオフに進出しました。
ミルウォーキー・バックスはミッドウエスト・ディビジョンで1位を獲得しました。
【1970-71レギュラーシーズン ミッドウエスト・ディビジョンの結果】
ミッドウエスト・ディビジョン | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | ホーム | ロード | Div | GP |
ミルウォーキー・バックス | 66 | 16 | 0.805 | – | 34–2 | 28–13 | 14–4 | 82 |
シカゴ・ブルズ | 51 | 31 | 0.622 | 15 | 30–11 | 17–19 | 7–11 | 82 |
フェニックス・サンズ | 48 | 34 | 0.585 | 18 | 27–14 | 19–20 | 9–9 | 82 |
デトロイト・ピストンズ | 45 | 37 | 0.549 | 21 | 24–17 | 20–19 | 6–12 | 82 |
ミルウォーキー・バックスはウエスタン・カンファレンスで1位を受賞し、プレイオフに進出しました。
【1970-71レギュラーシーズン ウエスタン・カンファレンスの結果】
ウエスタン・カンファレンス | ||||||
# | チーム | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
1 | ミルウォーキー・バックス | 66 | 16 | 0.805 | - | 82 |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | ロサンゼルス・レイカーズ | 48 | 34 | 0.585 | 18 | 82 |
3 | シカゴ・ブルズ | 51 | 31 | 0.622 | 15 | 82 |
4 | サンフランシスコ・ウォリアーズ | 41 | 41 | 0.500 | 25 | 82 |
5 | フェニックス・サンズ | 48 | 34 | 0.585 | 18 | 82 |
6 | デトロイト・ピストンズ | 45 | 37 | 0.549 | 21 | 82 |
7 | サンディエゴ・ロケッツ | 40 | 42 | 0.488 | 26 | 82 |
8 | シアトル・スーパーソニックス | 38 | 44 | 0.463 | 28 | 82 |
9 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 29 | 53 | 0.354 | 37 | 82 |
NBAファイナルまでの道のり:1970-71 ミルウォーキー・バックスのプレイオフ
次にミルウォーキー・バックスが1970-71プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!
【1970-71プレイオフの背景】
1970-1971シーズンのプレイオフは1971年3月24日に開始し、4月30日に終了しました。
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対サンフランシスコ・ウォリアーズ:4勝1敗
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではジェリー・ルーカスやネイト・サーモンドらのサンフランシスコ・ウォリアーズと対戦し、4勝1敗で危なげなく勝利してカンファレンス・ファイナルに進出しました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1971年3月27日 | ミルウォーキー・バックス | 107-96 | サンフランシスコ・ウォリアーズ | オークランド=アラメダ・カウンティー・コロシアム | |
第2戦 | 1971年3月29日 | サンフランシスコ・ウォリアーズ | 90-104 | ミルウォーキー・バックス | ユニバーシティ・オブ・ウィスコンシン・フィールドハウス | |
第3戦 | 1971年3月30日 | ミルウォーキー・バックス | 102-114 | サンフランシスコ・ウォリアーズ | オークランド=アラメダ・カウンティー・コロシアム | |
第4戦 | 1971年4月1日 | サンフランシスコ・ウォリアーズ | 104-106 | ミルウォーキー・バックス | ユニバーシティ・オブ・ウィスコンシン・フィールドハウス | |
第5戦 | 1971年4月4日 | ミルウォーキー・バックス | 86-136 | サンフランシスコ・ウォリアーズ | オークランド=アラメダ・カウンティー・コロシアム |
カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対ロサンゼルス・レイカーズ:4勝1敗
カンファレンス・ファイナルではウィルト・チェンバレン擁するロサンゼルス・レイカーズとの対戦となり、これを4勝1敗で制してNBAファイナルに進出しました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1971年4月9日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 85-106 | ミルウォーキー・バックス | ミルウォーキー・アリーナ | |
第2戦 | 1971年4月11日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 73-91 | ミルウォーキー・バックス | ミルウォーキー・アリーナ | |
第3戦 | 1971年4月14日 | ミルウォーキー・バックス | 107-118 | ロサンゼルス・レイカーズ | ザ・フォーラム | |
第4戦 | 1971年4月16日 | ミルウォーキー・バックス | 117-94 | ロサンゼルス・レイカーズ | ザ・フォーラム | |
第5戦 | 1971年4月18日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 98-116 | ミルウォーキー・バックス | ミルウォーキー・アリーナ |
こうして迎えた1971年のNBAファイナルでは、ミルウォーキー・バックスがアール・モンロー率いるボルティモア・ブレッツを4勝0敗(スイープ)で破りNBA優勝を果たしました。
1971年のNBAファイナルについての詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!
まとめ:バックスが史上初のNBA優勝
今回は「1971年のNBAファイナルで優勝を果たした”ミルウォーキー・バックス”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!
この優勝はミルウォーキー・バックスにとってフランチャイズ史上初となるNBA制覇となりました。
また、この年のレギュラーシーズンでもMVPを受賞したルー・アルシンダーが得点王と合わせて3冠となるファイナルMVPを受賞しました。
他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!