こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。
多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。
NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。
他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。
それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。
もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。
ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。
進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!
つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑
そこで今回は1976-77シーズンを制したポートランド・トレイルブレイザーズ(POR)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。
ポートランド・トレイルブレイザーズは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??
存分に見ていきましょう!
それではさっそく、ティップオフ!!
目次
ドラフト
NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!
世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。
将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。
ポートランド・トレイルブレイザーズは1976年のNBAドラフトにて 名の選手をドラフトしました。
【指名選手】
巡 | 指名順位 | 選手名 | ポジション | 国籍 | 出身大学 | 前所属チーム(リーグ/国名) |
年ドラフトでの が持っていた自前の指名権は 枚で、 巡目 位で を指名しました。
もう一枚、
年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!
リンクカード
NBAファイナルまでの道のり:1976-77 ポートランド・トレイルブレイザーズのレギュラーシーズン
まずは1976-77レギュラーシーズンがポートランド・トレイルブレイザーズにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!
【オフシーズンの動き】
1970年にフランチャイズ設立以降、ビル・ウォルトンを中心にチームを構成してきたポートランド・トレイルブレイザーズでしたが、なかなか勝率5割を超えることができず苦しんでいました。
この間正式な監督がおらず、レニー・ウィルケンズが選手兼監督という形で戦っていましたが、翌シーズンよりヘッドコーチにジャック・ラムジーを迎え、ようやく他チームと対等な立ち位置でレギュラーシーズンに臨むこととなりました。
さらに、同時期に元ABA選手であるモーリス・ルーカスを加え、選手層の強化も図りました。
【レギュラーシーズンの結果】
正式な監督を迎えて挑んだ初めてのレギュラーシーズンでチームは49勝33敗とようやく勝率5割を超える勝率を残すことができ、プレイオフに進出しました。
ポートランド・トレイルブレイザーズはパシフィック・ディビジョンで2位を獲得しました。
【1976-77レギュラーシーズン パシフィック・ディビジョンの結果】
パシフィック・ディビジョン | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | ホーム | ロード | Div | GP |
ロサンゼルス・レイカーズ | 53 | 29 | 0.646 | – | 37–4 | 16–25 | 11–5 | 82 |
ポートランド・トレイルブレイザーズ | 49 | 33 | 0.598 | 4 | 35–6 | 14–27 | 10–6 | 82 |
ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 46 | 36 | 0.561 | 7 | 29–12 | 17–24 | 8–8 | 82 |
シアトル・スーパーソニックス | 40 | 42 | 0.488 | 13 | 27–14 | 13–28 | 6–10 | 82 |
フェニックス・サンズ | 34 | 48 | 0.415 | 19 | 26–15 | 8–33 | 5–11 | 82 |
ポートランド・トレイルブレイザーズはウエスタン・カンファレンスで3位を受賞し、プレイオフに進出しました。
【1976-77レギュラーシーズン ウエスタン・カンファレンスの結果】
ウエスタン・カンファレンス | ||||||
# | チーム | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
1 | ロサンゼルス・レイカーズ | 53 | 29 | .646 | – | 82 |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | デンバー・ナゲッツ | 50 | 32 | .610 | 3 | 82 |
3 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 49 | 33 | .598 | 4 | 82 |
4 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 46 | 36 | .561 | 7 | 82 |
5 | デトロイト・ピストンズ | 44 | 38 | .537 | 9 | 82 |
6 | シカゴ・ブルズ | 44 | 38 | .537 | 9 | 82 |
7 | カンザスシティ・キングス | 40 | 42 | .488 | 13 | 82 |
8 | シアトル・スーパーソニックス | 40 | 42 | .488 | 13 | 82 |
9 | インディアナ・ペイサーズ | 36 | 46 | .439 | 17 | 82 |
10 | フェニックス・サンズ | 34 | 48 | .415 | 19 | 82 |
11 | ミルウォーキー・バックス | 30 | 52 | .366 | 23 | 82 |
NBAファイナルまでの道のり:1976-77 ポートランド・トレイルブレイザーズのプレイオフ
次にポートランド・トレイルブレイザーズが1976-77プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!
【1976-77プレイオフの背景】
1976-1977シーズンのプレイオフは1977年4月12日に開始し、6月5日に終了しました。
ファーストラウンド(1回戦)対シカゴ・ブルズ:2勝1敗
プレイオフのファーストラウンド(1回戦)はミッキー・ジョンソン率いるシカゴ・ブルズと対戦し、2勝1敗で破ってカンファレンス・セミファイナルに進出しました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1977年4月12日 | シカゴ・ブルズ | 83-96 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | メモリアル・コロシアム | |
第2戦 | 1977年4月15日 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 104-107 | シカゴ・ブルズ | シカゴ・スタジアム | |
第3戦 | 1977年4月17日 | シカゴ・ブルズ | 98-106 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | メモリアル・コロシアム |
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対デンバー・ナゲッツ:4勝2敗
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではデンバー・ナゲッツと対戦し、4勝2敗で勝利してカンファレンス・ファイナルに進出しました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1977年4月20日 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 101-100 | デンバー・ナゲッツ | マクニコルズ・スポーツ・アリーナ | |
第2戦 | 1977年4月22日 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 110-121 | デンバー・ナゲッツ | マクニコルズ・スポーツ・アリーナ | |
第3戦 | 1977年4月24日 | デンバー・ナゲッツ | 106-110 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | メモリアル・コロシアム | |
第4戦 | 1977年4月26日 | デンバー・ナゲッツ | 96-105 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | メモリアル・コロシアム | |
第5戦 | 1977年5月1日 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 105-114 | デンバー・ナゲッツ | マクニコルズ・スポーツ・アリーナ | |
第6戦 | 1977年5月2日 | デンバー・ナゲッツ | 92-108 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | メモリアル・コロシアム |
カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対ロサンゼルス・レイカーズ:4勝0敗
カンファレンス・ファイナルではカリーム・アブドゥル=ジャバー擁するロサンゼルス・レイカーズとの対戦となり、これを4勝0敗で制してNBAファイナルに進出しました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1977年5月6日 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 121-109 | ロサンゼルス・レイカーズ | ザ・フォーラム | |
第2戦 | 1977年5月8日 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 99-97 | ロサンゼルス・レイカーズ | ザ・フォーラム | |
第3戦 | 1977年5月10日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 97-102 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | メモリアル・コロシアム | |
第4戦 | 1977年5月13日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 101-105 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | メモリアル・コロシアム |
こうして迎えた1977年のNBAファイナルでは、ポートランド・トレイルブレザーズがジュリアス・アービング率いるフィラデルフィファ・76ersを4勝2敗で破り、フランチャイズ史上初となるNBA優勝を成し遂げました。
1977年のNBAファイナルについての詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!
まとめ:ブレイザーズが初のNBA制覇
今回は「1977年のNBAファイナルで優勝を果たした”ポートランド・トレイルブレイザーズ”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!
この優勝はポートランド・トレイルブレイザーズにとってフランチャイズ史上初のNBA制覇となります。
また、得点、リバウンドでチームに大きく貢献したビル・ウォルトンが自身初となるファイナルMVPを受賞しました。
他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!