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【NBA2019-20シーズン】ロサンゼルス・レイカーズ(LAL)の優勝への軌跡(試合結果、順位表)

こんにちは!

NBA好きブロガーのおしょうサンドです。

 

 

NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。

多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。

 

 

NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。

他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。

それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。

 

 

もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。

ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。

進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!

 

 

つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑

 

 

そこで今回は2019-20シーズンを制したロサンゼルス・レイカーズ(LAL)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。

ロサンゼルス・レイカーズは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??

存分に見ていきましょう!

それではさっそく、ティップオフ!!

 

 

ドラフト

NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!

世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。

将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。

 

 

ロサンゼルス・レイカーズは2019年のNBAドラフトにて1名の選手をドラフトしました。

 

【指名選手】

指名順位 選手名 ポジション 国籍 出身大学 前所属チーム(リーグ/国名)
1 4 デアンドレ・ハンター PF アメリカ合衆国 バージニア大学 -

 

 

2019年NBAドラフトにおいてロサンゼルス・レイカーズは自前の指名権を1枚持っており、1巡目4位でデアンドレ・ハンターを指名しました。

デアンドレ・ハンターは守備力の高いオールラウンダーとして評価を受けており、高いポテンシャルを持つ選手としてドラフト指名を受けました。

しかし、デアンドレ・ハンターはロサンゼルス・レイカーズに指名された後、2019年7月6日にアンソニー・デイビスの移籍に巻き込まれる形でニューオーリンズ・ペリカンズに指名権が移動。

さらに、2019年7月7日にはジャクソン・ヘイズ(同ドラフト8位指名)らとのトレードでアトランタ・ホークスに交渉権が移動し、最終的にアトランタ・ホークスに入団することとなりました。

 

 

2019年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!

 

 

ロスター・主要選手

2019-20シーズン、補強を果たしたロサンゼルス・レイカーズは、以下のロスターで優勝を果たしました。

表は左方向にスクロールすることが可能です。

 

 

ポジション 背番号 名前 身長(cm) 体重(kg) 生年月日
G 21 J・R・スミス (J. R. Smith) 198 100 1985年9月9日
G 4 アレックス・カルーソ (Alex Caruso) 196 84 1994年2月28日
F 3 アンソニー・デイビス (Anthony Davis) 208 115 1993年3月11日
F 0 カイル・クーズマ (Kyle Kuzma) 203 100 1995年7月24日
G 28 クイン・クック (Quinn Cook) 188 85 1993年3月23日
F 1 ケンタビオス・コールドウェル=ポープ (Kentavious Caldwell-Pope) 196 93 1993年2月18日
F 37 コスタス・アデトクンボ (Kostas Antetokounmpo) 208 91 1997年11月20日
C 7 ジャベール・マギー (JaVale McGee) 213 114 1988年1月19日
F 10 ジャレッド・ダドリー (Jared Dudley) 201 102 1985年7月10日
G 14 ダニー・グリーン (Danny Green) 1989 98 1987年6月22日
G 5 タレン・ホートン=タッカー (Talen Horton-Tucker) 193 107 2000年11月25日
G 18 ディオン・ウェイターズ (Dion Waiters) 191 95 1991年12月10日
F 12 デボンテ・カコック (Devontae Cacok) 203 109 1996年10月8日
C 39 ドワイト・ハワード (Dwight Howard) 208 109 1985年12月8日
F 88 マーキーフ・モリス (Markieff Morris) 208 113 1989年9月2日
G 9 レイジョン・ロンド (Rajon Rondo) 185 79 1986年2月22日
F 23 レブロン・ジェームズ (LeBron James) 206 113 1985年12月30日

※ G:ガード、F:フォワード、C:センターのこと

 

NBAファイナルまでの道のり:2019-20 ロサンゼルス・レイカーズのレギュラーシーズン試合結果

それではいよいよ、2019-20レギュラーシーズンがロサンゼルス・レイカーズにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!

まずはオフシーズンの動きを簡単にご紹介します。

 

 

【オフシーズンの動き】

2019年4月9日、CEOのマジック・ジョンソンが辞任し、その3日後にヘッドコーチのルーク・ウォルトンが解雇。

その後フランク・ヴォーゲルがヘッドコーチに就任し、レイカーズを率いることととなりました。

2019年6月15日にはニューオーリンズ・ペリカンズのスーパースター”アンソニー・デイビス”をトレードで獲得し、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスの2大エースを中心としたチームでレギュラーシーズンに臨みました。

 

 

ディビジョン

次にレギュラーシーズンの試合結果を見ていきましょう!

 

 

まずはディビジョンでの成績です。

ディビジョンとは本拠地をおく都市が近いチーム同士をNBAが独自に振り分けたグループのことで、ロサンゼルス・レイカーズはパシフィック・ディビジョンに属します。

2019-20レギュラーシーズンではロサンゼルス・レイカーズはパシフィック・ディビジョンで1位の成績を残しました。

 

【2019-20レギュラーシーズン パシフィック・ディビジョンの試合結果】

 パシフィック・ディビジョン 勝率 GP
ロサンゼルス・レイカーズ 52 19 0.732 71
ロサンゼルス・クリッパーズ 49 23 0.681 72
フェニックス・サンズ 34 39 0.466 73
サクラメント・キングス 31 41 0.431 72
ゴールデンステイト・ウォリアーズ 15 50 0.231 65

 

 

カンファレンス

次に見ていくのはカンファレンスでの試合結果です。

カンファレンスとはNBAが独自にチームを東西に分類した区分けのことで、ロサンゼルス・レイカーズはウエスタン・カンファレンスに所属しています。

 

 

新人ヘッドコーチの元、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスを中心としたチームは好発進を果たし、プレーオフ進出を最も早く決めたチームとなりました。

しかしCOVID-19の影響を受け一時シーズンが中断。

イレギュラーなシーズンながらも再会後にウエスタン・カンファレンスの首位を確定させ、10年ぶりとなる第1シードを確定させました。

 

 

【2019-20レギュラーシーズン ウエスタン・カンファレンスの試合結果】

 ウエスタン・カンファレンス
チーム 勝率 GP
1 ロサンゼルス・レイカーズ 52 19 .732 71
2 ロサンゼルス・クリッパーズ 49 23 .681 3.5 72
3 デンバー・ナゲッツ 46 27 .630 7.0 73
4 ヒューストン・ロケッツ 44 27 .620 8.0 71
5 オクラホマシティ・サンダー 44 28 .611 8.5 72
6 ユタ・ジャズ 44 28 .611 8.5 72
7 ダラス・マーベリックス 43 32 .573 11.0 75
8 ポートランド・トレイルブレイザーズ 35 39 .473 18.5 74
9 メンフィス・グリズリーズ 34 39 .466 19.0 73
10 フェニックス・サンズ 34 39 .466 19.0 73
11 サンアントニオ・スパーズ 32 39 .451 20.0 71
12 サクラメント・キングス 31 41 .431 21.5 72
13 ニューオーリンズ・ペリカンズ 30 42 .417 22.5 72
14 ミネソタ・ティンバーウルブズ 19 45 .297 29.5 64
15 ゴールデンステイト・ウォリアーズ 15 50 .231 34.0 65

 

NBAファイナルまでの道のり:2019-20 ロサンゼルス・レイカーズのプレイオフ試合結果

次にロサンゼルス・レイカーズが2019-20プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!

 

【2019-20プレイオフの背景】

このシーズンの特例として、各カンファレンスの8位と9位のレギュラーシーズンの成績が4.0ゲーム差以内となった場合「プレーイン・トーナメント」が開催される運びとなりました。

これによりウエスタン・カンファレンスでは8位のポートランド・トレイルブレイザーズと9位のメンフィス・グリズリーズが試合を行い、ポートランド・ブレイザーズが2勝0敗で勝利しプレイオフに進出しました。

 

 

ファーストラウンド(1回戦)対ポートランド・トレイルブレイザーズ:4勝1敗

プレイオフのファーストラウンド(1回戦)はプレーイン・トーナメントを勝ち抜いてきたポートランド・トレイルブレイザーズと対戦し、4勝1敗で破りカンファレンス・セミファイナルに駒を進めました。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム アリーナ
第1戦 2020年8月18日 ポートランド・トレイルブレイザーズ 100-93 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第2戦 2020年8月20日 ポートランド・トレイルブレイザーズ 88-111 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第3戦 2020年8月22日 ロサンゼルス・レイカーズ 116-108 ポートランド・トレイルブレイザーズ モダ・センター
第4戦 2020年8月24日 ロサンゼルス・レイカーズ 135-115 ポートランド・トレイルブレイザーズ モダ・センター
第5戦 2020年8月29日 ポートランド・トレイルブレイザーズ 122-131 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター

 

 

カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対ヒューストン・ロケッツ:4勝1敗

カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではジェームズ・ハーデンとラッセル・ウエストブルック率いるヒューストン・ロケッツと対戦し、4勝1敗で危なげなくカンファレンス・ファイナルに進みました。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム アリーナ
第1戦 2020年9月4日 ヒューストン・ロケッツ 112-97 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第2戦 2020年9月6日 ヒューストン・ロケッツ 109-117 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第3戦 2020年9月8日 ロサンゼルス・レイカーズ 112-102 ヒューストン・ロケッツ トヨタ・センター
第4戦 2020年9月10日 ロサンゼルス・レイカーズ 110-100 ヒューストン・ロケッツ トヨタ・センター
第5戦 2020年9月12日 ヒューストン・ロケッツ 96-119 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター

 

 

カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対デンバー・ナゲッツ:4勝1敗

カンファレンス・ファイナルではスーパースター”ニコラ・ヨキッチ”擁するデンバー・ナゲッツと対戦し、またも4勝1敗で破りNBAファイナルに進出しました。

これはコービー・ブライアントを中心にNBA連覇を果たした2010年以来10年ぶりとなるNBAファイナル進出となりました。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム アリーナ
第1戦 2020年9月18日 デンバー・ナゲッツ 114-126 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第2戦 2020年9月20日 デンバー・ナゲッツ 103-105 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第3戦 2020年9月22日 ロサンゼルス・レイカーズ 106-114 デンバー・ナゲッツ ボール・アリーナ
第4戦 2020年9月24日 ロサンゼルス・レイカーズ 114-108 デンバー・ナゲッツ ボール・アリーナ
第5戦 2020年9月26日 デンバー・ナゲッツ 107-117 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター

 

 

NBAファイナル 対マイアミ・ヒート:4勝2敗

こうして迎えた2019-20シーズンのNBAファイナルは、ロサンゼルス・レイカーズと東地区王者のマイアミ・ヒートとの対戦となりました。

マイアミ・ヒートは”闘将”ジミー・バトラーを中心とした逆境に強いチームで、プレイオフでも格上のチームを打ち破ってNBAファイナルに辿り着いたチームでした。

 

結果的にロサンゼルス・レイカーズがマイアミ・ヒートを4勝2敗で撃破し、10年ぶり17回目のNBA優勝を果たしています。

詳細な試合結果は以下のとおりです。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム
1 9月30日 マイアミ・ヒート 98 - 116 ロサンゼルス・レイカーズ
2 10月2日 マイアミ・ヒート 114 - 124 ロサンゼルス・レイカーズ
3 10月4日 ロサンゼルス・レイカーズ 104 - 115 マイアミ・ヒート
4 10月6日 ロサンゼルス・レイカーズ 102 - 96 マイアミ・ヒート
5 10月9日 マイアミ・ヒート 111 - 108 ロサンゼルス・レイカーズ
6 10月11日 ロサンゼルス・レイカーズ 106 - 93 マイアミ・ヒート

 

 

ファイナルMVPは「レブロン・ジェームズ」。

この受賞によりレブロンはマイケル・ジョーダン以来2人目となるファイナルMVPを4度受賞した選手となりました。

 

 

2019-20シーズンのNBAファイナルについて、より詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!

 

 

まとめ:ロサンゼルス・レイカーズが10年ぶりのNBAの頂点に

今回は「2020年のNBAファイナルで優勝を果たした”ロサンゼルス・レイカーズ”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。

いかがでしたでしょうか?

NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!

この優勝によりロサンゼルス・レイカーズは2010年以来10年ぶりとなる17回目のNBA優勝を果たし、ボストン・セルティクスのNBA最多優勝回数に並びました。

また、レブロン・ジェームズは自身4度目となるNBAファイナルMVPを受賞し、3チームでNBAファイナルMVPを受賞した史上唯一の選手となりました。

他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!

それではまた次の記事でお会いしましょう!

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