NBA伝説の男たち

トニー・パーカーの”凄さ”を解説!「BIG3」の一角として黄金期スパーズを支えた“司令塔”

サンアントニオ・スパーズのホームアリーナに飾られている永久欠番の背番号「9」。

着用していた「トニー・パーカー」は、2023年にはバスケットボール殿堂入りも果たしたNBAレジェンドです。

NBAファンであれば名前や姿を知らない方はほとんどいないと思いますが、特に最近NBAを見始めた方は現役時代のパーカーについて知らないというケースも多いので半ないでしょうか?

 

そこでこの記事では現役時代のトニー・パーカーがいかに凄い選手だったのかについて解説していこうと思います。

ティム・ダンカンという大きな存在の影に隠れながらも、そのダンカンに並ぶほどのプレイヤーとして活躍したパーカーの魅力を存分にお伝えしますので、興味のある方はぜひ最後までご覧くださいね!

トニー・パーカーについてより深く知ってもらうために、まずパーカーが所属したサンアントニオ・スパーズの「BIG3」の話から始めていきたいと思います。

 

サンアントニオ・スパーズを4度の優勝に導いた「BIG3」の1人

NBAが誕生する以前から存在するリーグ最古のチームの1つ「サンアントニオ・スパーズ」。

その伝統ある歴史の中で最も多く優勝し、そのあまりの強さから”黄金期”と呼ばれた時代を支えたのが、ティム・ダンカン、トニー・パーカー、マヌ・ジノビリの3人です。

彼らは敬意を込めて「BIG3」と呼ばれ、合計4つのチャンピオンリングをスパーズにもたらしました。

 

この記事の主人公「トニー・パーカー」はこの3人の中だと最も若く、人気や知名度だけで言えば3番目に当たる選手だったかもしれませんが、スパーズ黄金期の後半を支えていたのは間違いなくパーカーであり、そういう意味ではかなり過小評価されがちな選手だと思います。

ここからはそんなトニー・パーカーの“凄さ”をたくさん語っていきますので、この記事を通じて彼の魅力を存分に知っていただけたらと思います。

 

黄金期スパーズを支えた司令塔

さあいよいよ黄金期スパーズの絶対的“司令塔”「トニー・パーカー」の魅力について語っていくわけですが、まず初めにパーカーがどれだけ偉大な選手だったのかについてご紹介します。

 

2001年NBAドラフトにてサンアントニオ・スパーズから全体28位での指名を受けたパーカーは、ティム・ダンカンとデビッド・ロビンソンという2人のレジェンドの元で”勝者のメンタル”を学び育ちました。

キャリア2年目となる2003年に早くもNBAチャンピオンの喜びを経験すると、勝利の味を知ったパーカーは強豪スパーズを背負って立つリーグ屈指のポイントガードへと成長。

鋭いドライブと高いシュート精度を持ち、小柄ながらインサイドエリアで得点を量産するスコアラーとして知られ、6度のオールスター、4度のオールNBAチームに選出される活躍を残したのです。

 

フランスで生まれ育ったパーカーは、NBA入り当初その実力を不当に低く評価されることもありましたが、自身のキャリアを通してその偏見を覆し、のちの欧州出身ガードのNBA進出の道を切り拓きました。

 

【トニー・パーカーの主な功績】

NBAチャンピオン:4回(2003, 2005, 2007, 2014)

ファイナルMVP:1回(2007)

オールスター:6回(2006, 2007, 2009, 2012〜2014)

オールNBAチーム
・セカンドチーム:3回(2012〜2014)
・サードチーム:1回(2009)

 

「2007年NBAファイナル」で真にスター選手として認められた

トニー・パーカーを語る上で、彼が「2007年NBAファイナル」で残した活躍を無視するわけにはいきません。

それまでのサンアントニオ・スパーズは「BIG3」と言いながらもティム・ダンカン1人が突出した実力を持っていると評価されていましたが、"独壇場”と言っても過言ではないほどの「2007年NBAファイナル」での大活躍によってパーカーはファンやメディアから真のスター選手として見られるようになったのです。

 

2005年にNBA優勝しながら2006年は大黒柱ダンカンの負傷によって連覇を逃し、リベンジに戻った2007年のNBAファイナル、相手は若いレブロン・ジェームズ率いるクリーブランド・キャバリアーズでした。

このNBAファイナルにおいて平均24.5得点を高いシュート効率で沈め、5リバウンド3.3アシストを記録したトニー・パーカーはスパーズを4勝0敗のスイープで優勝に導き、自身初となるファイナルMVPを受賞。

この結果は「実力が過大評価されている」という声や「欧州出身のガード選手はNBAで活躍できない」といった偏見を打ち砕くには十分であり、のちにパーカーが偉大なレジェンド達の仲間入りを果たす大きな要因となったのです。

 

トニー・パーカーって何が凄いの?プレーの魅力3選

さて、ここまではトニー・パーカーが現役時代に残した功績をもとに彼の凄さをお伝えしてきました。

もう十分パーカーの凄さは伝わったと思いますが、最後にトニー・パーカーという選手がポイントガードとしていかに優れていたかをお伝えしておこうと思います。

過小評価を受けながらも実力で覆してきたパーカーのプレーの魅力を厳選して3つお伝えしますので、後でハイライト動画などを見る際に注目してみてくださいね1

 

プレーの魅力①:代名詞「ティアドロップ」

身長188cmとNBA選手としては小柄なパーカーが、インサイドで自分よりもはるかに大きな選手相手にブロックを受けないために極めていたのが「ティアドロップ」です。

 

別名「フローターショット」や「スクープショット」と呼ばれるこのシュートは、簡単にいうと少し離れた位置からの高い軌道のレイアップシュートであり、全盛期のパーカーの代名詞とも呼べる技でした。

ふわっと浮いたボールがゴールに向かってストンと落ちる様はまさに涙(ティア)が落ちる(ドロップ)よう。

 

後でご紹介するように非常に速いスピードを誇っていたパーカーですが、急にストップして柔らかいタッチでシュートを打ってくるわけですからディフェンダーからすれば追いつくのは至難の業だったと言えるでしょう。

 

プレーの魅力②:“電光石火”と評される「高速ドライブ」

トニー・パーカーのプレーを根本から支えていたのがスピードに乗った「高速ドライブ」でした。

“電光石火”と評されたパーカーのドライブはスピードの観点で言えばリーグトップクラスであり、その実力は大きなフェイクをせずともNBAのディフェンダーたちを抜き去ることができるほど。

パーカーにマッチアップした選手達は必死にパーカーのスピードについていこうとしますが、急ストップしてティアドロップを撃ったり、次にご紹介するスピンムーブで抜き去ったりする姿が印象的でした。

 

プレーの魅力③:相手を置き去りにする「スピンムーブ」

相手にドライブコースへ入られた時、パーカーが相手を抜き去るための得意技として使用していたのが「スピンムーブ」。

「スピンムーブ」とは相手に背中を向け、相手が軸になるように回転することで抜き去るドリブルテクニックの1つですが、この誰もが使うこのテクニックもパーカーほどのスピードを持った選手が使うことで止められない必殺技へと進化するんです。

 

多くのチームがパーカーを止めるために素早く動けるディフェンダーをつけますが、せっかくドライブを止めたと思ってもスピンムーブで躱されてしまっては、あとはシュートが外れるのを祈るばかり。

このように自慢のスピードだけでなく、それが通用しなかった場合でも多彩な得点手段を持っていたことこそがパーカーの強みだったと言えるでしょう!

 

まとめ

今回は、サンアントニオ・スパーズのレジェンド「トニー・パーカー」の凄さについてご紹介しました。

いかがでしたでしょうか?

チームメイトにティム・ダンカンという歴代最高のパワーフォワードがいたことで実力が過小評価されがちな選手ではありますが、個人としての実績はもちろん、ポイントガードとしての実力もレジェンドと呼ぶにふさわしいものを持っていることがわかっていただけたと思います。

特にスピードに乗ったドライブからの代名詞ティアドロップで得点する姿はもはや芸術の域ですので、まだトニー・パーカーのプレイを見たことがない方はぜひそこに着目しながらハイライト動画などを見てみてくださいね1

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