こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。
多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。
NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。
他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。
それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。
もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。
ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。
進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!
つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑
そこで今回は2017-18シーズンを制したゴールデンステイト・ウォリアーズ(GSW)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。
ゴールデンステイト・ウォリアーズは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??
存分に見ていきましょう!
それではさっそく、ティップオフ!!
目次
ドラフト
NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!
世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。
将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。
ゴールデンステイト・ウォリアーズは自前の指名権をケビン・デュラントの獲得の際に放出しており、2017年のNBAドラフトにて選手を指名しませんでした。
2017年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!
ロスター・主要選手
2017-18シーズン、補強を果たしたゴールデンステイト・ウォリアーズは、以下のロスターで優勝を果たしました。
表は左方向にスクロールすることが可能です。
ポジション | 背番号 | 名前 | 身長(cm) | 体重(kg) | 生年月日 |
SF | 9 | アンドレ・イグダーラ(Andre Iguodala) | 201 | 98 | 1984年1月28日 |
SF | 18 | オムリ・カスピ(Omri Casspi) | 210 | 102 | 1988年6月22日 |
PG | 4 | クイン・ノック(Quinn Cook) | 185 | 82 | 1993年3月23日 |
PF | 25 | クリス・ブーシェ(Chris Boucher) | 210 | 91 | 1993年1月11日 |
SG | 11 | クレイ・トンプソン(Klay Thompson) | 198 | 97 | 1990年2月8日 |
SF | 35 | ケビン・デュラント(Kevin Durant) | 206 | 109 | 1988年9月29日 |
C | 5 | ケボン・ルーニー(Kevon Looney) | 206 | 101 | 1996年2月6日 |
C | 27 | ザザ・パチュリア(Zaza Pachulia) | 210 | 122 | 1984年2月10日 |
C | 1 | ジャベール・マギー(JaVale McGee) | 213 | 122 | 1988年1月19日 |
C | 2 | ジョーダン・ベル(Jordan Bell) | 207 | 102 | 1995年1月7日 |
PG | 34 | ショーン・リビングストン(Shaun Livingston) | 201 | 87 | 1985年9月11日 |
PG | 30 | ステフィン・カリー(Stephen Curry) | 188 | 84 | 1988年3月14日 |
C | 15 | デイミアン・ジョーンズ(Damian Jones) | 211 | 111 | 1995年6月30日 |
C | 3 | デビッド・ウエスト(David West) | 205 | 113 | 1980年8月29日 |
PF | 23 | ドレイモンド・グリーン(Draymond Green) | 198 | 104 | 1990年3月4日 |
SG | 6 | ニック・ヤング(Nick Young) | 201 | 95 | 1985年6月1日 |
SG | 0 | パトリック・マカウ(Patrick McCaw) | 201 | 81 | 1995年10月25日 |
※ G:ガード、F:フォワード、C:センターのこと
NBAファイナルまでの道のり:2017-18 ゴールデンステイト・ウォリアーズのレギュラーシーズン試合結果
それではいよいよ、2017-18レギュラーシーズンがゴールデンステイト・ウォリアーズにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!
まずはオフシーズンの動きを簡単にご紹介します。
【オフシーズンの動き】
2017年7月1日、大エース”ステフィン・カリー”とNBA史上最高額の5年2億100万ドルで契約延長に合意しました。
その後ケビン・デュラント、アンドレ・イグダーラ、ザザ・パチュリアといった主力との契約を終え、昨シーズンNBAを制圧したメンバーとほとんど変わらない戦力を揃えたままレギュラーシーズンに臨みました。
ディビジョン
次にレギュラーシーズンの試合結果を見ていきましょう!
まずはディビジョンでの成績です。
ディビジョンとは本拠地をおく都市が近いチーム同士をNBAが独自に振り分けたグループのことで、ゴールデンステイト・ウォリアーズはパシフィック・ディビジョンに属します。
2017-18レギュラーシーズンではゴールデンステイト・ウォリアーズはパシフィック・ディビジョンで1位の成績を残しました。
【2017-18レギュラーシーズン パシフィック・ディビジョンの試合結果】
パシフィック・ディビジョン | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 58 | 24 | 0.707 | - | 82 |
ロサンゼルス・クリッパーズ | 42 | 40 | 0.512 | 16 | 82 |
ロサンゼルス・レイカーズ | 35 | 47 | 0.427 | 23 | 82 |
サクラメント・キングス | 27 | 55 | 0.329 | 31 | 82 |
フェニックス・サンズ | 21 | 61 | 0.256 | 37 | 82 |
カンファレンス
次に見ていくのはカンファレンスでの試合結果です。
カンファレンスとはNBAが独自にチームを東西に分類した区分けのことで、ゴールデンステイト・ウォリアーズはウエスタン・カンファレンスに所属しています。
圧倒的優勝候補として望んだシーズンであるにも関わらず、主力であるステフィン・カリーやケビン・デュラント、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンらが相次いで怪我により欠場し、敗戦が増加。
昨シーズンからは大きく勝率は落としたものの58勝24敗のウエスタン・カンファレンス2位でプレイオフ進出を決めました。
【2017-18レギュラーシーズン ウエスタン・カンファレンスの試合結果】
ウエスタン・カンファレンス | ||||||
# | チーム | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
1 | ヒューストン・ロケッツ | 65 | 17 | 0.793 | - | 82 |
2 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 58 | 24 | 0.707 | 7 | 82 |
3 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 49 | 33 | 0.598 | 16 | 82 |
4 | オクラホマシティ・サンダー | 48 | 34 | 0.585 | 17 | 82 |
5 | ユタ・ジャズ | 48 | 34 | 0.585 | 17 | 82 |
6 | ニューオーリンズ・ペリカンズ | 48 | 34 | 0.585 | 17 | 82 |
7 | サンアントニオ・スパーズ | 48 | 34 | 0.585 | 17 | 82 |
8 | ミネソタ・ティンバーウルブズ | 47 | 35 | 0.573 | 18 | 82 |
9 | デンバー・ナゲッツ | 46 | 36 | 0.561 | 19 | 82 |
10 | ロサンゼルス・クリッパーズ | 42 | 40 | 0.512 | 23 | 82 |
11 | ロサンゼルス・レイカーズ | 35 | 47 | 0.427 | 30 | 82 |
12 | サクラメント・キングス | 27 | 55 | 0.329 | 38 | 82 |
13 | ダラス・マーベリックス | 24 | 58 | 0.293 | 41 | 82 |
14 | メンフィス・グリズリーズ | 22 | 60 | 0.268 | 43 | 82 |
15 | フェニックス・サンズ | 21 | 61 | 0.256 | 44 | 82 |
NBAファイナルまでの道のり:2017-18 ゴールデンステイト・ウォリアーズのプレイオフ試合結果
次にゴールデンステイト・ウォリアーズが2017-18プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!
【2017-18プレイオフの背景】
2017-18シーズンのプレイオフは2018年4月14日に開始し、6月18日に終了しました。
ファーストラウンド(1回戦)対サンアントニオ・スパーズ:4勝1敗
プレイオフのファーストラウンド(1回戦)ではラマーカス・オルドリッジらのサンアントニオ・スパーズを4勝1敗で破り、カンファレンス・セミファイナルに進みました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 2018年4月14日 | サンアントニオ・スパーズ | 92-113 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | オラクル・アリーナ | |
第2戦 | 2018年4月 | サンアントニオ・スパーズ | 101-116 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | オラクル・アリーナ | |
第3戦 | 2018年4月 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 110-97 | サンアントニオ・スパーズ | AT&Tセンター | |
第4戦 | 2018年4月 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 90-103 | サンアントニオ・スパーズ | AT&Tセンター | |
第5戦 | 2018年4月 | サンアントニオ・スパーズ | 91-99 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | オラクル・アリーナ |
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対ニューオーリンズ・ペリカンズ:4勝1敗
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではアンソニー・デイビス擁するニューオーリンズ・ペリカンズを4勝1敗で破り、カンファレンス・ファイナルに駒を進めました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 2018年4月28日 | ニューオーリンズ・ペリカンズ | 101-123 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | オラクル・アリーナ | |
第2戦 | 2018年5月1日 | ニューオーリンズ・ペリカンズ | 116-121 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | オラクル・アリーナ | |
第3戦 | 2018年5月 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 100-119 | ニューオーリンズ・ペリカンズ | スムージー・キング・センター | |
第4戦 | 2018年5月 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 118-92 | ニューオーリンズ・ペリカンズ | スムージー・キング・センター | |
第5戦 | 2018年5月 | ニューオーリンズ・ペリカンズ | 104-113 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | オラクル・アリーナ |
カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対ヒューストン・ロケッツ:4勝3敗
カンファレンス・ファイナルではジェームズ・ハーデンとクリス・ポール率いるヒューストン・ロケッツを4勝3敗で破り、NBAファイナルに進みました。
ヒューストン・ロケッツが先に王手をかけたものの、第5戦にてクリス・ポールがハムストリングを痛めたことにより形成が逆転。
第6戦、第7戦を勝利したゴールデンステイト・ウォリアーズに軍配が上がりました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 2018年5月14日 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 119-106 | ヒューストン・ロケッツ | トヨタ・センター | |
第2戦 | 2018年5月16日 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 105-127 | ヒューストン・ロケッツ | トヨタ・センター | |
第3戦 | 2018年5月20日 | ヒューストン・ロケッツ | 85-126 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | オラクル・アリーナ | |
第4戦 | 2018年5月22日 | ヒューストン・ロケッツ | 95-92 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | オラクル・アリーナ | |
第5戦 | 2018年5月24日 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 94-98 | ヒューストン・ロケッツ | トヨタ・センター | |
第6戦 | 2018年5月26日 | ヒューストン・ロケッツ | 86-115 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | オラクル・アリーナ | |
第7戦 | 2018年5月28日 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 101-92 | ヒューストン・ロケッツ | トヨタ・センター |
NBAファイナル 対クリーブランド・キャバリアーズ:4勝0敗
こうして迎えた2017-18シーズンのNBAファイナルは、ゴールデンステイト・ウォリアーズと東地区王者のクリーブランド・キャバリアーズとの対戦となりました。
クリーブランド・キャバリアーズは現役最強選手のレブロン・ジェームズを中心に据えた布陣で毎年NBAファイナルまで上り詰めている強豪です。
結果的に、ゴールデンステイト・ウォリアーズがクリーブランド・キャバリアーズを4勝0敗で破り、2連覇を果たしています。
詳細な試合結果は以下のとおりです。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム |
---|---|---|---|---|
1 | 5月31日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 114-124 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ |
2 | 6月3日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 103-122 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ |
3 | 6月6日 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 110-102 | クリーブランド・キャバリアーズ |
4 | 6月8日 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 108-85 | クリーブランド・キャバリアーズ |
ファイナルMVPは「ケビン・デュラント」。
デュラント自身としては昨年に続き2年連続2回目の受賞となりました。
2017-18シーズンのNBAファイナルについて、より詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!
まとめ:ゴールデンステイト・ウォリアーズの連覇
今回は「2018年のNBAファイナルで優勝を果たした”ゴールデンステイト・ウォリアーズ”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!
これによりゴールデンステイト・ウォリアーズはフランチャイズ史上初となる連覇を達成。
ケビン・デュラントも自身2度目となる2年連続でのファイナルMVPを受賞しました。
他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!