NBAチーム

NBAイースタン・カンファレンス(東地区)

こんにちは!

NBA好きブログライターのおしょうサンドです。

 

皆さんはNBAに2つのカンファレンスがあることをご存知ですか?

そう、イースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスです。

それぞれのカンファレンスには3つのディビジョンが所属しており、ディビジョンは各5チームから構成されています。

 

後ほど詳しく説明しますが、これらカンファレンスはNBAがその年のリーグ優勝を決める戦いであるプレーオフでにおいて大きな意味を持ちます。

まずプレーオフに進出する権利を得るためには、各カンファレンスで少なくとも上位10チームに入る必要があり、さらにプレーオフでもそれぞれのカンファレンスでトーナメントを行い、カンファレンス優勝を果たしたチーム同士がNBAファイナルに進出してその年の優勝を決める戦いを行うことができるんです!

 

つまりNBAをより楽しむにはカンファレンスについてよく知ることが必要不可欠というわけです。

そこで今回は、特に「イースタン・カンファレンス」についてずべ手を詳しくご説明します。

NBAをよく知って、観戦をより楽しいものにするために!

それではティップ・オフ!

 

現在の地区割り・構成

まず初めにイースタン・カンファレンスに所属するチームをご紹介していきます!

 

アトランティック・ディビジョン

チーム名 オーナー GM ヘッドコーチ ホームコート
ボストン・セルティックス ウィック・グラウスベック ブラッド・スティーブンス ジョー・マズーラ TDガーデン
ブルックリン・ネッツ ジョセフ・ツァイ ショーン・マークス ジャック・ボーン バークレイズ・センター
ニューヨーク・ニックス ジェームズ・ドーラン スコット・ペリー トム・シボドー マディソン・スクエア・ガーデン
フィラデルフィア・76ers ジョシュア・ハリス エルトン・ブランド ニック・ナース ウェルズ・ファーゴ・センター
トロント・ラプターズ マイケル・フリースダール マサイ・ウジリ ダーコ・ラヤコビッチ スコシアバンク・アリーナ

 

 

セントラル・ディビジョン

チーム名 オーナー GM ヘッドコーチ ホームコート
シカゴ・ブルズ ジェリー・ラインズドルフ マーク・エバーズリー ビリー・ドノバン ユナイテッド・センター
クリーブランド・キャバリアーズ ダン・ギルバート コービー・アルトマン J・B・ビッカースタッフ ロケット・モーゲージ・フィールドハウス
デトロイト・ピストンズ トム・ゴアーズ トロイ・ウィーバー モンティ・ウィリアムズ リトル・シーザーズ・アリーナ
インディアナ・ペイサーズ ハーブ・サイモン チャド・ブキャナン リック・カーライル ゲインブリッジ・フィールドハウス
ミルウォーキー・バックス ウェズリー・エバンス、マーク・レスリー ジョン・ホースト エイドリアン・グリフィン ファイザーブ・フォーラム

 

サウスイースト・ディビジョン

チーム名 オーナー GM ヘッドコーチ ホームコート
アトランタ・ホークス アントニー・レスラー トラヴィス・シュレンク クイン・スナイダー ステートファーム・アリーナ
シャーロット・ホーネッツ マイケル・ジョーダン ミッチ・クプチャク スティーブ・クリフォード スペクトラム・センター
マイアミ・ヒート ミッキー・アリソン パット・ライリー エリック・スポールストラ カセヤ・センター
オーランド・マジック ジェフ・ウェルトマン ジョン・ハモンド ジャマール・モズリー アムウェイ・センター
ワシントン・ウィザーズ モニュメンタル・スポーツ&エンターテインメント トミー・シェパード ウェス・アンセルド・ジュニア キャピタル・ワン・アリーナ

 

2022-2023 レギュラーシーズン 順位

次に2022-2023シーズンの各チームの成績をご紹介します。

 

【イースタン・カンファレンス 2022-2023 レギュラーシーズン順位】 

 順位  チーム名 最終実績   勝利 敗北  ゲーム差
1 ミルウォーキー・バックス プレーオフ1回戦 58 24 0
2  ボストン・セルティクス カンファレンス・ファイナル 57 25 1
3  フィラデルフィア・76ers カンファレンス・セミファイナル 54 28 4
4  クリーブランド・キャバリアーズ プレーオフ1回戦 51 31 7
5  ニューヨーク・ニックス カンファレンス・セミファイナル 47 35 11
6  ブルックリン・ネッツ プレーオフ1回戦 45 37 13
7  アトランタ・ホークス プレーオフ1回戦 41 41 17
8  マイアミ・ヒート NBAファイナル 44 38 14
9  トロント・ラプターズ プレーイン 41 41 17
10  シカゴ・ブルズ プレーイン 40 42 18
11  インディアナ・ペイサーズ - 35 47 23
12  ワシントン・ウィザーズ - 35 47 23
13  オーランド・マジック - 34 48 24
14  シャーロット・ホーネッツ - 27 55 31
15  デトロイト・ピストンズ - 17 65 41

 

 

経緯

次にイースタン・カンファレンスが現在の形になるまでの歴史的経緯をご紹介します。

 

【歴史的経緯】

2004年、シャーロット・ボブキャッツ(現シャーロット・ホーネッツ)がNBA入りししたことで、それまで存在したミッドウエスト・ディビジョンが解体され、新たにサウスウエスト・ディビジョンとノースウエスト・ディビジョンが創設されました。

また、この際ニューオーリンズ・ホーネッツ(現ニューオーリンズ・ペリカンズ)がイースタン・カンファレンスのセントラル・ディビジョンからウエスタン・カンファレンスのサウスウエスト・ディビジョンに移りました。

 

【過去の所属チーム】

消滅したチーム

  • プロビデンス・スチームローラーズ
  • トロント・ハスキーズ
  • ワシントン・キャピトルズ

ウエスタン・カンファレンスに移ったチーム

  • バッファロー・ブレーブス(現ロサンゼルス・クリッパーズ)
  • シンシナティ・ロイヤルズ(現サクラメント・キングス)
  • フィラデルフィア・ウォリアーズ(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
  • ヒューストン・ロケッツ
  • ニューオーリンズ・ホーネッツ(現シャーロット・ホーネッツ)
  • サンアントニオ・スパーズ
  • ニューオーリンズ・ジャズ(現ユタ・ジャズ)

 

カンファレンス優勝の決定方式

NBAに所属する全てのチームの目標は当然NBA優勝であり、その王者を決める戦いであるNBAファイナルに進出するためにはカンファレンス優勝を飾らなければなりません。

ここからはそんなカンファレンス優勝チームをどのようにして決めるのかを詳しくご紹介していきます。

 

【カンファレンス優勝が決まるまで】

  1. レギュラーシーズン82試合を戦い抜く
  2. 各ディビジョンで勝率が1位のチームがプレーオフ進出
  3. 各ディビジョン1位のチームを除いた12チームで勝率順3位までのチームがプレーオフ進出
  4. 各ディビジョン1位のチームを除いた12チームで勝率順4〜6位までのチームがプレーイン進出
  5. プレーイン・トーナメント
  6. プレーオフ・トーナメント

1つずつ詳しくご説明していきます!

 

決定方式①レギュラーシーズン82試合を戦い抜く

NBAの日程は大きくレギュラーシーズンとポストシーズンに分けることができます。

レギュラーシーズンでの順位を経てポストシーズンに進んでいくわけですが、このレギュラーシーズンだけでもなんと82試合が行われます。

ここで注意が必要なこととしてはカンファレンス、ディビジョンとリーグ内のでグループ分けがあるものの、決して同じグループに所属するチームだけと対戦するわけではないということです。

実際には同じディビジョン内のチームと対戦するのは16試合のみ。

残りの66試合のうち36試合は同じカンファレンスで他のディビジョンに所属する10チームと対戦、残った30試合が他カンファレンスの15チームとの対戦となっています。(2023年6月時点)

試合間の移動による選手の疲労や練習時間の不足等を考慮して比較的近くに本拠地のあるチームとの戦いが多くなはるものの、基本的には全てのチームと満遍なく戦うことになるよう試合が組まれているというわけです。

 

決定方式②各ディビジョンで勝率が1位のチームがプレーオフ進出

レギュラーシーズン82試合が全て消化されると勝率が決定するため、いよいよポストシーズンに進出することができるチームを決めるフェーズに移ります。

まず初めにプレーオフに進出が決まるのは各ディビジョン1位のチーム。

各カンファレンスごとに3つのディビジョンがあるので3チームはプレーオフが決定するというわけですね!

これは一見不平等に見えるという方も多いと思います。

1つのディビジョンに所属するチームが全て強ければ当然1位になるのは難しくなるわけですから、そう言った意見が出るのも当然ですね。

しかし、このルールはNBA公式がアメリカの現地ファンを思って作り上げた仕組みの1つ。

もし自分の推しチームがプレーオフに進出することができなかった場合、多くのファンは自分の住んでいる場所から近い位置に本拠地を置くチームを応援する傾向にあります。

そんな時に近くに本拠地を置くチームがことごとく敗退していたら、ポストシーズンの楽しみが減ってしまいますよね?

そこでNBAはディビジョンという近くに本拠地を置く5チームの中で少なくとも1つのチームはポストシーズンに進出することができるよう、ディビジョン1位のチームにプレーオフに進出する権利を与えているというわけです。

 

決定方式③各ディビジョン1位のチームを除いた12チームで勝率順1〜3位までのチームがプレーオフ進出

ディビジョン1位が決まったあとはいよいよ勝率順でのプレーオフ進出が決まります。

残った12チームのうち勝率の高かった3チームのみがプレーオフへの進出権利を得ることができます。

もし勝率が全く同じチームが複数あった場合は、直接対決での勝敗で順位づけをします。

それでも決まらない場合は直接対決での得失点差を用いて順位づけをします。

プレーオフでのシード権はディビジョンで1位で進出した3チームと合わせて勝率の高いチームから高いシードに当てはめられていきます。

 

決定方式④各ディビジョン1位のチームを除いた12チームで勝率順4〜7位までのチームがプレーイン進出

これでプレーオフに進出する上位6チームが決定しました。

次に選出されるのはプレーイン・トーナメントに進む4チームです。

プレーイン・トーナメントについては後ほど説明しますが、先ほどと同様の方法で勝率4〜7位までのチーム(カンファレンス全体では7位〜10位)が進出することができます。

勝率が同じだった場合の順位の決め方も先ほどと同様です。

 

決定方式⑤プレーイン・トーナメント

ここまで来ればいよいよポストシーズンの開幕です。

まずは2019年から始まり、2020-2021シーズンから今の形になったプレーイン・トーナメントが行われます。

プレーイン・トーナメントを行う目的はプレーオフの第7位、第8位シードを決めることです。

まずカンファレンスで勝率7位のチームと8位のチームがセブン・エイト・ゲームを行い、1発勝負で勝利したチームが第7位シードを確定させます。

次に勝率9位のチームと10位のチームがナイン・テン・ゲームを行い、こちらも1発勝負で勝者のみが生き残り、敗退したチームはシーズンエンドとなります。

最後にセブン・エイト・ゲームの敗者とナイン・テン・ゲームの勝者が対戦し、勝利したチームが第8位シードを獲得するというわけです。

 

決定方式⑥プレーオフ・トーナメント

プレーインが終われば、ついにプレーオフ・トーナメントの開幕です。

プレーオフトーナメントは7戦4勝制のトーナメント形式となっており、1回戦では第1シードと第8シード、第2シードと第7シードというように勝率の高いチームと低いチームが対戦します。

対戦形式も2-2-1-1-1となっており、勝率の高い方のチームが先にホームで試合を行い、第7戦まで進んだ場合は4試合をホームアリーナで行うことができる”ホームコートアドバンテージ”を得ることができる仕組みとなっています。

このプレーオフを勝ち抜き、見事カンファレンス優勝を果たした1チームのみがNBA優勝をかけた戦いであるNBAファイナルに進む権利を得ることができるというわけですね!

 

カンファレンス・チャンピオン

これまでの歴史の中でNBAファイナルに進出したカンファレンス・チャンピオンを一覧で見ていきましょう!

 

【歴代カンファレンスチャンピオン一覧】

優勝年  チーム名
1947 フィラデルフィア・ウォリアーズ
1948 フィラデルフィア・ウォリアーズ
1949 ワシントン・キャピトルズ
1950 シラキュース・ナショナルズ
1951 ニューヨーク・ニックス
1952 ニューヨーク・ニックス
1953 ニューヨーク・ニックス
1954 シラキュース・ナショナルズ
1955 シラキュース・ナショナルズ
1956 フィラデルフィア・ウォリアーズ
1957 ボストン・セルティックス
1958 ボストン・セルティックス
1959 ボストン・セルティックス
1960 ボストン・セルティックス
1961 ボストン・セルティックス
1962 ボストン・セルティックス
1963 ボストン・セルティックス
1964 ボストン・セルティックス
1965 ボストン・セルティックス
1966 ボストン・セルティックス
1967 フィラデルフィア・76ers
1968 ボストン・セルティックス
1969 ボストン・セルティックス
1970 ニューヨーク・ニックス
1971 ボルティモア・ブレッツ
1972 ニューヨーク・ニックス
1973 ニューヨーク・ニックス
1974 ボストン・セルティックス
1975 ワシントン・ブレッツ
1976 ボストン・セルティックス
1977 フィラデルフィア・76ers
1978 ワシントン・ブレッツ
1979 ワシントン・ブレッツ
1980 フィラデルフィア・76ers
1981 ボストン・セルティックス
1982 フィラデルフィア・76ers
1983 フィラデルフィア・76ers
1984 ボストン・セルティックス
1985 ボストン・セルティックス
1986 ボストン・セルティックス
1987 ボストン・セルティックス
1988 デトロイト・ピストンズ
1989 デトロイト・ピストンズ
1990 デトロイト・ピストンズ
1991 シカゴ・ブルズ
1992 シカゴ・ブルズ
1993 シカゴ・ブルズ
1994 ニューヨーク・ニックス
1995 オーランド・マジック
1996 シカゴ・ブルズ
1997 シカゴ・ブルズ
1998 シカゴ・ブルズ
1999 ニューヨーク・ニックス
2000 インディアナ・ペイサーズ
2001 フィラデルフィア・76ers
2002 ニュージャージー・ネッツ
2003 ニュージャージー・ネッツ
2004 デトロイト・ピストンズ
2005 デトロイト・ピストンズ
2006 マイアミ・ヒート
2007 クリーブランド・キャバリアーズ
2008 ボストン・セルティックス
2009 オーランド・マジック
2010 ボストン・セルティックス
2011 マイアミ・ヒート
2012 マイアミ・ヒート
2013 マイアミ・ヒート
2014 マイアミ・ヒート
2015 クリーブランド・キャバリアーズ
2016 クリーブランド・キャバリアーズ
2017 クリーブランド・キャバリアーズ
2018 クリーブランド・キャバリアーズ
2019 トロント・ラプターズ
2020 マイアミ・ヒート
2021 ミルウォーキー・バックス
2022 ボストン・セルティクス
2023 マイアミ・ヒート

 

これまでのカンファレンス優勝回数

 

【イースタン・カンファレンス 各チーム優勝回数】

優勝回数
※チーム名変更前(チーム名変更後)
チーム名 
22 ボストン・セルティックス
9 シラキュース・ナショナルズ(現フィラデルフィア・76ers)
8 ニューヨーク・ニックス
7 マイアミ・ヒート
6 シカゴ・ブルズ
5 デトロイト・ピストンズ
5 クリーブランド・キャバリアーズ
4
4(0)
ボルティモア・ブレッツ/ワシントン・ブレッツ(現ワシントン・ウィザーズ)
3
3(0)
フィラデルフィア・ウォリアーズ(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
2 オーランド・マジック
2
2(0)
ニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)
1 インディアナ・ペイサーズ
1 ワシントン・キャピトルズ
1 ミルウォーキー・バックス

まとめ

今回は「NBAイースタン・カンファレンス(東地区)」について詳しくご紹介してきました。

いかがでしたでしょうか?

もう一つのカンファレンスであるウエスタン・カンファレンスについて詳しくご紹介した記事もありますのでぜひそちらもご覧くださいね!

それではまた次の記事でお会いしましょう!

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