こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。
多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。
NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。
他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。
それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。
もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。
ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。
進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!
つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑
そこで今回は2016-17シーズンを制したゴールデンステイト・ウォリアーズ(GSW)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。
ゴールデンステイト・ウォリアーズは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??
存分に見ていきましょう!
それではさっそく、ティップオフ!!
目次
ドラフト
NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!
世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。
将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。
ゴールデンステイト・ウォリアーズは2016年のNBAドラフトにて1名の選手をドラフトしました。
【指名選手】
巡 | 指名順位 | 選手名 | ポジション | 国籍 | 出身大学 | 前所属チーム(リーグ/国名) |
1 | 30 | デイミアン・ジョーンズ | C | アメリカ合衆国 | ヴァンダー・ビルト大学 | - |
2016年のNBAドラフトにおいて、ゴールデンステイト・ウォリアーズが所有していた指名権は1枚であり、1巡目30位でデイミアン・ジョーンズを指名しました。
デイミアン・ジョーンズは大学時代に身体能力の高いセンターとして評価されていましたが、ドラフト直前に怪我をしてしまいました。
1年目からゴールデンステイト・ウォリアーズで優勝を経験したものの、ダミアン・ジョーンズ自体はほとんど出場機会がなく、2019年7月のトレードにて、アトランタ・ホークスへしました。
もう1人、ゴールデンステイト・ウォリアーズは2019年ドラフトにて選手を獲得しました。
それが、2巡目38位でミルウォーキー・バックスが指名した「パトリック・マカウ」。
パトリック・マカウは大学時代にはスティールが得意なディフェンダーとして高い評価を受けており、2万4,000米ドルの現金と引き換えに獲得しました。
2016年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!
ロスター・主要選手
2016-17シーズン、補強を果たしたゴールデンステイト・ウォリアーズは、以下のロスターで優勝を果たしました。
表は左方向にスクロールすることが可能です。
ポジション | 背番号 | 名前 | 身長(cm) | 体重(kg) | 生年月日 |
C | 18 | アンダーソン・ヴァレジャオ(Anderson Varejão) | 211 | 124 | 1982年9月28日 |
SF | 9 | アンドレ・イグダーラ(Andre Iguodala) | 198 | 98 | 1984年1月28日 |
PG | 2 | ブリアンテ・ウェバー(Briante Weber) | 188 | 75 | 1992年12月29日 |
C | 15 | デイミアン・ジョーンズ(Damian Jones) | 211 | 111 | 1995年6月30日 |
C | 3 | デイビッド・ウエスト(David West) | 206 | 113 | 1980年8月29日 |
PF | 23 | ドレイモンド・グリーン(Draymond Green) | 198 | 104 | 1990年3月4日 |
SG | 21 | イアン・クラーク(Ian Clark) | 191 | 79 | 1991年3月7日 |
PF | 20 | ジェームズ・マイケル・マカドゥー(James Michael McAdoo) | 206 | 104 | 1993年1月4日 |
C | 1 | ジャベール・マギー(JaVale McGee) | 213 | 122 | 1988年1月19日 |
PF | 35 | ケビン・デュラント(Kevin Durant) | 208 | 109 | 1988年9月29日 |
C | 5 | ケヴォン・ルーニー(Kevon Looney) | 206 | 101 | 1996年2月6日 |
SG | 11 | クレイ・トンプソン(Klay Thompson) | 198 | 96 | 1990年2月8日 |
SF | 22 | マット・バーンズ(Matt Barnes) | 201 | 121 | 1980年3月9日 |
SG | 0 | パトリック・マカウ(Patrick McCaw) | 201 | 82 | 1995年10月25日 |
PG | 34 | ショーン・リビングストン(Shaun Livingston) | 201 | 87 | 1985年9月11日 |
PG | 30 | ステフィン・カリー(Stephen Curry) | 188 | 84 | 1988年3月14日 |
C | 27 | ザザ・パチュリア(Zaza Pachulia) | 211 | 122 | 1984年2月10日 |
PG | ポイントガード |
SG | シューティングガード |
SF | スモールフォワード |
PF | パワーフォワード |
C | センター |
NBAファイナルまでの道のり:2016-17 ゴールデンステイト・ウォリアーズのレギュラーシーズン試合結果
それではいよいよ、2016-17レギュラーシーズンがゴールデンステイト・ウォリアーズにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!
まずはオフシーズンの動きを簡単にご紹介します。
【オフシーズンの動き】
昨シーズン、73勝9敗でNBA史上最高勝率を残したにも関わらず、決勝でレブロン・ジェームズ率いるクリーブランド・キャバリアーズに歴史的大逆転を喫し優勝を逃したため、王者奪還に向けた動きが求められました。
するとFA解禁してまもなく、オクラホマシティ・サンダーのエースで並外れた得点力を誇るスーパースターである”ケビン・デュラント”との契約に合意。
代わりに何名かの選手との契約を見送らざるを得なかったものの、昨年よりもさらに戦力を増し、レギュラーシーズンに臨みました。
ディビジョン
次にレギュラーシーズンの試合結果を見ていきましょう!
まずはディビジョンでの成績です。
ディビジョンとは本拠地をおく都市が近いチーム同士をNBAが独自に振り分けたグループのことで、ゴールデンステイト・ウォリアーズはパシフィック・ディビジョンに属します。
2016-17レギュラーシーズンではゴールデンステイト・ウォリアーズはパシフィック・ディビジョンで1位の成績を残しました。
【2016-17レギュラーシーズン パシフィック・ディビジョンの試合結果】
パシフィック・ディビジョン | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 67 | 15 | 0.814 | - | 82 |
ロサンゼルス・クリッパーズ | 51 | 31 | 0.682 | 16 | 82 |
サクラメント・キングス | 32 | 50 | 0.395 | 35 | 82 |
ロサンゼルス・レイカーズ | 26 | 56 | 0.317 | 41 | 82 |
フェニックス・サンズ | 24 | 58 | 0.293 | 43 | 82 |
カンファレンス
次に見ていくのはカンファレンスでの試合結果です。
カンファレンスとはNBAが独自にチームを東西に分類した区分けのことで、ゴールデンステイト・ウォリアーズはウエスタン・カンファレンスに所属しています。
スター軍団を揃え迎えた初戦はまさかのサンアントニオ・スパーズに敗戦となったものの、その後は順調に勝利を重ね、2017年2月26日時点で58勝を挙げてNBA史上最速となるプレイオフ進出を決めました。
しかしその直後、主力のケビン・デュラントが右膝の負傷により4週間の離脱を余儀なくされ一時はサンアントニオ・スパーズに首位を譲ることとなったものの、復帰後は調子を取り戻したことで最終的には67勝15敗のウエスタン・カンファレンス1位でのプレイオフ進出となりました。
【2016-17レギュラーシーズン ウエスタン・カンファレンスの試合結果】
ウエスタン・カンファレンス | ||||||
# | チーム | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
1 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 67 | 15 | 0.814 | - | 82 |
2 | サンアントニオ・スパーズ | 61 | 21 | 0.744 | 6 | 82 |
3 | ヒューストン・ロケッツ | 55 | 27 | 0.671 | 12 | 82 |
4 | ロサンゼルス・クリッパーズ | 51 | 31 | 0.662 | 16 | 82 |
5 | ユタ・ジャズ | 51 | 31 | 0.622 | 16 | 82 |
6 | オクラホマシティ・サンダー | 47 | 35 | 0.573 | 20 | 82 |
7 | メンフィス・グリズリーズ | 43 | 39 | 0.524 | 24 | 82 |
8 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 41 | 41 | 0.500 | 26 | 82 |
9 | デンバー・ナゲッツ | 40 | 42 | 0.488 | 27 | 82 |
10 | ニューオーリンズ・ペリカンズ | 34 | 48 | 0.415 | 33 | 82 |
11 | ダラス・マーベリックス | 33 | 49 | 0.402 | 34 | 82 |
12 | サクラメント・キングス | 32 | 50 | 0.395 | 35 | 82 |
13 | ミネソタ・ティンバーウルブズ | 31 | 51 | 0.378 | 36 | 82 |
14 | ロサンゼルス・レイカーズ | 26 | 56 | 0.317 | 41 | 82 |
15 | フェニックス・サンズ | 24 | 58 | 0.293 | 43 | 82 |
NBAファイナルまでの道のり:2016-17 ゴールデンステイト・ウォリアーズのプレイオフ試合結果
次にゴールデンステイト・ウォリアーズが2016-17プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!
【2016-17プレイオフの背景】
2016-17シーズンのプレイオフは4月15日に開始し、6月12日に終了しました。
ファーストラウンド(1回戦)対ポートランド・トレイルブレイザーズ:4勝0敗
プレイオフのファーストラウンド(1回戦)はデイミアン・リラード率いるポートランド・トレイルブレイザーズを4勝0敗(スイープ)し、カンファレンス・セミファイナルに進みました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 2017年4月16日 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 109-121 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | オラクル・アリーナ | |
第2戦 | 2017年4月19日 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 81-110 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | オラクル・アリーナ | |
第3戦 | 2017年4月22日 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 119-113 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | モダ・センター | |
第4戦 | 2017年4月24日 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 128-103 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | モダ・センター |
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対ユタ・ジャズ:4勝0敗
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではドノバン・ミッチェルやルディ・ゴベアらのユタ・ジャズを4勝0敗(スイープ)で破り、カンファレンス・ファイナルに駒を進めました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 2017年5月2日 | ユタ・ジャズ | 94-106 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | オラクル・アリーナ | |
第2戦 | 2017年5月4日 | ユタ・ジャズ | 104-115 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | オラクル・アリーナ | |
第3戦 | 2017年5月6日 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 102-91 | ユタ・ジャズ | ビビントスマートホーム・アリーナ | |
第4戦 | 2017年5月8日 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 121-95 | ユタ・ジャズ | ビビントスマートホーム・アリーナ |
カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対サンアントニオ・スパーズ:4勝0敗
カンファレンス・ファイナルではラマーカス・オルドリッジらのサンアントニオ・スパーズを4勝0敗(スイープ)で破り、NBAファイナルに進みました。
これによりゴールデンステイト・ウォリアーズは無敗でNBAファイナルに到達したNBA史上初のチームとなりました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 2017年5月14日 | サンアントニオ・スパーズ | 111-113 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | オラクル・アリーナ | |
第2戦 | 2017年5月 | サンアントニオ・スパーズ | 100-136 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | オラクル・アリーナ | |
第3戦 | 2017年5月 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 120-108 | サンアントニオ・スパーズ | AT&Tセンター | |
第4戦 | 2017年5月 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 129-115 | サンアントニオ・スパーズ | AT&Tセンター |
NBAファイナル 対クリーブランド・キャバリアーズ:4勝1敗
こうして迎えた2016-17シーズンのNBAファイナルは、ゴールデンステイト・ウォリアーズと東地区王者のクリーブランド・キャバリアーズとの対戦となりました。
クリーブランド・キャバリアーズは現役最強選手のレブロン・ジェームズを中心に据えた布陣で毎年NBAファイナルまで上り詰めている強豪です。
最終的には、ゴールデンステイト・ウォリアーズがクリーブランド・キャバリアーズを4勝1敗で破り、2年ぶり5回目の優勝を果たしています。
詳細な試合結果は以下のとおりです。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム |
---|---|---|---|---|
1 | 6月1日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 91-113 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ |
2 | 6月4日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 113-132 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ |
3 | 6月7日 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 118-113 | クリーブランド・キャバリアーズ |
4 | 6月9日 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 116-137 | クリーブランド・キャバリアーズ |
5 | 6月12日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 120-129 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ |
ファイナルMVPは「ケビン・デュラント」。
デュラントはNBAファイナルで平均35.2得点8.4リバウンドに5.4アシストとウォリアーズを牽引し、自身初のファイナルMVPに輝きました。
2016-17シーズンのNBAファイナルについて、より詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!
まとめ:ゴールデンステイト・ウォリアーズが王座を奪還
今回は「2017年のNBAファイナルで優勝を果たした”ゴールデンステイト・ウォリアーズ”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!
この優勝によりゴールデンステイト・ウォリアーズはクリーブランド・キャバリアーズに昨年の雪辱を晴らすこととなりました。
また、ケビン・デュラントは自身初の優勝とファイナルMVP受賞を果たしました。
他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!