NBA伝説の男たち

ハル・グリアってどんな選手?シクサーズ一筋15年の“鉄人”シューティングガードがNBAレジェンドと称される理由を解説!

フィラデルフィア・76ers史上初の永久欠番「15」の持ち主「ハル・グリア」。

なんとも語呂のいい名前に気を引かれがちですが、その正体はNBA公式が発表した「NBA75周年記念チーム」に選出されるほどの正真正銘のレジェンドです。

ただ、活躍した時代がかなり昔なので、今NBAを見ている方の多くはどんなに凄い選手だったのか知らないのではないでしょうか?

 

そこでこの記事では、そんな「ハル・グリア」は現役時代どんな功績を残した選手だったのかをご紹介していこうと思います。

プレースタイルやエピソードをもとに、ハル・グリアという選手がなぜNBAレジェンドの1人として語り継がれているのかを語っていきますので、一緒にその偉大なキャリアを解き明かしていきましょう!

 

シクサーズ一筋15年の“鉄人”シューティングガード

1958年NBAドラフトにて全体13位で指名を受け、シラキュース・ナショナルズ(現フィラデルフィア・76ers)にて15シーズンという長いキャリアの全てを過ごした「ハル・グリア」。

10年連続でオールスターに選出されるほどの実力を持ちながら、同世代に「オスカー・ロバートソン」と「ジェリー・ウェスト」という化け物ガードたちがいたせいで“世代No.3ガード”の評価を受けてしまった不運の天才です。

 

188cmというNBA選手にしては小柄な身長ながら、キレのあるドリブルと高精度なシュートでリーグ屈指のガードへと成り上がったハル・グリアですが、個人的にはその最大の強みは「怪我への耐久力」だと思っています。

NBAには"鉄人”と呼ばれるプレイヤーがしばしば存在しますが、ルーキーイヤーと引退年以外の全てのシーズンで70試合以上出場しているハル・グリアも間違いなくその1人。

ハル・グリアほどの実力を持った選手がコンスタントに試合に出続けらるというのはチームにとっても大きなプラスであり、その積み重ねの結果が引退時点での「最多試合出場記録保持者」という形で現れています。

 

長きにわたってシクサーズを支え続けたハル・グリアの存在は唯一無二のものであり、永久欠番となった永久欠番「15」と共にその活躍が後世に語り継がれるに相応しいNBAレジェンドだと言えるでしょう!

 

シクサーズが成し遂げた歴史的優勝の立役者

ハル・グリアのキャリアを語る上で外せないのが、1967年に成し遂げた「シクサーズでのNBA優勝」でしょう。

ウィルト・チェンバレンという歴代屈指の怪物センターを要しながらもなかなか優勝に手が届かなかったシクサーズでしたが、チェンバレンに偏っていたオフェンスの負担をチーム全員で共有することで、優勝に手が届くチームへと進化を果たしたのです。

 

スポーツ界ではよく「優勝の価値」が話題に上がりますが、セルティックスの王朝に風穴を開けたこの優勝の価値は非常に高いと思います。

この年にセルティックスが優勝していた場合はセルティックスの連続優勝回数は11回まで伸びていたわけですから、NBA史上屈指の“歴史的優勝”であることは間違いないですよね!

 

ハル・グリアはプレイオフで平均22.7得点、5.9リバウンド、4.8アシストという好成績を残してチームに貢献しており、ウィルト・チェンバレンと共にこの優勝の最大の立役者であったことは間違いないでしょう!!

 

“Mr. トップ・オブ・ザ・サークル”
ハル・グリアのプレーの特徴3選

ここまで読んでくれた人たちには、ハル・グリアがなぜNBAレジェンドと呼ばれているのかなんとなく分かってもらえたのではないでしょうか?

続いては、そんなハル・グリアがどのようにして数々の個人賞を受賞していたのか、そのプレースタイルに着目し、特徴的なポイントを3つに厳選してご紹介していこうと思います。

 

特徴①:トップ・オブ・ザ・サークルからの「ジャンプシュート」

効率的なスコアラーとして知られるハル・グリアですが、彼の代名詞とも言えるのが“トップ・オブ・ザ・サークル”と呼ばれるフリースローライン付近からのジャンプシュートでした。

ハイライト集などを見ると驚くと思いますが、得点の半分くらいがフリースローラインあたりからのシュートなんですよね、、、。

 

ゴールに向かってドライブしつつ、フリースローラインあたりで急にストップして放たれるジャンプシュートなんて、分かっていなければ止めようがありません。

しかも、それを読んでフリースローライン付近でのストップを先読みすると、そのままゴールまでレイアップに行かれてしまうわけですから、ディフェンダーとしてはかなり守りづらい選手だったことでしょう。

 

特徴②:高確率な“ジャンピング”「フリースロー」

ハル・グリアのプレーの中でもう一つ象徴的なのが、ジャンプしながら放たれる「フリースロー」。

一般的に、フリースローは再現性を高めるためにも両足を地面に着けた状態で放つのが定石とされていますが、ラインを超えないのであればジャンプをしても反則ではありません。

 

定石に逆らってまでハル・グリアがジャンプをしながらフリースローを打つ理由は、いつも打つシュートと同じ感覚で打ちたいから。

そもそもフリースロー付近からのシュートを得意としているハル・グリアだからこその考え方かもしれませんが、実際にキャリア通算80.1%の確率で成功させているので、ハル・グリアにとってはこれが正解だったということでしょう!

 

特徴③:緩急を自在に操る「ドリブルスキル」

緩急を自在に操る「ドリブルスキル」もまた、ハル・グリアをリーグ屈指のスコアラーたらしめる要因の1つです。

 

止まった状態から一気にスピードに乗る「加速力」、スピードに乗った状態から急にストップする「ブレーキ」、そしてその動きの中でボールを失わない「ハンドリングスキル」。

これらを自然に使いこなせていたハル・グリアは、緩急のあるドリブルで相手ディフェンスを翻弄し続けました。

 

身長188cmとNBA選手としては小柄な体格だったものの、ドリブルで簡単に相手を崩し、ブロックの届かない位置からシュートを決める姿はもはや美しいとすら言えるでしょう。

 

まとめ

今回は、シクサーズを優勝に導いた"鉄人”シューティングガード「ハル・グリア」についてご紹介しました。

いかがでしたか?

 

1967年のシクサーズの優勝というと、ウィルト・チェンバレンがビル・ラッセルに唯一勝利した年として記憶している方ほとんどではないでしょうか。

今日からは、その優勝の裏にハル・グリアという選手がいたことを覚えておいてもらいたいなと思います。

 

どうしても映像は古くなってしまいますが、ハル・グリアのフリースローは結構違和感ありますので、興味のある方はこの機会にぜひ見てみてくださいね!

他のNBAレジェンドについても、彼らが「レジェンド」として語り継がれる理由を語った記事がありますので、気になるNBAレジェンドがいる方はサイトホームから選手名を検索していただければと思います。

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

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