”アルゼンチンの魔術師”と呼ばれ、現在でも多くのファンを持つNBAレジェンド「マヌ・ジノビリ」。
2018年にNBAを引退したジノビリですが、彼がNBAにもたらした新たなプレースタイルは今でも多くの選手たちに影響を与えています。
この記事では、そんな「マヌ・ジノビリ」がどんな選手だったのかをまとめていこうと思います。
彼が残した功績やプレーの特徴をもとに、マヌ・ジノビリという男がなぜNBAレジェンドと称される理由を語っていきますので、ぜひ一緒に彼の偉大なキャリアを振り返っていきましょう!
目次
変幻自在なステップを武器に4度の優勝を果たしたスパーズの“魔術師”
伝説の「BIG3」の一角として、長きにわたってリーグ屈指の強さを誇った"黄金期”サンアントニオ・スパーズを牽引したレジェンド「マヌ・ジノビリ」。
アルゼンチン史上最高のバスケットボール選手として知られ、変幻自在なパスと「ジノビリ・ステップ」と名付けられた鋭いステップで相手ディフェンスを手玉にとる姿から“アルゼンチンの魔術師”という異名で呼ばれてた選手です。
スパーズで過ごした16シーズンという長いキャリアの中で達成した功績は素晴らしいの一言で、4度のNBA制覇はもちろんのこと、ティム・ダンカン、トニー・パーカーという2人のレジェンドと同じチームに所属しながらも2度のオールスター、2度のオールNBA選出を経験。
さらに言えば、キャリアでユーロリーグ優勝、オリンピック金メダル、NBAチャンピオンの3つを全てを勝ち取るという、歴史上で2人のみの栄誉を達成している選手でもあるんですよ!
彼が着用した背番号「20」は当然スパーズの永久欠番であり、引退した今でもマヌ・ジノビリの存在は魅力的なプレースタイルと共に後世へと語り継がれています。
“黄金期”スパーズで果たした4度のNBA制覇
マヌ・ジノビリのキャリアを語る上で、“黄金期”サンアントニオ・スパーズで果たした「4度のNBA制覇」は外せないでしょう。
2000年代〜2010年代前半にかけてずーっとリーグのトップクラスに存在していたスパーズは、ティム・ダンカン、トニー・パーカー、そしてマヌ・ジノビリという通称「BIG3」を中心とした堅実なバスケを展開するチーム。
側から見ればジノビリはチームNo.3、もしくはパーカーとならんでNo.2の実力を誇っていたにもかかわらず、チームの勝利のためにベンチからの出場を受け入れたことはあまりにも有名な話ですよね。
このジノビリのチームファーストな人間性のおかげでスタメン、ベンチ共に驚異的な力を持ったチームへと変貌したスパーズは、2003年を筆頭に2005年、2007年、2014年と計4度のNBA制覇を達成。
プレイオフになるとレギュラーシーズンよりも成績が向上する“勝負強さ”を持ち合わせたジノビリは、4つのチャンピオンリングを受け取るに相応しい選手だったと言えるでしょう!
アルゼンチン代表を史上初の金メダルに導いた大エース
NBAキャリアと直接的な関係はないですが、マヌ・ジノビリはアルゼンチン代表での成績も評価されて殿堂入りを果たした選手としても有名です。
NBAではダンカンやパーカーに次ぐや3番手として活躍したジノビリも、ひとたびアルゼンチン代表に入ればチームの大エースに大変身。
代表チームを率いてアルゼンチンに数々のトロフィーをもたらしました。
中でも一番有名かつ偉大な賞は、2004年のアテネ・オリンピックでの金メダル。
決勝でアメリカ代廟を倒しての頂点であり、当時は“アルゼンチン史上初の男子バスケットボールでの金メダル”という衝撃のニュースとして世界中に報道されていたのを覚えています。
ジノビリの引退後からアルゼンチン代表はほどんど実績を残せていないことからも分かりますが、マヌ・ジノビリこそが自他共に認めるアルゼンチン史上最強のバスケットボール選手であることは間違いないでしょう!
“アルゼンチンの魔術師”の異名をもつ
「マヌ・ジノビリ」のプレーの特徴3選
“アルゼンチンの魔術師”の異名を持ち、NBAでもアルゼンチン代表でも輝かしい成績を残しているジノビリ。
この記事は最後に、そんなジノビリがどのようにして世界最高棒の舞台で活躍してきたのか、その理由が分かるプレーの特徴を3つご紹介していこうと思います。
プレーの特徴①:代名詞「ジノビリ・ステップ」
マヌ・ジノビリのプレーの特徴と言えば、誰しもまず思いつくのが代名詞「ジノビリ・ステップ」でしょう。
一般的には「ユーロステップ」という名称で知られているゴール下で相手ディフェンダーを抜き去るテクニックのことなんですが、ジノビリがNBAで初めて試合中に多用したことから「ジノビリ・ステップ」と呼ばれるようになったそうです。
現代のNBAはほとんどの選手が使う必須スキルとなっているユーロステップも、当時のNBAにおいては未知の必殺技。
数々の屈強なディフェンダーがジノビリに触ることもできずに振り切られる姿は、しばしば「まるで魔法」と表現されていました。
プレーの特徴②:“魔術師”たる所以「変幻自在なパス」
ジノビリ好きな人たちが口を揃えて挙げるもう一つの特徴が、その「変幻自在なパス」。
広大な視野と類稀な創造性を持っていたジノビリは、ノールックパスや股抜きパスなど奇想天外なパスワークでチームオフェンスを活性化させることができる選手でした。
しかも、ただオシャレぶってパスをしているわけではなく、全てのパスが味方をよりフリーにするために選択されているというのも高評価なポイント。
選手やファンだけでなく、試合を撮影しているカメラマンでさえ騙される変態パスを見れば、ジノビリが“魔術師”と呼ばれる理由がなんとなく分かるかもしれませんね!
プレーの特徴③:相手ディフェンスの判断を鈍らせる天性の「レフティー(左利き)」
これはあまり知られていないかもしれませんが、個人的には「レフティー(左利き)」だったこともジノビリのキャリアをより偉大にした要因だったんじゃないかと思っています。
バスケにおける左利きのメリットって結構分かりにくいのですが、やっぱり一番は「シュートの時にボールを打つ位置が右利きと異なる」という点でしょう。
え、それだけ?という声が聞こえてきそうですが、素早いプレーの最中にブロックすることを考えると、このボールの位置のズレは大きな差につながるんです。
特にNBAのような最高峰リーグでは、常に0.1秒クラスの読み合いが行われていますので、左手と右手というこのわずかなズレが致命的な違いになるというわけですね。
普段どうしても右利きプレイヤーとの練習が多い選手たちにとって、「レフティー(左利き)」はそれだけで判断を鈍らせる要因であり、ジノビリにとって非常に大きなメリットだったと言えるのではないでしょうか?
まとめ
今回は、サンアントニオ・スパーズで4度の優勝を果たしたレジェンド「マヌ・ジノビリ」についてご紹介しました。
いかがでしたか?
代名詞「ジノビリ・ステップ」でのフィニッシュと先の読めない変幻自在なパスは、ディフェンスする側にとっては悪夢そのもの。
まさに“アルゼンチンの魔術師”という異名は伊達じゃないということですね!
非常にハイライト映えするプレースタイルの持ち主ですので、まだジノビリのプレーを見たことがない方はこの機会にぜひ見てもらえたら嬉しいです。
他のNBAレジェンドについても、彼らが「レジェンド」として語り継がれる理由を語った記事がありますので、気になるNBAレジェンドがいる方はサイトホームから選手名を検索していただければと思います。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!