こんにちは!
NBA好きブログライターのおしょうサンドです。
皆さんはNBAに2つのカンファレンスがあることをご存知ですか?
そう、イースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスです。
それぞれのカンファレンスには3つのディビジョンが所属しており、ディビジョンは各5チームから構成されています。
後ほど詳しく説明しますが、これらカンファレンスはNBAがその年のリーグ優勝を決める戦いであるプレーオフでにおいて大きな意味を持ちます。
まずプレーオフに進出する権利を得るためには、各カンファレンスで少なくとも上位10チームに入る必要があり、さらにプレーオフでもそれぞれのカンファレンスでトーナメントを行い、カンファレンス優勝を果たしたチーム同士がNBAファイナルに進出してその年の優勝を決める戦いを行うことができるんです!
つまりNBAをより楽しむにはカンファレンスについてよく知ることが必要不可欠というわけです。
そこで今回は、特に「ウエスタン・カンファレンス」についてずべ手を詳しくご説明します。
NBAをよく知って、観戦をより楽しいものにするために!
それではティップ・オフ!
目次
現在の地区割り・構成
まず初めにウエスタン・カンファレンスに所属するチームをご紹介していきます!
チーム名 | オーナー | GM | ヘッドコーチ | ホームコート |
デンバー・ナゲッツ | スタン・クロンキー | カルビン・ブース | マイケル・マローン | ボール・アリーナ |
ミネソタ・ティンバーウルブズ | グレン・テイラー | 未定 | クリス・フィンチ | ターゲット・センター |
オクラホマシティ・サンダー | プロフェッショナル・バスケットボールクラブ | サム・プレスティ | マーク・ディグノート | チェサピーク・エナジー・アリーナ |
ポートランド・トレイルブレイザーズ | ジョディ・アレン | ニールオルシー | チャンシー・ビラップス | モダ・センター |
ユタ・ジャズ | ライアン・スミス | ジャスティン・ザニック | クイン・スナイダー | ビビント・アリーナ |
チーム名 | オーナー | GM | ヘッドコーチ | ホームコート |
ゴールデンステート・ウォリアーズ | ピーター・グーバー | ボブ・マイヤーズ | スティーブ・カー | チェイス・センター |
ロサンゼルス・クリッパーズ | スティーブ・バルマー | マイケル・ウィンガー | ティロン・ルー | クリプト・ドットコム・アリーナ |
ロサンゼルス・レイカーズ | ジム・バス&ジニー・バス | ロブ・ペリンカ | ダービン・ハム | クリプト・ドットコム・アリーナ |
フェニックス・サンズ | ロバート・サーバー | ライアン・マクドナウ | フランク・ヴォーゲル | トーキング・スティック・リゾート・アリーナ |
サクラメント・キングス | ヴィヴェク・ラナディベ | ブラデ・ディバッツ | マイク・ブラウン | ゴールデン・1・センター |
チーム名 | オーナー | GM | ヘッドコーチ | ホームコート |
ダラス・マーベリックス | マーク・キューバン | ドニー・ネルソン | ジェイソン・キッド | アメリカン・エアラインズ・センター |
ヒューストン・ロケッツ | ティルマン・フェティータ | ラファエル・ストーン | イーメイ・ウドカ | トヨタセンター |
メンフィス・グリズリーズ | ロバート・ペラ | ジェイソン・ウェクスラー | テイラー・ジェンキンス | フェデックス・フォーラム |
ニューオーリンズ・ペリカンズ | ガイル・ベンソン | トラジャン・ラングドン | ウィリー・グリーン | スムージー・キング・センター |
サンアントニオ・スパーズ | ピーター・ホルト | ブライアン・ライト | グレッグ・ポポビッチ | AT&Tセンター |
2022-2023 レギュラーシーズン 順位
次に2022-2023シーズンの各チームの成績をご紹介します。
【イースタン・カンファレンス 2022-2023 レギュラーシーズン順位】
順位 | チーム名 | 最終実績 | 勝利 | 敗北 | ゲーム差 |
1 | デンバー・ナゲッツ | NBAファイナル | 53 | 29 | 0 |
2 | メンフィス・グリズリーズ | プレーオフ1回戦 | 51 | 31 | 2 |
3 | サクラメント・キングス | プレーオフ1回戦 | 48 | 34 | 5 |
4 | フェニックス・サンズ | カンファレンス・セミファイナル | 45 | 37 | 8 |
5 | ロサンゼルス・クリッパーズ | プレーオフ1回戦 | 44 | 38 | 9 |
6 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | カンファレンス・セミファイナル | 44 | 38 | 9 |
7 | ロサンゼルス・レイカーズ | カンファレンス・ファイナル | 43 | 39 | 10 |
8 | ミネソタ・ティンバーウルブズ | プレーオフ1回戦 | 42 | 40 | 11 |
9 | ニューオーリンズ・ペリカンズ | プレーイン | 42 | 40 | 11 |
10 | オクラホマシティ・サンダー | プレーイン | 40 | 42 | 13 |
11 | ダラス・マーベリクス | - | 38 | 44 | 15 |
12 | ユタ・ジャズ | - | 37 | 45 | 16 |
13 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | - | 33 | 49 | 20 |
14 | ヒューストン・ロケッツ | - | 22 | 60 | 31 |
15 | サンアントニオ・スパーズ | - | 22 | 60 | 31 |
経緯
次にイースタン・カンファレンスが現在の形になるまでの歴史的経緯をご紹介します。
【歴史的経緯】
2004年、シャーロット・ボブキャッツ(現シャーロット・ホーネッツ)がNBA入りししたことで、それまで存在したミッドウエスト・ディビジョンが解体され、新たにサウスウエスト・ディビジョンとノースウエスト・ディビジョンが創設されました。
また、この際ニューオーリンズ・ホーネッツ(現ニューオーリンズ・ペリカンズ)がイースタン・カンファレンスのセントラル・ディビジョンからウエスタン・カンファレンスのサウスウエスト・ディビジョンに移りました。
【過去の所属チーム】
消滅したチーム
- アンダーソン・パッカーズ
- ボルチモア・ブレッツ
- シカゴ・スタッグズ
- クリーブランド・レベルズ
- デンバー・ナゲッツ
- デトロイト・ファルコンズ
- インディアナポリス・ジェッツ
- インディアナポリス・オリンピアンズ
- ピッツバーグ・アイアンメン
- シアトル・スーパーソニックス
- シボイガン・レッドスキンズ
- セントルイス・ボンバーズ
- ワシントン・キャピトルズ
- ウォータールー・ホークス
ウエスタン・カンファレンスに移ったチーム
- シカゴ・ブルズ
- フォートウェイン/デトロイト・ピストンズ
- セントルイス/ミルウォーキー/アトランタ・ホークス
- インディアナ・ペイサーズ
- ミルウォーキー・バックス
- マイアミ・ヒート
- オーランド・マジック
カンファレンス優勝の決定方式
NBAに所属する全てのチームの目標は当然NBA優勝であり、その王者を決める戦いであるNBAファイナルに進出するためにはカンファレンス優勝を飾らなければなりません。
ここからはそんなカンファレンス優勝チームをどのようにして決めるのかを詳しくご紹介していきます。
【カンファレンス優勝が決まるまで】
- レギュラーシーズン82試合を戦い抜く
- 各ディビジョンで勝率が1位のチームがプレーオフ進出
- 各ディビジョン1位のチームを除いた12チームで勝率順3位までのチームがプレーオフ進出
- 各ディビジョン1位のチームを除いた12チームで勝率順4〜6位までのチームがプレーイン進出
- プレーイン・トーナメント
- プレーオフ・トーナメント
1つずつ詳しくご説明していきます!
決定方式①レギュラーシーズン82試合を戦い抜く
NBAの日程は大きくレギュラーシーズンとポストシーズンに分けることができます。
レギュラーシーズンでの順位を経てポストシーズンに進んでいくわけですが、このレギュラーシーズンだけでもなんと82試合が行われます。
ここで注意が必要なこととしてはカンファレンス、ディビジョンとリーグ内のでグループ分けがあるものの、決して同じグループに所属するチームだけと対戦するわけではないということです。
実際には同じディビジョン内のチームと対戦するのは16試合のみ。
残りの66試合のうち36試合は同じカンファレンスで他のディビジョンに所属する10チームと対戦、残った30試合が他カンファレンスの15チームとの対戦となっています。(2023年6月時点)
試合間の移動による選手の疲労や練習時間の不足等を考慮して比較的近くに本拠地のあるチームとの戦いが多くなはるものの、基本的には全てのチームと満遍なく戦うことになるよう試合が組まれているというわけです。
決定方式②各ディビジョンで勝率が1位のチームがプレーオフ進出
レギュラーシーズン82試合が全て消化されると勝率が決定するため、いよいよポストシーズンに進出することができるチームを決めるフェーズに移ります。
まず初めにプレーオフに進出が決まるのは各ディビジョン1位のチーム。
各カンファレンスごとに3つのディビジョンがあるので3チームはプレーオフが決定するというわけですね!
これは一見不平等に見えるという方も多いと思います。
1つのディビジョンに所属するチームが全て強ければ当然1位になるのは難しくなるわけですから、そう言った意見が出るのも当然ですね。
しかし、このルールはNBA公式がアメリカの現地ファンを思って作り上げた仕組みの1つ。
もし自分の推しチームがプレーオフに進出することができなかった場合、多くのファンは自分の住んでいる場所から近い位置に本拠地を置くチームを応援する傾向にあります。
そんな時に近くに本拠地を置くチームがことごとく敗退していたら、ポストシーズンの楽しみが減ってしまいますよね?
そこでNBAはディビジョンという近くに本拠地を置く5チームの中で少なくとも1つのチームはポストシーズンに進出することができるよう、ディビジョン1位のチームにプレーオフに進出する権利を与えているというわけです。
決定方式③各ディビジョン1位のチームを除いた12チームで勝率順1〜3位までのチームがプレーオフ進出
ディビジョン1位が決まったあとはいよいよ勝率順でのプレーオフ進出が決まります。
残った12チームのうち勝率の高かった3チームのみがプレーオフへの進出権利を得ることができます。
もし勝率が全く同じチームが複数あった場合は、直接対決での勝敗で順位づけをします。
それでも決まらない場合は直接対決での得失点差を用いて順位づけをします。
プレーオフでのシード権はディビジョンで1位で進出した3チームと合わせて勝率の高いチームから高いシードに当てはめられていきます。
決定方式④各ディビジョン1位のチームを除いた12チームで勝率順4〜7位までのチームがプレーイン進出
これでプレーオフに進出する上位6チームが決定しました。
次に選出されるのはプレーイン・トーナメントに進む4チームです。
プレーイン・トーナメントについては後ほど説明しますが、先ほどと同様の方法で勝率4〜7位までのチーム(カンファレンス全体では7位〜10位)が進出することができます。
勝率が同じだった場合の順位の決め方も先ほどと同様です。
決定方式⑤プレーイン・トーナメント
ここまで来ればいよいよポストシーズンの開幕です。
まずは2019年から始まり、2020-2021シーズンから今の形になったプレーイン・トーナメントが行われます。
プレーイン・トーナメントを行う目的はプレーオフの第7位、第8位シードを決めることです。
まずカンファレンスで勝率7位のチームと8位のチームがセブン・エイト・ゲームを行い、1発勝負で勝利したチームが第7位シードを確定させます。
次に勝率9位のチームと10位のチームがナイン・テン・ゲームを行い、こちらも1発勝負で勝者のみが生き残り、敗退したチームはシーズンエンドとなります。
最後にセブン・エイト・ゲームの敗者とナイン・テン・ゲームの勝者が対戦し、勝利したチームが第8位シードを獲得するというわけです。
決定方式⑥プレーオフ・トーナメント
プレーインが終われば、ついにプレーオフ・トーナメントの開幕です。
プレーオフトーナメントは7戦4勝制のトーナメント形式となっており、1回戦では第1シードと第8シード、第2シードと第7シードというように勝率の高いチームと低いチームが対戦します。
対戦形式も2-2-1-1-1となっており、勝率の高い方のチームが先にホームで試合を行い、第7戦まで進んだ場合は4試合をホームアリーナで行うことができる”ホームコートアドバンテージ”を得ることができる仕組みとなっています。
このプレーオフを勝ち抜き、見事カンファレンス優勝を果たした1チームのみがNBA優勝をかけた戦いであるNBAファイナルに進む権利を得ることができるというわけですね!
カンファレンス・チャンピオン
これまでの歴史の中でNBAファイナルに進出したカンファレンス・チャンピオンを一覧で見ていきましょう!
【歴代カンファレンスチャンピオン一覧】
優勝年 | チーム名 |
1947 | シカゴ・スタッグズ |
1948 | ボルティモア・ブレッツ |
1949 | ミネアポリス・レイカーズ |
1950 | ミネアポリス・レイカーズ |
1951 | ロチェスター・ロイヤルズ |
1952 | ミネアポリス・レイカーズ |
1953 | ミネアポリス・レイカーズ |
1954 | ミネアポリス・レイカーズ |
1955 | フォートウェイン・ピストンズ |
1956 | フォートウェイン・ピストンズ |
1957 | セントルイス・ホークス |
1958 | セントルイス・ホークス |
1959 | ミネアポリス・レイカーズ |
1960 | セントルイス・ホークス |
1961 | セントルイス・ホークス |
1962 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1963 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1964 | サンフランシスコ・ウォリアーズ |
1965 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1966 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1967 | サンフランシスコ・ウォリアーズ |
1968 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1969 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1970 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1971 | ミルウォーキー・バックス |
1972 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1973 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1974 | ミルウォーキー・バックス |
1975 | ゴールデンステート・ウォリアーズ |
1976 | フェニックス・サンズ |
1977 | ポートランド・トレイルブレイザーズ |
1978 | シアトル・スーパーソニックス |
1979 | シアトル・スーパーソニックス |
1980 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1981 | ヒューストン・ロケッツ |
1982 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1983 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1984 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1985 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1986 | ヒューストン・ロケッツ |
1987 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1988 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1989 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1990 | ポートランド・トレイルブレイザーズ |
1991 | ロサンゼルス・レイカーズ |
1992 | ポートランド・トレイルブレイザーズ |
1993 | フェニックス・サンズ |
1994 | ヒューストン・ロケッツ |
1995 | ヒューストン・ロケッツ |
1996 | シアトル・スーパーソニックス |
1997 | ユタ・ジャズ |
1998 | ユタ・ジャズ |
1999 | サンアントニオ・スパーズ |
2000 | ロサンゼルス・レイカーズ |
2001 | ロサンゼルス・レイカーズ |
2002 | ロサンゼルス・レイカーズ |
2003 | サンアントニオ・スパーズ |
2004 | ロサンゼルス・レイカーズ |
2005 | サンアントニオ・スパーズ |
2006 | ダラス・マーベリックス |
2007 | サンアントニオ・スパーズ |
2008 | ロサンゼルス・レイカーズ |
2009 | ロサンゼルス・レイカーズ |
2010 | ロサンゼルス・レイカーズ |
2011 | ダラス・マーベリックス |
2012 | オクラホマシティ・サンダー |
2013 | サンアントニオ・スパーズ |
2014 | サンアントニオ・スパーズ |
2015 | ゴールデンステート・ウォリアーズ |
2016 | ゴールデンステート・ウォリアーズ |
2017 | ゴールデンステート・ウォリアーズ |
2018 | ゴールデンステート・ウォリアーズ |
2019 | ゴールデンステート・ウォリアーズ |
2020 | ロサンゼルス・レイカーズ |
2021 | フェニックス・サンズ |
2022 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ |
2023 | デンバー・ナゲッツ |
これまでのカンファレンス優勝回数
【イースタン・カンファレンス 各チーム優勝回数】
優勝回数 ※チーム名変更前(チーム名変更後) |
チーム名 |
32 6(26) |
ミネアポリス・レイカーズ(現ロサンゼルス・レイカーズ) |
8 2(6) |
サンフランシスコ・ウォリアーズ(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ) |
6 | サンアントニオ・スパーズ |
4 | ヒューストン・ロケッツ |
4 4(0) |
セントルイス・ホークス(現アトランタ・ホークス) |
4 3(1) |
シアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー) |
3 | ポートランド・トレイルブレイザーズ |
3 | フェニックス・サンズ |
2 2(0) |
フォートウェイン・ピストンズ(現デトロイト・ピストンズ) |
2 | ミルウォーキー・バックス |
2 | ユタ・ジャズ |
2 | ダラス・マーベリックス |
1 | デンバー・ナゲッツ |
1 | ボルティモア・ブレッツ |
1 | シカゴ・スタッグズ |
1 | ロチェスター・ロイヤルズ |
まとめ
今回は「NBAウエスタン・カンファレンス(西地区)」について詳しくご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
もう一つのカンファレンスであるイースタン・カンファレンスについて詳しくご紹介した記事もありますのでぜひそちらもご覧くださいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!