こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。
多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。
NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。
他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。
それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。
もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。
ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。
進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!
つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑
そこで今回は1969-70シーズンを制したニューヨーク・ニックス(NYK)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。
ニューヨーク・ニックスは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??
存分に見ていきましょう!
それではさっそく、ティップオフ!!
目次
ドラフト
NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!
世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。
将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。
ニューヨーク・ニックスは1969年のNBAドラフトにて 名の選手をドラフトしました。
【指名選手】
巡 | 指名順位 | 選手名 | ポジション | 国籍 | 出身大学 | 前所属チーム(リーグ/国名) |
年ドラフトでの が持っていた自前の指名権は 枚で、 巡目 位で を指名しました。
もう一枚、
年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!
リンクカード
NBAファイナルまでの道のり:1969-70 ニューヨーク・ニックスのレギュラーシーズン
まずは1969-70レギュラーシーズンがニューヨーク・ニックスにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!
【オフシーズンの動き】
1965年にウィリス・リードとビル・ブラッドリーを獲得し、1967年にはウォルト・フレイジャーの獲得とレッド・ホルツマンのヘッドコーチ就任。
着々と優勝に向けてピースを集めたニューヨーク・ニックスは、最後のピースとして1968年にトレードでデイブ・ディバッシャーを獲得し、いよいよ優勝を目指しレギュラーシーズンに臨みました。
【レギュラーシーズンの結果】
エースのウィリス・リードがシーズンMVPを受賞するほどの活躍でチームを引っ張り、エースに勢い付けられたチームは他のチームを圧倒。
最終的には60勝22敗とリーグ唯一の勝率7割以上を記録し、第1シードとしてプレイオフに進出しました。
ニューヨーク・ニックスはイースタン・ディビジョンで1位を獲得しました。
【1969-70レギュラーシーズン イースタン・ディビジョンの結果】
イースタン・ディビジョン | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
ニューヨーク・ニックス | 60 | 22 | .732 | – | 82 |
ミルウォーキー・バックス | 56 | 26 | .683 | 4 | 82 |
ボルティモア・ブレッツ | 50 | 32 | .610 | 10 | 82 |
フィラデルフィファ・76ers | 42 | 40 | .512 | 18 | 82 |
シンシナティ・ロイヤルズ | 36 | 46 | .439 | 24 | 82 |
ボストン・セルティクス | 34 | 48 | .415 | 26 | 82 |
デトロイト・ピストンズ | 31 | 51 | .378 | 29 | 82 |
NBAファイナルまでの道のり:1969-70 ニューヨーク・ニックスのプレイオフ
次にニューヨーク・ニックスが1969-70プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!
【1969-70プレイオフの背景】
1969-1970シーズンのプレイオフは1970年4月26日に開始し、5月5日に終了しました。
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対ボルティモア・ブレッツ:4勝0敗
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではアール・モンロー率いると対戦し、4勝0敗で危なげなく勝利してカンファレンス・ファイナルに進出しました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1970年3月27日 | ニューヨーク・ニックス | 113-101 | ボルティモア・ブレッツ | ボルティモア・シビック・センター | |
第2戦 | 1970年3月29日 | ボルティモア・ブレッツ | 91-107 | ニューヨーク・ニックス | マディソン・スクエア・ガーデン | |
第3戦 | 1970年3月30日 | ニューヨーク・ニックス | 119-116 | ボルティモア・ブレッツ | ボルティモア・シビック・センター | |
第4戦 | 1970年4月2日 | ボルティモア・ブレッツ | 108-115 | ニューヨーク・ニックス | マディソン・スクエア・ガーデン |
カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対ボストン・セルティクス:4勝2敗
カンファレンス・ファイナルではビル・ラッセルやジョン・ハブリチェック擁するボストン・セルティクスとの対戦となり、これを4勝2敗で制してNBAファイナルに進出しました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1970年4月6日 | ボストン・セルティクス | 108-100 | ニューヨーク・ニックス | マディソン・スクエア・ガーデン | |
第2戦 | 1970年4月9日 | ニューヨーク・ニックス | 97-112 | ボストン・セルティクス | ボストン・ガーデン | |
第3戦 | 1970年4月10日 | ボストン・セルティクス | 91-101 | ニューヨーク・ニックス | マディソン・スクエア・ガーデン | |
第4戦 | 1970年4月13日 | ニューヨーク・ニックス | 96-97 | ボストン・セルティクス | ボストン・ガーデン | |
第5戦 | 1970年4月14日 | ボストン・セルティクス | 104-112 | ニューヨーク・ニックス | マディソン・スクエア・ガーデン | |
第6戦 | 1970年4月18日 | ニューヨーク・ニックス | 105-106 | ボストン・セルティクス | ボストン・ガーデン |
こうして迎えた1970年のNBAファイナルでは、ニューヨーク・ニックスがジェリー・ウエスト擁するロサンゼルス・レイカーズを4勝3敗で破りNBA優勝を成し遂げました。
1970年のNBAファイナルについての詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!
まとめ:ニックスが史上初となるNBA優勝!
今回は「1970年のNBAファイナルで優勝を果たした”ニューヨーク・ニックス”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!
この優勝はニューヨーク・ニックスにとってフランチャイズ史上初となるNBA制覇となります。
第7戦に足を痛めながらも出場し、プレーオフの歴史上に残る活躍をしたウィリス・リードは文句なしの2代目ファイナルMVPを獲得しました。
他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!