こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。
多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。
NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。
他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。
それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。
もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。
ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。
進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!
つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑
そこで今回は1997-98シーズンを制したシカゴ・ブルズ(CHI)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。
シカゴ・ブルズは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??
存分に見ていきましょう!
それではさっそく、ティップオフ!!
目次
ドラフト
NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!
世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。
将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。
シカゴ・ブルズは1997年のNBAドラフトにて 名の選手をドラフトしました。
【指名選手】
巡 | 指名順位 | 選手名 | ポジション | 国籍 | 出身大学 | 前所属チーム(リーグ/国名) |
年ドラフトでの が持っていた自前の指名権は 枚で、 巡目 位で を指名しました。
もう一枚、
年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!
リンクカード
NBAファイナルまでの道のり:1997-98 シカゴ・ブルズのレギュラーシーズン
まずは1997-98レギュラーシーズンがシカゴ・ブルズにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!
【オフシーズンの動き】
1996年、1997年に2連覇を成し遂げたシカゴ・ブルズは2度目の3連覇(スリーピート)を果たすべく、レギュラーシーズンに臨みました。
【レギュラーシーズンの結果】
シーズン序盤はスコッティ・ピッペンが怪我で35試合欠場したことが響き苦戦を強いられたものの、ピッペン復帰後には持ち直し、最終的には62勝20敗というリーグ最高タイの勝率を残しプレイオフに進出しました。
シカゴ・ブルズはセントラル・ディビジョンで1位を獲得しました。
【1997-98レギュラーシーズン セントラル・ディビジョンの結果】
セントラル・ディビジョン | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | ホーム | ロード | Div | GP |
シカゴ・ブルズ | 62 | 20 | 0.756 | – | 37–4 | 25–16 | 21–7 | 82 |
インディアナ・ペイサーズ | 58 | 24 | 0.707 | 4 | 32–9 | 26–15 | 19–9 | 82 |
シャーロット・ホーネッツ | 51 | 31 | 0.622 | 11 | 32–9 | 19–22 | 16–12 | 82 |
アトランタ・ホークス | 50 | 32 | 0.610 | 12 | 29–12 | 21–20 | 19–9 | 82 |
クリーブランド・キャバリアーズ | 47 | 35 | 0.573 | 15 | 27–14 | 20–21 | 14–14 | 82 |
デトロイト・ピストンズ | 37 | 45 | 0.451 | 25 | 25–16 | 12–29 | 12–16 | 82 |
ミルウォーキー・バックス | 36 | 46 | 0.439 | 26 | 21–20 | 15–26 | 9–19 | 82 |
トロント・ラプターズ | 16 | 66 | 0.195 | 46 | 9–32 | 7–34 | 2–26 | 82 |
シカゴ・ブルズはイースタン・カンファレンスで1位を受賞し、プレイオフに進出しました。
【1997-98レギュラーシーズン イースタン・カンファレンスの結果】
イースタン・カンファレンス | ||||||
# | チーム | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
1 | シカゴ・ブルズ | 62 | 20 | 0.756 | – | 82 |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | マイアミ・ヒート | 55 | 27 | 0.671 | 7 | 82 |
3 | インディアナ・ペイサーズ | 58 | 24 | 0.707 | 4 | 82 |
4 | シャーロット・ホーネッツ | 51 | 31 | 0.622 | 11 | 82 |
5 | アトランタ・ホークス | 50 | 32 | 0.610 | 12 | 82 |
6 | クリーブランド・キャバリアーズ | 47 | 35 | 0.573 | 15 | 82 |
7 | ニューヨーク・ニックス | 43 | 39 | 0.524 | 19 | 82 |
8 | ニュージャージー・ネッツ | 43 | 39 | 0.524 | 19 | 82 |
9 | ワシントン・ウィザーズ | 42 | 40 | 0.512 | 20 | 82 |
10 | オーランド・マジック | 41 | 41 | 0.500 | 21 | 82 |
11 | デトロイト・ピストンズ | 37 | 45 | 0.451 | 25 | 82 |
12 | ボストン・セルティクス | 36 | 46 | 0.439 | 26 | 82 |
12 | ミルウォーキー・バックス | 36 | 46 | 0.439 | 26 | 82 |
14 | フィラデルフィア・76ers | 31 | 51 | 0.378 | 31 | 82 |
15 | トロント・ラプターズ | 16 | 66 | 0.195 | 46 | 82 |
NBAファイナルまでの道のり:1997-98 シカゴ・ブルズのプレイオフ
次にシカゴ・ブルズが1997-98プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!
【1997-98プレイオフの背景】
1997-1998シーズンのプレイオフは1998年4月23日に開始し、6月14日に終了しました。
ファーストラウンド(1回戦)対ニュージャージー・ネッツ:3勝0敗
プレイオフのファーストラウンド(1回戦)はシャーマン・ダグラスやケリー・キトルズらのニュージャージー・ネッツと対戦し、3勝0敗で破りカンファレンス・セミファイナルへ進みました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1998年4月24日 | ニュージャージー・ネッツ | 93-96 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター | |
第2戦 | 1998年4月26日 | ニュージャージー・ネッツ | 91-96 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター | |
第3戦 | 1998年4月29日 | シカゴ・ブルズ | 116-101 | ニュージャージー・ネッツ | コンチネンタルエアラインズ・アリーナ |
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対シャーロット・ホーネッツ:4勝1敗
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではグレン・ライスやアンソニー・メイソンらのシャーロット・ホーネッツと対戦し、4勝1敗で危なげなく倒しカンファレンス・ファイナルへ駒を進めました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1998年5月3日 | シャーロット・ホーネッツ | 70-83 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター | |
第2戦 | 1998年5月6日 | シャーロット・ホーネッツ | 78-76 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター | |
第3戦 | 1998年5月8日 | シカゴ・ブルズ | 103-89 | シャーロット・ホーネッツ | シャーロット・コロシアム | |
第4戦 | 1998年5月10日 | シカゴ・ブルズ | 94-80 | シャーロット・ホーネッツ | シャーロット・コロシアム | |
第5戦 | 1998年5月13日 | シャーロット・ホーネッツ | 84-93 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター |
カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対インディアナ・ペイサーズ:4勝3敗
カンファレンス・ファイナルではレジー・ミラー率いるインディアナ・ペイサーズとの戦いとなり、これを4勝3敗でなんとか制してNBAファイナルへの切符を掴み取りました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1998年5月17日 | インディアナ・ペイサーズ | 79-85 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター | |
第2戦 | 1998年5月19日 | インディアナ・ペイサーズ | 98-104 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター | |
第3戦 | 1998年5月23日 | シカゴ・ブルズ | 105-107 | インディアナ・ペイサーズ | マーケットスクエア・アリーナ | |
第4戦 | 1998年5月25日 | シカゴ・ブルズ | 94-96 | インディアナ・ペイサーズ | マーケットスクエア・アリーナ | |
第5戦 | 1998年5月27日 | インディアナ・ペイサーズ | 87-106 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター | |
第6戦 | 1998年5月29日 | シカゴ・ブルズ | 89-92 | インディアナ・ペイサーズ | マーケットスクエア・アリーナ | |
第7戦 | 1998年5月31日 | インディアナ・ペイサーズ | 83-88 | シカゴ・ブルズ | ユナイテッド・センター |
こうして迎えた1998年のNBAファイナルでは、シカゴ・ブルズがジョン・ストックトンとカール・マローン擁するユタ・ジャズを破り、NBA史上初となる2度目の3連覇(スリーピート)を果たしました。
1998年のNBAファイナルについての詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!
まとめ:ジョーダンのブルズが2度目の3連覇(スリーピート)を達成
今回は「1998年のNBAファイナルで優勝を果たした”シカゴ・ブルズ”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!
この優勝によりフィル・ジャクソンヘッドコーチとマイケル・ジョーダン擁するシカゴ・ブルズがNBA史上初となる2度目のNBA3連覇を果たしました。
また、マイケル・ジョーダンが自身の引退を発表したシーズンにNBAを制覇し、6度の優勝と共に6度のファイナルMVPを獲得しました。
他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!