NBAファイナル

【NBA2012-13シーズン】マイアミ・ヒート(MIA)の優勝への軌跡(試合結果、順位表)

こんにちは!

NBA好きブロガーのおしょうサンドです。

 

 

NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。

多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。

 

 

NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。

他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。

それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。

 

 

もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。

ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。

進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!

 

 

つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑

 

 

そこで今回は2012-13シーズンを制したマイアミ・ヒート(MIA)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。

マイアミ・ヒートは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??

存分に見ていきましょう!

それではさっそく、ティップオフ!!

 

 

ドラフト

NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!

世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。

将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。

 

 

マイアミ・ヒートは2012年のNBAドラフトにて1名の選手をドラフトしました。

 

【指名選手】

指名順位 選手名 ポジション 国籍 出身大学 前所属チーム(リーグ/国名)
1 27 アーネット・モルトリー パワーフォワード アメリカ合衆国 ミシシッピ州立大学 -

 

 

2012年NBAドラフトにおいてマイアミ・ヒートが持っていた指名権は1枚のみ。

この指名権を使い、マイアミ・ヒートは1巡目27位でアーネット・モルトリーを指名しました。

しかし、その後に行われたジャスティン・ハミルトンらとのトレードによりフィラデルフィア・76ersに交渉権が移り、フィラデルフィア・76ersにてNBAデビューを果たしています。

なお、このトレードにより獲得したジャスティン・ハミルトン(同ドラフト45位指名)は、交渉の結果契約には至っていません。

 

 

2012年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!

 

 

ロスター・主要選手

2012-13シーズン、補強を果たしたマイアミ・ヒートは、以下のロスターで優勝を果たしました。

表は左方向にスクロールすることが可能です。

 

 

ポジション 背番号 名前 身長(cm) 体重(kg) 生年月日
C 11 クリス・アンダーセン(Chris Andersen) 208 111 1978年7月7日
C 1 クリス・ボッシュ(Chris Bosh) 211 107 1984年3月24日
C 45 デクスター・ピットマン(Dexter Pittman) 211 140 1988年3月2日
SG 3 ドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade) 193 100 1982年1月17日
SF 22 ジェームズ・ジョーンズ(James Jones) 203 99 1980年10月4日
PF 24 ジャーヴィス・ヴェルナド(Jarvis Varnado) 206 104 1988年3月1日
C 50 ジョエル・アンソニー(Joel Anthony) 206 111 1982年8月9日
C 55 ジョシュ・ハレルソン(Josh Harrellson) 208 125 1989年2月12日
PF 5 ジュワン・ハワード(Juwan Howard) 206 109 1973年2月7日
PF 6 レブロン・ジェームズ(LeBron James) 206 113 1984年12月30日
PG 15 マリオ・チャルマーズ(Mario Chalmers) 188 87 1986年5月19日
SF 13 マイク・ミラー(Mike Miller) 203 99 1980年2月19日
PG 30 ノリス・コール(Norris Cole) 188 79 1988年10月13日
PF 9 ラシャード・ルイス(Rashard Lewis) 208 98 1979年8月8日
SG 34 レイ・アレン(Ray Allen) 196 93 1975年7月20日
SF 31 シェーン・バティエ(Shane Battier) 203 100 1978年9月9日
SG 14 テレル・ハリス(Terrel Harris) 1196 87 1987年8月10日
PF 40 ユドニス・ハスレム(Udonis Haslem) 203 107 1980年6月9日

 

PG ポイントガード
SG シューティングガード
SF スモールフォワード
PF パワーフォワード
C センター

 

 

NBAファイナルまでの道のり:2012-13 マイアミ・ヒートのレギュラーシーズン試合結果

それではいよいよ、2012-13レギュラーシーズンがマイアミ・ヒートにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!

まずはオフシーズンの動きを簡単にご紹介します。

 

 

【オフシーズンの動き】

昨シーズン、レブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュの3人で形成された”スリーキングス”を中心としたチームで初優勝を果たしたヒートは連覇へ向けて動き出します。

最も大きな補強はやはり当時リーグ屈指の3ポイントシューターであった”レイ・アレン”の獲得でしょう。

オールスター選手4人がステーティングメンバーに名を連ねるという他チームにとっては脅威とも言える布陣でレギュラーシーズンに臨むこととなりました。

 

 

ディビジョン

次にレギュラーシーズンの試合結果を見ていきましょう!

 

 

まずはディビジョンでの成績です。

ディビジョンとは本拠地をおく都市が近いチーム同士をNBAが独自に振り分けたグループのことで、マイアミ・ヒートはサウスイースト・ディビジョンに属します。

2012-13レギュラーシーズンではマイアミ・ヒートはサウスイースト・ディビジョンで1位の成績を残しました。

 

【2012-13レギュラーシーズン サウスイースト・ディビジョンの試合結果】

サウスイースト・ディビジョン 勝率 GP
マイアミ・ヒート 66 16 0.805 - 82
アトランタ・ホークス 44 38 0.537 22 82
ワシントン・ウィザーズ 29 53 0.354 37 82
シャーロット・ホーネッツ 21 61 0.256 45 82
オーランド・マジック 20 63 0.244 46 82

 

 

カンファレンス

次に見ていくのはカンファレンスでの試合結果です。

カンファレンスとはNBAが独自にチームを東西に分類した区分けのことで、マイアミ・ヒートはイースタン・カンファレンスに所属しています。

 

 

レギュラーシーズンが始まると前評判通り圧倒的な実力を発揮。

チームはNBA史上歴代2位となる27連勝を記録し、さらにマイアミ・ヒートのフランチャイズ記録となる66勝16敗でイースタン・カンファレンスの第1シードでプレイオフに進出しました。

 

 

【2012-13レギュラーシーズン イースタン・カンファレンスの試合結果】

イースタン・カンファレンス
チーム 勝率 GP
1 マイアミ・ヒート 66 16 0.805 - 82
2 ニューヨーク・ニックス 54 28 0.659 12 82
3 インディアナ・ペイサーズ 49 32 0.605 17 82
4 ブルックリン・ネッツ 49 33 0.598 17 82
5 シカゴ・ブルズ 45 37 0.549 21 82
6 アトランタ・ホークス 44 38 0.537 22 82
7 ボストン・セルティクス 41 40 0.506 25 82
8 ミルウォーキー・バックス 38 44 0.463 28 82
9 フィラデルフィア・76ers 34 48 0.415 32 82
10 トロント・ラプターズ 34 48 0.415 32 82
11 デトロイト・ピストンズ 29 53 0.354 37 82
12 ワシントン・ウィザーズ 29 53 0.354 37 82
13 クリーブランド・キャバリアーズ 24 58 0.293 42 82
14 シャーロット・ボブキャッツ 21 61 0.256 45 82
15 オーランド・マジック 20 62 0.244 46 82

 

NBAファイナルまでの道のり:2012-13 マイアミ・ヒートのプレイオフ試合結果

次にマイアミ・ヒートが2012-13プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!

 

【2012-13プレイオフの背景】

2012-13シーズンのプレイオフは2013年4月20日に開始し、6月20日に終了しました。

 

 

ファーストラウンド(1回戦)対ミルウォーキー・バックス:4勝0敗

プレイオフのファーストラウンド(1回戦)はモンテ・エリスらのミルウォーキー・バックスと対戦し、4勝0敗(スイープ)で問題なく下してカンファレンス・セミファイナルに駒を進めました。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム アリーナ
第1戦 2013年4月21日 ミルウォーキー・バックス 87-110 マイアミ・ヒート アメリカンエアラインズ・アリーナ
第2戦 2013年4月23日 ミルウォーキー・バックス 86-98 マイアミ・ヒート アメリカンエアラインズ・アリーナ
第3戦 2013年4月25日 マイアミ・ヒート 104-91 ミルウォーキー・バックス ブラッドリー・センター
第4戦 2013年4月28日 マイアミ・ヒート 88-77 ミルウォーキー・バックス ブラッドリー・センター

 

 

カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対シカゴ・ブルズ:4勝1敗

カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではジミー・バトラーやカルロス・ブーザーらのシカゴ・ブルズとの対戦で、初戦こそ落としたもののその後は4連勝で突破し、2年連続となるカンファレンス・ファイナルに進出しました。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム アリーナ
第1戦 2013年5月6日 シカゴ・ブルズ 93-86 マイアミ・ヒート アメリカンエアラインズ・アリーナ
第2戦 2013年5月8日 シカゴ・ブルズ 78-115 マイアミ・ヒート アメリカンエアラインズ・アリーナ
第3戦 2013年5月10日 マイアミ・ヒート 104-94 シカゴ・ブルズ ユナイテッド・センター
第4戦 2013年5月13日 マイアミ・ヒート 88-65 シカゴ・ブルズ ユナイテッド・センター
第5戦 2013年5月15日 シカゴ・ブルズ 91-94 マイアミ・ヒート アメリカンエアラインズ・アリーナ

 

 

カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対インディアナ・ペイサーズ:4勝3敗

カンファレンス・ファイナルではポール・ジョージやデビッド・ウエスト擁するインディアナ・ペイサーズとの対戦となり、”王子”ジョージと”キング”レブロンのマッチアップは話題となりました。

第7戦までもつれ込む総力戦を制したマイアミ・ヒートが2年連続3回目となるNBAファイナルへの切符をつかみ取りました。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム アリーナ
第1戦 2013年5月22日 インディアナ・ペイサーズ 102-103 マイアミ・ヒート アメリカンエアラインズ・アリーナ
第2戦 2013年5月24日 インディアナ・ペイサーズ 97-93 マイアミ・ヒート アメリカンエアラインズ・アリーナ
第3戦 2013年5月26日 マイアミ・ヒート 114-96 インディアナ・ペイサーズ バンカーズライフ・フィールドハウス
第4戦 2013年5月28日 マイアミ・ヒート 92-99 インディアナ・ペイサーズ バンカーズライフ・フィールドハウス
第5戦 2013年5月30日 インディアナ・ペイサーズ 79-90 マイアミ・ヒート アメリカンエアラインズ・アリーナ
第6戦 2013年6月1日 マイアミ・ヒート 77-91 インディアナ・ペイサーズ バンカーズライフ・フィールドハウス
第7戦 2013年6月3日 インディアナ・ペイサーズ 76-99 マイアミ・ヒート アメリカンエアラインズ・アリーナ

 

 

NBAファイナル 対サンアントニオ・スパーズ:4勝3敗

こうして迎えた2012-13シーズンのNBAファイナルは、マイアミ・ヒートと西地区王者のサンアントニオ・スパーズとの対戦となりました。

サンアントニオ・スパーズは年齢は高くなっていたものの、ティム・ダンカン、トニー・パーカー、マヌ・ジノビリの”BIG3”擁する古豪です。

 

結果的に、マイアミ・ヒートがサンアントニオ・スパーズを4勝3敗で破り2年連続3度目のNBA優勝を果たしています。

詳細な試合結果は以下のとおりです。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム
1 6月6日 サンアントニオ・スパーズ 92-88 マイアミ・ヒート
2 6月9日 サンアントニオ・スパーズ 84-103 マイアミ・ヒート
3 6月11日 マイアミ・ヒート 77-113 サンアントニオ・スパーズ
4 6月13日 マイアミ・ヒート 109-93 サンアントニオ・スパーズ
5 6月16日 サンアントニオ・スパーズ 114-104 マイアミ・ヒート
6 6月18日 マイアミ・ヒート 103-100 サンアントニオ・スパーズ
7 6月20日 サンアントニオ・スパーズ 88-95 マイアミ・ヒート

 

ファイナルMVPは「レブロン・ジェームズ」。

昨年に続きヒートのエースとして活躍したレブロンが、2年連続となる自身2度目の受賞を果たしました。

 

 

2012-13シーズンのNBAファイナルについて、より詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!

 

 

まとめ:”スリーキングス”が連覇

今回は「2013年のNBAファイナルで優勝を果たした”マイアミ・ヒート”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。

いかがでしたでしょうか?

NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!

マイアミ・ヒートはこの優勝によりNBA史上6チーム目の連覇を果たしたチームとなりました。

また、レブロン・ジェームズは2年連続2度目となるファイナルMVPを受賞しました。

他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!

それではまた次の記事でお会いしましょう!

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