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【NBAファイナル1995】ヒューストン・ロケッツ VS オーランド・マジック 全4試合の結果や流れを詳しく解説!

皆さんこんにちは!

NBA好きブログライターのおしょうサンドです。

 

国際バスケットボール連盟(FIBA)によると、全世界のバスケットボールの競技人口はなんと4.5億人。

これはバレーボールの5億人に次いで全スポーツの中で2番目に多い数字です。

一方で、NBAでプレイをすることができる選手はたったの450人。

その確率は脅威の0.0001%。

例えではなく「ほんの一握り」しか所属することができないリーグです。

 

そんな世界最高峰のリーグに所属するすべての選手たちが求める高み、それが「NBAチャンピオン」。

本物の天才たちが生活のすべてをバスケに注ぎ、それでもなお1度も手が届かない選手がいる頂です。

 

そこを目指す選手たちが本気でぶつかるからこそ、プレーオフ(NBAの決勝トーナメント)では数多くの伝説が生まれます。

特にその年のチャンピオンを決める戦いである「NBAファイナル」はどの年も世界最高の試合が行われてきました。

その当時の最高の選手、最高のチーム、最高の戦術がぶつかり合うNBAファイナルは、もはやNBAの歴史そのものだと僕は思います。

 

今回はその中から「NBAファイナル1995 ヒューストン・ロケッツ VS オーランド・マジック」の対決をご紹介しましょう!

皆さんがNBAの歴史を知り、もっともっとNBAを好きになるきっかけになることができれば光栄です。

それではティップオフ!!

 

NBAファイナル1995に出場したチームの背景を知ろう!

1995年NBAファイナルはウエスタン・カンファレンスチャンピオンの「ヒューストン・ロケッツ」とイースタン・カンファレンスチャンピオンの「オーランド・マジック」の戦いでした。

まずはそれぞれのチームの背景から見ていきましょう!

 

ヒューストン・ロケッツ

1994-95シーズン ファイナルまでの試合成績
レギュラーシーズン 47勝35敗(カンファレンス6位)
プレーオフ1回戦 3勝2敗(VS ユタ・ジャズ)
カンファレンス・セミファイナル 4勝3敗(VS フェニックス・サンズ)
カンファレンス・ファイナル 4勝2敗(VS サンアントニオ・スパーズ)

 

「ヒューストン・ロケッツ」はテキサス州ヒューストンに拠点を置くチームです。

エースは”Dream”「アキーム・オラジュワン」。

この年は昨シーズンNBAを制覇したチームにクライド・ドレクスラーを補強し、2連覇を目指して挑んだシーズンとなりました。

レギュラーシーズンを47勝35敗のカンファレンス6位で終えると、プレーオフでは1回戦にストックトンとマローンの「ユタ・ジャズ」を、準決勝ではチャールズ・バークレー要する「フェニックス・サンズ」を、決勝戦でグレッグ・ポポヴィッチHC率いる「サンアントニオ・スパーズ」を倒し、NBAファイナルに進みました。

 

オーランド・マジック

1994-95シーズン ファイナルまでの試合成績
レギュラーシーズン 57勝25敗(カンファレンス1位)
プレーオフ1回戦 3勝1敗(VS ボストン・セルティックス)
カンファレンス・セミファイナル 4勝2敗(VS シカゴ・ブルズ)
カンファレンス・ファイナル 4勝3敗(VS インディアナ・ペイサーズ)

 

「オーランド・マジック」はフロリダ州オーランドに拠点を置くチームです。

エースは”怪物”「シャキール・オニール」。

この年は名将ブライアン・ヒルの元、シャックを中心としたチームで球団初優勝を目指したシーズンであり、オフにシカゴ・ブルズからホーレス・グラントを獲得し、万全の布陣でレギュラーシーズンに臨みました。

レギュラーシーズンを57勝25敗のカンファレンス1位で終えると、プレーオフでは1回戦に再建に入った「ボストン・セルティックス」を、準決勝では復帰したマイケル・ジョーダン要する「シカゴ・ブルズ」を、決勝戦でレジー・ミラー率いる「インディアナ・ペイサーズ」を倒し、NBAファイナルに進みました。

 

NBAファイナル1995の出場選手・ロスター

次にNBAファイナル1995で各チームに所属していた選手達を見ていきましょう!

 

ヒューストン・ロケッツの出場選手一覧

表は左方向にスクロールすることが可能です。

ポジション 背番号 名前 身長(cm) 体重(kg) 生年月日
PF 44 エイドリアン・コールドウェル(Adrian Caldwell) 20 120 1966年7月4日
PF 7 カール・ヘレラ(Carl Herrera) 206 98 1966年12月14日
PF 27 チャールズ・ジョーンズ(Charles Jones) 206 98 1957年4月3日
SF 52 チャッキー・ブラウン(Chucky Brown) 201 97 1968年2月29日
SG 22 クライド・ドレクスラー(Clyde Drexler) 201 95 1962年6月22日
C 34 アキーム・オラジュワン(Hakeem Olajuwon) 213 116 1963年1月21日
PG 30 ケニー・スミス(Kenny Smith) 191 77 1965年3月8日
SF 17 マリオ・エリー(Mario Elie) 195 95 1963年11月26日
PF 33 オーティス・ソープ(Otis Thorpe) 206 102 1962年8月5日
PF 32 ピート・チルカット(Pete Chilcutt) 208 104 1968年9月14日
PF 25 ロバート・オーリー(Robert Horry) 208 109 1970年8月25日
PG 10 サム・キャセール(Sam Cassell) 191 84 1969年11月18日
PG 1 スコット・ブルックス(Scott Brooks) 180 74 1965年7月31日
SF 15 ティム・ブロー(Tim Breaux) 201 98 1970年9月19日
SF 31 トレーシー・マレー(Tracy Murray) 201 102 1971年7月25日
SG 11 バーノン・マックスウェル(Vernon Maxwell) 193 82 1965年9月12日
C 55 ザン・タバック(Žan Tabak) 213 111 1970年6月15日

※ G:ガード、F:フォワード、C:センターのこと

 

オーランド・マジックの出場選手一覧

表は左方向にスクロールすることが可能です。

ポジション 背番号 名前 身長(cm) 体重(kg) 生年月日
PG 1 アンファニー・ハーダウェイ(Anfernee Hardaway) 201 88 1971年7月18日
PF 0 アンソニー・アヴェント(Anthony Avent) 206 107 1969年10月18日
SG 14 アンソニー・ボウイ(Anthony Bowie) 198 86 1963年11月9日
PG 20 ブライアン・ショー(Brian Shaw) 198 86 1966年3月22日
PG 22 ブルックス・トンプソン(Brooks Thompson) 193 87 1970年7月19日
PG 10 ダレル・アームストロング(Darrell Armstrong) 183 77 1968年6月22日
SF 3 デニス・スコット(Dennis Scott) 203 104 1968年9月5日
SF 5 ドナルド・ロイヤル(Donald Royal) 203 95 1966年5月22日
C 43 ギアト・ハミンク(Geert Hammink) 213 119 1969年7月12日
PF 54 ホーレス・グラント(Horace Grant) 208 98 1965年7月4日
PF 31 ジェフ・ターナー(Jeff Turner) 206 104 1962年4月9日
C 55 キース・タワー(Keith Tower) 211 113 1970年5月15日
SG 25 ニック・アンダーソン(Nick Anderson) 198 92 1968年1月20日
C 32 シャキール・オニール(Shaquille O'Neal) 213 147 1972年3月6日
C 30 トゥリー・ロリンズ(Tree Rollins) 213 107 1955年6月16日

※ G:ガード、F:フォワード、C:センターのこと

 

NBAファイナル1995のシリーズ概要

それではいよいよNBAファイナル1995の試合の結果を見ていきましょう!

1994-95シーズンのNBAチャンピオンは「ヒューストン・ロケッツ」。

チームとしては2年連続2度目の優勝となりました。

対戦成績は4勝0敗。

詳細な試合結果は以下のとおりです。

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム
1 6月7日 ヒューストン・ロケッツ 120-118 オーランド・マジック
2 6月9日 ヒューストン・ロケッツ 117-106 オーランド・マジック
3 6月11日 オーランド・マジック 103-106 ヒューストン・ロケッツ
4 6月14日 オーランド・マジック 101-113 ヒューストン・ロケッツ

 

ファイナルMVPは「アキーム・オラジュワン」。

シリーズ平均32.8得点を記録し、シャックとの最強センター対決を制したオラジュワンが2年連続ファイナルMVPに選出されました。

 

NBAファイナル1995の試合の概要

ここからは試合のさらに詳細な流れをお伝えしていきます。

ロケッツの黄金期と謳われた2年目のシーズンのNBAファイナルを一緒に見ていきましょう!

 

第1戦(120-118 ヒューストン・ロケッツ Win)

NBAファイナルの1回戦はオーランド・マジックのホーム「オーランド・アリーナ(現アムウェイ・センター)」で始まりました。

このシリーズは時代を代表する新旧最強センター同士の激突に注目が集まった戦いであり、センター全盛の時代を象徴するファイナルとなりました。

第1試合の序盤はシーズン成績でも優っているマジックが若さと勢いでロケッツを圧倒し、第2Qにはアンファニー・ハーダウェイの活躍もあり最大20点差のリードを奪う時間帯もあるなど流れは完全にマジックに傾きつつありました。

しかし後半に入るとケニー・スミスの3ポイントを中心にロケッツも反撃を開始し、点差を一気にひっくり返して逆に7点のリードを奪って第3Qを終えます。

勝負の第4Q、マジックが序盤反撃して追いついたあとは両者点の取り合いとなり残り10.5秒で107-110とマジックが3点リードの展開に。

ここでマジックはニック・アンダーソンが4本連続でフリースローをはずずという失態を犯し、ロケッツのスミスがこの日7本目の3ポイントを土壇場で決めたことで同点となり延長戦へ突入しました。

延長戦も拮抗した展開となりましたが、残り5秒でドレクスラーが放ったシュートは外れたものオラジュワンが上手く押し込んだことでロケッツがリード。

結局その得点が決勝点となりロケッツがアウェイで貴重な1勝を手に入れました。

この日ケニー・スミスが記録した3ポイント7本はNBAのファイナル1試合3ポイント成功数の新記録となりました。

 

第2戦(117-106 ヒューストン・ロケッツ Win)

ロケッツリードで迎えた第2戦。

第1戦の勝利で波に乗ったロケッツはこの日は序盤からマジックを圧倒します。

アキーム・オラジュワンがインサイドでシャックに仕事をさせず、前半を63-41の22点リードで折り返しました。

後半に入るとマジックも徐々に調子を取り戻し始め、シャックとハーダウェイが連続で得点を決めるなど躍動しますが、前半についた差を最後まで詰め切ることができず、ロケッツが逃げ切る形で勝利しました。

この日ロケッツはオラジュワンが34得点11リバウンド4ブロック、ドレクスラーが23得点さらにサム・キャセールがベンチから31得点と爆発しチームを牽引。

マジックはシャックとハーダウェイが揃って30得点以上を記録するなど決して悪い成績ではありませんでしたが、彼ら以外の得点が伸びず追いつくことができませんでした。

 

第3戦(103-106 ヒューストン・ロケッツ Win)

ロケッツ2連勝で迎えた第3戦。

舞台はヒューストン・ロケッツのホーム「ザ・サミット」に移ります。

2連勝ののちにホームゲームに移ったロケッツが流れそのままにマジックを破るかと思われましたが、この試合はマジックが粘りをみせ終盤まで勝負のわからない接戦となります。

序盤から勝者殴り合いとなり前半を53-54のロケッツ1点リードで折り返すと、後半も点差が全くつかずに時間だけが経過し、試合は終盤に突入します。

第4Q残り数秒、103-103の同点の場面でロケッツ最後の攻撃。

この場面でロケッツを勝利に導いたのは”ビックショット・ロブ”こと「ロバート・オーリー」・

その名の通り土壇場でボールを受け取ったオーリーは追いついて上を見上げ3ポイントシュートをリングに突き刺しました。

結局これが決勝点となりロケッツが怒涛の3連勝で2連覇に王手をかけました。

この試合ロケッツはオラジュワンの31得点を初め3選手が20得点を超える活躍。

一方マジックも5選手が2桁得点を挙げるなど健闘しましたが、”ビックショット”の前に敗れる結果となりました。

 

第4戦(101-113 ヒューストン・ロケッツ Win)

運命の第4戦。

優勝に王手のロケッツのホーム「ザ・サミット」は2連覇の瞬間を目撃したいファンが押し寄せ超満員となりました。

後がないマジックはなんとか一矢報いるべく序盤からハイテンポなバスケを展開し、前半を51-47の4点リードで折り返します。

しかしロケッツの心を折るには程遠く、むしろ後半に入って序盤ロケッツの追い上げを許してしまったことで会場は一気に大歓声に。

会場を味方につけたロケッツが第4Qで一気に加速してマジックを引き離し、そのまま優勝を決定づけました。

これによりロケッツが4勝0敗のスイープでマジックを下し、当時史上4チーム目となるNBA連覇を成し遂げました

 

まとめ

今回は「NBAファイナル1995 ヒューストン・ロケッツ VS オーランド・マジック」の対決をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

マイケル・ジョーダンがいなくなってからというもの、今後のNBAを誰が制覇するのかという話題は多くのメディアやファンが考察していた話題でした。

ロケッツは昨年優勝した際はあまりリスペクトをされておらず、”まぐれ”などという失礼な声すら上がる始末。

ブルズという本命がいないシーズンをたまたまロケッツが勝ち上がっただけという味方の方が多かったということでしょう。

しかし、今年連覇を果たしたことでまぐれではなかったことを世間に証明したロケッツは正真正銘NBAに名を刻むチームとして覚えられることとなりました。

やはりNBAファイナルはドラマがあって面白いですね!

他の年のNBAファイナルも同じように紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください!

それではまた次の記事でお会いしましょう!

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