こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。
多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。
NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。
他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。
それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。
もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。
ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。
進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!
つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑
そこで今回は2015-16シーズンを制したクリーブランド・キャバリアーズ(CLE)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。
クリーブランド・キャバリアーズは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??
存分に見ていきましょう!
それではさっそく、ティップオフ!!
目次
ドラフト
NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!
世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。
将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。
クリーブランド・キャバリアーズは2015年のNBAドラフトにて2名の選手をドラフトしました。
【指名選手】
巡 | 指名順位 | 選手名 | ポジション | 国籍 | 出身大学 | 前所属チーム(リーグ/国名) |
1 | 24 | タイアス・ジョーンズ | PG | アメリカ合衆国 | デューク大学 | - |
2 | 53 | サードミニク・ポインター | SF | アメリカ合衆国 | セント・ジョーンズ大学 | - |
2015年NBAドラフトにおいて、クリーブランド・キャバリアーズが持っていた自前の指名権は2枚。
これを使って1巡目24位でタイアス・ジョーンズを指名しました。
しかし、その直後のトレードにて交渉権がミネソタ・ティンバーウルブズに移り、タイアス・ジョーンズは地元ミネソタ州に本拠地を置くミネソタ・ティンバーウルブズにてNBA入りを果たしています。
さらにこのトレードにより、クリーブランド・キャバリアーズはミネソタ・ティンバーウルブズが指名したセディ・オスマン(同ドラフト31位指名)とラキーム・クリスマス(同ドラフト36位指名)を獲得しました。
もう一枚、クリーブランド・キャバリアーズは2巡目53位でサードミニク・ポインターを指名。
サードミニク・ポインターは1年目のシーズンのほとんどをNBAGリーグのクリーブランド・チャージで過ごし、2016年8月28日にイスラエルリーグに所属するハポエル・エイラートというチームに移籍しました。
2015年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!
ロスター・主要選手
2015-16シーズン、補強を果たしたクリーブランド・キャバリアーズは、以下のロスターで優勝を果たしました。
表は左方向にスクロールすることが可能です。
ポジション | 背番号 | 名前 | 身長(cm) | 体重(kg) | 生年月日 |
C | 17 | アンダーソン・ヴァレジャオ(Anderson Varejão) | 211 | 123 | 1982年9月28日 |
C | 9 | チャニング・フライ(Channing Frye) | 213 | 115 | 1983年5月17日 |
SF | 30 | ダンテイ・ジョーンズ(Dahntay Jones) | 198 | 102 | 1980年12月27日 |
SG | 4 | イマン・シャンパート(Iman Shumpert) | 196 | 98 | 1990年6月26日 |
SG | 5 | J・R・スミス(J.R. Smith) | 198 | 102 | 1985年9月9日 |
SF | 1 | ジェームズ・ジョーンズ(James Jones) | 203 | 99 | 1980年10月4日 |
SG | 9 | ジャレッド・カニンガム(Jared Cunningham) | 193 | 88 | 1991年5月22日 |
SG | 12 | ジョー・ハリス(Joe Harris) | 198 | 100 | 1991年9月6日 |
PG | 12 | ジョーダン・マクレー(Jordan McRae) | 196 | 81 | 1991年3月28日 |
PF | 0 | ケビン・ラブ(Kevin Love) | 203 | 113 | 1988年9月7日 |
PG | 2 | カイリー・アービング(Kyrie Irving) | 188 | 88 | 1988年9月7日 |
SF | 23 | レブロン・ジェームズ(LeBron James) | 206 | 113 | 1984年12月30日 |
PG | 8 | マシュー・デラベドバ(Matthew Dellavedova) | 191 | 91 | 1990年9月8日 |
PG | 52 | モー・ウィリアムズ(Mo Williams) | 185 | 90 | 1982年12月19日 |
SF | 24 | リチャード・ジェファーソン(Richard Jefferson) | 201 | 106 | 1980年6月21日 |
C | 14 | サーシャ・カーン(Sasha Kaun) | 211 | 118 | 1985年5月8日 |
C | 20 | ティモフェイ・モズコフ(Timofey Mozgov) | 216 | 124 | 1986年7月16日 |
PF | 13 | トリスタン・トンプソン(Tristan Thompson) | 206 | 115 | 1991年3月13日 |
PG | ポイントガード |
SG | シューティングガード |
SF | スモールフォワード |
PF | パワーフォワード |
C | センター |
NBAファイナルまでの道のり:2015-16 クリーブランド・キャバリアーズのレギュラーシーズン試合結果
それではいよいよ、2015-16レギュラーシーズンがクリーブランド・キャバリアーズにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!
まずはオフシーズンの動きを簡単にご紹介します。
【オフシーズンの動き】
昨シーズン、イースタン・カンファレンス1位の勝率を誇りながらもゴールデンステイト・ウォリアーズに敗北したクリーブランド・キャバリアーズはリベンジを誓います。
フリーエージェントであったレブロン・ジャームズ、ケビン・ラブ、J・R・スミス、イマン・シャンパートら主力選手と再契約を結び、レギュラーシーズンを迎えました。
ディビジョン
次にレギュラーシーズンの試合結果を見ていきましょう!
まずはディビジョンでの成績です。
ディビジョンとは本拠地をおく都市が近いチーム同士をNBAが独自に振り分けたグループのことで、クリーブランド・キャバリアーズはセントラル・ディビジョンに属します。
2015-16レギュラーシーズンではクリーブランドキャバリアーズはセントラル・ディビジョンで1位の成績を残しました。
【2015-16レギュラーシーズン セントラル・ディビジョンの試合結果】
セントラル・ディビジョン | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
クリーブランド・キャバリアーズ | 57 | 25 | 0.695 | - | 82 |
インディアナ・ペイサーズ | 45 | 37 | 0.549 | 12 | 82 |
デトロイト・ピストンズ | 44 | 38 | 0.537 | 13 | 82 |
シカゴ・ブルズ | 42 | 40 | 0.512 | 15 | 82 |
ミルウォーキー・バックス | 33 | 49 | 0.402 | 24 | 82 |
カンファレンス
次に見ていくのはカンファレンスでの試合結果です。
カンファレンスとはNBAが独自にチームを東西に分類した区分けのことで、クリーブランド・キャバリアーズはイースタン・カンファレンスに所属しています。
レギュラーシーズンはイースタン・カンファレンス首位を維持し続けるものの、昨シーズン王者のゴールデンステイト・ウォリアーズに大敗を喫したことでヘッドコーチのデビッド・ブラッドが解任。
後任をアシスタント・コーチであったティロン・ルーが務め、なんとかイースト首位を守ったまま第1シードでプレイオフに臨みました。
【2015-16レギュラーシーズン イースタン・カンファレンスの試合結果】
イースタン・カンファレンス | ||||||
# | チーム | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
1 | クリーブランド・キャバリアーズ | 57 | 25 | 0.695 | - | 82 |
2 | トロント・ラプターズ | 56 | 26 | 0.683 | 1 | 82 |
3 | マイアミ・ヒート | 48 | 34 | 0.585 | 9 | 82 |
4 | アトランタ・ホークス | 48 | 34 | 0.585 | 9 | 82 |
5 | ボストン・セルティクス | 48 | 34 | 0.585 | 9 | 82 |
6 | シャーロット・ホーネッツ | 48 | 34 | 0.585 | 9 | 82 |
7 | インディアナ・ペイサーズ | 45 | 37 | 0.549 | 12 | 82 |
8 | デトロイト・ピストンズ | 44 | 38 | 0.537 | 13 | 82 |
9 | シカゴ・ブルズ | 42 | 40 | 0.512 | 15 | 82 |
10 | ワシントン・ウィザーズ | 41 | 41 | 0.500 | 16 | 82 |
11 | オーランド・マジック | 35 | 47 | 0.427 | 22 | 82 |
12 | ミルウォーキー・バックス | 33 | 49 | 0.402 | 24 | 82 |
13 | ニューヨーク・ニックス | 32 | 50 | 0.390 | 25 | 82 |
14 | ブルックリン・ネッツ | 21 | 61 | 0.256 | 36 | 82 |
15 | フィラデルフィア・76ers | 10 | 72 | 0.122 | 47 | 82 |
NBAファイナルまでの道のり:2015-16 クリーブランド・キャバリアーズのプレイオフ試合結果
次にクリーブランド・キャバリアーズが2015-16プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!
【2015-16プレイオフの背景】
2015-16シーズンのプレイオフは2016年4月16日に開始し、6月19日に終了しました。
ファーストラウンド(1回戦)対デトロイト・ピストンズ:4勝0敗
プレイオフのファーストラウンド(1回戦)はトバイアス・ハリスやケンテビアス・コールドウェル・ポープらのデトロイト・ピストンズを4勝0敗(スイープ)で破り、カンファレンス・セミファイナルに進出しました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 2016年4月17日 | デトロイト・ピストンズ | 101-106 | クリーブランド・キャバリアーズ | クイッケンローンズ・アリーナ | |
第2戦 | 2016年4月20日 | デトロイト・ピストンズ | 90-107 | クリーブランド・キャバリアーズ | クイッケンローンズ・アリーナ | |
第3戦 | 2016年4月22日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 101-91 | デトロイト・ピストンズ | ザ・パレス・オブ・オーバンヒルズ | |
第4戦 | 2016年4月24日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 100-98 | デトロイト・ピストンズ | ザ・パレス・オブ・オーバンヒルズ |
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対アトランタ・ホークス:4勝0敗
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではデニス・シュルーダーやアル・ホーフォードらのアトランタ・ホークスを4勝0敗で破り、カンファレンス・ファイナルに駒を進めました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 2016年5月2日 | アトランタ・ホークス | 93-104 | クリーブランド・キャバリアーズ | クイッケンローンズ・アリーナ | |
第2戦 | 2016年5月4日 | アトランタ・ホークス | 98-123 | クリーブランド・キャバリアーズ | クイッケンローンズ・アリーナ | |
第3戦 | 2016年5月6日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 121-108 | アトランタ・ホークス | フィリップス・アリーナ | |
第4戦 | 2016年5月8日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 100-99 | アトランタ・ホークス | フィリップス・アリーナ |
カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対トロント・ラプターズ:4勝2敗
カンファレンス・ファイナルではデマー・デローザンやカイル・ラウリー擁するトロント・ラプターズとの戦いを4勝2敗で制し、2年連続となるNBAファイナルに到達しました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 2016年5月17日 | トロント・ラプターズ | 84-115 | クリーブランド・キャバリアーズ | ||
第2戦 | 2016年5月19日 | トロント・ラプターズ | 89-108 | クリーブランド・キャバリアーズ | ||
第3戦 | 2016年5月21日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 84-99 | トロント・ラプターズ | ||
第4戦 | 2016年5月23日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 99-105 | トロント・ラプターズ | ||
第5戦 | 2016年5月25日 | トロント・ラプターズ | 78-116 | クリーブランド・キャバリアーズ | ||
第6戦 | 2016年5月27日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 113-87 | トロント・ラプターズ |
NBAファイナル 対ゴールデンステイト・ウォリアーズ:4勝3敗
こうして迎えた2015-16シーズンのNBAファイナルは、クリーブランド・キャバリアーズと西地区王者のゴールデンステイト・ウォリアーズとの対戦となりました。
ゴールデンステイト・ウォリアーズはステフィン・カリーとクレイ・トンプソンの”スプラッシュブラザーズ”を中心とした、圧倒的攻撃力を誇るチームでした。
最終的には、クリーブランド・キャバリアーズがゴールデンステイト・ウォリアーズを破り、チーム史上初となるNBA優勝を果たしています。
詳細な試合結果は以下のとおりです。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム |
---|---|---|---|---|
1 | 6月2日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 89-104 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ |
2 | 6月5日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 77-110 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ |
3 | 6月8日 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 90-120 | クリーブランド・キャバリアーズ |
4 | 6月10日 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 108-97 | クリーブランド・キャバリアーズ |
5 | 6月13日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 112-97 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ |
6 | 6月16日 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 101-115 | クリーブランド・キャバリアーズ |
7 | 6月19日 | クリーブランド・キャバリアーズ | 93-89 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ |
ファイナルMVPは「レブロン・ジェームズ」。
レブロン自身としては3度目のファイナルMVPとなりました。
NBAファイナルでのレブロンのスタッツは平均29.7得点、11.3リバウンド、8.9アシスト、2.3ブロック、2.6スティール。
すべてのスタッツで両チームトップという史上初の偉業も達成し、クリーブランドに初優勝をもたらしました。
2015-16シーズンのNBAファイナルについて、より詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!
まとめ:
今回は「2016年のNBAファイナルで優勝を果たした”クリーブランド・キャバリアーズ”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!
この優勝によりクリーブランド・キャバリアーズはフランチャイズ史上初のNBAチャンピオンに輝きました。
また、レブロン・ジェームズはかつて約束したクリーブランドへの優勝トロフィーを届けると共に、自身3度目となるNBAファイナルMVPを受賞しました。
他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!