NBA伝説の男たち

ピート・マラビッチ|“ピストル・ピート”の愛称で絶大な人気を誇ったNBA史上最高のショーマン

みなさんは「ピート・マラビッチ」というNBA選手をご存知ですか?

1970年代に活躍したレジェンドの1人であり、「NBA75周年記念オールタイムチーム」にも選出されるほどの実力者なのですが、活躍がかなり昔なのもあって、最近NBAを見始めた方はほとんど知らない選手かもしれませんね。

 

この記事では、そんなピート・マラビッチが現役時代どんな選手だったのかをどこよりも詳しくまとめています。

彼が残した記録や実績をもとにピート・マラビッチの魅力を存分に伝えていきますので、彼がNBAレジェンドと呼ばれる所以を知りたい方はぜひ最後までお読みくださいね!

 

ピート・マラビッチってどんな選手?

「ピストル・ピート(Pistol Pete)」の愛称で親しまれ、1970年代のNBAにおいて絶大な人気を誇ったスーパースター「ピート・マラビッチ」。

ストリート仕込みのドリブルやトリッキーなパスは、まだ“バスケは紳士のスポーツ”という考えが強かった当時のNBAにおいてかなり異質で、かつ多くのファンを魅了するものでした。

 

その多彩なプレイスキルによって「NBA史上最高のショーマン」とも呼ばれるマラビッチですが、ただの“魅せプ”ではないのがまたすごいところ。

創造性的なドリブルやパスはその状況を打開するための“最適解”として披露されるものですし、個人でも「得点王」を受賞するほどのスコアリング能力を有しているんですよ!

 

個人での実績はもちろん、後世の選手たちに多大な影響を与えた功績が評価され、所属していたアトランタ・ホークス、ニューオーリンズ・ジャズ(現ユタ・ジャズ)、そして新たにニューオーリンズに誕生したペリカンズの3チームで背番号が永久欠番となっています。

 

【NBA時代の主な実績】

オールスター:5回(1973, 1974, 1977〜1979)

オールNBAチーム
・ファーストチーム:2回(1976, 1977)
・セカンドチーム:2回(1973, 1978)

得点王:1回(1977)

永久欠番
・アトランタ・ホークス「44」
・ユタ・ジャズ「7」
・ニューオーリンズ・ペリカンズ「7」

 

“ピストル・ピート”の愛称の由来は?

ピート・マラビッチをよく知らなくても「ピストル・ピート」という愛称だけは聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

非常に呼びやすく、しかもカッコいいこの愛称ですが、バスケ選手の愛称が「ピストル」というのは少し特殊ですよね。

 

調べてみると、この愛称の由来はピート・マラビッチのシュートフォームやプレースタイルにあるんだそう。

ピート・マラビッチのシュートフォームを見てみると、ボールを腰の位置まで下げてから素早く放つ独特の動きをしており、確かに一瞬“西部劇のガンマン”のように見える気がします。

ここから「ピストル」につなげた人は非常にセンスがあるなと思いますが、その愛称がここまで愛されているというのもピート・マラビッチの人気の高さゆえであることは間違いないでしょう。

 

NCAAディビジョン1の歴代最多得点記録保持者

素晴らしいNBAキャリアを築いたピート・マラビッチですが、その実力はプロ入り前の大学時代から全米トップクラスのものでした。

 

NBAで毎年のように得点王争いに絡むほどのスコアリング能力は天性のもので、父親がヘッドコーチを務めるルイジアナ州立大学でプレーしたマラビッチは驚異的なペースで得点を量産。

4年間通った大学での公式試合の1試合平均得点は、なんと「44.2点」。

大学での通算得点は3,667点にまで上り、これはアメリカ大学バスケのトップリーグ「NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1」の歴代最多得点記録です。(2026年6月時点)

 

高い実力と華のあるプレーを兼ね備えたピート・マラビッチは大学時代から全米大注目の選手であり、彼の存在は興行的な意味でおNBAに大きな影響を与えたことは間違いないでしょう。

 

“NBA史上最高のショーマン”と呼ばれた男
「ピート・マラビッチ」のプレーの魅力3選

大学時代、プロ入り後と多くのファンを魅了したピート・マラビッチですが、実際どんなプレーをする選手だったのか知りたい方も多いはず。

この記事では最後に、“NBA史上最高のショーマン”と呼ばれた男のプレーの魅力を厳選して3つご紹介していこうと思います。

 

魅力的なポイント①:圧倒的な「スコアリング能力」

多彩なスキルを持つピストル・ピートですが、個人的には「スコアリング能力」こそが彼の最大の魅力だと思います。

長距離からのシュートの能力もさることながら、ゴールしたで相手と接触しながらもアクロバティックなゴールを決めきる能力は驚異的で、スピードにのってゴール下へ侵入したマラビッチを止めるのは至難の業。

結果、1試合で68得点やシーズン平均31.1得点を記録し、NBAの舞台で「得点王(1976-77シーズン)」にも輝きました。

 

恐ろしいのは、これらの得点記録がまだ3ポイントラインの存在しない時代に記録されたものだということ。

ピート・マラビッチのプレー集を見返すと、現在であれば3ポイントシュートに距離からもバンバンシュートを決めているので、時代が違えばさらに驚異的な記録が誕生していたかもしれませんね・・・。

 

魅力的なポイント②:どんな状況も打開できる「ボールハンドリング力」

ピート・マラビッチといえば、数人のディフェンダーに囲まれてもボールを失わない「ボールハンドリング力」もまたその魅力の1つ。

元プロバスケットボール選手である父「プレス・マラビッチ」の指導により、幼少期からボールを肌身離さず持ち歩いて生活していたそうで、試合中にボールを自由自在に扱う姿は多くのファンを虜にしたことでしょう。

 

父の指導はユニークかつかなり先進的なもので、映画館で座りながらドリブル練習をするという、今やったらモラル的にアウトなものもあったそう。

ただ、現代のバスケ選手たちも取り入れているようなテニスボールを使ったハンドリング練習を50年以上前から実践するなど、圧倒的な英才教育がのちの“ピストル・ピート”を作り上げたことは間違いないでしょう。

 

このボールハンドリング力は先ほど紹介したスコアリング能力が合わさることで真価を発揮し、どんな状況からでも個人の力で得点に繋げることのできるオフェンスマシーンが誕生したというわけです。

 

魅力的なポイント③見るものを魅了する「パスセンス」

多くの方がピストル・ピートの魅力と聞いて思い浮かべるのが「パスセンス」ではないでしょうか。

まだほぼ全ての選手が正面パスやバウンスパスでボールを回していた時代に、ひとり「ノールックパス」や「ビハインド・ザ・バックパス」といった異次元のプレーを繰り出していたのですから当然です。

 

個人として圧倒的なスコアリング能力を持ちながら、大勢のディフェンダーで囲えば空いたチームメイトにパスされてフリーのシュートを打たれてしまう。

ディフェンダーからすれば本当に対峙するのが嫌なプレイヤーだったことでしょう。笑

 

ショータイム・レイカーズを率いた「マジック・ジョンソン」や魔法のようなパスでリーグを席巻した「ジェイソン・ウィリアムス」など、NBAには何人かの伝説的なパサーがいますが、1970年代にプレーしていたピート・マラビッチはその先駆者と言えるかもしれませんね!

 

まとめ

1970年代のNBAにおいて圧倒的なショーマンシップで絶大な人気を誇ったレジェンド「ピート・マラビッチ」。

ドリブル、パス、シュートのどれをとっても一流の実力を持ち、幼少期から培ったハンドリングスキルで華麗にプレーする姿は、現代のNBA選手たちと比較してもなんら遜色ないものだと思います。

 

優勝こそ叶わなかったものの、華のあるプレーで多くのファンを魅了し、得点王やオールスターなどの数々の実績を残したマラビッチは、NBAレジェンドと呼ぶに相応しい存在であることは疑いの余地もないでしょう!

ただ、個人的にはもっと遅い時代に生まれた世界線のピート・マラビッチを見てみたいと思ってしまいますね!笑

 

ピート・マラビッチのプレーは見ていて非常に楽しいものばかりですので、まだ見たことがないという方はこの機会にハイライト集などを視聴してみてはいかがでしょうか?

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