NBAファイナル

【NBA2010-11シーズン】ダラス・マーベリックス(DAL)の優勝への軌跡(試合結果、順位表)

こんにちは!

NBA好きブロガーのおしょうサンドです。

 

 

NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。

多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。

 

 

NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。

他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。

それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。

 

 

もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。

ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。

進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!

 

 

つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑

 

 

そこで今回は2010-11シーズンを制したダラス・マーベリックス(DAL)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。

ダラス・マーベリックスは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??

存分に見ていきましょう!

それではさっそく、ティップオフ!!

 

 

ドラフト

NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!

世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。

将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。

 

 

ダラス・マーベリックスは2010年のNBAドラフトにて1名の選手をドラフトしました。

 

【指名選手】

指名順位 選手名 ポジション 国籍 出身大学 前所属チーム(リーグ/国名)
2 50 ソロモン・アラビ センター ナイジェリア フロリダ州立大学 -

 

 

2010年NBAドラフトにおいてダラス・マーベリックスが持っていた指名権は1枚のみ。

この指名権を使って、ダラス・マーベリックスは2巡目50位でソロモン・アラビを指名しました。

しかし、その後のトレードでソロモン・アラビの交渉権はトロント・ラプターズに移り、トロント・ラプターズにてNBA入りを果たしています。

 

 

また、2010年NBAドラフトにてダラス・マーベリックスはメンフィス・グリズリーズよりドミニク・ジョーンズ(同ドラフト25位指名)を獲得。

その後、ドミニク・ジョーンズはダラス・マーベリックス下部のテキサス・レジェンズにてプロキャリアをスタートさせています。

 

 

2010年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!

 

 

ロスター・主要選手

2010-11シーズン、補強を果たしたダラス・マーベリックスは、以下のロスターで優勝を果たしました。

表は左方向にスクロールすることが可能です。

 

 

ポジション 背番号 名前 身長(cm) 体重(kg) 生年月日
C 8 アレクシス・アジンサ(Alexis Ajinça) 218 112 1988年5月6日
C 33 ブレンダン・ヘイウッド(Brendan Haywood) 213 122 1979年11月27日
SF 35 ブライアン・カーディナル(Brian Cardinal) 203 111 1977年5月2日
SF 4 カロン・バトラー(Caron Butler) 201 103 1980年3月13日
SG 13 コーリー・ブリューワー(Corey Brewer) 206 84 1986年3月5日
SG 92 デショーン・スティーブンソン(DeShawn Stevenson) 196 95 1981年4月3日
PF 41 ダーク・ノヴィツキー(Dirk Nowitzki) 213 111 1978年6月19日
SG 20 ドミニク・ジョーンズ(Dominique Jones) 193 98 1988年10月15日
C 28 イアン・マヒンミ(Ian Mahinmi) 211 118 1986年11月5日
PG 11 JJ・バレア(J.J. Barea) 178 82 1984年6月26日
PG 2 ジェイソン・キッド(Jason Kidd) 193 93 1973年3月23日
SG 31 ジェイソン・テリー(Jason Terry) 188 84 1977年9月15日
SF 16 ペジャ・ストヤコヴィッチ(Peja Stojaković) 208 104 1977年6月9日
PG 3 ロドリグ・ボーボワ(Rodrigue Beaubois) 183 77 1988年2月24日
SF 7 サーシャ・パブロヴィッチ(Sasha Pavlović) 203 100 1983年11月15日
SF 0 ショーン・マリオン(Shawn Marion) 201 100 1978年5月7日
SF 21 スティーブ・ノヴァック(Steve Novak) 208 102 1983年6月13日
C 6 タイソン・チャンドラー(Tyson Chandler) 213 107 1982年10月2日

 

PG ポイントガード
SG シューティングガード
SF スモールフォワード
PF パワーフォワード
C センター

 

 

NBAファイナルまでの道のり:2010-11 ダラス・マーベリックスのレギュラーシーズン試合結果

それではいよいよ、2010-11レギュラーシーズンがダラス・マーベリックスにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!

まずはオフシーズンの動きを簡単にご紹介します。

 

 

【オフシーズンの動き】

昨シーズンに引き続き、史上最高のヨーロッパ人選手の呼び声も高いエース”ダーク・ノヴィツキー”を中心に層の厚さがあるチームを形成しています。

ダーク・ノヴィツキーを含め主力が高齢化していることもあり、今年こそはと優勝への決意を固めて挑んだシーズンとなりました。

 

 

ディビジョン

次にレギュラーシーズンの試合結果を見ていきましょう!

 

 

まずはディビジョンでの成績です。

ディビジョンとは本拠地をおく都市が近いチーム同士をNBAが独自に振り分けたグループのことで、ダラス・マーベリックスはサウスウエスト・ディビジョンに属します。

2010-11レギュラーシーズンではダラス・マーベリックスはサウスウエスト・ディビジョンで2位の成績を残しました。

 

【2010-11レギュラーシーズン サウスウエスト・ディビジョンの試合結果】

サウスウエスト・ディビジョン 勝率 GP
サンアントニオ・スパーズ 61 21 0.744 - 82
ダラス・マーベリックス 57 25 0.695 4 82
ニューオーリンズ・ペリカンズ 46 36 0.561 15 82
メンフィス・グリズリーズ 46 36 0.561 15 82
ヒューストン・ロケッツ 43 39 0.524 18 82

 

 

カンファレンス

次に見ていくのはカンファレンスでの試合結果です。

カンファレンスとはNBAが独自にチームを東西に分類した区分けのことで、ダラス・マーベリックスはウエスタン・カンファレンスに所属しています。

 

例年同様、レギュラーシーズンは非常に強く、このシーズンも57勝25敗の好成績でウエスタン・カンファレンス3位でプレイオフへと進みました。

 

 

【2010-11レギュラーシーズン ウエスタン・カンファレンスの試合結果】

ウエスタン・カンファレンス
チーム 勝率 GP
1 サンアントニオ・スパーズ 61 21 0.744 - 82
2 ロサンゼルス・レイカーズ 57 25 0.695 4 82
3 ダラス・マーべリックス 57 25 0.695 4 82
4 オクラホマシティ・サンダー 55 27 0.671 6 82
5 デンバー・ナゲッツ 50 32 0.610 11 82
6 ポートランド・トレイルブレイザーズ 48 34 0.585 13 82
7 ニューオーリンズ・ペリカンズ 46 36 0.561 15 82
8 メンフィス・グリズリーズ 46 36 0.561 15 82
9 ヒューストン・ロケッツ 43 39 0.524 18 82
10 フェニックス・サンズ 40 42 0.488 21 82
11 ユタ・ジャズ 39 43 0.476 22 82
12 ゴールデンステイト・ウォリアーズ 36 46 0.439 25 82
13 ロサンゼルス・クリッパーズ 32 50 0.390 29 82
14 サクラメント・キングス 24 58 0.293 37 82
15 ミネソタ・ティンバーウルブズ 17 65 0.207 44 82

 

NBAファイナルまでの道のり:2010-11 ダラス・マーベリックスのプレイオフ試合結果

次にダラス・マーベリックスが2010-11プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!

 

【2010-11プレイオフの背景】

2010-11シーズンのプレイオフは2011年4月16日に開始し、6月12日に終了しました。

 

 

ファーストラウンド(1回戦)対ポートランド・トレイルブレイザーズ:4勝2敗

プレイオフのファーストラウンド(1回戦)はラマーカス・オルドリッジやジェラード・ウォーレスらのポートランド・トレイルブレイザーズと対戦し、4勝2敗で打ち破ってカンファレンス・セミファイナルに進みました。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム アリーナ
第1戦 2011年4月16日 ポートランド・トレイルブレイザーズ 81-89 ダラス・マーベリックス アメリカンエアラインズ・センター
第2戦 2011年4月19日 ポートランド・トレイルブレイザーズ 89-101 ダラス・マーベリックス アメリカンエアラインズ・センター
第3戦 2011年4月21日 ダラス・マーベリックス 92-97 ポートランド・トレイルブレイザーズ ローズガーデン・アリーナ
第4戦 2011年4月23日 ダラス・マーベリックス 82-84 ポートランド・トレイルブレイザーズ ローズガーデン・アリーナ
第5戦 2011年4月25日 ポートランド・トレイルブレイザーズ 82-93 ダラス・マーベリックス アメリカンエアラインズ・センター
第6戦 2011年4月28日 ダラス・マーベリックス 103-96 ポートランド・トレイルブレイザーズ ローズガーデン・アリーナ

 

 

カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対ロサンゼルス・レイカーズ:4勝0敗

カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではコービー・ブライアントと新人のパウ・ガソル擁するロサンゼルス・レイカーズを4勝0敗(スイープ)で破り、余裕を持ってカンファレンス・ファイナルに駒を進めました。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム アリーナ
第1戦 2011年5月2日 ダラス・マーベリックス 96-94 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第2戦 2011年5月4日 ダラス・マーベリックス 93-81 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第3戦 2011年5月6日 ロサンゼルス・レイカーズ 92-98 ダラス・マーベリックス アメリカンエアラインズ・センター
第4戦 2011年5月8日 ロサンゼルス・レイカーズ 86-122 ダラス・マーベリックス アメリカンエアラインズ・センター

 

 

カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対オクラホマシティ・サンダー:4勝1敗

カンファレンス・ファイナルでは若きケビン・デュラント、ラッセル・ウエストブルック、ジェームズ・ハーデンを擁するオクラホマシティ・サンダーと対戦し、4勝1敗で打ち破ってNBAファイナルに進出しました。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム アリーナ
第1戦 2011年5月17日 オクラホマシティ・サンダー 112-121 ダラス・マーベリックス アメリカンエアラインズ・センター
第2戦 2011年5月19日 オクラホマシティ・サンダー 106-100 ダラス・マーベリックス アメリカンエアラインズ・センター
第3戦 2011年5月21日 ダラス・マーベリックス 93-87 オクラホマシティ・サンダー チェサピークエナジー・アリーナ
第4戦 2011年5月23日 ダラス・マーベリックス 112-105 オクラホマシティ・サンダー チェサピークエナジー・アリーナ
第5戦 2011年5月25日 オクラホマシティ・サンダー 96-100 ダラス・マーベリックス アメリカンエアラインズ・センター

 

 

NBAファイナル 対マイアミ・ヒート:4勝2敗

こうして迎えた2010-11シーズンのNBAファイナルは、ダラス・マーベリックスと東地区王者のマイアミ・ヒートとの対戦となりました。

マイアミ・ヒートはこの年レブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュの”スリーキングス”を結成し、一気に優勝候補筆頭となったチームです。

 

結果的に、ダラス・マーベリックスがマイアミ・ヒートを破り、チーム史上初のNBA優勝を果たしています。

詳細な試合結果は以下のとおりです。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム
1 5月31日 ダラス・マーベリックス 84-92 マイアミ・ヒート
2 6月2日 ダラス・マーベリックス 95-93 マイアミ・ヒート
3 6月5日 マイアミ・ヒート 88-86 ダラス・マーベリックス
4 6月7日 マイアミ・ヒート 83-86 ダラス・マーベリックス
5 6月9日 マイアミ・ヒート 103-112 ダラス・マーベリックス
6 6月12日 ダラス・マーベリックス 105-95 マイアミ・ヒート

 

 

ファイナルMVPは「ダーク・ノヴィツキー」。

2度目のNBAファイナル出場で、ついに自身初の優勝リングとファイナルMVPを手にしました。

 

 

2010-11シーズンのNBAファイナルについて、より詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!

 

 

まとめ:ダラス・マーベリックスが悲願の初優勝

今回は「2011年のNBAファイナルで優勝を果たした”ダラス・マーベリックス”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。

いかがでしたでしょうか?

NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!

この優勝はダラス・マーベリックスにとってフランチャイズ史上初となるNBA優勝となりました。

また、エースのダーク・ノヴィツキーは2度目のNBAファイナル出場でついに自身初の優勝リングとファイナルMVPを手にしました。

他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!

それではまた次の記事でお会いしましょう!

 

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