こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。
多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。
NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。
他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。
それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。
もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。
ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。
進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!
つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑
そこで今回は1999-00シーズンを制したロサンゼルス・レイカーズ(LAL)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。
ロサンゼルス・レイカーズは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??
存分に見ていきましょう!
それではさっそく、ティップオフ!!
目次
ドラフト
NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!
世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。
将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。
ロサンゼルス・レイカーズは1999年のNBAドラフトにて2名の選手をドラフトしました。
【指名選手】
巡 | 指名順位 | 選手名 | ポジション | 国籍 | 出身大学 | 前所属チーム(リーグ/国名) |
1 | 23 | デヴィン・ジョージ | スモールフォワード | アメリカ合衆国 | オーグスバーグ大学 | - |
2 | 30 | ジョン・セレスタンド | ポイントガード | アメリカ合衆国 | ビラノバ大学 | - |
1999年ドラフトでロサンゼルス・レイカーズが持っていた指名権は2枚。
この指名権を使い、ロサンゼルス・レイカーズはまず1巡目23位でデヴィン・ジョージを指名しました。
テヴィン・ジョージはディフェンス力に定評のあるシューターで、レイカーズに6年間在籍。
ルーキーいやーから確かな実力を示し、コービー・ブライアントとシャキール・オニールを中心としたロサンゼルス・レイカーズの3連覇に貢献しました。
もう一枚、ロサンゼルス・レイカーズは2巡目30位でジョン・セレスタンドを指名。
ジョン・セレスタンドはそのままロサンゼルス・レイカーズと契約し、ルーキーシーズンに優勝を経験するも、翌年にはアメリカの他のプロバスケットボールリーグに所属するニューメキシコスラムへ移籍をしました。
1999年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!
NBAファイナルまでの道のり:1999-00 ロサンゼルス・レイカーズのレギュラーシーズン試合結果
それではいよいよ、1999-00レギュラーシーズンがロサンゼルス・レイカーズにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!
まずはオフシーズンの動きを簡単にご紹介します。
【オフシーズンの動き】
シャキール・オニールとコービー・ブライアントのデュオでNBA優勝を狙えると判断したロサンゼルス・レイカーズのフロントは、オフシーズンに名将フィル・ジャクソンをヘッドコーチに迎え入れます。
さらに、FAやトレードにてグレン・ライスやロン・ハーパー、ホーレス・グラントといったベテラン選手を獲得し、レギュラーシーズンに臨みました。
ディビジョン
次にレギュラーシーズンの試合結果を見ていきましょう!
まずはディビジョンでの成績です。
ディビジョンとは本拠地をおく都市が近いチーム同士をNBAが独自に振り分けたグループのことで、ロサンゼルス・レイカーズはパシフィック・ディビジョンに属します。
1999-00レギュラーシーズンではロサンゼルス・レイカーズはパシフィック・ディビジョンで1位の成績を残しました。
【1999-00レギュラーシーズン パシフィック・ディビジョンの結果】
パシフィック・ディビジョン | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | ホーム | ロード | Div | GP |
ロサンゼルス・レイカーズ | 67 | 15 | 0.817 | – | 36–5 | 31–10 | 20–4 | 82 |
ポートランド・トレイルブレイザーズ | 59 | 23 | 0.720 | 8 | 30–11 | 29–12 | 21–3 | 82 |
フェニックス・サンズ | 53 | 29 | 0.646 | 14 | 32–9 | 21–20 | 15–9 | 82 |
シアトル・スーパーソニックス | 45 | 37 | 0.549 | 22 | 24–17 | 21–20 | 12–12 | 82 |
サクラメント・キングス | 44 | 38 | 0.537 | 23 | 30–11 | 14–27 | 9–15 | 82 |
ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 19 | 63 | 0.232 | 48 | 12–29 | 7–34 | 2–22 | 82 |
ロサンゼルス・クリッパーズ | 15 | 67 | 0.183 | 52 | 10–31 | 5–36 | 5–19 | 82 |
カンファレンス
次に見ていくのはカンファレンスでの試合結果です。
カンファレンスとはNBAが独自にチームを東西に分類した区分けのことで、ロサンゼルス・レイカーズはウエスタン・カンファレンスに所属しています。
シーズンが始まるとシャキール・オニールがインサイドを蹂躙し、29.7得点で得点王を受賞。
コービー・ブライアントもオールディフェンシブファーストチームに選出されるなど、フィル・ジャクソンヘッドコーチの元ダブルエースに引っ張られたチームは勝利に勝利を重ね、最終的には67勝15敗というリーグ1位の勝率を叩き出しプレイオフに進出しました。
【1999-00レギュラーシーズン ウエスタン・カンファレンスの結果】
ウエスタン・カンファレンス | ||||||
# | チーム | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
1 | ロサンゼルス・レイカーズ | 67 | 15 | 0.817 | – | 82 |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | ユタ・ジャズ | 55 | 27 | 0.671 | 12 | 82 |
3 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 59 | 23 | 0.720 | 8 | 82 |
4 | サンアントニオ・スパーズ | 53 | 29 | 0.646 | 14 | 82 |
5 | フェニックス・サンズ | 53 | 29 | 0.646 | 14 | 82 |
6 | ミネソタ・ティンバーウルブズ | 50 | 32 | 0.610 | 17 | 82 |
7 | シアトル・スーパーソニックス | 45 | 37 | 0.549 | 22 | 82 |
8 | サクラメント・キングス | 44 | 38 | 0.537 | 23 | 82 |
9 | ダラス・マーベリックス | 40 | 42 | 0.488 | 27 | 82 |
10 | デンバー・ナゲッツ | 35 | 47 | 0.427 | 32 | 82 |
11 | ヒューストン・ロケッツ | 34 | 48 | 0.415 | 33 | 82 |
12 | バンクーバー・グリズリーズ | 22 | 60 | 0.268 | 45 | 82 |
13 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 19 | 63 | 0.232 | 48 | 82 |
14 | ロサンゼルス・クリッパーズ | 15 | 67 | 0.183 | 52 | 82 |
NBAファイナルまでの道のり:1999-00 ロサンゼルス・レイカーズのプレイオフ試合結果
次にロサンゼルス・レイカーズが1999-00プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!
【1999-00プレイオフの背景】
1999-00シーズンのプレイオフは2000年4月22日に開始し、6月19日に終了しました。
ファーストラウンド(1回戦)対サクラメント・キングス:3勝2敗
プレイオフのファーストラウンド(1回戦)はクリス・ウェバーやトニー・デルクらのサクラメント・キングスと対戦し、3勝2敗で接戦を制してカンファレンス・セミファイナルに進出しました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 2000年4月23日 | サクラメント・キングス | 107-117 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター | |
第2戦 | 2000年4月27日 | サクラメント・キングス | 89-113 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター | |
第3戦 | 2000年4月30日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 91-99 | サクラメント・キングス | ARCOアリーナ | |
第4戦 | 2000年5月2日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 88-101 | サクラメント・キングス | ARCOアリーナ | |
第5戦 | 2000年5月5日 | サクラメント・キングス | 86-113 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター |
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対フェニックス・サンズ:4勝1敗
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではアンファニー・ハーダウェイ擁するフェニックス・サンズと対戦し、4勝1敗で破ってカンファレンス・セミファイナルに駒を進めました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 2000年5月7日 | フェニックス・サンズ | 77-105 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター | |
第2戦 | 2000年5月10日 | フェニックス・サンズ | 96-97 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター | |
第3戦 | 2000年5月12日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 105-99 | フェニックス・サンズ | アメリカウエスト・アリーナ | |
第4戦 | 2000年5月14日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 98-117 | フェニックス・サンズ | アメリカウエスト・アリーナ | |
第5戦 | 2000年5月16日 | フェニックス・サンズ | 65-87 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター |
カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対ポートランド・トレイルブレイザーズ:4勝3敗
カンファレンス・ファイナルではラシード・ウォレスやスティーブ・スミスらのポートランド・トレイルブレイザーズとの対戦となり、これを4勝3敗で破ってNBAファイナルへの切符を掴み取りました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 2000年5月20日 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 94-109 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター | |
第2戦 | 2000年5月22日 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 106-77 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター | |
第3戦 | 2000年5月26日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 93-91 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | ローズガーデン・アリーナ | |
第4戦 | 2000年5月28日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 103-91 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | ローズガーデン・アリーナ | |
第5戦 | 2000年5月30日 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 96-88 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター | |
第6戦 | 2000年6月2日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 93-103 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | ローズガーデン・アリーナ | |
第7戦 | 2000年6月4日 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 84-89 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター |
NBAファイナル 対ロサンゼルス・レイカーズ:4勝2敗
こうして迎えた1999-00シーズンのNBAファイナルは、ロサンゼルス・レイカーズと東地区王者のインディアナ・ペイサーズとの対戦となりました。
1999-00シーズンのインディアナ・ペイサーズは、ヘッドコーチにラリー・バードを据えてから3年目のシーズンであり、レジー・ミラーを中心としたチームで初めてNBAファイナルに到達したのでした。
結果的に、ロサンゼルス・レイカーズがレジー・ミラー擁するインディアナ・ペイサーズを4勝2敗で破り、12年ぶり12回目の優勝を果たしました。
詳細な試合結果は以下のとおりです。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム |
---|---|---|---|---|
1 | 6月7日 | インディアナ・ペイサーズ | 87-104 | ロサンゼルス・レイカーズ |
2 | 6月9日 | インディアナ・ペイサーズ | 104-111 | ロサンゼルス・レイカーズ |
3 | 6月11日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 91-100 | インディアナ・ペイサーズ |
4 | 6月14日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 120-118 | インディアナ・ペイサーズ |
5 | 6月16日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 87-120 | インディアナ・ペイサーズ |
6 | 6月19日 | インディアナ・ペイサーズ | 111-116 | ロサンゼルス・レイカーズ |
ファイナルMVPは「シャキール・オニール」。
ファイナル平均38得点16.7リバウンドと文字通り支配的な活躍で自身初のファイナルMVPを獲得しました。
2000年のNBAファイナルについての詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!
まとめ:コービーとシャックのレイカーズが初優勝!
今回は「2000年のNBAファイナルで優勝を果たした”ロサンゼルス・レイカーズ”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!
この優勝によりフィル・ジャクソンに率いられたコービー・ブライアントとシャキール・オニールのロサンゼルス・レイカーズがフランチャイズに12年ぶりとなるNBA優勝をもたらしました。
また、ファイナル平均38得点16.7リバウンドと文字通り支配的な活躍を果たした”シャキール・オニール”が自身初のファイナルMVPを獲得しました。
他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!