こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。
多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。
NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。
他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。
それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。
もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。
ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。
進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!
つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑
そこで今回は2008-09シーズンを制したロサンゼルス・レイカーズ(LAL)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。
ロサンゼルス・レイカーズは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??
存分に見ていきましょう!
それではさっそく、ティップオフ!!
目次
ドラフト
NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!
世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。
将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。
ロサンゼルス・レイカーズは2008年のNBAドラフトにて1名の選手をドラフトしました。
【指名選手】
巡 | 指名順位 | 選手名 | ポジション | 国籍 | 出身大学 | 前所属チーム(リーグ/国名) |
2 | 58 | ジョー・クロフォード | スモールフォワード | アメリカ合衆国 | ケンタッキー大学 | - |
2008年ドラフトでロサンゼルス・レイカーズが持っていた自前の指名権は1枚で、2巡目58位でジョー・クロフォードを指名しました。
しかし、ロサンゼルス・レイカーズはジョー・クロフォードと契約していません。
2008年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!
NBAファイナルまでの道のり:2008-09 ロサンゼルス・レイカーズのレギュラーシーズン試合結果
それではいよいよ、2008-09レギュラーシーズンがロサンゼルス・レイカーズにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!
まずはオフシーズンの動きを簡単にご紹介します。
【オフシーズンの動き】
昨シーズンドラフトでパウ・ガソルを獲得し、コービー・ブライアントと共に4年ぶりとなるNBAファイナルに進出したにも関わらず、NBAファイナルではBIG3擁するボストン・セルティクスに惜しくも敗れてしまいました。
ただ、新人のパウ・ガソルをはじめとした若手の成長を期待し、大きな補強はすることなく、現状の戦力で次シーズンこそは優勝を目指しレギュラーシーズンへと挑むこととなります。
ディビジョン
次にレギュラーシーズンの試合結果を見ていきましょう!
まずはディビジョンでの成績です。
ディビジョンとは本拠地をおく都市が近いチーム同士をNBAが独自に振り分けたグループのことで、ロサンゼルス・レイカーズはパシフィック・ディビジョンに属します。
2008-09レギュラーシーズンではロサンゼルス・レイカーズはパシフィック・ディビジョンで1位の成績を残しました。
【2008-09レギュラーシーズン パシフィック・ディビジョンの結果】
パシフィック・ディビジョン | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
ロサンゼルス・レイカーズ | 65 | 17 | 0.793 | - | 82 |
フェニックス・サンズ | 46 | 36 | 0.561 | 19 | 82 |
ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 29 | 53 | 0.354 | 36 | 82 |
ロサンゼルス・クリッパーズ | 19 | 63 | 0.232 | 46 | 82 |
サクラメント・キングス | 17 | 65 | 0.207 | 48 | 82 |
カンファレンス
次に見ていくのはカンファレンスでの試合結果です。
カンファレンスとはNBAが独自にチームを東西に分類した区分けのことで、ロサンゼルス・レイカーズはウエスタン・カンファレンスに所属しています。
コービー・ブライアント、パウ・ガソル、ラマー・オドム、アンドリュー・バイナムといった主力を中心に順調に勝利を重ね続け、2003年以来となる高い勝率を記録。
途中アンドリュー・バイナムが怪我で離脱するなどのアクシデントはあったものの最終的には65勝17敗のウエスタン・カンファレンス1位の成績でプレイオフに進出しました。
【2008-09レギュラーシーズン ウエスタン・カンファレンスの結果】
ウエスタン・カンファレンス | ||||||
# | チーム | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
1 | ロサンゼルス・レイカーズ | 65 | 17 | 0.793 | - | 82 |
2 | デンバー・ナゲッツ | 54 | 28 | 0.659 | 11 | 82 |
3 | サンアントニオ・スパーズ | 54 | 28 | 0.659 | 11 | 82 |
4 | ポートランド・トレイルブレイザーズ | 54 | 28 | 0.659 | 11 | 82 |
5 | ヒューストン・ロケッツ | 53 | 29 | 0.646 | 12 | 82 |
6 | ダラス・マーベリックス | 50 | 32 | 0.610 | 15 | 82 |
7 | ニューオーリンズ・ホーネッツ | 49 | 33 | 0.598 | 16 | 82 |
8 | ユタ・ジャズ | 48 | 34 | 0.585 | 17 | 82 |
9 | フェニックス・サンズ | 46 | 36 | 0.561 | 19 | 82 |
10 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | 29 | 53 | 0.354 | 36 | 82 |
11 | ミネソタ・ティンバーウルブズ | 24 | 58 | 0.293 | 41 | 82 |
12 | メンフィス・グリズリーズ | 24 | 58 | 0.293 | 41 | 82 |
13 | オクラホマシティ・サンダー | 23 | 59 | 0.280 | 42 | 82 |
14 | ロサンゼルス・クリッパーズ | 19 | 63 | 0.232 | 46 | 82 |
15 | サクラメント・キングス | 17 | 65 | 0.207 | 48 | 82 |
NBAファイナルまでの道のり:2008-09 ロサンゼルス・レイカーズのプレイオフ試合結果
次にロサンゼルス・レイカーズが2008-09プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!
【2008-09プレイオフの背景】
2008-09シーズンのプレイオフは2009年4月18日に開始し、6月14日に終了しました。
ファーストラウンド(1回戦)対ユタ・ジャズ:4勝1敗
プレイオフのファーストラウンド(1回戦)はカルロス・ブーザーやデロン・ウィリアムスのユタ・ジャズと対戦し、これを4勝1敗で破ってカンファレンス・セミファイナルに駒を進めました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 2009年4月19日 | ユタ・ジャズ | 100-113 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター | |
第2戦 | 2009年4月 | ユタ・ジャズ | 109-119 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター | |
第3戦 | 2009年4月 | ロサンゼルス・レイカーズ | 86-88 | ユタ・ジャズ | エナジーソリューションズ・アリーナ | |
第4戦 | 2009年4月 | ロサンゼルス・レイカーズ | 108-94 | ユタ・ジャズ | エナジーソリューションズ・アリーナ | |
第5戦 | 2009年4月 | ユタ・ジャズ | 96-107 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター |
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対ヒューストン・ロケッツ:4勝3敗
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではアーロン・ブルックスやメッタ・ワールド・ピースらのヒューストン・ロケッツと対戦し、4勝3敗と接戦を制する形でカンファレンス・ファイナルへと進出しました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 2009年5月4日 | ヒューストン・ロケッツ | 100-92 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター | |
第2戦 | 2009年5月6日 | ヒューストン・ロケッツ | 98-111 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター | |
第3戦 | 2009年5月8日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 108-94 | ヒューストン・ロケッツ | トヨタ・センター | |
第4戦 | 2009年5月10日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 87-99 | ヒューストン・ロケッツ | トヨタ・センター | |
第5戦 | 2009年5月12日 | ヒューストン・ロケッツ | 78-118 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター | |
第6戦 | 2009年5月14日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 80-95 | ヒューストン・ロケッツ | トヨタ・センター | |
第7戦 | 2009年5月17日 | ヒューストン・ロケッツ | 70-89 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター |
カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対デンバー・ナゲッツ:4勝2敗
カンファレンス・ファイナルではカーメロ・アンソニーやチャンシー・ビラップスらのデンバー・ナゲッツとの対戦となり、これを4勝2敗で破って7年ぶりとなるNBAファイナルへと駒を進めたのでした。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 2009年5月19日 | デンバー・ナゲッツ | 103-105 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター | |
第2戦 | 2009年5月21日 | デンバー・ナゲッツ | 106-103 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター | |
第3戦 | 2009年5月23日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 103-97 | デンバー・ナゲッツ | ペプシ・センター | |
第4戦 | 2009年5月25日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 101-120 | デンバー・ナゲッツ | ペプシ・センター | |
第5戦 | 2009年5月27日 | デンバー・ナゲッツ | 94-103 | ロサンゼルス・レイカーズ | ステイプルズ・センター | |
第6戦 | 2009年5月29日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 119-92 | デンバー・ナゲッツ | ペプシ・センター |
NBAファイナル 対オーランド・マジック:4勝1敗
こうして迎えた2008-09シーズンのNBAファイナルは、ロサンゼルス・レイカーズと東地区王者のオーランド・マジックとの対戦となりました。
2008-09シーズンのオーランド・マジックは、「リバウンド王」と「ブロック王」を同時受賞し、「最優秀守備選手」に選出されるなど守備面でリーグ最強の存在として君臨し始めたドワイト・ハワードを中心に据えた硬いディフェンスを誇るチームでした。
結果的に、ロサンゼルス・レイカーズがオーランド・マジックを4勝1敗で破り、7年ぶり15回目の優勝を果たしました。
詳細な試合結果は以下のとおりです。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム |
---|---|---|---|---|
1 | 6月4日 | オーランド・マジック | 75-100 | ロサンゼルス・レイカーズ |
2 | 6月7日 | オーランド・マジック | 96-101 | ロサンゼルス・レイカーズ |
3 | 6月9日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 104-108 | オーランド・マジック |
4 | 6月11日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 99-91 | オーランド・マジック |
5 | 6月14日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 99-86 | オーランド・マジック |
ファイナルMVPは「コービー・ブライアント」。
シャキール・オニールと離別し7年、ついに自身初となるファイナルMVPを獲得しました。
2009年のNBAファイナルについての詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!
まとめ:コービーとレイカーズが7年ぶりのNBA制覇
今回は「2009年のNBAファイナルで優勝を果たした”ロサンゼルス・レイカーズ”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!
この優勝はロサンゼルス・レイカーズにとって7年ぶり15回目のNBA制覇となりました。
また、コービー・ブライアントはシャキール・オニールと別れて7年、ついに自身初となるファイナルMVPを獲得しました。
他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!