NBAファイナル

【NBA2009-10シーズン】ロサンゼルス・レイカーズ(LAL)の優勝への軌跡(試合結果、順位表)

こんにちは!

NBA好きブロガーのおしょうサンドです。

 

 

NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。

多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。

 

 

NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。

他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。

それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。

 

 

もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。

ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。

進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!

 

 

つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑

 

 

そこで今回は2009-10シーズンを制したロサンゼルス・レイカーズ(LAL)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。

ロサンゼルス・レイカーズは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??

存分に見ていきましょう!

それではさっそく、ティップオフ!!

 

 

ドラフト

NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!

世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。

将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。

 

 

ロサンゼルス・レイカーズは2009年のNBAドラフトにて3名の選手をドラフトしました。

 

【指名選手】

指名順位 選手名 ポジション 国籍 出身大学 前所属チーム(リーグ/国名)
1 29 トニー・ダグラス シューティングガード アメリカ合衆国 フロリダ州立大学 -
2 42 パトリック・ベバリー ポイントガード アメリカ合衆国 - BCデュニプロ(FBUスーパーリーグ/ウクライナ)
2 59 シネメル・イロヌー パワーフォワード ナイジェリア テキサスA&M大学 -

 

 

2009年ドラフトでロサンゼルス・レイカーズが持っていた指名権は3枚で、まず1巡目29位でトニー・ダグラスを指名しました。

しかし、直後のトレードでトニー・ダグラスの指名権はニューヨーク・ニックスに移り、トニー・ダグラスはニューヨーク・ニックスでNBA入りを果たします。

 

 

次に、ロサンゼルス・レイカーズは2巡目42位でパトリック・ベバリーを指名します。

しかし、2009年8月26日に交渉権がマイアミ・ヒートへと移動し、さらにマイアミ・ヒートの金銭的事情により契約がされず、ユーロリーグのオリンピアコスFCと契約。

2010年にはマイアミ・ヒートに帯同するも、NBAデビューを果たすことなく解雇。

その後、ロシアリーグに挑戦し、リーグMVPを受賞した後にヒューストン・ロケッツと無保証での契約を結び、NBA入りを果たしました。

 

 

もう一枚、3枚目の指名権を使って2巡目59位でシネメル・イロヌーを指名。

しかし、シネメル・イロヌーはロサンゼルス・レイカーズと契約せず、スペインのリーガABCに所属するバスケット・サラゴサ2002と契約を結びました。

 

 

2009年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!

 

 

NBAファイナルまでの道のり:2009-10 ロサンゼルス・レイカーズのレギュラーシーズン試合結果

それではいよいよ、2009-10レギュラーシーズンがロサンゼルス・レイカーズにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!

まずはオフシーズンの動きを簡単にご紹介します。

 

 

【オフシーズンの動き】

昨シーズンNBA優勝を果たしたロサンゼルス・レイカーズはコービー・ブライアントとパウ・ガソルのデュオを中心としたチームで2連覇を目指しレギュラーシーズンに臨みました。

 

 

ディビジョン

次にレギュラーシーズンの試合結果を見ていきましょう!

 

 

まずはディビジョンでの成績です。

ディビジョンとは本拠地をおく都市が近いチーム同士をNBAが独自に振り分けたグループのことで、ロサンゼルス・レイカーズはパシフィック・ディビジョンに属します。

2009-10レギュラーシーズンではロサンゼルス・レイカーズはパシフィック・ディビジョンで1位の成績を残しました。

 

 

【2009-10レギュラーシーズン パシフィック・ディビジョンの結果】

パシフィック・ディビジョン 勝率 GP
ロサンゼルス・レイカーーズ 57 25 0.695 - 82
フェニックス・サンズ 54 28 0.659 3 82
ロサンゼルス・クリッパーズ 29 53 0.354 28 82
ゴールデンステイト・ウォリアーズ 26 56 0.317 31 82
サクラメント・キングス 25 57 0.305 32 82

 

 

カンファレンス

次に見ていくのはカンファレンスでの試合結果です。

カンファレンスとはNBAが独自にチームを東西に分類した区分けのことで、ロサンゼルス・レイカーズはウエスタン・カンファレンスに所属しています。

 

 

フィル・ジャクソンのもと前年王者の風格そのままに勝利を重ね、57勝25敗のウエスタン・カンファレンス1位の成績でプレイオフに進出しました。

 

 

【2009-10レギュラーシーズン ウエスタン・カンファレンスの結果】

ウエスタン・カンファレンス
チーム 勝率 GP
1 ロサンゼルス・レイカーズ 57 25 0.695 - 82
2 ダラス・マーベリックス 55 27 0.610 2 82
3 フェニックス・サンズ 54 28 0.659 3 82
4 デンバー・ナゲッツ 53 29 0.646 4 82
5 ユタ・ジャズ 53 29 0.646 4 82
6 ポートランド・トレイルブレイザーズ 50 32 0.610 7 82
7 サンアントニオ・スパーズ 50 32 0.610 7 82
8 オクラホマシティ・サンダー 50 32 0.610 7 82
9 ヒューストン・ロケッツ 42 40 0.512 15 82
10 メンフィス・グリズリーズ 40 42 0.488 17 82
11 ニューオーリンズ・ペリカンズ 37 45 0.451 20 82
12 ロサンゼルス・クリッパーズ 29 53 0.354 28 82
13 ゴールデンステイト・ウォリアーズ 26 56 0.317 31 82
14 サクラメント・キングス 25 57 0.305 32 82
15 ミネソタ・ティンバーウルブズ 15 67 0.183 42 82

 

 

NBAファイナルまでの道のり:2009-10 ロサンゼルス・レイカーズのプレイオフ試合結果

次にロサンゼルス・レイカーズが2009-10プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!

 

 

【2009-10プレイオフの背景】

2009-10シーズンのプレイオフは2012年4月17日に開始し、6月17日に終了しました。

 

 

ファーストラウンド(1回戦)対オクラホマシティ・サンダー:4勝2敗

プレイオフのファーストラウンド(1回戦)は若きケビン・デュラントやラッセル・ウエストブルック率いるオクラホマシティ・サンダーとの対戦となり、4勝2敗で打ち破ってカンファレンス・セミファイナルに進出しました。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム アリーナ
第1戦 2010年4月18日 オクラホマシティ・サンダー 79-87 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第2戦 2010年4月20日 オクラホマシティ・サンダー 92-95 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第3戦 2010年4月22日 ロサンゼルス・レイカーズ 96-101 オクラホマシティ・サンダー オクラホマシティ・アリーナ
第4戦 2010年4月24日 ロサンゼルス・レイカーズ 89-110 オクラホマシティ・サンダー オクラホマシティ・アリーナ
第5戦 2010年4月27日 オクラホマシティ・サンダー 87-111 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第6戦 2010年4月30日 ロサンゼルス・レイカーズ 95-94 オクラホマシティ・サンダー オクラホマシティ・アリーナ

 

 

カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対ユタ・ジャズ:4勝0敗

カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではデロン・ウィリアムズやポール・ミルサップらのユタ・ジャズと対戦し、4勝0敗(スイープ)で下してカンファレンス・ファイナルに駒を進めました。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム アリーナ
第1戦 2010年5月2日 ユタ・ジャズ 99-104 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第2戦 2010年5月4日 ユタ・ジャズ 103-111 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第3戦 2010年5月8日 ロサンゼルス・レイカーズ 111-110 ユタ・ジャズ エナジーソリューションズ・アリーナ
第4戦 2010年5月10日 ロサンゼルス・レイカーズ 111-96 ユタ・ジャズ エナジーソリューションズ・アリーナ

 

 

カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対フェニックス・サンズ:4勝2敗

カンファレンス・ファイナルではスティーブ・ナッシュ擁するフェニックス・サンズとの対戦となり、4勝2敗で打ち破って2年連続となるNBAファイナルに到達しました。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム アリーナ
第1戦 2010年5月17日 フェニックス・サンズ 107-128 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第2戦 2010年5月19日 フェニックス・サンズ 112-124 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第3戦 2010年5月23日 ロサンゼルス・レイカーズ 109-118 フェニックス・サンズ USエアウェイズ・センター
第4戦 2010年5月25日 ロサンゼルス・レイカーズ 106-115 フェニックス・サンズ USエアウェイズ・センター
第5戦 2010年5月27日 フェニックス・サンズ 101-103 ロサンゼルス・レイカーズ ステイプルズ・センター
第6戦 2010年5月29日 ロサンゼルス・レイカーズ 111-103 フェニックス・サンズ USエアウェイズ・センター

 

 

NBAファイナル 対ボストン・セルティックス:4勝3敗

こうして迎えた2009-10シーズンのNBAファイナルは、ロサンゼルス・レイカーズと東地区王者のボストン・セルティックスとの対戦となりました。

2009-10シーズンのボストン・セルティックスはポール・ピアース、ケビン・ガーネット、レイ・アレンのBIG3を擁する優勝候補の一角でした。

 

 

結果的に、ロサンゼルス・レイカーズがボストン・セルティクスを4勝3敗で破り、2年連続16回目のNBA優勝を果たしました。

詳細な試合結果は以下のとおりです。

 

 

試合 日付 アウェイ 結果 ホーム
1 6月3日 ボストン・セルティックス 89-102 ロサンゼルス・レイカーズ
2 6月6日 ボストン・セルティックス 103-94 ロサンゼルス・レイカーズ
3 6月8日 ロサンゼルス・レイカーズ 91-84 ボストン・セルティックス
4 6月10日 ロサンゼルス・レイカーズ 89-96 ボストン・セルティックス
5 6月13日 ボストン・セルティックス 92-86 ロサンゼルス・レイカーズ
6 6月15日 ロサンゼルス・レイカーズ 89-67 ボストン・セルティックス
7 6月17日 ボストン・セルティックス 79-83 ロサンゼルス・レイカーズ

 

 

ファイナルMVPは「コービー・ブライアント」。

攻守に渡る多大なる貢献で、自身2度目となる2年連続ファイナルMVPを獲得しました。

 

 

2010年のNBAファイナルについての詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!

 

 

まとめ:コービーがレイカーズで5度目のNBA優勝

今回は「2010年のNBAファイナルで優勝を果たした”ロサンゼルス・レイカーズ”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。

いかがでしたでしょうか?

NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!

ロサンゼルス・レイカーズはこの優勝が2年連続16回目のNBA制覇となりました。

また、コービー・ブライアントが攻守に渡る多大なる貢献で、自身2度目となる2年連続ファイナルMVPを獲得しました。

他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!

それではまた次の記事でお会いしましょう!

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