皆さんこんにちは!
NBA好きブログライターのおしょうサンドです。
国際バスケットボール連盟(FIBA)によると、全世界のバスケットボールの競技人口はなんと4.5億人。
これはバレーボールの5億人に次いで全スポーツの中で2番目に多い数字です。
一方で、NBAでプレイをすることができる選手はたったの450人。
その確率は脅威の0.0001%。
例えではなく「ほんの一握り」しか所属することができないリーグです。
そんな世界最高峰のリーグに所属するすべての選手たちが求める高み、それが「NBAチャンピオン」。
本物の天才たちが生活のすべてをバスケに注ぎ、それでもなお1度も手が届かない選手がいる頂です。
そこを目指す選手たちが本気でぶつかるからこそ、プレーオフ(NBAの決勝トーナメント)では数多くの伝説が生まれます。
特にその年のチャンピオンを決める戦いである「NBAファイナル」はどの年も世界最高の試合が行われてきました。
その当時の最高の選手、最高のチーム、最高の戦術がぶつかり合うNBAファイナルは、もはやNBAの歴史そのものだと僕は思います。
今回はその中から「NBAファイナル1987 ロサンゼルス・レイカーズ VS ボストン・セルティクス」の対決をご紹介しましょう!
皆さんがNBAの歴史を知り、もっともっとNBAを好きになるきっかけになることができれば光栄です。
それではティップオフ!!
NBAファイナル1987に出場したチームの背景を知ろう!
1987年NBAファイナルはウエスタン・カンファレンスチャンピオンの「ロサンゼルス・レイカーズ」とイースタン・カンファレンスチャンピオンの「ボストン・セルティクス」の戦いでした。
まずはそれぞれのチームの背景から見ていきましょう!
ロサンゼルス・レイカーズ
1986-87シーズン ファイナルまでの試合成績 | |
レギュラーシーズン | 65勝17敗(カンファレンス1位) |
プレーオフ1回戦 | 3勝0敗(VS デンバー・ナゲッツ) |
カンファレンス・セミファイナル | 4勝1敗(VS ゴールデンステイト・ウォリアーズ) |
カンファレンス・ファイナル | 4勝2敗(VS シアトル・スーパーソニックス) |
「ロサンゼルス・レイカーズ」はカリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を置くチームです。
エースは"ショータイム・レイカーズ"を率いる「マジック・ジョンソン」。
レギュラーシーズンを65勝17敗のカンファレンス1位で終えると、プレーオフでは1回戦にアレックス・イングリッシュらの「デンバー・ナゲッツ」を、準決勝ではロバート・パリッシュやバーナード・キングらの「ゴールデンステイト・ウォリアーズ」を、決勝戦でデール・エリス、トム・チェンバース、ゼイビア・マクダニエルらの「シアトル・スーパーソニックス」を倒し、NBAファイナルに進みました。
この年優勝を果たしたロサンゼルス・レイカーズがNBAファイナルに至るまでどのようなシーズンを過ごしたのか気になるという方は、こちらの記事もぜひお読みください!
ボストン・セルティクス
1986-87シーズン ファイナルまでの試合成績 | |
レギュラーシーズン | 59勝23敗(カンファレンス1位) |
プレーオフ1回戦 | 3勝0敗(VS シカゴ・ブルズ) |
カンファレンス・セミファイナル | 4勝3敗(VS ミルウォーキー・バックス) |
カンファレンス・ファイナル | 4勝3敗(VS デトロイト・ピストンズ) |
「ボストン・セルティクス」はマサチューセッツ州ボストンに拠点を置くチームです。
エースは「ラリー・Legend(レジェンド)・バード」。
レギュラーシーズンを59勝23敗のカンファレンス1位で終えると、プレーオフでは1回戦に若きマイケル・ジョーダン要する「シカゴ・ブルズ」を、準決勝ではドン・ネルソンHC率いる「ミルウォーキー・バックス」を、決勝戦で”バットボーイズ”「デトロイト・ピストンズ」を倒し、NBAファイナルに進みました。
NBAファイナル1987の出場選手・ロスター
次にNBAファイナル1987で各チームに所属していた選手達を見ていきましょう!
ロサンゼルス・レイカーズの出場選手一覧
表は左方向にスクロールすることが可能です。
ポジション | 背番号 | 名前 | 身長(cm) | 体重(kg) | 生年月日 |
PF | 45 | A.C.グリーン(A.C. Green) | 206 | 100 | 1963年10月4日 |
SF | 24 | エイドリアン・ブランチ(Adrian Branch) | 201 | 94 | 1963年11月17日 |
SF | 55 | ビリー・トンプソン(Billy Thompson) | 201 | 88 | 1963年12月1日 |
SG | 4 | バイロン・スコット(Byron Scott) | 191 | 88 | 1961年3月28日 |
PF | 43 | フランク・ブリコフスキー(Frank Brickowski) | 206 | 109 | 1959年8月14日 |
SF | 42 | ジェームズ・ウォージー(James Worthy) | 206 | 102 | 1961年2月27日 |
C | 33 | カリーム・アブドゥル=ジャバー(Kareem Abdul-Jabbar) | 218 | 102 | 1947年4月16日 |
PF | 31 | カート・ランビス(Kurt Rambis) | 203 | 97 | 1958年2月25日 |
PG | 32 | マジック・ジョンソン(Magic Johnson) | 206 | 97 | 1959年8月14日 |
SG | 21 | マイケル・クーパー(Michael Cooper) | 201 | 77 | 1956年4月15日 |
C | 52 | マイク・スムレク(Mike Smrek) | 213 | 113 | 1962年8月31日 |
PF | 43 | マイカル・トンプソン(Mychal Thompson) | 208 | 103 | 1955年1月30日 |
PG | 1 | ウェズ・マシューズ(Wes Matthews) | 185 | 77 | 1959年8月24日 |
PG | ポイントガード |
SG | シューティングガード |
SF | スモールフォワード |
PF | パワーフォワード |
C | センター |
ボストン・セルティクスの出場選手一覧
表は左方向にスクロールすることが可能です。
ポジション | 背番号 | 名前 | 身長(cm) | 体重(kg) | 生年月日 |
PG | 7 | アンドレ・ターナー(Andre Turner) | 180 | 73 | 1964年12月13日 |
C | 5 | ビル・ウォルトン(Bill Walton) | 211 | 95 | 1952年11月5日 |
SG | 43 | コナー・ヘンリー(Conner Henry) | 201 | 88 | 1963年7月21日 |
SG | 44 | ダニー・エインジ(Danny Ainge) | 193 | 79 | 1959年3月17日 |
SF | 20 | ダレン・デイ(Darren Daye) | 203 | 100 | 1960年11月30日 |
SF | 45 | デイビット・サードキル(David Thirdkill) | 201 | 88 | 1960年4月12日 |
PG | 3 | デニス・ジョンソン(Dennis Johnson) | 193 | 84 | 1954年9月18日 |
PF | 31 | フレッド・ロバーツ(Fred Roberts) | 208 | 99 | 1960年8月14日 |
C | 50 | グレッグ・カイト(Greg Kite) | 211 | 113 | 1961年8月5日 |
PG | 12 | ジェリー・シヒティング(Jerry Sichting) | 185 | 76 | 1956年11月29日 |
PF | 32 | ケビン・マクヘイル(Kevin McHale) | 208 | 95 | 1957年12月19日 |
SF | 33 | ラリー・バード(Larry Bird) | 206 | 100 | 1956年12月7日 |
SG | 34 | リック・カーライル(Rick Carlisle) | 196 | 95 | 1959年10月27日 |
C | 0 | ロバート・パリッシュ(Robert Parish) | 216 | 104 | 1953年8月30日 |
PG | 11 | サム・ヴィンセント(Sam Vincent) | 188 | 84 | 1963年5月18日 |
SF | 8 | スコット・ウェドマン(Scott Wedman) | 201 | 98 | 1952年7月29日 |
PG | ポイントガード |
SG | シューティングガード |
SF | スモールフォワード |
PF | パワーフォワード |
C | センター |
NBAファイナル1987のシリーズ概要
それではいよいよNBAファイナル1987の試合の結果を見ていきましょう!
1986-87シーズンのNBAチャンピオンは「ロサンゼルス・レイカーズ」。
チームとしては2年ぶり10回目の優勝となりました。
対戦成績は4勝2敗。
詳細な試合結果は以下のとおりです。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム |
---|---|---|---|---|
1 | 6月2日 | ボストン・セルティクス | 113-126 | ロサンゼルス・レイカーズ |
2 | 6月4日 | ボストン・セルティクス | 122-141 | ロサンゼルス・レイカーズ |
3 | 6月7日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 103-109 | ボストン・セルティクス |
4 | 6月9日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 107-106 | ボストン・セルティクス |
5 | 6月11日 | ロサンゼルス・レイカーズ | 108-123 | ボストン・セルティクス |
6 | 6月14日 | ボストン・セルティクス | 93-106 | ロサンゼルス・レイカーズ |
ファイナルMVPは「マジック・ジョンソン」。
ファイナル最終戦でも16得点8リバウンド19アシストという堂々たる記録でレイカーズを勝利に導き、自身3度目のファイナルMVPを受賞しました。
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NBAファイナル1987の試合の概要
ここからは試合のさらに詳細な流れをお伝えしていきます。
マジックとバード時代の最後の激突となったシーズンのNBAファイナルを一緒に見ていきましょう!
第1戦(113-126 ロサンゼルス・レイカーズ Win)
NBAファイナルの1回戦はロサンゼルス・レイカーズのホーム「ザ・アリーナ」で始まりました。
この試合は連戦に連戦を重ねてファイナルに辿り着いたセルティクスに疲労の色が見られ、終始レイカーズが圧倒する展開となりました。
レイカーズは前半だけで速攻から35得点を記録しハーフタイム時点で15点ものリードを奪うと、後半もセルティックスに反撃の隙を与えることなく勝利。
この試合レイカーズはジェームズ・ウォージーが33得点9リバウンド10アシスト、マジックが29得点8リバウンド13アシストと躍動し、他の選手も6選手が2桁得点を挙げるなど効率的なオフェンスでセルティックスを圧倒。
セルティックスはバードが32得点と孤軍奮闘しますが、他の選手の得点が伸びず勝利を掴めませんでした。
第2戦(122-141 ロサンゼルス・レイカーズ Win)
レイカーズリードで迎えた第2戦。
初戦を落としたセルティクスはマジックを封じるため、ディフェンダーのダニー・エインジにマジックへのマンツーマンディフェンスを命じますが、それだけで防げるほど”ショータイム・レイカーズ”の「魔法」は安いものではありませんでした。
マジックは得点こそ彼にしては少ない22得点でしたが、その分アシストを量産。
第2Qには1Qでのアシスト記録である8アシストを記録するなどセルティクスのディフェンスを欺き続け、試合が終わった時には20アシストに到達していました。
さらにこの日マジックがディフェンスを惹きつけたおかげで他の選手はフリーになる傾向が高く、特にシュートタッチが冴え渡ったマイケル・クーパーは3ポイント6本というこちらも当時のNBA記録を塗り替える活躍で得点を量産。
終わってみれば19点という大差でレイカーズがセルティクスを下しました。
セルティクスもバードやパリッシュ、マクヘイルといった主力が十分得点しましたが、レイカーズのオフェンスを全く止めることができず殴り負ける結果となりました。
第3戦(103-109 ボストン・セルティクス Win)
レイカーズ2連勝で迎えた第3戦。
舞台はボストン・セルティクスのホーム「ボストン・ガーデン」に移ります。
レイカーズが勢いそのままに勝利するかとも思われましたが、この試合はセルティクスの伏兵グレッグ・カイトがチームを救います。
ロバート・パリッシュがファウルトラブルに陥ったこともあり、ベンチから出場したグレッグはマジックとジャバーに対してほぼ完璧とも言えるディフェンスを遂行。
得点こそなかったもののわずか20分間でジャバーからオフェンスリバウンド5本を含む9本のリバウンドを奪い、マジックのシュートをブロックするなど一時レイカーズの攻撃をシャットアウトすると、セルティクスの逆転に貢献しました。
グレッグの活躍で勢いづいたセルティクスは後半も勢いそのままにレイカーズを抑え切り、ホームでようやく初勝利をあげました。
第4戦(107-106 ロサンゼルス・レイカーズ Win)
依然レイカーズリードで迎えた第4戦。
それでも第3戦をセルティクスが勝利しているため流れはむしろホームのセルティクスにありました。
序盤は勢いに乗るセルティクスが積極的に攻撃を仕掛け、47-55の8点リードで前半を折り返します。
しかし後半になるとレイカーズも地力を見せ始め、点差がじわじわと詰まる展開に。
さらに第4Qに入るとレイカーズがマイケル・クーパーの3ポイントシュートなどで攻勢を強め、殘り1分30秒でついに102-103の点差は1点まで縮まりました。
次のセルティクスのオフェンスが失敗に終わり、マジックがこの機を逃さず魔法のようなパスでジャバーのアリウープダンクを演出しレイカーズが逆転に成功します。
しかしバードが黙っているはずもなく、すぐさま3ポイントシュートで再逆転。
レイカーズもすかさずジャバーの”スカイフック”で反撃しますが、これが外れるもフリースローを2本獲得し、1本目を決めて点差は再度1点に。
同点のかかった2本目のフリースローはリムに弾かれ、ボールはリバウンド争いののちコート外にこぼれます。
試合の勝敗に大きく関わる運命のジャッジは”レイカーズホール”でした。
こうして再度攻撃のチャンスを得たレイカーズはマジックに攻撃を託します。
当然セルティクスもチーム最高のディフェンダーであるマクヘイルとパリッシュがダブルチームに向かいますが、マジックはジャバー直伝のフックシュートを2人の上から放ちーーー。
美しい弧を描いたシュートはリングに吸い込まれました。
レイカーズ逆転。
最後のセルティクスのシュートが失敗に終わったことで、結局これが決勝点となりレイカーズが大逆転勝利を収めました。
第5戦(108-123 ボストン・セルティクス Win)
レイカーズが王手で迎えた第5戦。
第4戦の勝利から、流れは完全にレイカーズにありました。
しかしここで、ボストンのホームアリーナでレイカーズの優勝だけは決めさせまいとセルティクスの選手たちが奮起します。
この試合特に目立っていたのは後に"Ainge range"と呼ばれるセルティクスのシューター、ダニー・エインジ。
この土壇場で6本中5本の高確率で3ポイントを決め、セルティクスの勝利に貢献しました。
セルティクスは他にもバードらスタメン全員が20得点を超える活躍でレイカーズを圧倒すると、ホームでの一戦を死守しました。
レイカーズはマジックが29得点8リバウンド12アシストと孤軍奮闘しますが、援護が乏しく優勝は持ち越しとなりました。
第6戦(93-106 ロサンゼルス・レイカーズ Win)
運命の第6戦。
舞台はカリフォルニアに戻ります。
試合前にはジャバーが髪型をスキンヘッドに変更して登場しアリーナを騒つかせましたが、ファンの歓声とは裏腹に、序盤の試合を支配したのはセルティクスでした。
マジックがシュートの精度を欠きわずか4得点に終わる中、デニス・ジョンソンの18得点得点もありセルティクスが56-51と5点のリードで前半を折り返します。
しかし、後半が始まると前半の劣勢はまるでショーを盛り上げるための前座だったかのように試合は一変。
”ショータイム・レイカーズ”がセルティクスのオフェンスを抑え込むだけでなく、もはや止めることは不可能とも言えるマジックのミラクルパスによるカウンター速攻を何度も炸裂させ瞬く間に点差をなくすと、その後は一度の逆転も許さずレイカーズが圧倒。
長きに渡るマジックとバードの戦いはマジックの勝利で幕を閉じました。
まとめ
今回は「NBAファイナル1987 ロサンゼルス・レイカーズ VS ボストン・セルティクス」の対決をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
マジックとバードの存在はNBAが世界的リーグに発展する上でなくてはならないものでした。
そんな2人の殿堂入り選手の最後の戦いがここで終わり、マイケル・ジョーダンら次世代のスーパースター達へと時代は受け継がれていきます。
やはりNBAファイナルはドラマがあって面白いですね!
他の年のNBAファイナルも同じように紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください!
それではまた次の記事でお会いしましょう!