NBA伝説の男たち

ケビン・マクヘイルってどんな選手?黄金期ボストン・セルティックスを支えた最強の“シックスマン”

1980年代にボストン・セルティックスで活躍した「ケビン・マクヘイル」。

1999年にはバスケットボール殿堂入りを果たしたれっきとしたレジェンドではありますが、最近NBAを見始めた方の多くは彼がどんな選手だったのかを知らないのではないでしょうか?

 

この記事では、そんな皆さんに向けてケビン・マクヘイルの選手像をご紹介していこうと思います。

彼がNBAで残した功績やプレーの魅力的なポイントを交えてワクワクする内容を語っていきますので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

 

1980年代に3度のNBA制覇を成し遂げた伝説的「BIG3」の1人

1980年代のNBAといえば、ラリー・バードのボストン・セルティックスとマジック・ジョンソンのロサンゼルス・レイカーズが覇権を争っていた時代。

この2チームの「ライバル関係」はNBAを全米屈指の人気を誇るスポーツリーグに成長させました。

 

そんな時代を代表するチームの1つであったボストン・セルティックスは、ラリー・バードを含めた「BIG3」と呼ばれる3人の選手たちを中心としたチームで3度のNBA優勝を達成。

この記事の主人公であるケビン・マクヘイルもそんな伝説の「BIG3」の一角として活躍した選手です。

 

ただ、ラリー・バードが偉大すぎたが故に、正直バード以外の2人に関してはその実力までちゃんと知っている方は少ないのではないでしょうか。

この記事ではそんな方々に向けてプレーの魅力なども交えてご紹介していますので、この機会にぜひケビン・マクヘイルという選手をちゃんと知っていただければ嬉しいです。

 

黄金期セルティックスの最強の“シックスマン”

さて、ここからはいよいよケビン・マクヘイルの選手像について迫っていきましょう!

先述したように、1980年代を代表するチームである黄金期セルティックスにおいて「BIG3」という主力メンバーの1人として活躍したマクヘイル。

しばしば「史上最高」と称されるポストプレーを武器にディフェンスを翻弄している姿が印象的な選手であり、その得点力は一度ボールを預けると得点するまでボールが帰ってこないことから“ブラックホール”という異名をつけられるほどでした。

 

確実にチームN0.2の実力を持っていたマクヘイルですが、驚くことに担当していたのはベンチから出てくる6人目の選手、通称「シックスマン」。

スタメンにはラリー・バードとロバート・パリッシュという2人のスターが存在したため、そのスターたちが下がる時間を圧倒的実力で牽引する仕事を担っていたというわけですね。

スーパースターの実力を持つマクヘイルがプライドを捨てて最強のシックスマンとしてプレーしたことはセルティックが3度の優勝を果たす上で最も大きな要因の1つであり、その功績を讃え、ボストン・セルティックスはマクヘイルが着用した背番号「32」を永久欠番に認定しました。

 

【ケビン・マクヘイルの主な功績】

NBAチャンピオン:3回(1981, 1984, 1986)

オールスター:7回(1984, 1986〜1991)

オールNBAチーム
・ファーストチーム:1回(1987)

オールディフェンシブチーム
・ファーストチーム:3回(1986〜1988)
・セカンドチーム:3回(1983, 1989, 1990)

シックスマン賞:2回(1984, 1985)

 

ウィングスパンは脅威の244cm

伝説的なチームのシックスマンとして歴史になを刻んだケビン・マクヘイルですが、彼がそれほどの活躍を残すことができた大きな要因がその異常な長さの「ウィングスパン」でした。

ウィングスパンとは「両手を真横に広げた際の指の先から先までの長さ」のことであり、“ボールを手で扱いながら高い位置にあるゴールへ入れる競技”であるバスケットボールにおいては非常に重要な身体的特徴です。

 

ケビン・マクヘイルのウィングスパンは脅威の244cm。

現代NBAを見ている方であれば、ビクター・ウェンバヤマのウィングスパンが243cmと聞けばその異常さがよく伝わるのではないでしょうか?

身長208cmの選手としてはちょっと違和感を覚えるくらいの長い手を持っていたマクヘイルは、その長さを生かしたポストムーブやディフェンスで相手を翻弄し、チームを支えていたというわけです。

 

ケビン・マクヘイルはここが凄かった!プレーの魅力3選

ここまでケビン・マクヘイルがどんな選手だったのかを功績や身体的特徴を交えてご紹介してきました。

なんとなくケビン・マクヘイルの選手像が見えてきたと思いますので、最後はそんな彼の選手としての実力をより深くしっていただくために、プレーの魅力を厳選して3つお伝えしていこうと思います!

 

魅力その①:ディフェンスを翻弄する多彩な「ポストムーブ」

ケビン・マクヘイルと言えば、その多彩な「ポストムーブ」で有名な選手です。

卓越したフットワークやフェイクの技術に加え、その異常に長い腕をつかった高いフィニッシュスキルを巧みに組み合わせて使用するマクヘイルのポストムーブは、相手ディフェンスを閉じ込めるその姿から「 The Torture Chamber(拷問部屋)」と称されていました。

 

ポストムーブに限っていえば史上最高の呼び声も高く、あの「ドリームシェイク」の生みの親であるアキーム・オラジュワンと比較されるほど。

ハイライトを見るとほとんどがポストムーブによる得点シーンですので、興味のある方はぜひ動画を探してみてくださいね!

 

魅力その②:驚異的な「得点効率」

ケビン・マクヘイルのプレーを見る際には、その脅威的な「得点効率」も注目して欲しいポイントの1つ。

比較的シュートが入りやすいインサイドプレイヤーに限定してもNBAのフィールドゴール%は平均45〜50%程度であるのに対し、マクヘイルのキャリア平均はなんと55.4%。

さらに、フィールドゴール%が50%を下回ったのは引退年のたった1年のみであり、キャリア中盤には60%を超えるシーズンを2度も残しているんです。

 

この数値はマクヘイルのようなダンクを多用しない選手としては歴代トップクラスの数値であり、その効率の良い得点スタイルこそがシックスマンとして大活躍することができた大きな要因であることは間違い無いでしょう。

 

魅力その③:長い腕を生かした理不尽な「ブロック力」

キャリア6度のでオールディフェンシブチームに選出されるほどのディフェンス力を持っていたケビン・マクヘイルですが、ディフェンス面での魅力を1つ挙げるとすればやはり「ブロック力」でしょう。

その異常なウィングスパンを考えれば、ブロックが得意なことは簡単に想像がつきますよね。笑

ブロック王こそ1度も受賞していないものの、3度目の優勝を果たした1985–86シーズンにはキャリアハイとなる2.8ブロックを記録し、守護神としてチームに貢献した姿は印象的でした。

 

まとめ

今回はボストン・セルティックスの「BIG3」の一角であり、最強シックスマンの呼び声も高い「ケビン・マクヘイル」についてご紹介しました。

いかがでしたでしょうか?

ロバート・パリッシュと共にラリー・バードの影に隠れがちな選手ですが、個人の実力はリーグトップクラスのものを持っていたことがわかっていただけたのではないかと思います。

特にその長い腕を使ったポストプレーは現代NBAにおいても厄介な存在になることは間違いないほどの実力ですので、まだマクヘイルのプレーを見たことがないという方はぜひ一度ハイライトなどの動画を視聴してみてくださいね!

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