NBA伝説の男たち

ボブ・ペティットってどんな選手?“初代シーズンMVP”に輝いたホークスの英雄

NBAの創設期に活躍し、数々のNBA記録を打ち立てたレジェンド「ボブ・ペティット」。

2021年にNBA公式が発表した「NBA75周年記念チーム」にも選出されている正真正銘“伝説の男”なのですが、活躍したのが1950年とあってか、今NBAを観ているほとんどの方がそのキャリアを知らないのではないでしょうか?

 

そこでこの記事では、そんなボブ・ペティットがどんな功績を残した選手だったのかについて詳しくご紹介しようと思います。

“ホークスの英雄”として語り継がれる男の魅力を、彼が残した実績や伝説の試合をもとに語っていきますので、彼の偉大なNBAキャリアを一緒に解き明かしていきましょう!

 

“初代シーズンMVP”に輝いたホークスの英雄

1950年代〜1960年代にかけてリーグを代表するスーパースターの1人として活躍したパワーフォワード「ボブ・ペティット」。

身長206cmという当時としては非常に恵まれた体格を持ち、インサイド、アウトサイド両方からの高いスコアリング能力とリバウンド力を武器に、セントルイス・ホークス(現アトランタ・ホークス)の絶対的エースとしてチームを牽引しました。

 

NBAの初期に活躍したレジェンドとあってNBA史上初の記録を数多く持つペティットですが、その中でも最も有名なのが「初代シーズンMVP」の受賞。

受賞した1955-56シーズンは1試合平均25.7得点、16.2リバウンドと2つの主要スタッツでリーグトップの数字を記録し、プロ2年目にしてリーグの頂点に立ったのです。

 

その後も1958-59シーズンには2度目のシーズンMVP受賞、そして1958年にはボークス史上初(2026年6月時点では史上唯一)のNBA優勝に導くなど、数々の偉業を成し遂げた“ホークスの英雄”は、永久欠番となった背番号「9」と共にNBA屈指のレジェンドの1人として後世に語り継がれています。

 

【NBA時代の主な功績】

NBAチャンピオン:1回(1958)

シーズンMVP:2回(1956, 1959)

オールスター:11回(1955〜1965)

オールスターMVP:4回(1956, 1958, 1959, 1962)

オールNBAチーム
・ファーストチーム:10回(1955〜1964)
・セカンドチーム:1回(1965)

得点王:2回(1956, 1959)

リバウンド王:1回(1956)

 

ビル・ラッセル要する“王朝”セルティックスを破った男

僕が個人的にドルフ・シェイズを語る上で欠かせない功績だと思っているのが、「ビル・ラッセルの連覇をストップさせた」という事実です。

 

リーグ8連覇というアメリカのスポーツ史上最多の連続優勝回数を誇ったビル・ラッセル要する“王朝”セルティックスですが、ラッセルが現役ながらNBA優勝が叶わなかったシーズンが2つだけ存在します。

1つがウィルト・チェンバレン要するフィラデルフィア・76ersがリーグを制覇した1967年。

もう1つが、ボブ・ペティット率いるセントルイス・ホークス(現アトランタ・ホークス)が激闘のNBAファイナルを制し優勝した1958年なんですよ!

 

そして1958年の優勝を決めたNBAファイナル第6戦こそ、ペティットのキャリア最高の試合とも言える一戦。

3勝2敗で優勝に王手をかけた状態でのホーム戦という最高の条件のもと、当時最強チームだったセルティックス相手に50得点(うち19点は第4クォオーター)を叩き出し、チームを勝利に導いたのです。

このゲームはペティットの圧倒的な勝負強さを証明するとともに、この後8連覇という長すぎる栄華を築くセルティックスにとって唯一とも言える完全な黒星としてNBAの歴史に刻まれています。

 

ボブ・ペティットが残した偉大なNBA記録3選

ここまでボブ・ペティットの偉大さについて語ってきましたが、彼の凄さはこんなものではありません。

ペティットがいかに魅力的な選手だったかをより深く知ってもらうために、続いては彼が残した偉大なNBA記録のうち代表的なものを3つ厳選してご紹介していこうと思います。

 

偉大な記録①:キャリア全てのシーズンで「オールスター」と「オールNBAチーム」に選出

ボブ・ペティットが残した記録の中で何気に一番すごいなと思うのが、11年というキャリアの全てで毎年「オールスター」と「オールNBAチーム」に選出されたこと。

NBAの長い歴史の中には当然彼よりも長く連続受賞した選手もいるのですが、ルーキーシーズンから引退年まで1シーズン逃すことなく、ずっとNBAのトップ選手であり続けた選手は他にいないのではないでしょうか。

というか、そもそもオールスターやオールNBAチームに選ばれながら引退って・・・まだ全然続けられるやんって感じですよね。笑

 

またこれは余談ですが、11回出場したオールスターの中で受賞した「4度のオールスターMVP」もNBA史上最多タイ。(同率1位はコービー・ブライアント)

1950年代のNBAはまだリーグ的な地位も低く、オールスターも今ほど興行の要素が少ないガチ対戦だったそうですので、こちらも結構すごい記録だと言えるのではないでしょうか。

 

偉大な記録②:史上初のキャリア通算20,000得点達成

ボブ・ペティットが残した偉大な記録2つ目は、NBA選手として初めてキャリア通算20,000得点を達成したことです。

はるか昔のNBAにおける最強スコアラーといえば伝説の1試合100得点を記録したウィルト・チェンバレンを思い浮かべる方も多いと思いますが、彼よりも先に到達したのがペティットでした。

 

ペティットのキャリア通算得点は20,880点。

キャリアで1度もシーズン平均20得点を下回ったことがなく、11シーズンという長いキャリアをほどんど怪我なく走り抜けた鉄人だったからこそ達成することのできた金字塔だったと言えるでしょう!

 

偉大な記録③:シーズン平均20得点、20リバウンド達成

3つ目にご紹介するのは、「シーズン平均20得点20リバウンド以上」達成という大記録。

この偉業を達成したことがあるのは、NBAの長い歴史を見てもウィルト・チェンバレン、ビル・ラッセル、ジェリー・ルーカス、ネイト・サーモンド、そしてボブ・ペティットのわずか5人のみなんです。

いずれもNBAの歴史に名を刻んだレジェンドばかりですよね・・・。

 

ただ、達成者の名前を見てもわかるように、この記録が達成されたのはほどんどが1960年代。

ポゼッションの多さやシュート成功率の低さなど時代的な背景があったからこその偉業であったことは否めませんが、それでも立った5人しか達成することができていない記録を成し遂げたペティットが時代を代表する選手の1人だったことは変わりない事実だと言えるでしょう。

 

まとめ

今回はセントルイス・ホークス(現アトランタ・ホークス)に球団史上初のトロフィーをもたらした“ホークスの英雄”「ボブ・ペティット」をご紹介しました。

いかがでしたか?

 

1950年代というはるか昔に活躍した選手を現代の選手たちと比較するのは難しいですが、どの時代のスーパースターたちと比較しても決して見劣りしない実績を残した正真正銘のレジェンドだと思います。

個人的にはやっぱり、1958年の優勝によってビル・ラッセルの10連覇を阻止したというのが結構ポイント高めですね。笑

 

今NBAを見ていてアトランタ・ホークスの優勝っていつだっけ?という話題になったら、ボブ・ペティットというレジェンドが伝説の試合を残して優勝したエピソードを話してみんなで盛り上がってみてはいかがでしょうか?

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

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