陸上やエアロビクスなど幅広いジャンルのスポーツシューズを手がける世界的シューズメーカー「リーボック」。
今でこそ知らない人がいないほどの認知度を誇るブランドですが、現在の地位を確率する上で必要不可欠だったテクノロジーこそがこの記事のメインテーマ「ポンプ(PUMP)」でした。
この記事では、そんな「ポンプ(PUMP)」が搭載された歴代の名作バッシュを5つ厳選してご紹介。
2016年からNBAを見まくっている僕の視点から、NBA選手との関係性も踏まえて解説していきますので、ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね!
ポンプ(PUMP)|バッシュのハイテク化を加速させたリーボック発の革命的なフィッティングテクノロジー
名作バッシュの紹介へ移る前に、リーボックが発明した革命的なテクノロジー「ポンプ(PUMP)」について少し語らせてください。
リーボックがポンプ(PUMP)を生み出した1980年代、バスケットシューズ業界はナイキを中心に周り始めていました。
空気の入った風船のようなクッション素材「ナイキ エア(Nike Air)」によってバッシュの機能性を格段に向上させることに成功すると、「エア フォース1」や「エア ジョーダン1」、「ナイキ ダンク」といった名作シューズを続々リリース。
ナイキ以外のブランドはナイキの技術に追いつくことが第一に求められていたのです。
多くのブランドが「ナイキ エア(Nike Air)」に対抗できる"クッションニング技術”の開発に躍起になっていた時、リーボックは密かに足とシューズの一体感を向上させる“フィッティング技術”に着目。
その結果、1989年に誕生したのが空気で着圧感を調節できる新技術「ポンプ(PUMP)」だったわけですね。
使用する私たちにとってポンプ(PUMP)は単なるフィッティング機構かもしれませんが、実は自動車のエアバックや医療用の血液バックと同じくらい高度な技術が詰まっているんだそうですよ!
リーボックはこの「ポンプ(PUMP)」によって1990年代にはナイキと並ぶ有力なバッシュブランドへと台頭。
ナイキの一興時代に「待った!」をかけたリーボックの存在は、ブランド間での技術競争を激化させ、結果的にバッシュの“ハイテク化”をさらに加速させたことは間違いないでしょう!
NBAオタクが選ぶ!「ポンプ(PUMP)」が搭載された歴代名作バッシュ5選
さあ、いよいよここから本題である「ポンプ(PUMP)」搭載の歴代名作バッシュをご紹介していこうと思います。
2016年からNBAにハマり、NBAの歴史を調べることも大好きな僕の視点から、特にNBAの歴史にも大きな影響を与えた5つのモデルを厳選しましたので、NBA好きな方はもちろん、リーボックのバッシュに興味のある方も、リーボックが生み出した名作たちの歴史を一緒に見ていきましょう!
1989年|ザ ポンプ(The Pump)
1989年、リーボックが新技術「ポンプテクノロジー」を搭載したモデル第1号としてリリースした「ザ ポンプ(The Pump)」。
画期的な技術を搭載した「ザ ポンプ(The Pump)」はリリース前から高い注目を受けており、リーボックがナイキと並ぶ有力なシューズブランドへと台頭するきっかけになった一足です。
そんな「ザ ポンプ(The Pump)」がNBAで脚光を浴びることとなったのは、リリースの翌年にあたる1990年のスラムダンクコンテスト。
マイケル・ジョーダンと並ぶダンクの名手として知られていたNBAスター「ドミニク・ウィルキンス」は、コンテストに「ザ ポンプ(The Pump)」を着用しながら優勝を果たし、「ポンプテクノロジー」がリーグ全体、ひいては全世界に知れわたるきっかけとなったのです。
1990年|トワイライト ゾーン ポンプ(Twilight Zone Pump)
2つ目にご紹介するのは、「ザ ポンプ(The Pump)」の次にポンプテクノロジーを搭載したバッシュとしてリリースされた「トワイライト ゾーン ポンプ(Twilight Zone Pump)」。
足首をしっかりと覆うハイカットなモデルであり、その足首部分をポンプテクノロジーで膨らませることでフィット感を高める構造が画期的として注目を浴びたモデルです。
この「トワイライト ゾーン ポンプ(Twilight Zone Pump)」の広告塔を務めたのは、またも「ドミニク・ウィルキンス」。
バスケの花形“ダンクシュート”の名手として知られ、毎試合ハイライトプレイを繰り出すことから“ヒューマン・ハイライト・フィルム”というかっこよすぎる異名を持つウィルキンスが着用したモデルとして、当時から高い人気を博しました。
1991年|ポンプ オムニ ゾーン(Pump Omni Zone)
3作目にご紹介するのはポンプシリーズの革命児「ポンプ オムニ ゾーン(Pump Omni Zone)」。
ポンプテクノロジーの課題であった「コストの高さ」と「全体を膨らませることの効率の悪さ」の両方を解決したモデルとして、ポンプテクノロジーがバッシュ界でより注目されるきっかけとなった一足です。
課題に対して「ポンプ オムニ ゾーン(Pump Omni Zone)」が出した答えは、シュータン飲みにポンプテクノロジーを搭載した「ミッドフットPump」と呼ばれるスタイル。
結果的にガードからフォワードまでの幅広いポジションの選手たちから支持され、当時のNBAを象徴するモデルとして歴史に名を刻んだのでした。
1991年|ポンプ オムニ ゾーン 2(Pump Omni Zone II)
4つ目のモデルは前作の大成功を経て、さらに進化を遂げて登場した「ポンプ オムニ ゾーン 2(Pump Omni Zone II)」。
1作目の「ミッドフットPump」スタイルを継承しつつ、今後のリーボックを支えていくこととなるクッション技術「ヘクサライト」を搭載したことによってさらに軽く、疲れにくい一足へと生まれ変わりました。
「ポンプ オムニ ゾーン 2(Pump Omni Zone II)」のハイライトはなんといっても1991年のダンクコンテスト。
当時ルーキーだった「ディー・ブラウン」が、ダンクシュートを繰り出す際に毎回ポンプを繰り返してシューズのフィット感を調整し、その性能をアピール。
しかも、そのディー・ブラウンはそのまま優勝を果たしたことで、ポンプテクノロジーはさらなる人気を博することとなったのでした。
1992年|シャック アタック(Shaq Attaq)
5作目にご紹介するのは、今回紹介する5作の中で最も有名であろう「シャック アタック(Shaq Attaq)」。
その名前からもわかるように、あのNBA屈指の怪物センター「シャキール・オニール」のシグネチャーモデル第一号です。
大学時代からその巨体とスピードでコートを支配してきたシャックのために、リーボックはその驚異的な脚力を試合を通じて支え続けられる一足を開発。
シャックの要望で、足元の安定性を増すためにクッション性の高すぎる「ヘクサライト」を一歳使用しないなど、シャックのことを最優先に考えたシューズ開発が関係性を良好にし、ここからシャックのシグネチャーモデルはリーボックからリリースされることとなっていったのでした。
まとめ
今回は、リーボックを代表するテクノロジー「ポンプ(PUMP)」を搭載した歴代名作バッシュをご紹介しました。
いかがでしたか?
各ブランドがこぞって“クッション技術”の開発に力を入れていた1980年代において、足とシューズの一体感を高める“フィッティング”に力を注いだリーボックは本当に先見の明があるなと思います。
この記事でご紹介した名作バッシュたちは復刻版がリリースされているものがほとんどですので、興味の湧いた方はリーボック公式サイトや大手通販サイト、フリマサイトなどをチェックしてみてくださいね!
それではまた、次の記事でお会いしましょう。