こんにちは!
NBA好きブログライターのおしょうサンドです。
皆さんはNBAに「ディビジョン(=地区)」という括りがあるのはご存知でしょうか?
ディビジョンとは、本拠地をおく都市が近いチーム同士をNBAが独自に振り分けたグループのことで、2023年6月時点では”セントラル”、”アトランティック”、”サウスイースト”、”パシフィック”、”ノースウエスト”、”サウスウエスト”の6つが存在します。
このディビジョンが意味を持つのはプレーオフに進むチームを選出する時。
NBAのプレーオフに出場することができるのは基本的に各カンファレンスの勝率が高い順に6チームずつと、プレーイントーナメントを勝ち抜いた4チームの合わせて16チームですが、この方式でもし1チームもプレーオフに出場できないディビジョンがあった場合、そのディビジョン内の勝率1位のチームは特例でプレーオフへの出場権を得ることができるのです。
これはNBA側がファンのために儲けたルールです。
もしあなたが地元のチームを応援しているファンだとしたら、自分のチームが敗退した後は近くの地区のチームを応援しますよね!
でも、もしディビジョンから1チームも出場がなければ、その地区の人はプレーオフを楽しめなくなってしまうかもしれません。
そうならないためにも、各ディビジョンから最低1チームは出場できるように配慮がされているというわけですね!
そんなNBAを観る上で意外と大切な概念の1つである「ディビジョン」。
今回はその中でも特に「サウスウエスト・ディビジョン」についてご紹介していきます!
所属チームはもちろん、ディビジョンのベストプレイヤーや所属チームのユニフォームまで詳しくご紹介していきますのでぜひ最後までご覧ください。
それでは早速、ティップオフ!
目次
所属チーム
まずはサウスウエスト・ディビジョンに所属するチームを見ていきましょう!
チーム名 | 本拠地(都市) | 加入年 | 加入元 |
ダラス・マーベリクス | ダラス | 2004 | ミッドウエスト・ディビジョン |
ヒューストン・ロケッツ | ヒューストン | 2004 | ミッドウエスト・ディビジョン |
メンフィス・グリズリーズ | メンフィス | 2004 | ミッドウエスト・ディビジョン |
ニューオーリンズ・ペリカンズ | ニューオーリンズ | 2004 | セントラル・ディビジョン |
サンアントニオ・スパーズ | サンアントニオ | 2004 | ミッドウエスト・ディビジョン |
各チームについて簡単にご紹介してきますね!
紹介する順番に大きな意味はありません。
所属チーム①ダラス・マーベリクス
【バイオグラフィ・概要】
略称 | DAL |
所属カンファレンス | West |
所属ディビジョン | サウスウエスト(Southwest) |
本拠地 | テキサス州ダラス |
オーナー | マーク・キューバン |
GM | ニコ・ハリソン |
ヘッドコーチ | ジェイソン・キッド |
アリーナ | アメリカン・エアラインズ・センター |
主なスポンサー | Chime |
創設 | 1980年 |
チーム史 | ダラス・マーベリクス(1980年〜現在) |
チームカラー | ロイヤルブルー、ネイビー、シルバー、ブラック |
※2023年6月時点
NBAの中でも比較的新しいチームの1つである「ダラス・マーベリクス」。
創設初期からテキサス州ダラスに本拠地を置いており、以来一度も移転をしていません。
チーム名は1960年頃にテレビで放送された西部劇の名前”maverick”にちなんで名付けられました。
さらに詳しいチームの歴史やシーズンごとの戦績を知りたい方はぜひこちらの記事もお読みください!
所属チーム②ヒューストン・ロケッツ
【バイオグラフィ・概要】
略称 | HOU |
所属カンファレンス | West |
所属ディビジョン | サウスウエスト(Southwest) |
本拠地 | テキサス州ヒューストン |
オーナー | ティルマン・ファティータ |
GM | ラファエル・ストーン |
ヘッドコーチ | イーメイ・ウドカ |
アリーナ | トヨタ・センター |
主なスポンサー | クレジット・カルマ |
創設 | 1967年 |
チーム史 | サンディエゴ・ロケッツ(1967年〜1970年) ヒューストン・ロケッツ(1970年〜現在) |
チームカラー | 赤、黒、灰、無煙炭、白 |
※2023年6月時点
NBAの業績が上がってきた時代に創設されたチームの1つである「ヒューストン・ロケッツ」。
創設初期はカリフォルニア州サンディエゴに本拠地を置いており、その後現在の本拠地であるテキサス州ヒューストンに移転しました。
チーム名は当時サンディエゴが軍需産業が盛んであったことから「ロケット弾」にちなんで付けられました。
さらに詳しいチームの歴史やシーズンごとの戦績を知りたい方はぜひこちらの記事もお読みください!
所属チーム③メンフィス・グリズリーズ
【バイオグラフィ・概要】
略称 | MEM |
所属カンファレンス | West |
所属ディビジョン | サウスウエスト(Southwest) |
本拠地 | テネシー州メンフィス |
オーナー | ロバート・ペラ |
GM | クリス・ウォレス |
ヘッドコーチ | テイラー・ジェイキンス |
アリーナ | フェデックス・フォーラム |
主なスポンサー | FedEx |
創設 | 1995年 |
チーム史 | バンクーバー・グリズリーズ(1995年〜2001年) メンフィス・グリズリーズ(2001年〜現在) |
チームカラー | ミッドナイトブルー、ビールストリート・ブルー、スチールグレー、ゴールド |
※2023年6月時点
NBAの中でかなり新しいチームの1つである「メンフィス・グリズリーズ」。
創設初期はカナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバーに本拠地を置いており、その後現在の本拠地であるメンフィスに移転しました。
チーム名は北米に生息するハイイログマ「グリズリー」に由来して付けられました。
さらに詳しいチームの歴史やシーズンごとの戦績を知りたい方はぜひこちらの記事もお読みください!
所属チーム④ニューオーリンズ・ペリカンズ
【バイオグラフィ・概要】
略称 | NOP |
所属カンファレンス | West |
所属ディビジョン | サウスウエスト(Southwest) |
本拠地 | ルイジアナ州ニューオーリンズ |
オーナー | ガイル・ベンソン |
GM | トラジャン・ラングドン |
ヘッドコーチ | ウィリー・グリーン |
アリーナ | スムージー・キング・センター |
主なスポンサー | Ibotta |
創設 | 2002年 |
チーム史 | ニューオーリンズ・ホーネッツ(2002年〜2005年) ニューオーリンズ/オクラホマシティ・ホーネッツ(2005年〜2007年) ニューオーリンズ・ホーネッツ(2007年〜2013年) ニューオーリンズ・ペリカンズ(2013年〜現在) |
チームカラー | ネイビーブルー、金、赤 |
※2023年6月2日時点
ニューオーリンズ移転以前の成績ををシャーロット・ホーネッツに譲ったため、2000年代に入ってから創設された唯一のチームのとなった「ニューオーリンズ・ペリカンズ」。
創設初期からニューオーリンズに本拠地を置いており、以来1度も移転していません。
チーム名はルイジアナ州の州鳥である「カッショクペリカン」にちなんで名付けられました。
さらに詳しいチームの歴史やシーズンごとの戦績を知りたい方はぜひこちらの記事もお読みください!
所属チーム⑤サンアントニオ・スパーズ
【バイオグラフィ・概要】
略称 | SAS |
所属カンファレンス | West |
所属ディビジョン | サウスウエスト(Southwest) |
本拠地 | テキサス州サンアントニオ |
オーナー | ピーター・ホルト |
GM | ブライアン・ライト |
ヘッドコーチ | グレッグ・ポポビッチ |
アリーナ | AT&T・センター |
主なスポンサー | フロスト銀行 |
創設 | 1967年 |
チーム史 | ダラス・チャラバルズ(1967年〜1970年) ティサス・チャラバルズ(1970年〜1971年) ダラス・チャラバルズ(1971年〜1976年) サンアントニオ・スパーズ(1973年〜現在) |
チームカラー | 黒、銀 |
※2023年6月時点
ABA消滅時にNBAに参入したチームの1つである「サンアントニオ・スパーズ」。
創設初期はテキサス州ダラスに本拠地を置いており、その後現在の本拠地であるサンアントニオに移転しました。
チーム名はアメリカの野鳥ロードランナーの別名「チャラバル」にちなんで命名されました。
また、”スパーズ”の由来は馬術の際に足に装着する器具である「スパー」から来ている。
さらに詳しいチームの歴史やシーズンごとの戦績を知りたい方はぜひこちらの記事もお読みください!
かつて所属したチーム
サウスウエスト・ディビジョンは創設されて以降、所属するチームに変更はありません。
チーム名 | 都市 | 加入年 | 加入元 | 脱退年 | 脱退先 |
- | - | - | - | - | - |
歴史
2004年、サウスウエスト・ディビジョン創設。
この時、シャーロット・ボブキャッツがNBAに加入したことで所属チームが29チーム→30チームに増加。
創設当初はダラス・マーベリクス、ヒューストン・ロケッツ、メンフィス・グリズリーズ、ニューオーリンズ・ホーネッツ、サンアントニオ・スパーズが所属。
2013年、ニューオーリンズ・ホーネッツがニューオーリンズ・ペリカンズに名称変更。
2021-2022シーズン、殿堂入り選手のウィリス・リードにちなみ、ディビジョン優勝チームはウィリス・リード・トロフィーを受賞することとなった。
『ESPN』選出の歴代最強スターター陣(ウエスタン・カンファレンス/サウスウエスト・ディビジョン)
2020年5月21日(現地時間20日)、アメリカのスポーツ専門メディア「ESPN」はウエスタン・カンファレンスの15チームにおけるフランチャイズ歴代ベストスターター5選手を発表しました。
今回はサウスウエスト・ディビジョンに所属する5チームにおいて、そこで選出されていた選手たちを簡単にご紹介していきます。
参照:All-Time Eastern and Western Conference All-Star Dream Teams
歴代最強スターター陣:ダラス・マーベリクス
ポジション | 選手名 | 在籍期間 |
G | デレック・ハーパー | 1983~1994、1996~1997 |
G | ジェイソン・テリー | 2004~2012 |
G | ローランド・ブラックマン | 1981~1992 |
F | マーク・アグワイア | 1981~1989 |
F | ダーク・ノビツキー | 1998~2019 |
歴代最強スターター陣:ヒューストン・ロケッツ
ポジション | 選手名 | 在籍期間 |
G | ジェームズ・ハーデン | 2012~現在 |
G | カルビン・マーフィー | 1970~1983 |
F | トレイシー・マグレディ | 2004~2010 |
F | ルディ・トムジャノビッチ | 1970~1981 |
C | アキーム・オラジュワン | 1984~2001 |
歴代最強スターター陣:メンフィス・グリズリーズ
ポジション | 選手名 | 在籍期間 |
G | マイク・コンリー | 2007~2019 |
G | トニー・アレン | 2010~2017 |
F | シャリーフ・アブドゥル・ラヒム | 1996~2001 |
F | ザック・ランドルフ | 2009~2017 |
C | マルク・ガソル | 2008~2019 |
歴代最強スターター陣:ニューオーリンズ・ペリカンズ
ポジション | 選手名 | 在籍期間 |
G | クリス・ポール | 2005~2011 |
G | ドリュー・ホリデー | 2013~現在 |
F | ジャマール・マッシュバーン | 2000~2004 |
F | デイビッド・ウェスト | 2003~2011 |
C | アンソニー・デイビス | 2012~2019 |
歴代最強スターター陣:サンアントニオ・スパーズ
ポジション | 選手名 | 在籍期間 |
G | トニー・パーカー | 2001~2018 |
G | マヌ・ジノビリ | 2002~2018 |
F | ジョージ・ガービン | 1974~1985 |
F | ティム・ダンカン | 1997~2016 |
C | デイビッド・ロビンソン | 1989~2003 |
NBA ウエスタン・カンファレンス サウスウエスト・ディビジョンのユニフォームのご紹介
長い歴史を誇るNBAにおいてユニフォームというのは非常に深い意味を持ちます。
それぞれのチームの色を基調にしているものはもちろんですが、"City Edition"といって本拠地を置いている都市のシンボルを取り入れたデザインになっていることもしばしばあります。
そこで今回は2022-2023シーズンの各チームのユニフォームがどのようなデザインになっているのかをみていきましょう!
ダラス・マーベリクス:The Metroplex
2022-2023シーズンのダラス・マーベリクスの"City Edition"ユニフォームのテーマは「The Metroplex」。
「The Metroplex」はダラスに存在する工業団地のことで、この地区の成功によりダラスという州が発展してきたと言っても過言ではありません。
ユニフォームは青の生地を基調とし、サイドやトリムには白とミントグリーンで、輪郭をぼかすような特殊的なデザインとなっています。
ヒューストン・ロケッツ:Iconic History
2022-2023シーズンのヒューストン・ロケッツの"City Edition"ユニフォームのテーマは「Iconic History」。
「Iconic History(=象徴的な歴史)」はロケッツのファンにフランチャイズの歴史を思い出させるという意味で選出されました。
チャンピオンシップシーズン、ヤオ・ミンのドラフト、22連勝の記録、2017−2018シーズンの好調など、ロケッツの重要な時代を通じて愛用されたユニフォームのデザインを再現。
ユニフォームはネイビーの生地の上にトリム部分を赤、文字も白地に赤枠で再現されており、縦に白いストライプが入っています。
メンフィス・グリズリーズ:For the M
2022-2023シーズンのメンフィス・グリズリーズの"City Edition"ユニフォームのテーマは「For the M」。
「For the M」はメンフィスのヒップホップの伝統と未来、地域の人々、そして今日のメンフィス全体を称賛する意味で選出された標語です。
ユニフォームは黒い生地をベースに白い文字やラインを水色で囲んだデザインとなっており、メンフィスのユニークなスタイルを表現するためにサイドは右側だけに文字が印字されています。
ニューオーリンズ・ペリカンズ:Mardi Gras
2022-2023シーズンのニューオーリンズ・ペリカンズの"City Edition"ユニフォームのテーマは「Mardi Gras」。
「Mardi Gras」とは、ニューオーリンズの都市と地球上で最大のショーである”マルディグラ”を祝って選出されました。
ユニフォームは暗い紫の生地をベースに、マルディグラシーズンの公式色である紫、緑、金の太線が横向きに入っており、胸部にはニューオーリンズを意味する「NOLA」の文字が印字されています。
サンアントニオ・スパーズ:Deja Vu
2022-2023シーズンのサンアントニオ・スパーズの"City Edition"ユニフォームのテーマは「Deja Vu」。
「Deja Vu」の言葉通り、1996年にNBAオールスターがサンアントニオに来ていた際に着用したユニフォームを再現したものとなっています。
ユニフォームはターコイズブルーの生地に黄色、黒、ピンクでトリムがデザインされており、胸にはお馴染みの”SPURS”のロゴが描かれています。
まとめ
今回は「西地区サウスウエスト・ディビジョン(NBA)」についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
他の5つのディビジョンについても同様に詳しくご紹介した記事がありますので、そちらもぜひ読んでみてくださいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!