こんにちは!
NBA好きブロガーのおしょうサンドです。
NBAに属する全ての選手とチームが目指す目標である「NBAチャンピオン」。
多くのNBA選手が生涯に1度もつかむことができず引退していくほどに険しい道のりです。
NBAチャンピオンになった1チームは、翌年のNBAの中心となります。
他の29チームは、その1チームを倒すために新たな選手を獲得したり、戦術を取り入れたりと対策を講じていきます。
それゆえNBAの頂点を決める戦いである「NBAファイナル」は、例外なくそのシーズンの集大成であり、NBAの歴史そのものと言えるのです。
もちろんNBAファイナルだけを見ても十分面白いと思います。
ただ、NBAファイナルに至るまでにも毎年数々のドラマがあります。
進出したチームの辿ってきた軌跡を知ることで、NBAファイナルはさらに面白くなります!!!
つまり、NBAチャンピオンになったチームの背景を知ることは「NBAの歴史をより深く知ること」であり、NBAの”沼”により深くはまっていくきっかけの1つというわけですね!笑
そこで今回は1972-73シーズンを制したニューヨーク・ニックス(NYK)の優勝への軌跡をご紹介しようと思います。
ニューヨーク・ニックスは優勝までにどのような軌跡を辿ってきたのでしょうか??
存分に見ていきましょう!
それではさっそく、ティップオフ!!
目次
ドラフト
NBAにおいて、オフシーズン最大のイベントは「NBAドラフト」ですよね!
世界最高のリーグであるNBAには、毎年世界最高の選手たちがドラフトされます。
将来チームの中心になりうる逸材や即戦力となる選手をリスクなく獲得できるため、すべてのチームにとって欠かせないイベントです。
ニューヨーク・ニックスは1972年のNBAドラフトにて 名の選手をドラフトしました。
【指名選手】
巡 | 指名順位 | 選手名 | ポジション | 国籍 | 出身大学 | 前所属チーム(リーグ/国名) |
年ドラフトでの が持っていた自前の指名権は 枚で、 巡目 位で を指名しました。
もう一枚、
年NBAドラフトで指名された選手の一覧を見たいという方はこちらの記事をご覧ください!
リンクカード
NBAファイナルまでの道のり:1972-73 ニューヨーク・ニックスのレギュラーシーズン
まずは1972-73レギュラーシーズンがニューヨーク・ニックスにとってどんな1年だったのかを見ていきましょう!
【オフシーズンの動き】
1960年代後半から優勝に必要な選手たちが集まり始め、1970年にはフランチャイズ史上初とななるNBA優勝を達成したニューヨーク・ニックス。
しかし昨シーズンはNBAファイナルにてロサンゼルス・レイカーズに敗れ連覇はなりませんでした。
そのため今年は王座奪還に向けアール・モンローを補強し、満を持してレギュラーシーズンに臨みました。
【レギュラーシーズンの結果】
例年通りレギュラーシーズンはイーストの強豪として勝利を重ね、最終的には57勝25敗というイースト2位の好成績でシーズンを終え、プレイオフに進みました。
ニューヨーク・ニックスはアトランティック・ディビジョンで2位を獲得しました。
【1972-73レギュラーシーズン アトランティック・ディビジョンの結果】
アトランティック・ディビジョン | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | ホーム | ロード | Div | GP |
ボストン・セルティクス | 68 | 14 | 0.829 | – | 33–6 | 32–8 | 18–4 | 82 |
ニューヨーク・ニックス | 57 | 25 | 0.695 | 11 | 35–6 | 21–18 | 16–6 | 82 |
バッファロー・ブレーブス | 21 | 61 | 0.256 | 47 | 14–27 | 6–31 | 8–14 | 82 |
フィラデルフィア・76ers | 9 | 73 | 0.110 | 59 | 5–26 | 2–36 | 2–20 | 82 |
ニューヨーク・ニックスはイースタン・カンファレンスで2位を受賞し、プレイオフに進出しました。
【1972-73レギュラーシーズン イースタン・カンファレンスの結果】
イースタン・カンファレンス | ||||||
# | チーム | 勝 | 負 | 勝率 | 差 | GP |
1 | ボストン・セルティクス | 68 | 14 | 0.829 | - | 82 |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | ニューヨーク・ニックス | 57 | 25 | 0.695 | 11 | 82 |
3 | ボルティモア・ブレッツ | 52 | 30 | 0.634 | 16 | 82 |
4 | アトランタ・ホークス | 46 | 36 | 0.561 | 22 | 82 |
5 | ヒューストン・ロケッツ | 33 | 49 | 0.402 | 35 | 82 |
6 | クリーブランド・キャバリアーズ | 32 | 50 | 0.390 | 36 | 82 |
7 | バッファロー・ブレーブス | 21 | 61 | 0.256 | 47 | 82 |
8 | フィラデルフィア・76ers | 9 | 73 | 0.110 | 59 | 82 |
NBAファイナルまでの道のり:1972-73 ニューヨーク・ニックスのプレイオフ
次にニューヨーク・ニックスが1972-73プレイオフをどのようにして勝ち抜いたのか見ていきましょう!
【1972-73プレイオフの背景】
1972-1973シーズンのプレイオフは19年3月30日に開始し、5月10日に終了しました。
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)対ボルティモア・ブレッツ:4勝1敗
カンファレンス・セミファイナル(東地区準決勝)ではエルヴィン・ヘイズ擁するボルティモア・ブレッツと対戦し、4勝1敗で危なげなく勝利してカンファレンス・ファイナルに進出しました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1973年3月30日 | ボルティモア・ブレッツ | 83-95 | ニューヨーク・ニックス | マディソン・スクエア・ガーデン | |
第2戦 | 1973年4月1日 | ボルティモア・ブレッツ | 103-123 | ニューヨーク・ニックス | マディソン・スクエア・ガーデン | |
第3戦 | 1973年4月4日 | ニューヨーク・ニックス | 103-96 | ボルティモア・ブレッツ | ボルティモア・シビック・センター | |
第4戦 | 1973年4月6日 | ニューヨーク・ニックス | 89-97 | ボルティモア・ブレッツ | ボルティモア・シビック・センター | |
第5戦 | 1973年4月8日 | ボルティモア・ブレッツ | 99-109 | ニューヨーク・ニックス | マディソン・スクエア・ガーデン |
カンファレンス・ファイナル(東地区決勝)対ボストン・セルティクス:4勝3敗
カンファレンス・ファイナルではデイブ・コーウェンスやジョジョ・ホワイト擁するボストン・セルティクスとの対戦となり、これを4勝3敗でなんとか制してNBAファイナルに進出しました。
試合 | 日付 | アウェイ | 結果 | ホーム | アリーナ | |
第1戦 | 1973年4月15日 | ニューヨーク・ニックス | 108-134 | ボストン・セルティクス | ボストン・ガーデン | |
第2戦 | 1973年4月18日 | ボストン・セルティクス | 96-129 | ニューヨーク・ニックス | マディソン・スクエア・ガーデン | |
第3戦 | 1973年4月20日 | ニューヨーク・ニックス | 98-91 | ボストン・セルティクス | ボストン・ガーデン | |
第4戦 | 1973年4月22日 | ボストン・セルティクス | 110-117 | ニューヨーク・ニックス | マディソン・スクエア・ガーデン | |
第5戦 | 1973年4月25日 | ニューヨーク・ニックス | 97-98 | ボストン・セルティクス | ボストン・ガーデン | |
第6戦 | 1973年4月27日 | ボストン・セルティクス | 110-100 | ニューヨーク・ニックス | マディソン・スクエア・ガーデン | |
第7戦 | 1973年4月29日 | ニューヨーク・ニックス | 94-78 | ボストン・セルティクス | ボストン・ガーデン |
こうして迎えた1973年のNBAファイナルでは、ニューヨーク・ニックスがウィルト・チェンバレン擁するロサンゼルス・レイカーズを4勝1敗で破り、NBA優勝を果たしました。
1973年のNBAファイナルについての詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事もぜひお読みください!
まとめ:ニューヨーク・ニックスが3年ぶりの優勝!
今回は「1973年のNBAファイナルで優勝を果たした”ニューヨーク・ニックス”のチーム背景と優勝への軌跡」についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
NBA優勝を果たすまでの道のりの険しさを知ると、NBAファイナルをより深く楽しむことができますよね!
この優勝はニューヨーク・ニックスにとって3年ぶり2回目の優勝となりました。
また、ウィリス・リードは自身2度目の優勝にして2度目のファイナルMVPを受賞しました。
他のシーズンについても優勝チームの軌跡についてご紹介している記事がありますので、そちらもぜひご覧くださいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!